【レビュー】MacBook も充電できる USB PD 対応の充電アダプター dodocool DA124

充電用のアダプターには様々な種類があります。しかし機器によっては、用途に合わせて正しいものを購入しないと使えない場合もあるのをご存知でしょうか。
今回紹介する dodocool(ドドクール)の 6 ポート USB 充電アダプターは、USB Power Delivery と呼ばれる電源供給規格が採用されたポートが1つ付いており、最大 30W まで対応しています。一般的な USB 充電器では1つのポートで最大 10W ~ 12W しかないため、スマートフォンを充電するには十分であるものの、パソコンを充電するには性能不足なのです。
製品の販売終了に伴い、同じ Power Delivery 機能を持つ、他社製品のリンクを掲載しておきます。
例えば MacBook の純正アダプターは 29W、そして MacBook Pro の純正アダプターは 61W になっています。こちらのアダプターを MacBook Pro 用として使うにはワット数が少ないものの、充電用に利用することはできます。充電時間は掛かってしまいますが、同時にスマートフォンを充電することもできるメリットがあります。
なお、今回のレビューは dodocool 社からの提供によりレビューを行っているので、予めご了承ください。
dodocool 6 ポート USB 充電用アダプターの概要
- 充電器本体
- 電源ケーブル 1.5m
- 製品説明書
説明書は仕様説明部分のみ日本語に対応しています。
製品仕様
- 入力: 100 – 240V 1.7A
- 総出力: 60W
- 重さ: 218g(本体実測値)
- サイズ: 7cm x 9.9cm x 2.8cm(実測値)
- USB PD ポート: 1つ
- 標準ポート: 5つ
- 最大出力 (PD): 5V / 3A or 9V / 3A or 15V / 2A
- 最大出力(標準): 5V / 2.4A (合計最大 6A)
出力は PD ポートで 30W、通常ポートが合算で 30W の合わせて 60W になります。通常ポートは個々のポートが最大 2.4A となっているので、急速充電に対応していますが、最大 6A となるので同時に急速充電できるのは3台までの計算となります。
以前紹介した Quick Charge 3.0 対応のアダプターは最大 8A でした。全体の総出力は同等ですが、PD ポートで 30W 利用するため通常ポートのアンペア数を減らした形になります。PD ポートによる高出力な充電が不要であれば、以下の製品を利用するのがおすすめです。用途に合わせて製品を選択すると良いでしょう。
dodocool 6 ポート USB 充電用アダプターの使用感
僕の主な利用方法は、上記の画像に記した通りです。USB PD ポートは充電用と言うより、パソコン等に接続した時に内蔵バッテリーを利用しないようにするために使用する機会が多いです。要するに使用するコンセントの数を減らすことにより、電源周りをすっきりさせることに役立っています。
日常的に使っている機器は、スマートフォン以外にもタブレット等 USB 充電が必要になるものが多く、標準ポートが5つあっても足りなくなることがあります。それでも 2.4A の急速充電に対応しているので、充電時間には満足しています。
旅行や出張で大活躍すること間違いなし
スマートフォンを始めとし、各種ガジェット系の機器がバッテリー駆動であるため、以前は USB アダプターを複数持ち歩いていました。更にパソコンの AC アダプターが加わると、それだけでかなりの荷物になってしまいます。
しかし、この Power Delivery に対応したポートが付いている USB アダプターを利用することで、たったこの1台で全ての機器の電源を供給できるようになるのです。出張や旅先で荷物が多くて困っている方は、このような機器を導入するのを是非検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみにパソコンの場合、MacBook のように USB ケーブルで充電できる機器に限られます。専用の充電ケーブルが必要な機器で利用することはできません。
標準ポートの最大 6A は物足りない
スマートフォンを急速充電するには 2A 以上は欲しいところですが、標準ポートを5つ全て使ってしまった場合、1つ辺りの平均アンペア数は 1.2A になってしまいます。最大 2.4A の利用時の半分になるため、充電するのに倍以上の時間が掛かります。
夜寝ている時間を使って充電するなら問題ありません。日中、急ぎで充電するなら3ポートの同時利用が限界かと思っています。最大 10A まであると便利なのですが、そうなると本体の重量も重くせざるを得ないので、持ち運ぶことを優先するなら現状の仕様が丁度よいのかもしれません。
固定設置で利用するつもりであれば、標準ポートが最大 6A であることを把握した上で利用するようにしてください。
それでも PD ポートがあることで、直接パソコンを接続できるのは嬉しいです。前述の通り、アダプターの持ち運びが必要最小限になるので、必要な人には「こんなのが欲しかった!」と思わせるのは間違いないでしょう。もし興味がありましたら、以下のリンクから商品詳細をご覧になってください。
製品の販売終了に伴い、同じ Power Delivery 機能を持つ、他社製品のリンクを掲載しておきます。
以上、dodocool Power Delivery 対応 6 ポート USB アダプターの紹介でした。