定年後の第二の人生に新しい趣味を見つけてスタートする

定年退職を迎え、人生で一番時間を有意義に使える期間に突入します。ずっと仕事一筋で頑張ってきた方の中には、定年になって急に暇になって毎日することが無く、暇過ぎて何をすればいいか分からないと言った話も耳にします。
捉えようによっては暇つぶしも趣味の一つとして考えることもできます。65歳で完全に退職となって仕事を終えた場合、平均寿命で換算しても残り 20年近くの人生が残っています。せっかく自由な時間が出来たのですから、ここから新しい趣味を見つけてゼロからスタートしても、身に出来ることはたくさんあります。
年を重ねて、新しいことを始める抵抗はあるかもしれませんが、これまで知らなかった新しいことを吸収する楽しさは、年齢に関係ありません。もうプロフェッショナルを目指す必要はありませんので、素人でも自分が楽しいと思えれば何だって良いのです。
今回は定年後の第二の人生を歩む上で、新しくチャレンジできる趣味をいくつかご紹介します。
お金が掛からず、ボケ防止になる健康的な趣味
定年後の趣味を探している人は、まず次のキーワードを満たす趣味を求める傾向にあります。
- お金が掛からない
- ボケ防止
- 健康
お金を掛けず老化を防ぎ、趣味としても楽しめれば一石二鳥ですね。ただ、楽しむことに重点を置くと、ある程度の出費は否めません。それでも何年も続けられる趣味であれば、初期費用は掛かっても、継続的に行うことで最初に投資した価値に達するのは、あっと言う間ではないかと思います。
「写真」を趣味にする
デジカメ一台あればすぐに始められます。新しく買っても一万円から二万円程度で、高性能なカメラを手に入れることができます。お子さんやお孫さんとの思い出を残すだけでなく、目に入るもの全てが被写体になります。花の写真、空の写真、人物の写真、見慣れた近所でさえも、カメラを通して見ると一部として切り取られた画像になりますので、違った風景に見えたりします。
写真は趣味としては万能だと思います。他の趣味を記録するための道具としても活用できます。物が無くても写真があれば画像で友達に伝えることもできます。メールやブログを通して、インターネット経由で伝えることだってできます。自分のための記録する道具としてではなく、誰かへ伝える手段として使用できる利点があります。
ガーデニングを趣味にする
盆栽までいくと敷居が高いですが、花を育てることは簡単にできます。最初は友達同士で別々の植物を育てて、種を共有するのも良いでしょう。ハーブ系の植物は、あっと言う間に成長しますし、食料としても活用できます。季節によっても育てられる植物の種類が変わりますので、一年を通して楽しめる趣味になるでしょう。
観葉植物でも構いません。株分けをすれば、どんどん増やすこともできます。成長を追う楽しさもあれば、緑に囲まれて心が穏やかな気分になれます。慣れてくれば培養土に手を加えてみたり、育てるのが難しい植物に挑戦してみたりと、こだわりを持つことも可能です。
運動を趣味にする
体力や筋力を維持するように努めることは、いつまでも若い体でいるための近道です。ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニング等、筋肉を使うことが若い体を維持する秘訣です。膝が悪くて歩くのが大変だった方が、筋力トレニングにより難なく歩けるようになったケースもあります。
ただ突然始めると筋肉痛や関節痛を生じる危険があるので、始めのうちは、もうちょっと出来るかもと思った段階で止めることが肝心です。既に膝が痛くてウォーキングできない場合は、膝への負担が少ない水中ウォーキングも選択肢としてあります。
年を取ったから、それに伴って足腰も劣化していくわけではありません。維持しようと努めれば、いつまでも元気な体と共に生活を送れます。黒柳徹子さんや森光子さんが、80歳を超えても元気な体を維持できたのは、毎日スクワット等の筋力トレーニングをしていたからだそうです。筋肉を刺激してあげることが、体の老化を防ぐ一端を担っているのは間違いありません。
陸上や水泳は、若い頃に経験が無くても定年を境に始めた人が多い競技です。陸上競技のマスターズって、ご存じないでしょうか。年齢別にクラスが分けられるので「80歳以上の日本記録」等、年齢別でデータが記録されています。100歳になっても日本記録保持者を目指すことだって可能なんです。なんだか不思議な気分ですよね。
日記をつける
ノート一冊あれば気軽に始められます。でも、せっかく新しいことを始めるのであれば、インターネット上で日記をつけてみるのはいかがでしょうか。こうしてこの記事を読んでいると言うことは、ネットで調べ物が出来る証拠なので、一歩進んでブログや Facebook を始めてみるのも面白いと思います。
シニア世代が具体的にどのような日記を記しているか、次のページをご覧ください。同世代がどのような日々を過ごしているか、参考になると思います。
今はパソコンのキーボードで入力するのが大変かもしれませんが、パソコンも毎日定期的に触って文字を入力していると、そのうち慣れてきます。これだって年齢なんて関係ありません。覚えようと思うから難しいのであって、慣れようと思えば時間が掛かっても体に身についていきますので安心してください。「継続は力なり」です。
デジカメで撮った写真は、現像をしなくてもブログを介してインターネット上で公開することも簡単にできるようになります。コメント欄も付いているので、投稿記事へコメントを残すこともできます。どのようにして始めるか、こちらについてはまた別途記事を投稿しようと思います。
料理を趣味にする
食事は毎日するものですから、ずっと奥様に任せっきりだった料理を自分の手で作るのも楽しいと思います。始めのうちは失敗だらけかもしれませんが、初めてのことであれば仕方ありません。いきなり一人で始めるのは難しいでしょうから、奥様を料理の先生として教えてもらうところから始めてみるのも方法の1つです。
手際が悪いのを指摘されて、気分を害することがあるかもしれませんが、それも最初のうちだけです。初めてのことは誰だって上手く出来るわけがないのです。ちょっと壁を超えるまで我慢すれば、ずっと楽しめる趣味に成り得ます。そのうち奥様に手料理を披露できる日が必ずやってきます。
意外なことに、定年を機に料理教室に通い始める人も多くいます。値段はピンきりですが、マンツーマンでプロの料理人からノウハウを教わることができる料理教室もあります。自分のスキルに合ったプランで進められるので、興味のある方は参考までに以下のリンクをご覧ください。
まとめ
今回は簡単に始められる趣味をいくつかご紹介しました。いかがでしょうか。何か新しく始めたいと思うようなことはありましたか?初めてのことは、いきなり上手くできるわけではありません。若い頃を思い出してください。初めてのことに対し失敗を繰り返して、今のあなたが居るのです。第二の人生をスタートするわけですから、初めてのことに挑戦するくらいの勢いがあって良いでしょう。
失敗したって恥ずかしくありません。怒られることだってありません。だって初めてなのですから。
趣味を始めるうえで「出来ないからやらない」ではなく、出来ないから「出来るようになりたい」が正解です。失敗を恐れないチャレンジする心が、近い将来に生活を豊かにする一端を担ってくれることは間違いありません。
さあ、思い立ったが吉日です。第二の人生を謳歌するため、新たなスタートをきりましょう!