Java版マイクラMOD導入に必要なForgeインストール手順【1.21.4はベータ版】
Minecraft に MOD を入れる方法はいくつか存在します。直接 Minecraft に導入する方法もあれば、Forge のように MOD を一元管理するための管理ソフトも存在します。
そもそも MOD とは Minecraft の機能を拡張するための改造データです。公式でサポートされていないため、MOD を導入したことにより不具合が生じても自己責任となりますので、導入の際は細心の注意を払ってください。
ここでは追加した MOD が管理しやすくなる、Forge と呼ばれるソフトの導入手順を説明していきます。なお利用する端末は Windows 前提で進めるので、予めご了承ください。
もし、軽量化 MOD である OptiFine のみを導入するのが目的であれば、Forge を利用せずに OptiFine 単体でインストールできます。具体的には次のページに記載しています。
最新1.21.4版Forgeを使う際の注意点
2024年12月6日現在、最新バージョンは 1.21.4 です。しかし Forge 安定版の提供は 1.20.6 まで。
最新の 1.21.4 対応 Forge の安定版は、リリースまではしばらく時間が掛かると予想されます。
Forge トップページでは、現在 1.20.6 版 Forge がダウンロード可能です。なお左上のリンクから最新の 1.21.4 対応版も選択できますが、★が半分しか塗られていない Latest バージョンのみの提供です。(Latest バージョンとは、検証が完了していないベータ版)
Latest 版は頻繁に更新が繰り返されていて、大きなバグがあるリスクを伴います。安定版である Recommended 版が出るまで、導入は控えたほうが望ましいです。どうしても導入したいなら、このリスクを理解した上でご利用ください。
Minecraft Forge をインストールする手順
前提として、導入する Forge は Minecraft のバージョンに合わせないと正しく動作しません。マインクラフト 1.21.4 には Forge 1.21.4 が対応、マインクラフト 1.9.2 には Forge 1.9.2 が対応といった感じです。
つまりマイクラがバージョンアップすれば、Forge もバージョンアップが必要。
Forge は自動アップデートに対応していないため、手動での更新が必要です。
事前準備【必須】
まずは MOD を入れたいバージョンで、一度 Minecraft をプレイします。すると Minecraft 側で、そのバージョンのファイルを自動的にダウンロードしてくれます。
既にプレイ済みであれば、以下の手順は省略してください。
起動するバージョンの選択方法は次の通りです。
- Minecraftランチャーを起動
- Minecraft Java Editionを選択
- ランチャー上部の 起動構成 を選択
- 起動構成でMODを入れたいバージョン (release 1.2X.XX) を選択して、Minecraft をプレイする
バージョン選択で、元々選ばれていたバージョンよりも古いバージョンを選ぶとデータが破損するリスクがあります。その場合は、起動構成を新規作成して、該当バージョンを選択したうえでプレイしましょう。
最新版に導入するのであれば [最新のリリース (1.XX.X)] を選択したまま起動すれば大丈夫です。
指定したバージョンのソフトがダウンロードされたかどうかは、以下のフォルダを参照してください。該当のバージョンのフォルダが作成されているので、一目で分かります。
以下、Windows 版のパスです。直接以下の文字列を貼り付ければアクセスできます。
%appdata%\.minecraft\versions
これで Forge 導入前の下準備ができました。
Forge をダウンロードする
Forgeのダウンロードは公式サイトから行います。ただし、ページはすべて英語表記です。ただ以下の手順に従えば簡単に進められるので、安心してください。
ダウンロードメニューは左右に2つ。これは最新版と安定版の違いです。
インストールするのは、右側にある安定版です。バージョンを確認した上で、下の枠で囲ってある [Installer] を選択。なお左側のメニューから、旧バージョンを選択することもできます。
種類 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
Latest | 検証が不十分な【最新版】 | ★☆☆☆☆ |
Recommended | 安定した動作が期待できる【安定版】 | ★★★★★ |
おすすめはバグのリスクが低い安定版です!
