スマホから消えたアドレス帳の連絡先をTwitterやFacebookから復活させる方法

iPhone や Android のスマートフォンが壊れて、アドレス帳が完全に消えてしまったと嘆いている友人が時々います。iCloud や各キャリアのバックアップ機能を有効にしていなかったため、復旧する手立てが無くなってしまい、1から登録し直す状況に陥ってしまったようです。
アドレス帳に限らず、写真等のデータぶっ飛び系は iPhone ユーザーの方が多い印象があります。
Facebook 等、SNS でつながっているのであれば改めて確認できますが、電話番号やメールアドレスしか連絡を取る方法がない友だちの連絡先を再び教えてもらうのは、困難を極めることがあります。ましてや日常的に連絡を取らないレアな知人の連絡先は、一生手に入らない可能性もあります。
バックアップ大事!
と言っても、気付いた時には手遅れなケースが大半です。しかし、もしかしたら Facebook や Twitter からアドレス帳の情報を吸い出すことが出来るかもしれません。
今回紹介する方法は、絶対に復活するのを保証するものではありませんが、過去にアドレス帳をぶっ飛ばしてしまった方も参考にしていただければと思います。
Facebook から連絡先の情報を吸い上げる
この方法は、過去に Facebook とアドレス帳の同期を取ったことがある人のみ有効な方法です。スマホアプリから取得することはできないので、ブラウザから Facebook へアクセスしてください。
吸い上げの操作は、パソコンからアクセスした方が簡単です。
スマホからアクセスする場合は、Facebook へアクセスするとモバイル版のページが表示されているので、PC 版のページを開いてください。表示の切替えが分からない方は、以下のページを参照ください。
同期したアドレス情報へアクセスする
過去に同期した情報は、以下のページでインポートした連絡先を管理できるようになっています。スマホからアクセスする場合は、手順として以下のページにアクセスしてから、PC 版の表示に切替えていただいても構いません。
すると同期をとったアドレス帳の氏名・メールアドレスのリストが表示されます。もしこのページに連絡先の情報が全く無いのであれば、残念ながら Facebook からのデータ吸い上げは出来ません。
また、このページから取得できる情報は不完全で、メールアドレスのみ取得できる場合と、電話番号のみ取得できる場合があります。前者は電話番号を登録していても、メールアドレスも登録していればそちらが優先的に表示されています。また後者は電話番号のみ登録してあった情報です。
表示されている連絡先情報は、名前の右横に括弧書きで不完全な状態で表示されています。
これではアドレスの内容が分からないので、メールアドレスの部分をクリック(タップ)してください。すると省略されていた中間部分の情報も全て表示されるようになります。
残念ながら一括でダウンロードできない
写真やこれまでの投稿を一括でダウンロードすることは出来るのですが、このアップロードした連絡先の情報は残念ながらダウンロードすることができません。つまり、1件ずつクリックしてコピーして登録しなくてはいけません。
対象件数が多いとかなりの手間が掛かってしまいます。全てそこから復旧するのが大変であれば、友だち経由から取得することが出来ない情報に限定して取り出すところから始めましょう。
インポートした連絡先の情報は、先程のページから一括で削除することも可能です。アップロードした記憶は無くても、初めて Facebook にアクセスした時に、アプリの手順によってアップロードされている可能性もありますので、一度確認された方が良いかもしれません。
Twitter から連絡先の情報を吸い上げる
こちらも Facebook 同様に、過去に Twitter とアドレス帳の同期を取ったことがある人のみ有効な方法になります。アプリやモバイル版サイトから確認することができないため、手順は Facebook と同様に PC 版サイトを確認する流れになります。
まずはブラウザから Twitter を立ち上げて、PC 版のサイトへ表示を切替えてください。
同期したアドレス情報へアクセスする
画面右上にあるプロフィール画像のアイコンからサブメニューを表示して [設定] を選択します。
続いて左側に一覧表示されているメニューから [セキュリティとプライバシー] を選択し、下の方へスクロールするとアドレス帳があるので、そちらの [連絡先を管理する] ボタンをクリックします。
Twitter にログインしている状態であれば、以下のアドレスからダイレクトに該当のページへアクセスできると思います。
保存した連絡先リストが表示されるので、そちらから必要な情報をコピーして取り出してください。ここでリストが表示されていなければ、Twitter にアドレス帳を連携していませんので、このリストを用いて復旧させることはできません。
Facebook と異なり、電話番号もメールアドレスも確認できる仕様になっています。ただし、電話番号が国際電話に準拠した形式になっています。頭が +81 から始まるよう表示されているのでご注意ください。
例えば携帯電話の場合「090」が「+8190」となっています。頭の +81 を 0 へ変更してあげることで、本来の電話番号になります。パソコンからアクセスすれば、画面に表示されている内容を丸ごとコピーして、テキストエディタ等に貼り付ければ、画面上で文字の一括置換を行うこともできます。
やはり一括ダウンロードはできない
Facebook と同様に Twitter 側でも一括ダウンロードを行うことはできません。電話帳登録も手作業となります。スマホからの操作はかなり大変かもしれませんね。
バックアップを習慣づけましょう!
紙に書いたアドレス帳とは異なり、データは一撃で全部消えてしまうリスクが伴います。絶対に無くならない保証はありませんので、データが飛んで後悔しないために、バックアップをとる習慣を身につけておきましょう。
ちなみに僕の場合は連絡先を全て Google で管理しています。仮にスマホが全破損したり紛失しても、Google と同期することで完全復活できるようになっています。また並行して iPod touch 経由で iCloud 側にも保存しているため、クラウドサーバーへの二重バックアップ体勢をとっています。
更に、半年に一度のペースで、スマホ上の連絡先データをエクスポートして、 SD カード上と PC 上に保存するようにしています。かなり多重でバックアップを行っていますが、そこまで行う必要があるくらい消えたら困る情報なので、リスク回避は念入りに行うよう心掛けています。
何度もしつこいようですが、バックアップは本当に大切です。心構えとしては防災と似ているかもしれません。「あとで」や「そのうちに」と思っていると忘れてしまうので、思ったその日のうちに行動へ移すようにしましょう。