月間50万PV を超えても大丈夫!エックスサーバーは最強のレンタルサーバーだった

2017/09/13
月間50万PVを難なく支えるレンタルサーバー

当ブログの月間ページビュー(PV)数は、平均して 50万PV を超えるようになりました。同一サーバー上で運営している他のサイトも含めると、月間のトータル PV 数は 65万前後です。

基本的にはロングテール系の How to 記事が多いため、極端にバズることはなく、運営状況としては緩い右肩上がりになっています。そんな僕のサーバー環境は、月額900円から利用できるエックスサーバーの X10 プランになります。

エックスサーバー

元々はロリポップ!レンタルサーバーを利用していたのですが、月間10万PV が視野に入った辺りからサーバー性能を意識するようになり、結果的にエックスサーバーを契約する運びとなりました。

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当時から PV 数の増加を目標にしていたので、後々のサーバー移行処理の手間を考えると、最初からエックスサーバーを選んでおけば良かったと思うこともありました。ただ利用料金のことを考えると、自分の身の丈に合ったサーバーを使うのが、コストパフォーマンスに優れているのは確かです。

それでも2年間エックスサーバーで運用してきて、前評判の通り満足度の高いサーバーであると実感しています。今回は主にエックスサーバーのおすすめポイントをまとめた内容になります。将来的に50万PV以上、行く末は100万PVを目指す人にはぴったりのサーバーなので、是非参考にしていただければと思います。

50万PV のデータ転送量やリアルタイムアクセス数ってどれくらい?

僕が運営するサイトは全て WordPress で構築し、一部のページに限り静的なファイル(自分で1から html で書いたページ)で構成されています。WordPress のテーマは無料版の「Stinger」をベースに独自の修正を加えて、ほぼオリジナルの状態になっています。

ダウンロード及び規約 – 無料WordPressテーマSTINGER

データ転送量に関しては、テーマや画像データ量によって違いが生じます。リアルタイムアクセス数(現在サイトを閲覧している人数)においても、平均滞在時間に左右される部分が大きいため、下記内容は参考程度に留めていただければと思います。

50万PVを超えた時のデータ転送量

1ページあたりの画像利用枚数は、必ず指定するアイキャッチ画像(記事の頭に表示させる画像)を含め3~5枚です。技術系の記事になると10枚を超えることもよくあります。横幅は最大で 728px で、スマートフォンのキャプチャ画像は横幅 300px 程度に縮小して掲載しています。

客観的に見ても、画像掲載枚数は平均レベルではないかと思います。むしろ平均を下回るよりも上回る方が多いため、トータルでは画像が多めかもしれません。その状況であることを踏まえて、データ転送量をご覧ください。

ファイル種類月間転送量割合
画像ファイル143.4GB76%
JavaScript18.0GB9.6%
CSS13.8GB7.3%
HTML13.2GB7%
その他108MB0.1%
合計188.5GB
1日平均6.3GB

画像ファイルが圧倒的な容量を占めていますが、それでも1日あたり 6.3GB 程度の転送量に収まっています。これはアクセス数に対して、圧倒的に少ない転送量になります。

他のサーバーであれば月間転送量は計算上 500GB 近くになるのですが、エックスサーバーでは mod_pagespeed(後述で説明)が利用できるため、このような数値に収まっていると考えてください。

また、そもそも画像ファイルを大きなサイズのままアップロードせず、プラグインを介して画質を落とさず容量を圧縮しています。プラグインを用いなくても mod_pagespeed で事足りるのですが、少しでもサーバー負荷を軽くするためには必須だと考えています。

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リアルタイムアクセス数はどれくらい?

こちらは Google Analytics の「リアルタイム」のアクティブユーザー数(現在閲覧されているページ数をカウントしたもの)を参考にしたものです。まず前提として、平均的なセッション継続時間(閲覧時間のようなもの)は 約60秒 です。ページによっては5分を超えたり、30秒未満のページも多く存在します。

滞在時間だけでなく、時間帯や曜日によってもアクティブユーザー数は異なります。以下の数値は、あくまでも参考値としてご覧ください。

状況リアルタイムアクセス数
日中平均80 ~ 90
多い時間帯100 ~ 120
深夜10 ~ 15
一時的な過剰アクセス200 以上

閲覧者が多く集まるコアタイムは 10:00 ~ 24:00 です。同時アクセスが 100 程度であれば、30分で 500PV を超えてきます。複数人がサーバーへ同時アクセスする機会は、1分間に多くて3回くらいなので、ある程度しっかりしたサーバーであればレスポンス遅延が生じることはありません。

