ロリポップサーバー スタンダード (旧チカッパ) プランからの移行先を検討する

2015/07/29

lolipop01

ロリポップサーバーでブログ構築を行い10年、最初に契約したロリポプラン(現在のライトプラン)からチカッパプラン(現在のスタンダードプラン)へ変更してから2年が経過しますが、アクセス数も順調に増えているので、そろそろもう1つ上のランクのサーバーを借りようと検討しています。

候補はロリポップエンタープライズプランとエックスサーバー X10プラン

このままロリポップを継続するなら、転送量が無制限の最上位プランであるエンタープライズプランまで格上げするしか方法がありません。一方で、エックスサーバーへの鞍替えも検討しました。

扱い慣れているロリポップを継続利用するか、月額 1,000円でにコストパフォーマンスが最も高いと思われる高いエックスサーバーへ移行してしまうか、悩ましいところであります。

単に WordPress だけを運用するのであれば、エックスサーバーが運用している WpX サーバーも候補に挙がったのですが、通常の静的サイトの作成予定もあるので、今回は候補対象外としました。

WordPressの運用に特化したレンタルサーバー『wpXレンタルサーバー』


現状のスタンダード (旧チカッパ) プランに不満なし

冒頭で述べたように 10年超えのロリポップユーザーですが、他の人が言うほどロリポップが悪いと思ったことはありません。きちんと安定稼働していますし、2013年のサイト改ざん問題以降は、セキュリティ対策もきちんと行われています。利用者数が150万人を上回る実績がありますから、ロリポップで何ら問題はないのです。

月額500円台で利用できるレンタルサーバーでは、ロリポップのスタンダードプランが一番利用しやすいプランだと思っています。現状サーバーも安定稼働していますし、全く問題はありません。

スタンダードプラン 詳細はこちら

移行検討のきっかけは転送量
→ しかしロリポップ転送上限緩和

移行検討時のスタンダードプランの転送量上限は、10GByte/日でした。月 20万アクセスくらいは難なく耐えてくれる数値です。(サイトの作りによるので、アクセス数は目安程度)しかし、2015年12月15日よりロリポップのスタンダードプランの転送量上限が 100Gbyte/日 に大幅緩和されました。

転送上限 100GByte/日 のロリポップスタンダードプランは最強のワンコインサーバー
2015年12月15日よりロリポップのスタンダードプラン(旧チカッパプラン)の転送量上限が 100Gbyte/日 に大幅緩和されました。これまでの 10Gby...

今後のサイト運営の計画とし、複数サイトの構築予定があるので、10GByte/日であるスタンダードプランでは耐えられなくなるだろうと考えていたのですが、緩和されたことでその問題については論点から外れる話になってしまいました。

転送量だけに注目すれば、ロリポップが優位です。

しかしサーバー機器のマシン性能の向上が伴っていなければ、大量の同時アクセスにサーバーが耐えられなくなってしまい、サーバーダウンを招きます。最終的な判断はサーバー性能も加味する必要があります。

エックスサーバーは転送量上限 70GByte

エックスサーバー

エックスサーバーが候補に挙がったのは、同時アクセス数が 1,000を超えてもダウンしない実績が報告されているサイトが多数あったことによります。転送量は70GByte/日ですが、月間100万アクセスくらいは十分耐えられる量です。単に転送量の大小で比較しては、目的の本質を見失ってしまいます。

ロリポップと比べて 30GByte も少ないと感じるのか、性能を含めて月額1,000円利用する価値があるのかを見極めなくてはいけません。ちなみにエックスサーバーは独自ドメインやサブドメイン、そして FTP アカウント作成数が無制限です。

ロリポップエンタープライズプランは転送量無制限

ロリポップ!

月額2,000円で転送量無制限とは、ロリポップもかなり攻めてきています。とは言え複数人で同じサーバーを共有するので、短時間の大量アクセスがあったような場合、必ずしも耐えられるわけではなさそうです。エンタープライズプランの説明にも以下のように注釈があります。

メモリやCPU負荷などで慢性的な高負荷になった場合は、弊社スタッフよりご相談させていただく場合がございます。

これは共有サーバーの宿命と言っても致し方ありません。サーバー単位の利用者数は、他のプランよりも少ない収容人数となっていますが、それでも起こりえる可能性は十分あります。

同じサーバーの同居人の負荷のせいで、自分のサイトの表示速度が遅くなってしまうと、自分の手で調べてどうにか出来るわけではないので、制限が掛かってしまうのは当然だと思います。それが困るのであれば、専用サーバーを借りるしかありません。また、転送量無制限とは言え、実際の数値的にはどれくらい耐えうるのか気になるところですが、実際に問い合わせをされた方がいらっしゃいました。

【ロリポップ】ビジネスプランの「転送量無制限」についてサポートに聞いてみた

※ ロリポップのプラン名称変更前の記事なので、エンタープライズプランではなく、ビジネスプランとなっています。

ひとまず150GByte/日程度は大丈夫だそうで。参考にさせていただきます。

各レンタルサーバーのお試し期間を利用する

エックスサーバー並びにロリポップサーバーのお試し期間は10日間です。この期間を利用して、スタンダードプランのサーバー上と全く同じ環境をエンタープライズプランのサーバーとエックスサーバー上に構築し、レスポンス速度などを具体的に比較して検討してみようと思います。

