リオオリンピック陸上の日本代表選手一覧と各競技の記録、そして競技の見所を紹介

さあ、リオオリンピックも中盤に差し掛かり、いよいよ陸上競技が始まります。
僕自身、中学・高校と陸上部に所属し、400m、800m、1500m と中距離の選手として走っていたので、このような国際大会で陸上競技を見るのが楽しみでなりません。ハンマー投げの室伏広治が現役引退をし、100m にばかり注目が集まりますが、どの種目も楽しみ方があります。
せっかくのオリンピックを楽しむために、各種目別の日本代表選手の記録と世界記録、そして各種目の見どころを簡単に紹介していきます。
【種目別】日本人出場選手一覧
各記録の PB は自己ベスト(Personal Record)の略、SB は今シーズンのベスト記録(Season Record)の略となります。また、結果欄はリオオリンピックでの記録となります。競技終了後に適宜更新していく予定です。
男子 100m
- 日本記録 …………… 10.00 (1998)
- オリンピック記録 … 9.63 (2012)
- 世界記録 …………… 9.58 (2009)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
桐生 祥秀 | 10.01 | 10.01 | 10.23 予選落ち | |
ケンブリッジ 飛鳥 | 10.10 | 10.10 | 10.13 準決勝進出 10.17 準決勝敗退 | |
山縣 亮太 | 10.06 | 10.06 | 10.20 準決勝進出 10.05 準決勝敗退 |
何と言っても、日本人初の9秒台が期待される 100m 走。現在の日本記録は、伊東浩司の持つ記録です。
ファイナリストになるためには、9秒台が必至となりますが、各々シーズンベストで自己最高記録を残しているため、記録が伸びれば9秒台を出すのも夢ではありません。
そしてやはり気になるのがウサイン・ボルト。年齢も30歳となりシーズンベストも 9.88 と全盛期の勢いはありませんが、それでも世界最強のスプリンターとして、リオオリンピックを盛り上げてくれることは間違いありません。(2016年シーズンベストはジミー・ヴィコ の 9.86)
女子 100m
- 日本記録 …………… 11.21 (2010)
- オリンピック記録 … 10.62 (1988)
- 世界記録 …………… 10.49 (1988)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
福島 千里 | – | 11.21 | 11.45 | 欠場 |
日本の歴代記録10傑は全て福島千里の記録で埋め尽くされています。現時点では日本最強の女子スプリンターですが、太ももに違和感があり 100m を欠場し、200m に専念することが発表されています。
世界記録は未だに破られる気配のない、フローレンス・ジョイナーの持つ記録です。
男子 200m
- 日本記録 …………… 20.03 (2003)
- オリンピック記録 … 19.30 (2008)
- 世界記録 …………… 19.19 (2009)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
飯塚 翔太 | 20.11 | 20.11 | 20.49 予選落ち | |
髙瀬 慧 | 20.14 | 20.31 | 20.71 予選落ち | |
藤光 謙司 | 20.13 | 20.49 | 20.86 予選落ち |
飯塚の持つ 20.11 は末續の日本記録に次ぐ歴代2位の記録です。同種目にもウサイン・ボルトが出場し、連覇が注目されます。日本人選手もどこまで粘れるか、期待したいところです。
女子 200m
- 日本記録 …………… 22.88 (2016)
- オリンピック記録 … 21.34 (1988)
- 世界記録 …………… 21.34 (1988)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
福島 千里 | – | 22.88 | 22.88 | 23.21 予選落ち |
今年の6月に福島千里が日本記録を更新しています。そしてこちらも日本歴代記録の上位7位までが福島の記録となっています。100m を欠場し、記録が伸びている 200m に絞ることで、更なる記録更新に頑張って欲しいですね。
男子 400m
- 日本記録 …………… 44.78 (1991)
- オリンピック記録 … 43.49 (1996)
- 世界記録 …………… 43.18 (1999)
日本記録は知る人ぞ知る、1992年のバルセロナオリンピックでスプリンター(短距離選手)として60年振りの決勝まで勝ち残った高野進の記録が破られていません。
世界記録・オリンピックレコードは、共にマイケル・ジョンソンが持つ記録となります。
400m は陸上トラックを1周する競技。長い距離に感じるかもしれませんが、短距離に属する種目なのです。最後の直線は完全なる体力勝負。全力疾走とは言え、足が前に出なくなるほど、走る側にとっては辛い種目なんですね。
男子 4×100m リレー
- 日本記録 …………… 38.03 (2007)
- オリンピック記録 … 36.84 (2012)
