おすすめのモバイルルーター・ポケット WiFi を比較!選ぶポイントは利用目的に合わせること!

Wi-Fi 環境を手に入れるために いざモバイルルーターを探してみても、あまりにも種類が多くどれを選んだら良いのか迷ってしまいます。用途や利用目的によってもおすすめできるポイントが異なるため「これを選んでおけば間違いなし!」と言い切るのは難しいのが正直なところです。
ただ、モバイルルーターを選ぶ上で何を重視するか明確になっていれば、自ずと選択肢が絞られます。それぞれの会社によってサービスやセールポイントの違いがあるので、今回は主に「おすすめポイント」に重点を置いて紹介していきます。
利用方法のイメージがある程度つかめていれば、必ず自分に合ったものを見つけられるので、参考にしていただければと思います。
おすすめのモバイルルーター・ポケット WiFi
BIGLOBE WiMAX 2+
サービス良し、価格良し
- 月額2,595円~4,380円(税抜)
- 最大15,000円キャシュバック
- 口座振替に対応している
- au スマートバリューに対応
- サービスレベルが高い
- 契約期間の縛りが2年から
- 3日間 10GB 以上の利用で速度制限あり
- 24ヶ月未満で解約すると端末代金が発生する
たくさんある WiMAX 系のサービスの中で、僕が最も信頼しているサービスがこちらです。価格こそ業界最安値ではないものの、口座振替に対応していたり(一般的にはクレジット決済のみ)、キャシュバックを取得するための申請手続きが不要であったり、利用者に親切なサービスを提供しているのが BIGLOBE(NEC から独立した会社)なのです。
2年契約こそ業界最安値と言い切れないものの、3年プランであれば以下紹介する WiMAX よりも1万円以上安いのが最大のポイントです。2年契約の実質負担額は 78,550 円、3年契約の実質負担額は 107,820 円と破格の料金設定になっています。
WiMAX2+ 利用時の速度は最大で 440Mbps と高速回線に対応。通常の契約であればスマートフォンで利用されている通信帯域の 4G LTE が月額1,004円で利用でき、その時の速度は下り最大 708Mbps になります。
3日間 10GB 以上の利用制限はモバイルルーターでは一般的な制約ですが、制限が掛かるのは翌日の18時から2時までの8時間です。つまり日中は通信制限が掛かりません。しかも制限中であっても 1Mbps の速度があるため、メール送信やネットの閲覧程度であれば影響は小さいです。
- 知名度のある会社で安心したい人
- サービスレベルの高さを求める人
- 安くサービスを利用したい人
GMO とくとくBB WiMAX2+
最終的な実質負担額は最安値
- 月額3,609円~4,263円(税抜)
- モバイルルーター端末代金が無料
- キャッシュバックが30,000円以上!
- 解約時の SIM 返却が必要になる
- 途中解約時の解約手数料が高額
- キャシュバックは申請が必要
- 3日間 10GB 以上の利用で速度制限あり
月額利用料金はさほど安くないものの、キャッシュバックが高額であるため2年契約・3年契約時における実質負担額は業界最安値となっています。ただしキャシュバックは1年後に送られるメールの内容に従って申請が必要だったり、2年未満で解約してしまうと他社よりも手数料が 10,000 円以上も高かったりします。
きっちり2年、または3年使ってキャシュバックも忘れず申請すれば格安になります。きちんと安く済ませる方法を理解した上で契約しないと、予定よりも高額になってしまうので注意が必要です。
- とにかく値段の安さを重視する人
- 1年後に忘れずキャシュバック申請できる人
- 絶対に2年以内に解約しない人
具体的にどれくらいの価格で済むのか、WiMAX 系のサービスを比較してまとめたページがありますので、そちらをご覧ください。解約手数料やトータルでの実質負担額についても触れています。
UQ WiMAX(UQ ワイマックス)
絶対王道!実績と信頼の業界王手
- 業界大手の安心感
- 月額3,696円~4,380円(税抜)
- 3年プランの契約で 4G LTE 回線使用料が無料
- auスマートバリューの割引あり
- 契約期間の縛りが2年から
- モバイルルーター端末の購入代金が掛かる
- 3日間 10GB 以上の利用で速度制限あり
UQ WiMAX を利用するのは、簡単に例えると「格安スマホ」ではなく au・docomo・SoftBank の端末を利用することと同じようなイメージを持ってください。つまり、WiMAX 名義で展開されている各種サービスの提供元となる回線がこの UQ WiMAX なので、外部に展開されている MVNO のサービスよりも品質に関しては群を抜いた安定感があります。
3日間 10GB 以上の利用制限は 翌日の18時から2時までの8時間 です。最初に紹介した BIGLOBE WiMAX 2+ 同様に 日中は通信制限が掛からない ため、どの時間帯に利用するかによって影響度が大きく変わってきます。
基本的には本家が MVNO のサービスよりも劣ることはありません。ただしその分が利用料金に跳ねていると考えてください。UQ WiMAX は契約こそ年単位ですが、上限なしの「ギガ放題」と 7GB 上限の2つのプランを月単位で変更することは可能です。
- 実績のある大手の通信会社を利用したい人
- 価格よりもサービスの品質を重視する人
モバイルルーターを契約する上で迷いやすいポイント
4G LTE の回線は必要か?
