枝豆とかいらない。キムチとかいらない。おしんこの盛り合わせとかいらない。ビールのつまみは豚の角煮で十分。居酒屋のメニューで見つけると、とりあえず何人いるか関係なく、自分が食べる分としてこっそり注文するわけだけれども、うっかり周りから美味しそうとか言われると、僕の角煮は2個から1個になり、下手したら更に1個が半分になってしまう始末。

僕ももうオトナなので、半分だけしか食べられなくても、そこで豚の角煮お代わり宣言はしない。心の中では豚の角煮をあともう5切れくらい食べたい欲求が、久し振りにテレビに出たエガちゃんのように大暴れしているけど、誰それとなくいつも必ずといっていいほど注文に挙がる「串の盛り合わせ」がテーブルの中央を陣取っているので、僕は誰かが串から抜いてくれたおかげで、串焼きの面影がまるでなくなった焼き鳥を代理肉として食べることで我慢することにしている。

僕の角煮好きは携帯電話の画像フォルダを見ればわかる。様々な居酒屋の豚の角煮写真がいっぱい入ってる。あっちのフォルダにも角煮。こっちのフォルダにも角煮。好きな人の写真と同等のレベルで、好きな豚の角煮の写真が格納されてる。

先日も友人と飲んだ際に、食べる前に写真を撮らせてくれとお願いして携帯を構えたくらいだ。その写真がまた何とも言えない美味しそうな絵が撮れたので、皆さんにも是非見ていただきたいと思う。











豚の角煮

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