エックスサーバーの性能

エックスサーバー

まずはエックスサーバーのスペックについて軽く触れておきましょう。サーバーは全て SSD 化され、メモリは 192GB になります。クラウドサーバーではないため、自分の好みに合わせてスペックを変更することはできません。全プラン同じ性能のサーバーになるため、X10・X20・X30 のどれを選んでも処理能力は同じと考えてください。

最新のサーバーの CPU は、10 コア& 20 スレッド の Xeon (2.40GHz) が2枚挿しになっています。細かいスペックについては、次のページを参照してください。

エックスサーバーのスペック(仕様)ってどれくらい?【2017年最新版】
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エックスサーバーは年を追うごとにサーバー性能が良くなり、既存の利用者に対しても新しいサーバーが使えるような移行プログラムも用意されています。わざわざ移行手続きをしなくても、時が来れば勝手にスペックアップしてくれるのも嬉しいポイントです。

実際に旧サーバーから新サーバーへ移行した場合に、どのくらい処理能力がアップしたのか次のページにまとめています。

エックスサーバーの「新サーバー簡単移行」で最新の SSD RAID 10 メモリ 192GB のサーバーへ移行したら処理速度は向上するのか?
2016年11月29日よりサーバーのメモリが最大 96GB から 192GB へ増設され、2017年7月11日より HDD から SSD RAID 10 のストレージ...

エックスサーバーは安定性も高く、僕が利用している環境においてはアクセスが困難になったりサーバーがダウンしたこともありません。人気を支える根底には、性能・コスト面におけるユーザー満足度の高さがあるのは間違いありません。

エックスサーバーをおすすめする理由

では、僕がここまでエックスサーバーをイチオシする理由について、もう少し細かい内容を確認していきましょう。まずは実際に使って感じたメリットです。

エックスサーバーのメリット

  • プランによって独自ドメインが無料でもらえる
  • https が無料で使える
  • nginx を導入し HTTP/2 に対応
  • mod_pagespeed に対応している
  • サーバーバックアップが無料
  • 独自ドメインの利用できる数が無制限
  • FTPアカウントを無制限に追加できる
  • 無料の電話サポートが付いている
  • 1日あたりの転送量上限が 70GB

X10 でも無料で独自ドメインがもらえることがある

エックスサーバーで X20・X30 のプランを契約すると、独自ドメインが無料もらえるサービスが提供されています。しかも取得だけでなく更新料も無料になる太っ腹なサービスです。更に対象ドメインは新規取得に限られず、既に他の会社で契約しているドメインをエックスサーバーに移管(ドメイン管理会社を乗り換えること)することもできるのです。

また年に数回、通常はドメインがもらえない X10 プラン契約者に対しても、期間限定でドメインをプレゼントしてしまうキャンペーンが実施されています。こちらはエックスサーバーのトップページを見れば実施状況を確認することができます。

エックスサーバーのキャンペーン情報を確認する

僕はこのキャンペーンに乗じて、ムームードメインから移管を行っています。ロリポップからのサーバー移行を含め手順をまとめているので、ドメインを含めて丸ごと移行する際は参考にしてください。

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問い合わせフォームのような、インターネットを介して入力したデータを送る際にデータを暗号化することで、セキュリティー面が向上します。通常はネットショップのような e コマースのサイトでは SSL 化が必須でしたが、Chrome ブラウザが http でアクセスするサイトに対して「保護されていません」と警告を出すように仕様変更されてしまいました。

一般的なブログであればさほど気にすることはないのですが、Google 自体が https 対応を推奨するようになってしまったので、SSL 対応を無料提供するレンタルサーバーが増えてきました。そんな中、いち早く提供を開始したのがエックスサーバーなのです。

将来的には当たり前になるであろう無料提供サービスなので、メリットとして挙げるには弱いかもしれません。ただ、時代の流れにいち早く対応できるフットワークの軽さが、僕の中では高い評価につながっています。

nginx を導入して HTTP/2 に対応している

HTTP/2 とは https と組み合わせて利用するものです。言葉で説明すると分かりづらいので、簡単な図を用意したのでご覧ください。

HTTP/2 では要求した画面表示用のデータが戻ってくるのを待たずに次の要求が出来るので、最終的に画面表示までの時間が短縮されるのです。この通信を利用する前提条件として SSL 対応(https化)が必要になるのです。

他のサーバーと比べると、エックスサーバーは HTTP/2 対応が遅かったのですが、遂に2017年9月より対応が始まりました。しかも単に HTTP/2 を導入するだけでなく、その能力が遺憾なく発揮されるように、Web サーバー nginx(エンジンエックス)を導入したのです。

