【徹底比較】WiMAX 2+ ギガ放題の実質料金が最安値のサービスはここだ【2019年8月版】

更新日: 公開日:2017/09/20
WiMAX2+ギガ放題の最安値を探す

モバイルルーターで WiMAX の回線を利用したいと思っても、サービスを提供する会社がたくさんあり過ぎるので、どこで契約をすれば良いのか迷ってしまいます。しかも各社の公式サイトを見ても、実際に掛かる金額がいくらなのかよく分からないため、契約に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、一定の契約期間における最もお得な最安値プランを見つけるために、各社のキャンペーン情報や契約時の事務手数料、解約時の解約手数料を全て含めて利用料金を徹底的に比較していきます。

比較する WiMAX 提供会社

BroadWiMAX は 18,857 円分が無料をアピールしていますが、初期費用 18,857 円が無料になるだけです。そもそも事務手数料が3,000円掛かります。初期費用を設定している会社は他になく、料金表示やキャンペーンの見せ方に不信感があるため、対象から外すことにしました。

細かい説明は飛ばして、最終的な比較結果(どこのサービスが一番安いのか)をご覧になりたい方は、次のボタンからジャンプしてください。

キャンペーンで比較

キャッシュバックの場合、その権利を得られるのは約1年後です。お知らせメールが届き、手続きを行うことで得られるようになります。ただし、案内メールを無視して期限が切れてしまうとキャッシュバックを受けることができないため注意が必要です。

中には、途中解約に伴うペナルティが発生する会社もあります。基本的には、複数年契約をしたらその期間使い続けることが前提になります。

月額料金は会社によって様々です。月額割引を宣言している会社もあれば、割引をしなくても最初から安く価格設定している会社もあります。

キャッシュバックと月額の割引サービスを比較すると、最終的に同じような金額に収まります。高額なキャッシュバックの金額だけを見て判断するのは、賢い選び方ではありません。

UQ WiMAX

  • 3年契約で現金 最大 13,000円 キャッシュバック
  • 利用する機種によってキャッシュバック額が異なる
  • 契約月から3ヶ月後にメール連絡
  • キャンペーン終了日は未定

So-net モバイル

  • 最初の1年間 月額3,380円
  • キャンペーン終了日は未定

BIGLOBE WiMAX 2+

  • ① キャッシュバック 30,000円
  • ② 3年間 月額3,800円 固定
  • ① と ② のどちらかを選択
  • 口座振替はキャッシュバックが半額
  • キャッシュバックは1年後
  • キャンペーン終了日は2019年9月30日

キャッシュバックの方が、最終的に実質負担額が安くなります。

DTI WiMAX 2+

  • 月額料金の大幅割引
  • 初月+2ヶ月目の利用料金0円

GMO とくとくBB WiMAX2+

  • 最大 35,000円 キャッシュバック
  • ルーターの機種で金額が異なる
  • 月額料金の割引あり
  • キャッシュバックは1年後
  • キャンペーン期間は 2019年8月1日 から

事務手数料を含む初期費用で比較

事務手数料は一律3,000円。会社によっては月額の会員料金や、別途費用が掛かるケースあり。

提供会社事務手数料その他の費用
UQ WiMAX3,000円端末代が掛かる
So-net モバイル3,000円So-net 会員:月額200円
BIGLOBE
WiMAX 2+
3,000円Biglobe 会員:月額200円
DTI WiMAX2+3,000円なし
GMO とくとくBB
WiMAX2+
3,000円なし

Biglobe や So-net は会員になる必要があります。ただ月額の会員費用込みでも、他の提供会社と価格面で大きな違いはありません。なお、既に契約済みであれば、月額料金から200円が引かれます。

口座振替の対応状況で比較

口座振替に対応しているのは一部の会社のみです。クレジットカード払いの方が、実質支払料金が安くなります。

提供会社口座振替クレジット
UQ WiMAX
So-net モバイル未対応
BIGLOBE○ (*1)
DTI WiMAX2+未対応
GMO とくとくBB未対応

*1) 振替手数料が月額200円掛かる

契約月の利用料金で比較

月の途中で契約すると日割りで請求される会社もあれば、中には「契約初月0円」で提供されるサービスもあります。

提供会社契約月の利用料金
UQ WiMAX基本使用料を日割で計算
So-net モバイル0円
BIGLOBE0円
DTI WiMAX2+0円
GMO とくとくBB基本使用料を日割で計算