ダウンロード前に画面が変わり、次のようなページが表示されます。画面の下に表示されるのは、Minecraft や Forge と関係ない広告サイトです。間違ってクリックしないように、気を付けてください。
右上に秒数カウンターに注目します。5秒からカウントダウンが始まり、0秒になると SKIP と表示が変わるので、そちらをクリックすることでダウンロードが開始されます。
これで Forge のダウンロードは完了です。
Forge のインストール手順
ダウンロードしたファイルを起動します。以下の画面が出たら成功です。
起動できない場合は、JAVA の導入が必要です。下記ページを参考にしてください。
あとはこのまま一番上の [Install client] が選択された状態で [OK] ボタンを押します。
処理が進んで成功のメッセージが表示されれば、インストール完了です。
引き続き起動構成の設定に移ります。
Forge 用の起動構成を作る
MOD を利用するときは、これまで使っていたセーブデータをそのまま使うのは望ましくありません。MOD にバグが含まれていた場合など、せっかく育てたワールドのデータが破損するリスクがあるため、Forge 専用の起動構成のデータを作ります。
Forge インストール後、Minecraft を起動して画面上部の [起動構成] を選択すると、forge 用のデータが追加されています。
マウスをのせるとサブメニューが表示されるので、クリックして [編集] を選択します。
起動構成の内容を変更する
編集画面を開いたら、以下の内容を更新。
- 名前 → わかりやすい名前に変更
- ゲームディレクトリ → 任意のフォルダを指定(存在しないフォルダでも良い)
名前はバージョンが分かるように変更すると便利です。なお、ゲームディレクトリの設定は必ず行いましょう。こちらもバージョン名を入れたほうが、管理しやすいです。
なおゲームディレクトリで [参照] ボタンを押すと、フォルダーの参照ウィンドウが表示されます。スクロールすると Roaming フォルダ下の .minecraft が選択されているので、次のように新規フォルダを作成します。
- Roaming フォルダを選択
- 左下の [新しいフォルダーの作成] をクリック
- Forge のバージョンが分かるような名前をつける
- 作成したフォルダを選択して [OK] をクリック
僕は参照しやすいように .minecraft_forge1.16.5 のようなフォルダ名称にしています。
あとは右下の [保存] ボタンを押しれば、Forge 専用の起動構成が完成します。なお、ゲームディレクトリを初期のものから変更すると、次のメッセージが画面に表示されます。
Some mods might require the installation to be located in the .minecraft folder. To use the .minecraft game directory, click here.
MOD によっては、初期ディレクトリ .minecraft を設定しないと使えないと書かれています。多くのケースにおいて問題が起こることはないので、僕は管理のしやすさから別フォルダを利用しています。
作成した起動構成で起動する
起動構成の編集が終わったら、一度その起動構成を選択して Minecraft を起動します。
起動構成を変更した状態でプレイしているため、次のような安全保障に関する警告メッセージが表示されます。これは 1.16.4 以降に導入されたもので、MOD を使うと安全保障の機能が使えないことを示唆しています。そもそも MOD は改造データであるため、承知の上でプレイしてください。
MOD は以前から存在するもので、必ずしも危険ではないので安心してください。
起動後、オープニング画面の左下に Forge の表示が出れば導入成功です。
データ移行して MOD を導入する
フォルダ構成の確認
新しい起動構成を作成して Minecraft を起動すると、ゲームディレクトリに指定したパスに各種フォルダが作成されます。
今まで使っていたセーブデータを、saves フォルダに移行(コピー)すれば、ワールドデータをそのまま Forge用の起動構成で利用できるようになります。
.minecraft のフォルダは、エクスプローラーのアドレスバーに %appdata% と入力すれば簡単にアクセスできます。
セーブデータの移行
最初からワールドを作り直す場合、以下の手順は不要です。
これまでプレイしてきたセーブデータを利用する場合、該当の起動構成のデータにある [saves] フォルダのデータをコピーし、新しい起動構成の [saves] フォルダへ移動します。
セーブデータのファイルは、移動ではなくコピーです。Forge や MOD のバグでセーブデータが破損した場合、修復することができません。少なくとも MOD 導入前の状態に戻せるように、バックアップのつもりで、以前のデータは残しておきましょう。
MOD を導入する
あとは先程の [mods] フォルダに導入したい MOD ファイルを配置すれば完了です。MOD よっては設定が必要な場合もあるので、詳しくは MOD 配布サイトの情報を確認してください。
なお、軽量化 MOD の代表格である OptiFine の導入手順は次のページにまとめています。影 MOD で遊ぶためにも必要な MOD なので、興味がある方は参考にしてください。
MOD のプログラムデータを配置したあとは、改めて Minecraft を起動すれば MOD が導入された状態になります。トップページの [Mods] ボタンをクリックすれば、MOD の適用状況が確認できます。
MOD は改造データであるため、導入は自己責任です。セーブデータが壊れてしまっては元も子もないので、頻繁にセーブデータのバックアップを取って、いつでも元に戻せる状態を作っておくことが大切です。
一度壊れたデータは元に戻せません。後悔する前に、きちんと予防線を張っておく習慣を身に付けておきましょう!
以上、Minecraft で Mod を使うための中間ソフト Forge を導入する手順の紹介でした。