この nginx は Apache よりも大量の同時アクセスの処理に最適化されているため、WordPress で運営しているサイトと非常に相性が良い性質を持っています。エックスサーバーは2017年に入り、一気に性能がグレードアップしているので、これまで以上に「スキのない最高のサーバー」であると自身を持っておすすめできます。

mod_pagespeed に対応している

「mod_pagespeed」とは Google が開発した、サーバー上で機能する Web ページの表示を高速化するための仕組みです。具体的には次のような処理が行われます。

  • ファイルを圧縮してデータ転送量を減らす
  • 同じ種類のファイルを1つにまとめ通信回数を減らす
  • ファイルによってサーバーにキャッシュされる

簡単に説明してしまうと、アクセスした人に素早くページを表示させるためのデータ最適化の機能です。例えば横幅 1000px の画像ファイルを html タグで無理矢理 width=”500″ のように小さく表示させようとした場合、この mod_pagespeed が機能すると、サーバー上で横幅 500px の画像に縮小してから表示させるような動きになります。

つまり「必要のない無駄なデータは送らない」ことを目的とした処理になります。冒頭でデータ転送量の話に触れましたが、この機能のお陰で大幅に転送量が削減されているのです。

この mod_pagespeed はサーバーの CPU 性能が悪いと処理に時間が掛かってしまうデメリットがあります。しかしエックスサーバーは設定を ON にすることで著しく性能が向上するので、逆にサーバーからのレスポンスが速くなる恩恵を受けられるのです。

Web ページを表示する上で最も重要なのは応答速度です。これは Google の検索結果表示順位にも影響する項目と言われているので、ただでさえ処理が重い WordPress 利用者にとっては必須とも言える設定項目です。

強いてデメリットを挙げるのであれば、画像によっては圧縮により荒くなってしまうケースがある点と、キャッシュ機能により CSS ファイルを更新してもすぐに反映されないのが難点です。

データバックアップ取得までは無償提供

一般的なレンタルサーバーは、追加料金でデータをバックアップするサービスが提供されています。一方、エックスサーバーはバックアップ自体は無償で提供され、そのデータを利用するために料金が発生するシステムになっています。

データ保存期間利用手数料
Web・メール過去7日分税込 10,800円
データベース過去14日分税込 5,400円

必要なときしか料金が発生しないのは、利用者に優しいサービスです。このようなちょっとしたサービスが、エックスサーバーに魅力を感じてしまうところでもあります。

独自ドメイン・FTPアカウントの利用が無制限

ペラサイトのような1ページ完結型のサイトを運用するのであれば、独自ドメインの上限数指定がないのは嬉しい仕様です。僕の場合は、5個くらい使えれば十分に満足です。将来的には分かりませんが、上限を気にする必要がないのは気持ちが楽になります。

FTPのアカウントは、レンタルサーバーによって追加できないケースもあります。(ちなみにロリポップは作成不可です。)通常は FTP のアカウントなんて1個で十分ですが、利用者によっては重要なサービスだったりします。

例えばエックスサーバーのリソースは、条件付きで第三者(最大5ユーザーまで)に再販することができます。つまり、自身が借りている環境の一部を又貸しするようなイメージです。その時、貸し出したディレクトリのみアクセスできるように FTP ユーザーの作成が必要になります。

再販について | レンタルサーバー【エックスサーバー】

無料の電話サポート付き

レンタルサーバー初心者であれば、上記メリットを読んでも難しいと思うところがあるかもしれません。他にも多くのサービスに戸惑ってしまうことも中にはあるでしょう。でも心配は無用です。エックスサーバーには次のような内容に関して電話でのサポート窓口が提供されています。

新規契約に関する相談
  • サーバー料金、各種仕様について
  • ドメイン、SSLの種類、料金について
  • お申し込みからお支払いてまでの流れについて
  • 他社からの乗り換え手順について
契約後の運用に関する問い合わせ
  • 各種管理パネルへのログイン
  • 各種管理パネル上の操作方法
  • メールソフトの設定方法
  • FTPソフトの設定方法
  • 独自ドメイン追加設定方法
  • サーバーやドメインの契約更新
  • 各種プログラムの自動インストール方法

サーバー関連の用語に精通していない人にとっては、メールだけのやり取りだと意図した内容が伝わりにくく、回答をもらっても迷ってしまうことがあります。質問内容が上手くまとまっていなくても、電話であればある程度言いたいことが伝わるので、知識が身につくまではあると嬉しいサービスではないでしょうか。