解約手数料で比較(2年契約の場合)

2018年辺りから、各社2年契約のプランを廃止する傾向にあり、現在は本家の UQ WiMAX のみしか契約できなくなってしまいました。

提供会社解約手数料手数料0円の条件端末返却
UQ WiMAX課金開始月を1か月目として
1~13ヶ月目: 19,000円
14~25ヶ月目: 14,000円
27ヶ月目以降: 9,500円
25ヶ月目の末日および
26ヶ月目に解約
不要

解約手数料で比較(3年契約の場合)

3年契約のメリットは、高速で対応エリアが広い LTE 回線が利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」の使用料1,005円(利用した月に固定で請求される)が無料になります。ただし LTE 回線で利用できる通信上限は「毎月 7GB まで」です。

提供会社解約手数料手数料0円の条件端末返却
UQ WiMAX課金開始月を1か月目として
1~13ヶ月目: 19,000円
14~25ヶ月目: 14,000円
26~37ヶ月目: 9,500円
39ヶ月目以降: 9,500円
37ヶ月目の末日および
38ヶ月目に解約
以降36ヶ月毎のタイミング
不要
So-net モバイル同上同上不要
BIGLOBE同上 (*1)同上不要
DTI WiMAX2+同上同上不要
GMO とくとくBB端末月を1か月目として
1~25ヶ月目: 24,800円
26~37ヶ月目: 9,500円
39ヶ月目以降: 9,500円
同上SIM 返却要
(*2)

(*1) BIGLOBE WiMAX は端末料金が月々800円の24回分割払いの扱いになっています。25ヶ月目までは800円の特別割引があるため実質0円ですが、25ヶ月目より前に解約すると端末代金残分の請求が生じます。
(*2)「GMO とくとく BB WiMAX2+」は解約時の端末返却は不要ですが、SIM カードは貸与扱いになるため、解約月翌月までに返却(郵送)する必要があります。

基本使用料で比較(2年契約の場合)

では、具体的な利用料の話に移りましょう。以下「2年合計」の欄は契約満了時における合計金額を記したものです。ただし契約した初月は満額計算せず、月の途中で契約して半月(15日)利用した想定で計算しています。

提供会社契約月
(1ヶ月目)
~3ヶ月目~25ヶ月目それ以降2年合計
UQ WiMAX3,696円
(日割)
3,696円4,380円4,380円105,600円

基本使用料で比較(3年契約の場合)

続いて3年契約した場合の金額です。以下「3年合計」の欄は契約満了時における合計金額を記したものです。ただし契約した初月は満額計算せず、月の途中で契約して半月(15日)利用した想定で計算しています。

提供会社契約月
(1ヶ月目)
~3ヶ月目~25ヶ月目~37ヶ月目それ以降3年合計
UQ WiMAX3,696円
(日割)
3,696円4,380円4,380円4,380円158,160円
So-net モバイル0円3,380円3,380円3,380円4,379円155,649円
BIGLOBE
キャッシュバック
0円3,695円4,380円4,380円4,380円156,310円
BIGLOBE
月割
0円3,620円3,620円4,380円4,380円139,440円
DTI WiMAX2+0円2,590円
2ヶ月目も0円
3,760円3,760円3,760円127,840円
GMO とくとくBB3,609円
(日割)
3,609円4,263円4,263円4,263円153,965円

So-net と BIGLOBE は、それぞれ月200円の会員料金を含めた金額になります。

3年契約であっても、3年目には更に月額が上がる傾向にあります。LTE の利用料が無料になるのは魅力的ではあるものの、2年契約のあと別の会社で2年契約した場合の4年分の金額に相当するケースもあるため、本当に3年契約がお得なのか疑問が残ります。

WiMAX ギガ放題の最安値プラン【2019年8月6日現在】

比較結果

下記表の負担額には、契約時の事務手数料や一部サービスの端末代金が含まれます。また、月の途中で契約することを想定し、開通月は15日間利用する想定で金額を算出しています。

