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Windows 指定した時間に自動的にシャットダウンさせる方法

更新日: 公開日:2016/08/23
Windows 指定した時間に自動的にシャットダウンさせる方法

Windows 11 / 10 には、指定した時刻に設定したプログラムを起動させる タスクスケジューラ と呼ばれる機能が標準で用意されています。

このタスクスケジューラを利用すれば、ある特定の時刻で Windows を自動的にシャットダウンさせるように指示できます。

ではその手順をご覧ください。

ここで紹介する方法は、旧バージョンの Windows から用意されている機能です。

Windows を指定時刻にシャットダウンする方法

タスクスケジューラの起動

画面下の検索ボックスから「タスクスケジューラ」と検索。このようにタスクスケジューラのアプリが検索結果に表示されたら、そこから起動できます。

Windows の検索機能からタスクスケジューラを起動

こちらがタスクスケジューラの画面です。

起動したタスクスケジューラの画面

では指定した時刻に、Windows のシャットダウンが行われるよう、処理を設定していきます。

自動シャットダウンのプログラムを設定する

  1. 左側のツリーメニューから [タスクスケジューラ ライブラリ] 開く
  2. 右側の操作項目から [タスクの作成] を選択
    タスクスケジューラライブラリを開き、タスクの作成を選択
  3. 表示されて [全般] タブの名前を入力(見ただけで処理が判断できるように「指定時刻にシャットダウン」と記述しておく)
    タスクの作成 [全般] タブの入力事項
  4. [トリガー] タブへ移動
  5. 左下の [新規] から、プログラムの起動条件を設定
    [トリガー]タブで[新規]を選択
  6. タスクの実行回数と、実行日時を指定する(指定時刻に1回のみ起動する設定)
    タスクの実行回数と実行日時を指定
  7. [操作] タブへ移動
  8. 左下の [新規] から、タスクで起動するプログラムを指定
    [操作]タブで[新規]を選択
  9. 次のように登録する (*1)
    設定項目内容
    プログラム/スクリプトC:\Windows\System32\shutdown.exe
    引数の追加/s /t 120 /f /c "指定時刻強制シャットダウン"

    新しい操作でプログラムと引数を指定

  10. [OK] ボタンでタスクスケジューラを登録
    タスクスケジューラの登録実行

(*1) プログラムに登録した引数について、詳しく紹介しておきます。必要があれば数値を変更して問題ありません。

引数内容
/sシャットダウンを実行。再起動にしたい場合は /s ではなく /r にする。
/t 120定刻になってから、プログラムを起動するまでの時間(秒)を設定。指定しなくても動作しますが、120 秒のバッファを設けておきます。
/fユーザーに警告せずアプリを強制終了。/td>
/c "コメント"Windows イベントログに出力するためのコメント。

/f の引数があると、保存していないデータがあっても強制終了されるので注意してください。場合によっては /f のパラメーターを外しても構いません。ただし、他の理由でアプリが終了できない場合でも、シャットダウンが行われなくなります。

タスク一覧から登録内容を確認

これでタスク一覧にも、次のように [指定時刻にシャットダウン] のタスクが設定されます。一覧から選択すれば、登録したプログラムの情報についても確認できます。

登録した指定時刻シャットダウンのタスクスケジューラのプログラム

あとは指定した時刻になれば、自動的にシャットダウン処理が行われます。

もし指定時刻前にシャットダウンの処理を停止したい場合は、このタスク一覧から [指定時刻にシャットダウン] のタスクを右クリックして [無効] を選択します。これで指定時刻に、タスクが起動しなくなります。

また、ここで設定したタスクは処理が終わっても一覧から消えないので、再利用できます。処理実行後は右クリックからプロパティを開いて、再び時刻指定をすれば同じようにプログラムが動きます。

以上、Windows で指定時間に自動的にシャットダウンさせる方法でした。

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