- 世界記録 …………… 36.84 (2012)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
山縣 亮太 | 10.06 | 10.06 | 37.68 決勝進出 37.60 銀メダル | |
飯塚 翔太 | 10.22 | 20.11 | ||
桐生 祥秀 | 10.01 | 10.01 | ||
ケンブリッジ 飛鳥 | 10.10 | 10.10 |
アテネでは4位、北京では銅メダル、ロンドンで4位と、チームの力が1つにまとまれば、メダルが届く位置にいるのです。100m の記録を見ていただいても分かる通り、リオオリンピックでは史上最強の日本チームとして挑みます。
男子 4×400m リレー
- 日本記録 …………… 3:00.76 (1996)
- オリンピック記録 … 2:55.39 (2008)
- 世界記録 …………… 2:54.29 (1993)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
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ウォルシュ ジュリアン | 45.35 | 45.35 | 3:02.95 予選落ち | |
田村 朋也 | 46.07 | 46.15 | ||
北川 貴理 | 45.52 | 45.93 | ||
加藤 修也 | 45.69 | 45.71 | ||
佐藤 拳太郎 | 45.58 | 46.30 | (補欠) |
日本記録はアトランタオリンピック決勝での記録。歴代2位の記録 3:00.99 は2004年のアテネオリンピック決勝での記録です。オリンピックでの新たな日本新記録、頑張ってもらいたいですね。
男子 800m
- 日本記録 …………… 1:45.75 (2014)
- オリンピック記録 … 1:40.91 (2012)
- 世界記録 …………… 1:40.91 (2012)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
川元 奨 | 1:45.75 | 1.45.97 | 1:49.41 予選落ち |
日本記録保持者の川元奨が挑む中距離 800m。中距離の競技経験者にしか分からないかもしれませんが、ほぼ全力疾走となるので、とんでもなく辛い競技なのです。
スタートこそセポレート(コースが分かれている)ですが、第2コーナーを抜けるとオープンレーンとなるため、スタートの 100m がポイントになります。速い選手だと12秒台でやってくるので、中距離と言いながらも短距離のスピードが求められる競技です。
男子 5000m
- 日本記録 …………… 13:08.40 (2015)
- オリンピック記録 … 12:57.82 (2008)
- 世界記録 …………… 12:37.35 (2004)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
大迫 傑 | 13:08.40 | 13:37.13 | 13:31.45 予選落ち | |
村山 紘太 | – | 13:19.62 | 13:35.06 | 14:26.72 予選落ち |
日本記録保持者の大迫。長距離はケニア、エチオピア勢の独壇場に近いですが、ロンドンオリンピックを制した金メダリスト、イギリスのモハメド・ファラーが2大会連続のメダル獲得となるか注目されます。
女子 5000m
- 日本記録 …………… 14:53.22 (2005)
- オリンピック記録 … 14:40.79 (2000)
- 世界記録 …………… 14:11.15 (2008)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
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尾西 美咲 | – | 15:16.82 | 15:19.37 | 15:29.17 予選落ち |
鈴木 亜由子 | – | 15:08.29 | 15:33.49 | 15:41.81 予選落ち |
上原 美幸 | 15:21.40 | 15:33.49 | 15:23.41 決勝進出 15:34.97 15位 |
日本記録はマラソン代表の福士加代子の記録。14分台を記録しないと世界とは戦えないため、まずは日本記録を目指して頑張っていただきたいです。
男子 10000m
- 日本記録 …………… 27:29.69 (2015)
- オリンピック記録 … 27:01.17 (2008)
- 世界記録 …………… 26:17.53 (2005)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
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大迫 傑 | 27:38.31 | 27:50.27 | 27:51.94 17位 | |
村山 紘太 | – | 27:29.69 | 28:16.54 | 29:02.51 30位 |
設楽 悠太 | 27:42.71 | 27:48.35 | 28:55.23 29位 |
日本記録は村山の持つ記録。5000m 同様ケニア勢が強いのですが、ロンドンでモハメド・ファラーが 5000m と2冠に輝いているため、2大会連続2冠を取れるか期待が掛かっています。
