【レビュー】ケースを付けたまま iPhone が充電できる dodocool Lightning 充電クレードル(ドック)

dodocool(ドドクール)社からの提供による、iPhone の充電用クレードル(ドック)の紹介です。
古くはガラケーの時代から一昔前のスマートフォンに至るまで、充電するためにクレードルを使うのが一般的でした。Apple 製品であれば初期 iPod にも当たり前のように付属していましたが、いつの頃からかクレードル自体が別売りになってしまいました。
ライトニングケーブルになって、直接ケーブルを挿して充電するのが簡単になったのも要因の1つかもしれません。充電クレードルを使う最大の利点は片手で充電できることです。充電器の上に本体を乗せるだけで、簡単に充電できるのはとても便利です。
僕の場合 iPod や iPhone でクレードルを使う目的は、オーディオケーブルを接続してスピーカーから音楽を流すことです。最初からクレードルにケーブルをつないでおけば、わざわざイヤホンジャックに線をつなぐ必要もありません。Bluetooth 機器を使うのも1つの手段ですが、日常的に音楽を流しているので、電池残量を気にする必要のない有線式のほうが個人的には好みです。
そこで今回紹介するのがこちらの製品です。
こちらの製品は既に販売が終了しています。同じ iPhone 向けクレードルである人気の製品へのリンクを掲載しておくので、併せてチェックしてみてください。
dodocool Lightning 充電クレードルの概要
- 本体
- マイクロ USB ケーブル(1.0m)
- 取扱い説明書
本体を立て掛ける背もたれ(アクリル製)は別の部品になっているので、本体に挿してから使用します。厚みがあるので、よほど強い力を加えない限りは折れるようなことはないでしょう。本体はマットなシリコーン素材で出来ており、サラサラした手触りをしています。
クレードルからの充電用ケーブルも付属しているので、これまで使っていたライトニングケーブルを使いまわしする必要がありません。
製品仕様
- 入力: 5V / 1A
- 出力: 5V / 1A
- オーディオ端子: 3.5mm
- MFi 認証あり
- データ転送機能なし
- iPod nano 未対応
当然の事ながらライトニングの端子は MFi 認証されたものです。3.5mm の端子は iPhone 6s まで付いていたイヤホンジャックと同じサイズのものです。
唯一残念な点を挙げると、パソコンにつないでデータ転送することができないことです。僕はパソコン上の iTunes と同期する頻度が高いので、このクレードルを介してデータを送れないのは残念でなりません。購入を検討される方は、この点ご注意ください。
ケーブル端子は本体背面にある
オーディオ端子、充電用 USB 端子のどちらも本体の後ろから接続する仕様になっています。利用時にケーブルが邪魔にならないので、置き場所も自由自在です。
クレードルのオーディオ端子経由で音楽を流す場合、マイクロ USB を接続して給電する必要があります。USB の接続先はアダプターやパソコン、モバイルバッテリーが対応しています。また iPhone 等をクレードルにつないでから音が出るまで、数秒待つことがあるのでご注意ください。
スマホケースに入れたままでも充電が可能
ご覧のように、ライトニング端子が前後に動きます。支えが無くなってしまうので、前のめりで使うことはありませんが、このような動きをするため、iPhone ケースに入れた状態でも利用することができます。
ただし手帳型のケースだと厚みがあるため、折り返した状態で挿すことはできません。一般的なシリコーンケースであれば難なく充電できます。何台か試してみましたが、ケースの厚みでライトニング端子が届かないようなこともありませんでした。
iPhone はケースに入れて使う人が多いので、このような仕様は最低限必要なものではないでしょうか。ただし背もたれの角度は調整できません。個人的にはもう少し背もたれの角度が緩いほうが好みです。
クレードルに横置き用の溝がある
背もたれを外すと、スマートフォンを横置きにして立て掛けることができます。YouTube 等の動画を見るのにはちょうど良いです。画面の下のほうが隠れないよう若干浅めに作られているので、溝に引っ掛けるというよりも溝に乗せるといった表現が正しいです。
iPad mini 程度の大きさであればタブレットを立て掛けることもできます。ただ本体の安定感がなくなってしまうので、スマートフォン以外の機器で利用するのはあまりおすすめしません。
ケースなしだと隙間ができる
こちらは iPod touch を接続した写真になりますが、iPhone も同様で、ケースを付けてないとライトニング端子が充電機器を支えるような状態になります。これはライトニング端子のクレードルによくある作りで、ケース利用者が多い状況を考えると仕方ないのかもしれません。
それでも背もたれが付いているので、乱暴に扱わない限り端子が壊れるようなこともないでしょう。
dodocool Lightning 充電クレードルの総評
繰り返しになってしまいますが、データ転送できない点は大きなマイナスポイントです。ただ、充電が目的であれば十分に満足できる製品です。
ツヤのないマットな素材でできているので、見た目のデザイン性は高く、デスクに置いても様になります。
ライトニングの仕様が変わらない限りは、機種変更しても使い続けることができます。iPhone 用のクレードルでここまで高さのある背もたれが付いた機器はあまり無いので、iPhone 7 Plus のような大きなサイズにも適した作りになっています。
一度クレードルを使う習慣が身についてしまうと、わざわざケーブルを手挿しするのさえも面倒になってしまいます。dodocool の製品は純正品よりも使い勝手が良いので、初めてクレードルを使う人にとってもその利便性を実感することができると思います。
- ケースを付けたままクレードルで充電したい!
- スピーカーに接続して音楽を聴きたい!
- ついでに横置きのスタンドが欲しい!
以上、dodocool の iPhone 用 Lightning 充電クレードル(ドック)の紹介でした。