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水没したスマートフォンが復活するまでに僕が試した手順

更新日: 公開日:2012/12/10
水滴

一昔前にガラケーを水没させたことがありました。そしてこのたび、残念ながらスマートフォンも水没させてしまいました。

前回の水没事故については、以下の記事を参照ください。

水没させてしまった残念な機種は Xperia Arc です。スマホの需要拡大に大きく貢献した機種の1つであります。大切に扱っていたのにも関わらず、見事なまでにポチャンと水没してしまいました。

普段からスマホ用のケースに入れていなかったので、水中への落下時の衝撃で、フタも電池も見事に外れてバラバラになりました。前回のガラケー水没時の記事にも記載しましたが、水没後すぐに電池を入れたり電源をONにするのはNGです。絶対にしてはいけません。

とは言え、この記事を読んでいる方の大半は、水没後に何かしらのアクションを起こした上で、ここまで辿り着いているかと思います。故に、もしかすると一度電源が入ったけど、しばらくしたら電源が入らなくり、そのまま起動しなくなってしまた方もいらっしゃるでしょう。

残念ながら、水没後直後に電源を入れ、その後で起動しなくなってしまった携帯電話が復活する可能性は、限りなくゼロに近いです。しかし、何もせずに諦めるのも悲しい限りなので、前回と同様に僕が水没後復活するに至るまでに試した手順を記しておくので、参考にしてみてください。

スマホ水没から復活までの手順

  1. 携帯が水没。一部ではなく全部水没。
  2. ふた、電池ともに外れ見事にバラバラ。ここでケース・電池が外れなかった場合、すぐに電池を外すようにしてください。
  3. ティッシュペーパーで拭ける限りの水分を拭き取る。
  4. ある程度拭き取ったら携帯を振って遠心力で水滴を絞り出す。
  5. ティシュで拭いては携帯振ってをしばらく繰り返す。
  6. パンツのポケットに入れ、人肌で温めて水分が蒸発するように促す。
  7. ドラッグストアでタンスの湿気取り用のシリカゲルを購入。
  8. シリカゲルと共にポケットの中へ。
  9. 半日以上放置。(僕の場合は昼から夜中まで)
  10. 温められて曇っていた液晶部分も曇らなくなったので乾いたと判断。
  11. 電源入れたらスマホ復活!

水気を取るならエタノールも効果的

エタノールは親水性があり、乾くのも早いです。そのため電子基板内部の細かい水滴を除去するため、無水エタノールを使う方法もあります。

袋に無水エタノールとスマートフォンを入れて、ジャバジャバとすすぐイメージです。それでも内部は乾きづらいので、少し時間を置いておくことが重要です。

電源を入れる時の注意点

上記の手順で最も気を付けなくてはいけないことは、乾いた状態の判断です。

外見上乾いて見えても、スマホ内部は密度が高くに水分が蒸発しにくい構造になっています。安易に乾いていると判断して電源を入れると、基盤のショートにつながるので、急いで電源を入れるのは禁物です。

僕の場合は、壊れたら買い換えるつもりだったので、半日ちょっとで電源を入れてしまいましたが、不安な方は 1~2日くらい放置する余裕があった方が良いです。

また、シリカゲルが必ずしも効果てきめんではありません。シリカゲル効果がどれくらいあったのかは判断し兼ねるので、参考程度に考えてください。どんなに時間を掛けて乾燥させても、水没時点で壊れていたらどうあがいても復活はしません。

紹介した手順が、ただポケットに入れて人肌で温めて水分を飛ばすといった原始的な方法ではありますが、携帯が水没した場合の対応方法の1つとして参考にしていただければと思います。

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