女子 10000m
- 日本記録 …………… 30:48.89 (2002)
- オリンピック記録 … 29:54.66 (2008)
- 世界記録 …………… 29:31.78 (1993)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
鈴木 亜由子 | – | 31:18.16 | 31:18.16 | 欠場 |
関根 花観 | – | 31:22.92 | 31:22.92 | 31:44.44 20位 |
高島 由香 | – | 31:35.76 | 31:35.76 | 31:36.44 18位 |
女子も男子と同様に、ケニア・エチオピア勢が圧倒的な強さを持っています。
日本記録は渋井陽子の記録になります。女子はトラック競技からマラソンへ転向する選手が多く、この 10000m の活躍が、マラソン転向のきっかけになるかもしれません。
なお、鈴木亜由子は左足に違和感を覚え同種目を欠場し、5000m に専念することが発表されています。
男子 3000m 障害
- 日本記録 …………… 8:18.93 (2003)
- オリンピック記録 … 8:05.51 (1988)
- 世界記録 …………… 7:53.63 (2004)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
塩尻 和也 | 8:31.89 | 8:31.89 | 8:40.98 予選落ち |
障害物は大きなハードルのようなものが4つ、そして障害の着地点に水濠(すいごう)がある障害が1つあり、トラック種目としては特殊な競技です。長距離競技の中では見ていても楽しめる競技です。
リオオリンピックは他国の出場選手が自体したため、国際陸連の招待選手として塩尻和也が代表入りを果たしました。若干20歳にしての代表入りとなりましたので、東京オリンピックに向ける足掛かりとして、良い記録を残して欲しいですね。
女子 3000m 障害
- 日本記録 …………… 9:33.93 (2008)
- オリンピック記録 … 8:58.81 (2008)
- 世界記録 …………… 8:58.81 (2008)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
高見澤 安珠 | 9:44.22 | 9:44.22 | 9:58.56 予選落ち |
男子同様、高見澤安珠も20歳の若さでこれからの未来がある選手です。一気に国際舞台へ駆け上がった選手なので、これからの記録の伸びに期待したいです。
男子 110m ハードル
- 日本記録 …………… 13.39 (2004)
- オリンピック記録 … 12.91 (2004)
- 世界記録 …………… 12.80 (2012)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
矢澤 航 | 13.47 | 13.47 | 13.89 雨のため再レース 13.88 予選落ち |
オリンピック記録は、アテネでアジア人で唯一の短距離種目の金メダリストである、中国の劉翔の記録となります。アジア人でもスプリンター競技で世界一になれることを証明してくれました。
まだ日本としては世界の壁が厚い競技ではありますが、今期自己ベストを更新しているので、どこまで記録が伸ばせるのか楽しみであります。
男子 400m ハードル
- 日本記録 …………… 47.89 (2001)
- オリンピック記録 … 46.78 (1992)
- 世界記録 …………… 46.78 (1992)
日本記録は為末大の記録。世界陸上で銅メダルを獲得した経歴があり、日本人でも個人の短距離種目でメダルを狙えることを証明してくれました。
走力だけでなくハードルを超える技術力、そして体力が要される種目で、最後の直線で逆転も大いに有り得る競技です。
女子 400m ハードル
- 日本記録 …………… 55.34 (2011)
- オリンピック記録 … 52.64 (2008)
- 世界記録 …………… 52.34 (2003)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
久保倉 里美 | – | 55.34 | 56.14 | 57.34 予選落ち |
久保倉里美は日本記録保持者。日本の女子ハードル界を引っ張ってきた選手で、北京オリンピック、ロンドンオリンピックと準決勝に進出しています。年齢も34歳と、おそらく今回で最後のオリンピックになるのではないかと思われますが、悔いのない走りをしていただきたいです。
女子 走り幅跳び
- 日本記録 …………… 6m86 (2006)
- オリンピック記録 … 7m40 (1988)
- 世界記録 …………… 7m52 (1988)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
甲斐 好美 | – | 6m84 | 6m36 | 5m87 予選落ち |
走り幅跳びと言えば、日本記録を持つ井村久美子(旧姓:池田)でしたが、ようやく次世代が登場しました。自己ベストも日本記録にあと 2cm です。これから主軸になる選手の1人なので、自己ベストおよび日本新記録を目指して頑張ってください!