転送量は意識しないほうが良い

レンタルサーバーを借りる時に、どうしても気にしてしまうのがデータ転送量です。エックスサーバーはプランによって転送量上限の目安が定められているものの、上限を超えても追加料金は発生しません。

プラン転送量の目安
X1070GB/日
X2090GB/日
X30100GB/日

通常の Web サイトの運営であれば、X10 の1日あたり 70GB でも十分な転送量です。僕の場合 月50万PV で、1日あたり mod_pagespeed の効果で 6.3GB しか転送量が無いため、理論上は 月500万PV あっても超えない計算になります。

え?エックスサーバーは 500万PV に耐えられるの?

そう思ってもおかしくはないですが、現実的に不可能です。なぜなら転送量の上限に達する前に、同時アクセス数が常に 1,000 を超えた状態になり、CPU の負荷が高すぎで利用制限が掛けられてしまいます。

経験者の話を聞くと、一時的であれば同時アクセス数が 1,000 程度はさばけるものの 1,500 を超えた辺りから処理が追いつかず「500 Internal Server Error」が出始めるようになります。500 エラーが頻発すると、エックスサーバー側から利用制限が掛かり、負荷軽減の対応をするまでアクセスしづらい状況になってしまうのです。

よって現実的に処理できるのは、一時的なバズが無いとして 月100万PV ~ 月150万PV、処理が軽い構成であれば 月200万PV が限界値と考えてください。そうなると、データ転送量よりも PV 数を意識しておかないといけないことが分かるでしょう。

ダウンロードがメインとなる素材系のサイトであれば、PV よりもデータ転送量のチェックが必要になるので、ここは利用目的に応じて判断してください。

ちなみに X20・X30 のプランを契約してもサーバー性能は同じであるため、大量のデータ転送を目的としなければ X10 プランを契約することをおすすめします。

エックスサーバーを使ってみる

エックスサーバーのデメリットはあるの?

良いところだけ並べても評価と言えないので、僕が2年間運用していて気になった点も挙げておきます。しかし、常に性能アップをし続けてくれるため、少し前までデメリットであった点も解消されて、唯一残っているのがこちらになります。

X20・X30 の処理能力は X10 と同じ

X20・X30 を選ぶメリット
  • 転送量の上限が増える
  • ディスク容量が大きい(+100GB ずつ増える)
  • 独自ドメインがいつでも無料でもらえる

前述でデータ転送量の話に触れましたが、大量データをやりとりしなければ上位プランを契約する意味はありません。サーバー性能は X10 含め全て同じです。つまり、同時アクセスで処理できる能力は同じであるため、大量の PV 数を処理させることを目的に X20・X30 を選ぶことができないのです。

X10 よりも上位プランのほうがアクセス制限を受けにくいと名言されていれば良いのですが、今のところアクセス制限の条件は変わらないようなのです。

よって大半のユーザーにとっては、X10 で契約しようが X20・X30 を選ぼうが使い勝手は変わりません。せっかく上位プランが用意されているのだから、もう少し値段相応の性能アップを期待したいのが正直なところです。

まとめ

大容量データのダウンロードがないブログを含む一般的な Web サイトであれば、X10 プランで十分であることがお分かりいただけたでしょうか。画像を表示するだけであれば mod_pagespeed を利用することで 月50万PV でも問題なく運営することが可能です。

実際に 月100万PV のサイトであっても、エックスサーバーを使い続けている人が多数います。一昔前はサーバーのメモリが 16GB しかなく CPU も弱かったので、ちょっとしたアクセス過多で制限が掛かってしまうことがありました。しかし今はメモリ 192GB で CPU もデュアル構成でパワフルなサーバーに進化しています。

1,000円前後で利用できるレンタルサーバーで、ここまでポテンシャルの高いサーバーはなかなかありません。今後も確実に進化していくことが期待できるサーバーなので、ちょっと背伸びをしてでも利用する価値は十分にあります。まずはお試し期間を利用して、その性能を確認してみてはいかがでしょうか。

無料お試し期間は10日間

エックスサーバーを使ってみる

このブログの運営者

気力・体力勝負なシステム業界のエンジニアを経て、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。目指すところへの道のりは険しいですが、自分が自分らしくあるために、一歩ずつ進んでいきます!

このブログでは、困ってたどり着いた人に、分かりやすく答えを提供できるように心掛けています。更新情報は、Twitter や Facebook ページを参照ください。よろしければフォローお待ちしています。

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