ドコモ新料金プランは本当に安くなるのか計算してみた!ギガホよりもレンタル Wi-Fi が最強かもしれない

更新日: 公開日:2019/04/16
docomo新料金プラン ギガホ・ギガライト

ドコモから新料金プランとなるギガホ・ギガライトが発表されました。

報道された内容を見ると、実質4割値下げされるのはデータ使用量が 1GB 未満の場合 に限られるので、期待には程遠い値下げ幅に収まった印象を受けます。

それでも全体的な値下げが行われているので、自分の利用している料金がどれくらい安くなるのかは、実際に計算してみないと分かりません。そこで我が家の利用料金(2台)がどれだけ値下がりするのか、シミューレーションしてみることにしました。

前提条件

我が家での利用状況は、一般的な家庭における使い方とは少し異なっています。大きなデータ通信プランを選択すると値段が跳ね上がるため、別途モバイル Wi-Fi を契約することで全体的な通信量を抑えています。

現在の利用状況

  • 家族で2台を契約
  • 1台は通話する機会が多いが、もう1台はほぼ通話せずLINE電話を利用
  • 旧プランの「シェアパック5 (5GB まで)」を利用
  • 5GB を超えたら 128kbps の低速モード
  • 毎月月末付近は低速モードになる機会が多い
  • 1,000円でプラス 1GB になるオプションは利用しない
  • 別途モバイル Wi-Fi を契約

契約したギガ数に到達すると自動的に低速モードになるシェアパックは、2018年5月24日に新規受付を停止しました。代わりにベーシックシェアパックが登場し、通信量に応じて利用料金が段階的に変わる仕組みになってしまいました。

低速モードになりにくくなる反面、確実に利用料金が上がるプランで反対意見も多くありました。そのため我が家では利用金プランの変更は行わず、ずっと旧プランで利用し続けていました。

新料金プランの1つであるギガライトも、データ利用量に応じて料金が増えていく仕組みを継承しているので、個人的には残念な料金改定だと思っています。

我が家の利用状況を図にまとめると次のようになります。

【1台目】電話はほぼ未使用、通話はLINEで代替/自宅のWi-FiとモバイルWi-Fiを活用し、データ使用量は1GB未満 【2台目】電話の利用は必須/外出先でのデータ使用量が多く、平均5GBを利用

現在の利用料金

1台目【主回線】Google Pixel 3 XL

基本使用料カケホーダイライト1,700円
データプランシェアパック56,500円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
割引ずっとドコモ割プラス-800円
合計(税抜) 8,200円

ずっとドコモ割プラスは、まとめて主回線で割引されるサービス。dポイントで受領する場合は、値引額から2割増したポイントが付与されます。

2台目【副回線】Google Pixel 3

基本使用料カケホーダイ2,700円
データプランシェアオプション500円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
割引き主回線のみ0円
合計(税抜) 4,000円

シェアパックのデータ使用量の大半は、2台目で消費している状況。

2台分の料金を合計すると (税抜) 12,200円 です。実際これに加えて携帯端末の代金が上乗せされますが、本質の部分での利用料金の差が分からなくなってしまうので、ここでは除外しています。

旧シェアパックではなく、もしベーシックシェアパックで契約していた場合、どのような料金になるのかも計算してみました。

ベーシックシェアパック利用の場合

1台目
基本使用料カケホーダイライト1,700円
データプランベーシックシェアパック (~5GB)6,500円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
割引ずっとドコモ割プラス-900円
2台目
基本使用料カケホーダイ2,700円
データプランシェアオプション500円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
2台合計(税抜) 12,100円

ベーシックシェアパックは 5GB で収まった場合の金額で計算しています。計算上は100円安くなりましたが、これは大きな間違いです。

旧プランのシェアパック5では 5GB を超えると低速モードになりますが、ベーシックシェアパックの場合は 5GB を超えても低速にならず、データ利用料が上がってしまいます。頻繁に低速モードになる我が家の場合、もう1段階上の料金が請求されることになります。

つまり、このようになります。

1台目
基本使用料カケホーダイライト1,700円
データプランベーシックシェアパック (~10GB)9,000円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
割引ずっとドコモ割プラス-1,000円
2台目
基本使用料カケホーダイ2,700円
データプランシェアオプション500円
オプションSPモード利用料300円
ケータイ保証サービス500円
2台合計(税抜) 14,500円

安くなるどころから2,000円も増えてしまいました。これが段階的に料金が上がるプランの罠だったりします。では、新料金プランのギガホ・ギガライトを適用するとどうなるのか試算してみましょう。

