Windows 10 のバージョンアップは必要なのか?バージョンによってサポート期間が異なる点に注意

Windows 10 バージョンアップの必要性について、結論から述べるとサポート切れにならないよう更新する必要があります。
2015年のリリース以降、定期的な OS の更新が実施されている Windows 10 は、提供するバージョン毎にサポート期限が区切られています。つまり安全かつ安定した環境で Windows 10 を利用するために、バージョンアップは欠かせない行為となっています。
名称 | バージョン | 提供年月 | サポート期限 |
---|---|---|---|
(初期リリース) | 1507 | 2015/07/29 | 2017/05/09 |
Windows 10 November Update | 1511 | 2015/11/10 | 2017/10/10 |
Windows 10 Anniversary Update | 1607 | 2016/08/02 | 2018/04/10 |
Windows 10 Creators Update | 1703 | 2017/04/05 | 2018/10/09 |
Windows 10 Fall Creators Update | 1709 | 2017/10/17 | 2019/04/09 |
Windows 10 April 2018 Update | 1803 | 2018/04/30 | 2019/11/12 |
Windows 10 October 2018 Update | 1809 | 2018/11/13 | 2020/11/10 |
Windows 10 May 2019 Update | 1903 | 2019/05/21 | 2020/12/08 |
Windows 10 November 2019 Update | 1909 | 2019/11/12 | 2021/05/11 |
Windows 10 May 2020 Update | 2004 | 2020/05/27 | 2021/12/14 |
Windows 10 October 2020 Update | 20H2 | 2020/10/20 | 2022/05/10 |
必要あればすぐに最新バージョンへ更新できる
現在利用しているバージョンがどれなのか、下記手順で確認できます。
Windows 10 のバージョン確認方法
[設定] → [システム] を開き、左側のサブメニューの一番下にある [バージョン情報] もしくは [詳細情報] を選択。
記載しているバージョン情報の2桁がリリースされた西暦、下2桁がリリース時期を表しています。2020年前記のアップデートまでは年月の数字4桁で表現されていましたが Windows 10 October 2020 Update から下2桁の表記が変更されました。
- Windows 10 November 2019 Update → 1909
- Windows 10 May 2020 Update → 2004
- Windows 10 October 2020 Update → 20H2
バージョンが古くても問題ない?
最新バージョンがリリースされたからといって、即座に全てのパソコンがバージョンアップされるわけではありません。通常は Windows Update 経由での更新が実行されるので、それまでは古いバージョンを利用することになります。
基本的にはサポート期間内であれば、バージョンの古さを気にする必要はありません。むしろリリース直後の最新バージョンはバグが残っている可能性があるため、Windows Update の通知が届くまでは更新せずに待っていれば大丈夫です。
バージョンアップにお金は掛かる?
Windows 10 のバージョンアップはセキュリティーアップデートの一貫として行われるので、新たに料金は発生しません。
またバージョンアップによってバグ修正プログラムが含まれているケースもあるため、基本的にはバージョンアップの通知が届いたら必ず実施するものだと考えてください。
なかなか来ない更新通知
最新バージョンがリリースされてから Windows Update に通知が届くまでは、場合によって何ヶ月もタイムラグがあります。例えば僕の利用している端末においては、2020年10月現在、バージョン 2004 および 20H2 の通知が届いていません。
つまり2019年秋の更新のまま止まっています。ただこのバージョンも2020年春になってから更新を行ったものなので、そもそも Microsoft が意図的に即時アップデートさせずに、安定してから更新するようにしているのかもしれません。
通常はどうやってバージョンアップするのか?
[設定] → [更新とセキュリティ] にある Windows Update の項目で、次のようなメッセージが表示されるとバージョンアップが実施できます。
次のバージョンの Windows が利用可能になりました。これは新しい機能とセキュリティ効果が含まれています。更新の準備ができたら、[ダウンロードしてインストール] を選択してください。
わざわざ Windows Update の画面を開かなくても更新の通知が届くので、そこからバージョンアップが実施できます。
手動で強制的にアップデートする方法がある
Windows 10 の新しいバージョンには、新機能が搭載されることが多いです。そのため早期バージョンアップを希望する人も多く、Windows Update 経由ではなく手動での更新機能が別途用意されています。
これは Windows 10 更新アシスタントと呼ばれる専用ツールを利用して、最新バージョンへアップデートするものです。ただ一般的には更新通知を待ってからアップデートするものなので、手動による更新が必ずしも推奨する方法ではありません。
手動による更新手順はこちらを参考にしてください。
まとめ
- Windows 10 のバージョンアップは必要
- バージョンによってサポート期間が異なる
- 通常は Windows Update 経由で更新する
- 手動による更新方法もあります
- バージョンアップは無料で実施可能
以上、Windows 10 バージョンアップの必要性に関するお話でした。