男子 三段跳び
- 日本記録 …………… 17m15 (1986)
- オリンピック記録 … 18m09 (1996)
- 世界記録 …………… 18m29 (1995)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
長谷川 大悟 | – | 16m88 | 16m88 | 16m17 予選落ち |
山下 航平 | – | 16m85 | 16m85 | 15m71 予選落ち |
歴代記録を見ても、日本人で 17m を超えているのは2人のみ。日本記録は30年前の記録ですが、ここに来て 17m を超えられる可能性が見えてきました。
世界記録を見てもジョナサン・エドワーズの記録が20年以上も更新されていません。しかし、自己ベストで 18m を超えるクリスチャン・テイラー、ペドロ・パブロ・ピチャルドが、このオリンピックで世界記録を更新する可能性も見えているので楽しみです。
男子 走り高跳び
- 日本記録 …………… 2m33 (2006)
- オリンピック記録 … 2m39 (1996)
- 世界記録 …………… 2m45 (1993)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
衛藤 昂 | – | 2m29 | 2m29 | 2m17 予選落ち |
ソトマイヨルの世界記録は永遠に破られないのではないかと思っていましたが、自己ベスト 2m43 を持つ世界歴代2位のタズ・エサ・バルシムが出場するので、こちらも長年の記録が塗り替えられるか注目が集まります。
男子 棒高跳び
- 日本記録 …………… 5m83 (2005)
- オリンピック記録 … 5m97 (2012)
- 世界記録 …………… 6m16 (2014)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
山本 聖途 | 5m77 | 5m77 | 記録なし 予選落ち | |
荻田 大樹 | 5m70 | 5m70 | 5m45 予選落ち | |
澤野 大地 | 5m83 | 5m75 | 5m60 決勝進出 5m50 7位入賞 |
1994年から続いていたセルゲイ・ブブカの記録 6m14 を20年振りに更新したルノー・ラビレニ。オリンピック記録で 6m 台を飛び越えるのを見てみたいところです。
日本選手の3名も記録次第では入賞を狙えるので、日本記録を超える勢いの大ジャンプを期待しています。
男子 やり投げ
- 日本記録 …………… 87m60 (1989)
- オリンピック記録 … 90m57 (2004)
- 世界記録 …………… 98m48 (1996)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
新井 涼平 | 86m83 | 84m54 | 84m16 決勝進出 79m47 11位 |
やりが刺さる瞬間が気持ち良い同競技。競技場の端から端まで飛んで行く様は圧巻です。
女子 やり投げ
- 日本記録 …………… 63m80 (2015)
- オリンピック記録 … 71m53 (2004)
- 世界記録 …………… 72m28 (2008)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
海老原 有希 | 63m80 | 62m13 | 57m68 予選落ち |
日本記録保持者の海老原有希。2015年に自らの記録を更新したもので、この記録を更に超えられれば入賞が狙える可能性も見えてきます。
男子 十種競技
- 日本記録 …………… 8308点 (2014)
- オリンピック記録 … 8893点 (2004)
- 世界記録 …………… 9045点 (2015)
日本人初の8000点を超えた両名。総合力で言ってしまえば9000点超えの世界記録を持つアシュトン・イートンにに遠くおよびません。あの武井壮が十種競技の元日本チャンピオンとして有名ですが、2015年まで十種競技の日本記録は武井壮が保持していました。
「走る・投げる・飛ぶ」の総合力を競う競技であるため、勝者キング・オブ・アスリートと呼ばれます。
競技は2日続けて行われ、初日に 100m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m の順で行われます。そして2日目に 110m ハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500m が実施されます。
競技の特性上テレビ放送されることは殆どありませんが、最終種目である 1500m は、皆ボロボロになりながら最後の力を振り絞って走るので、見ているだけ感動を覚える競技の1つでもあります。
男子 20km 競歩
- 日本記録 …………… 1:16:36 (2015)
- オリンピック記録 … 1:18:46 (2012)
- 世界記録 …………… 1:16:36 (2015)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
髙橋 英輝 | – | 1:18:03 | 1:18:26 | 1:24:59 42位 |
松永 大介 | – | 1:18:53 | 1:18:53 | 1:20:22 7位入賞 |
藤澤 勇 | 1:18:45 | 1:18:45 | 1:22:03 21位 |
陸上競技で唯一、日本記録が世界記録となっている競技です。そうなんです、日本がメダルを獲得できる可能性の高い競技なのです。
日本記録を持つ鈴木雄介は、股関節痛の影響で十分な練習ができず選考会を欠場したため、代表選手ではありませんが、選ばれた3選手は世界ランキング上位3位を独占しています。世界最強の3人が挑む同種目は、もしかすると表彰台独占も夢ではありません!