【ドコモ新料金プラン】ギガホ・ギガライトの試算

下記の料金プランの試算は、全て2年契約を前提にした金額で計算したものです。予めご承知ください。

1台目【主回線】Google Pixel 3 XL

基本使用料廃止0円
データプランギガライト (~1GB)2,980円
通話オプション利用しない0円
オプションケータイ保証サービス500円
割引みんなドコモ割-500円
合計(税抜) 2,980円

音声通話プランが必須ではなくなり、基本使用料が無くなりました。そしてSPモード利用料は、データプランへの合算に伴い廃止されます。

データ利用量を 1GB 未満で計算している理由は後述します。

音声通話のオプションは LINE 電話などのネット回線を利用するサービスを利用すれば、契約しなくてもいいと考えています。メールが LINE に置き換わったように、電話番号すらも必要ない時代に移ろうとしています。もし通常の電話を使う場合、30秒あたり20円の通話料が掛かってしまうため、どうしても電話が必要であれば電話かけ放題の契約をしましょう。

電話かけ放題プランが月額1,700円(税抜)、5分通話無料オプションが月額700円(税抜)です。

これまでの通話オプションは、基本使用料として必ず請求されていたので、LINE電話しか使わない人にとっては、通話プランの契約が不要になるのは嬉しいポイントです。

2台目【副回線】Google Pixel 3

基本使用料廃止0円
データプランギガライト (~5GB)4,980円
通話オプションかけ放題1,700円
オプションケータイ保証サービス500円
割引みんなドコモ割-500円
合計(税抜) 6,680円

この時点で 合計9,660円 です。元のプランよりも2,000円以上安くなりました。

2台目の音声通話は、かけ放題のプランをそのまま継承(料金は1,000円安くなる)し、ギガホではなくギガライトを契約。5GB で収まる想定であれば上記の通りですが、超えてしまうと1,000円プラスになります。

docomo ギガホ・ギガライトの料金推移

ギガライトで5,980円の上限に達してしまうなら、一時的にギガホを契約するのも検討の余地があります。

新料金プランに伴い、ギガホ契約者は6ヶ月1,000円割引の5,980円で利用できるキャンペーンを実施しています。

1台だけギガホに契約した場合

1台目
基本使用料廃止0円
データプランギガライト (~1GB)2,980円
通話オプション利用しない0円
オプションケータイ保証サービス500円
割引みんなドコモ割-500円
2台目
基本使用料廃止0円
データプランギガホ5,980円
通話オプションかけ放題1,700円
オプションケータイ保証サービス500円
割引みんなドコモ割-500円
2台合計(税抜) 10,660円

ギガホ割引キャンペーンが終了した時点で1,000円プラスになります。2台目が際限なくデータを使えるメリットがある反面、1台目は音声通話オプションを使っていないので、サービス的にはプラスマイナスゼロといったところでしょうか。

2台目の「かけ放題オプション」が外せるような使い方が出来れば、料金面で安くなった印象を受けるかもしれません。しかし電話必須の端末であるがゆえ、外すわけにはいかないのです。

結局安くなるの?

試算上では多少の値下がりは見込める結果になりました。しかしギガライトを契約しても勝手に料金が上がっていってしまうため、手放しで喜べる状況ではありません。

他にも新料金プランに移行するにあたり、次のようなメリット・デメリットもあります。

  • これまで2年契約更新時に3,000円分のdポイントが付与されたのが、毎年誕生月に付与されるようになった(ポイント還元が実質2倍)
  • ギガホの場合、低速モードでも 1Mbps の速度がある
  • 月々サポートが無くなり、スマホ本体の実質支払料金が値上がりする

docomo ではスマホ料金が高かった分、端末購入時の値下げや月々サポートで、実質端末購入代金が安くなる仕組みが用意されていました。しかし今回の改定を堺に、端末購入代金への還元される割合が大幅にカットされる見込みであるため、スマホ本体代は実質値上げされると考えたほうが良いでしょう。

同じ端末を長く使う人にとってはメリットが大きいかもしれません。しかし2年程度で機種変更をする人にとっては、逆にトータルコストが高くなる可能性があります。それでも最新機種に手を出しづらくなる状況は、メーカーにとっても docomo にとっても利点が無いので、何かしらの対策は出してくるだろうと推測しています。

これらを踏まえた僕としての結論は、次の通りです。

  • 料金形態が分かりやすくなったのは評価
  • 全体的な利用料金は安くなる
  • 電話を全く掛けない人は特に安くなる
  • 機種変更をせずに同一機種を長く使う人は、トータルコストは確実に安くなる
  • 最新機種を求める人は、トータルコストが上がる懸念あり
  • ギガライトの最低費用をもっと安くして欲しい(願望)

ドコモは利用者層の年齢が高めなので、安くなったと評価する人が多いかもしれません。僕は最新機種を追いかけたい派なので、どうなってくるのか今後注目していきたいところです。