WiMAX 系のサービスだと、オプションで 4G LTE の回線(スマートフォンの通信で用いられる高速回線)を利用できるようにするか選択を迫られます。ギガ放題の通信無制限プランを契約しても、LTE が利用できるデータ容量は 7GB と上限が設けられているので、なんのためのオプションなのか分からない人も多くいるのではないでしょうか。
仕様面での話をすると、サービス提供エリア、つまり電波の届く範囲が広いのが LTE なのです。都心部ではほとんど影響はないものの、地域によっては LTE でないと電波が届きにくいようなことが起こってしまいます。WiMAX に関しては、下記ページからサービス提供エリアを確認することができます。
サービスエリア | UQ mobile / UQ WiMAX
結局のところ WiMAX 利用時に電波の入りが悪くなって困った時に LTE を利用するので、必ずしも必要なサービスではありません。都心郊外に出た時に安定した電波を得るための保険として LTE の利用を検討してください。
通信量上限ありのプランと上限なしはどっちが良い?
これはどれくらい使うか想定できていないと判断が難しいです。パソコンでの利用が目的であれば「上限なし」をおすすめしますが、週に数回使う程度であれば 7GB のプランでも事足ります。
それでも 2GB 程度しか使わないのであれば、モバイルルーターではなくスマートフォンの「テザリング」を利用したほうがトータルコストが安く済むこともあります。(テザリングとは簡単に言ってしまうとスマートフォンがモバイルルーターのような働きをする機能のことです。)
ただパソコンに接続して使う想定であれば、間違いなく「上限なし」を選択しましょう。パソコンはスマートフォンよりも通信量が多くなる傾向にあるため、7GB 程度であればあっという間に消費してしまいます。
まとめ
- サービスと価格で選ぶなら「
BIGLOBE WiMAX 2+」【おすすめ】
- とにかく1円でも安く済ませたいなら「GMO とくとくBB WiMAX2+
」
- 契約期間の縛りなしを求めるなら「w/WiFi(ウィズワイファイ)
」
- 絶対に大手を望むなら「UQ WiMAX
」
WiMAX 系はかなり多くのサービスが存在していますが、その中でも BIGLOBE WiMAX 2+ は細かい部分でのサービスレベルが高いため、個人的に一番のおすすめとして紹介させていただきました。モバイルルーターは WiMAX の回線が業界的にも大手であるため、なかなか他の回線を利用したサービスが目立ちませんが、それだけ WiMAX が充実していることを示している証拠ではないでしょうか。
モバイルルーターのサービスは年々向上しています。2年契約が終了する時点で別のサービスに乗り換えるのは大いにあり得る話です。2年経てば新しいサービスが登場するかもしれません。現状は長期契約し続けることによるメリットはほとんどないため、常に自分に合った良いサービスに乗り換えることを念頭に選択していただければと思います。
以上、おすすめのモバイルルーター・ポケット Wi-Fi の紹介でした。