提供会社キャッシュバック
(最大金額)
キャッシュバック
利用に伴う別料金
実質負担額
(2年)
実質負担額
(3年)
UQ WiMAX13,000円0円111,400円148,160円
So-net モバイル公式サイト0円0円155,649円
BIGLOB
キャッシュバック
30,000円0円129,310円
BIGLOBE
月割
0円0円142,440円
DTI WiMAX2+0円0円130,840円
GMO とくとくBB35,000円0円121,965円

それでは最後に、比較結果から各社の特徴を踏まえ、イチオシの WiMAX サービスを紹介しておきます。

2019年8月 おすすめの WiMAX ギガ放題サービス

GMO とくとく BB WiMAX 2+

GMO とくとくBB WiMAX 割引情報

サービスのポイント
  • 実質負担金が3年契約で格安
  • 途中解約の手数料が高すぎる
  • 解約時の SIM 返却が面倒
  • 契約期間満了後の継続利用額が高い

とにかく低コストで WiMAX を持ちたい人向けです。実質負担額が安いだけあって、手続きの手間が掛かるのが難点です。魅力的だった2年契約は2018年11月をもって終了しました。

他社も相次いで2年契約が終了し、もはや WiMAX2+ は金額勝負となってきました。先月までは Biglobe も魅力的な金額でしたが、今月は GMO が頭一つ抜けて安くなっています。ただし上記のマイナスポイントをきちんと把握しておくことが重要です。

BIGLOBE WiMAX 2+

BIGLOBE WiMAX 割引情報

サービスのポイント
  • 口座振替に対応している
  • 公式サイトの説明が分かりやすい
  • プロバイダー事業者としての知名度がある
  • Biglobe 会員なら月々200円安くなる
  • 端末代が24回分割払いになっている(実質0円だが2年以内の解約で請求が発生)

2019年8月~9月30日までのキャッシュバック額が一気に上がりました。(前月比プラス7,000円)とくとくBB 以外で選ぶなら、今は BIGLOBE がイチオシ。選ぶなら今のうちです!

トータルのサービスレベルは MVNO 事業者の中で最も高いと評判です。口座振替の対応や、キャッシュバックを手続きなしで郵送してくれたり、サポート面で充実している点が評価できます。契約者のミスを誘発しないようなサービス構成になっているのが嬉しいポイントです。

2019年2月末をもって、2年契約の新規受付は終了してしまいました。

契約時にどの機種を選んだら良いか迷ったら、キャッシュバック還元率が最も高い機種を選んでも大丈夫です。毎年新しい機種が登場しているので、機種が古くて使い物にならないようなことはありません。

DTI WiMAX2+

DTI WiMAX 割引情報

サービスのポイント
  • プロバイダー事業者としての知名度がある
  • 初月および2ヶ月目0円キャンペーン実施中
  • 月額割引対応なのでキャッシュバックのように余計な手続きが不要
  • トータルコストは安い
  • 解約時の SIM 返却が面倒
  • 公式サイトの各情報の記載場所が探しづらい

キャッシュバックキャンペーンを行っている各社の場合、約1年後にそれを受けるための手続きが必要になります。一方 DTI の場合、既に月額割引で安値を実現しているため、他のサービスのような手続きは不要です。

ただ解約時に SIM の返却が必要なので、どちらの手間を取るかで選ぶと良いでしょう。Biglobe 同様に、信頼性の高いプロバイダーです。なお2年契約は、新規受付を停止してしまいました。

UQ WiMAX

UQ WiMAX

サービスのポイント
  • UQ Wi-Fi が無料で利用できる
  • サポートがしっかりしている
  • 割引サービスがほぼ無い
  • 端末代が掛かる

上記で紹介した各社に回線を提供している大元が、こちらの UQ WiMAX です。回線の品質は変わらないため、本家を利用して得られるメリットはあまりありません。唯一、東海道新幹線や地下鉄に設置された UQ Wi-Fi を無料で利用できる利点が大きい程度です。

ご覧頂いた通り WiMAX 提供会社によって独自の色があるため、どこに魅力を感じるか人それぞれ異なります。

ただ、きちんと情報を把握せずに契約してしまうと想定外のことが起こったりするので、今回は様々な観点から比較を行ってみました。是非 WiMAX 選びの参考にしていただければと思います。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

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