そしてこの3人の選手はみんな20代なので、東京オリンピックでも活躍してくれることは間違いないでしょう。
女子 20km 競歩
- 日本記録 …………… 1:28.03 (2009)
- オリンピック記録 … 1:25:02 (2012)
- 世界記録 …………… 1:24:38 (2015)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
岡田 久美子 | 1:29:40 | 1:29:40 | 1:32:53 16位 |
2015年から大会の度に自己ベストを更新している岡田久美子。まだまだ伸び盛りの選手です。まずは入賞目指して頑張ってください。
男子 50km 競歩
- 日本記録 …………… 3:40:12 (2009)
- オリンピック記録 … 3:36:53 (2012)
- 世界記録 …………… 3:32:33 (2014)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
谷井 孝行 | – | 3:40:19 | 3.44.12 | 3:51:00 14位 |
森岡 紘一朗 | 3:43:14 | – | 3:58:59 27位 | |
荒井 広宙 | – | 3:40:20 | 3:44:47 | 3:41:24 銅メダル |
20km 競歩に続き、こちらの3名も日本最強の選手が選ばれました。男子はこの2種目でメダル1つ、5人が入賞を目標としているので、上位の結果が期待できます。
男子 マラソン
- 日本記録 …………… 2:06:16 (2002)
- オリンピック記録 … 2:06:32 (2008)
- 世界記録 …………… 2:02:57 (2014)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
佐々木 悟 | – | 2:08:56 | – | 2:13:57 16位 |
北島 寿典 | – | 2:09:16 | 2:09:16 | 2:25:11 94位 |
石川 末廣 | – | 2:09:10 | 2:09:25 | 2:17:08 36位 |
世界歴代10傑を見ても2時間5分を切るスピード競技となっているマラソン。しかしそれは世界記録を目指せるベルリンマラソンやロンドンマラソンといった、コースの凹凸が少ない走りやすいコースであるがゆえのこと。
オリンピックとなると記録ではなく金メダルが目標になります。リオオリンピックではペースメーカーが居ないため、始まってみないとどのような展開になるのか読めません。
おそらくスロースタートになると思われるので、35km 付近からのスピード勝負に注目です。
あ、カンボジア代表で猫ひろしも出場しますが、個人の記録からするとスタート位置は後方になるため、テレビに映るのは難しいかもしれません。ただ、スタートがスローペースであれば、もしかすると最初のうちは先頭集団にくっついている可能性もありますよ。(笑)
女子 マラソン
- 日本記録 …………… 2:19:12 (2005)
- オリンピック記録 … 2:23:07 (2012)
- 世界記録 …………… 2:15:25 (2003)
名前 | SNS | PB | SB | 結果 |
---|---|---|---|---|
伊藤 舞 | – | 2:24:42 | – | 2:37:37 46位 |
福士 加代子 | – | 2:22:17 | 2:22:17 | 2:29:53 14位 |
田中 智美 | – | 2:23:19 | 2:23:19 | 2:31:12 19位 |
男子同様、女子マラソンも勝負際の駆け引きが試合を左右します。本当に勝負強い選手が、最後にトップでゴールを迎えます。
高橋尚子、野口みずきと金メダルを取った当時を彷彿させる強い走りを期待します!
陸上競技 放送スケジュール
最後に、日本陸連から競技の予定とテレビの放送スケジュールの一覧が公開されていますので、そちらを掲載しておきます。
【#Rio2016】
本日からいよいよ陸上競技スタート!皆さんで日本の裏側リオまでエールを届けましょう🎌🌟https://t.co/PyxEDi1kKu#陸上 #サンライズレッド #がんばれニッポン※日程は現時点のものです。 pic.twitter.com/OlOtUwutly
— JAAF(日本陸上競技連盟) (@jaaf_official) 2016年8月12日
さあ、がんばれニッポン!!!