各サーバーへのデータ移行方法については、今回は割愛します。基本的には My SQL のデータベース上のインポート/エクスポートにより実施しました。

サイトの表示速度チェックツールによる比較

比較用ツールとして、今回は以下の3サイトの結果により検証を行いました。

PageSpeed Insights 比較結果

https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
Google の提供する携帯端末(スマートフォン)やデスクトップ端末向けページのパフォーマンスを測定してくれるサイトです。比較結果は以下の通りです。

モバイルパソコン
ロリポップ
スタンダードプラン
81 / 10086 / 100
ロリポップ
エンタープライズプラン
83 / 10088 / 100
Xserver
X10 プラン
82 / 10087 / 100

思いの外、横並びの結果が出てしまいました。しかもロリポップのスタンダードプランのサーバーは実際に外部アクセスが常に10人ほど居る状態なので、ほぼ変わりなしと言って良いでしょう。極端に差が出ると思っていたので、この結果は少々驚いています。

WEBWAIT 比較結果

http://webwait.com/
こちらも Webサイトの速度を比較するサイトです。指定した回数と間隔(秒数)に基づき平均時間を算出してくれます。今回は、初期設定の5秒間隔で5回施行した場合の結果です。実際にそれを4回ほど行ってみました。

1回目2回目3回目4回目平均
ロリポップ
スタンダードプラン
1.98秒2.37秒2.09秒2.24秒2.17秒
ロリポップ
エンタープライズプラン
2.19秒1.86秒2.12秒9.85秒4.00秒
Xserver
X10 プラン
1.95秒1.77秒1.49秒1.58秒1.70秒

エンタープライズプランの4回目の施行が極端に遅い結果が出てしまいました。これを除けば平均時間は2.06秒となりますが、それでもエックスサーバーより遅い結果となっています。この4回目の施行の時、普通にアクセスしても表示に時間が掛かっていました。理由は分かりませんが、たまたま重い時間に重なってしまったのでしょうかね。

こういった重くなる状況は、他のプランでもあり得る話なので、あまり重きを置いて考えませんが、それでもエックスサーバーでの処理が突出して速かった結果となりました。実際に高付加になった場合にどれくらいの速度を維持できるかが重要ではありますが、そもそものサーバーの処理速度能力を知る材料としては、十分な結果だったように思えます。

GTmetrix 比較結果

https://gtmetrix.com/
GTmetrix は最初に比較した Google の「Page Speed」と、Yhaooが提供している同様の測定ツール「YSlow」の結果を同時に取得してくれます。一部同じツールの計測で被っていますが、実施時間が異なるので測定結果はそのまま掲載します。なお、同じページを比較しているので、ページサイズとリクエスト数は割愛します。

PageSpeed
Grade
YSlow
Grade
読込時間
ロリポップ
スタンダードプラン
B (87%)D (64%)5.7秒
ロリポップ
エンタープライズプラン
B (87%)D (65%)4.7秒
Xserver
X10 プラン
A (92%)D (68%)4.6秒

こちらの結果も大きな差は出ませんでした。読込速度でスタンダードプランが一歩遅れをとっていますが、評価としてはさほど変わりがありません。

まとめ

今回比較した結果、中規模サイトならスタンダードプランで十分賄える能力を持っていると分かりました。価格に対するコストパフォーマンスは、ロリポップが一番かもしれません。ただ、今回の結果からスタンダードプランからの移行対象としてエンタープライズプランを選択するのは、一旦見送ろうと思います。

バックアップ費用が無料だったり、サポート体制がしっかりしているエンタープライズプランも十分魅力があります。強いて挙げるならサーバーの月額費用が 500円から 2,000円にコストが増える分、もう少し性能面での向上が顕著に出てくれれば検討の余地があったかもしれません。

ただ、高負荷条件下でのテストではなかったので、一概にこの結果が絶対とは言い切れないところもあります。当然サーバーの能力としては、高負荷状態でも同じ処理速度を維持できる方が強固なサーバーと言えます。

ひとまずエックスサーバーで様子見か

結果としてエックスサーバーのX10プランは、半歩程度ではありますが結果が秀でていました。(WEBWAITの結果だけ取ってみればダントツですが。)転送量上限も 70GByte あるので、スタンダードプランからの移行先としては、月額料金 1,000円の X10 プランは手の届く範囲ではないかと考えています。

エックスサーバーの懸案事項としては、アフィリエイト用サーバーとして人気が高いので、おそらく集客性が高くアクセス数の多いサイトが数多く存在しているので、リソースを食ってるサーバーが多いのではないかという点です。

共有サーバーなので避けられない問題ではありますが、こればかりはロリポップよりもエックスサーバーの方がリスクが高いのではないかと懸念されます。ただこれも推測の域を出ないので、サーバー利用経験が無い限りはきちんとした答えが出せませんが。

コスト面から、ひとまずエックスサーバーに移して様子を見ようと思います。スタンダードプランを解約する訳ではないので、状況によってはエックスサーバーから戻る可能性も視野に入れています。

各レンタルサーバーのプラン詳細については、各サイトの情報をご覧ください。

【追記】エックスサーバーへ移行を決定

ここから先何年くらい自身のサイトを運用するか分かりませんが、長い目で見てエックスサーバーへ移行した方が良いと判断し、ロリポップから移転することにしました。詳しい経緯については以下をご覧ください。

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気力/体力勝負なシステム業界で揉まれています。自分が自分らしくあるために、大事なリセット、スタートします。

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