最後に、1台目のデータ通信量を 1GB 未満で試算している理由を説明しましょう。

興味のある方は、続きをご覧になってください。

毎月のデータ通信量が 1GB 未満に抑えられる理由

実際のデータ使用量

僕が使っている端末は、ご覧の通り通信量は毎月 0.5GB を下回っています。

データ使用量の実績

なぜここまで通信量を抑えられるのか、その理由はモバイル Wi-Fi の利用です。

モバイル Wi-Fi を使って通信量を抑える

モバイルWi-Fiとスマホとノートパソコン

モバイル Wi-Fi は、外出先でノートパソコンやタブレットを使うために契約しています。最初はスマートフォンのデータ通信プランを上げることを考えていたのですが、明らかにモバイル Wi-Fi のほうが値段が安いので、それ以来ずっと使い続けています。

自宅はインターネット回線を引いているので、常に Wi-Fi 接続。そして外出先はモバイル Wi-Fi を利用しているので、ほとんど通信量が掛からない状態を実現できています。

契約期間の縛りがないレンタル Wi-Fi

僕が使っているのはレンタル Wi-Fi です。WiMAX のような一般的なモバイル Wi-Fi は複数年契約が必須ですが、レンタル Wi-Fi は契約期間の縛りがないのが最大の特徴です。

例えば、たった3ヶ月だけレンタル契約して返却しても、必要なのは初期費用と3ヶ月分の利用料だけ。縛りがなければ、解約手数料もありません。当初は数ヶ月で解約するつもりでしたが、あまりに使い勝手が良く、かれこれ1年近く継続して利用しています。

利用している回線 FUJI Wifi

実際に利用している回線が、こちらの FUJI Wifi です。

FUJI Wifi WiMAX回線が一番コスパがいい
WiMAX2+ のコスパ良さなら FUJI WiFi で契約するのが一番お得かもしれない
通信環境として WiMAX を検討する際、一体どこの通信会社を選べば良いのか迷ってしまうのはよくある話です。 ネット回線の品質はどこも同じだし、サービスの違いも...
FUJI Wifi の特徴
  • SoftBank の 4G LTE 回線を利用
  • 25GB~200GB のプラン、使い放題のプランがある
  • LTE 回線は WiMAX のような 10GB 利用制限がない
  • WiMAX 利用のプランも用意されている

回線は SoftBank なので、品質は十分に安定性があります。そもそも SoftBank は、法人向けにネット回線を多く解放している企業で、FUJI WiFi はその一部を利用してレンタルサービスを展開しています。

運営母体はあまり大きな会社ではありません。しかし、それゆえに SoftBank 回線を安く提供できるメリットがあります。最近は他にも似たようなサービスが増えてきましたが、FUJI WiFi は最初にネット界隈で話題になったサービスなだけあって、サービス面は今のところ満足しています。

FUJI WiFi の料金プラン

FUJI WiFi には、データ通信に利用できるルータープランと、SIM だけレンタルできるプランがあります。僕が契約しているのは、ルータープランの50ギガプランです。

契約プラン月額利用料金 (税抜)
ルータープラン25ギガプラン2,500円
50ギガプラン3,100円
100ギガプラン3,800円
200ギガプラン4,800円
いつでも快適プラン
(実質使い放題)
6,000円
WiMAX2+ プラン3,200円
SIMプラン20ギガプラン2,400円
50ギガプラン3,100円
100ギガプラン3,800円
200ギガプラン4,800円

WiMAX プランは使い放題ですが、3日間で 10GB の通信を超えると翌日に通信制限が掛かるため、実質 100GB も使えないのでご注意ください

初期費用は2,000円と送料の500円のみ。申込みから最短で2~3営業日で届きます。

ルーターを持ち歩くのが手間でなければおすすめ!

ドコモのギガライト最安値で2,980円、30GB が上限のギガホで6,980円。差分の4,000円あれば FUJI WiFi の 100GB プランが契約できます。僕の場合はノートパソコンの接続に使うので、荷物にルーターが増えても気にしませんが、普段スマホだけ持ち歩く人にとっては手間になるかもしれません。もちろんルーターの充電も必要になります。

ちなみに FUJI WiFi で貸し出しているルーターはバッテリーのもちが良いので、何事もなく丸一日使えます。

荷物が増えること、充電の手間が掛かることを受け入れられるなら、通信コストを抑えられるレンタル Wi-Fi はかなりおすすめです!ドコモのギガホプラン契約で迷っている方は、検討材料の1つとしてレンタル Wi-Fi も視野に入れてみてください。

以上、ドコモ新料金プランによる試算と、僕が通信量を 1GB 未満に抑えるために利用しているレンタル Wi-Fi の紹介でした。

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元システムエンジニアから、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。このブログでは、困ってたどり着いた人に、分かりやすく答えを提供できるように心掛けています。

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