楽天モバイルを新規で契約!よくある疑問と契約手続き方法のまとめ

僕が普段持ち歩いているモバイル機器は、スマホ2台にルーター1台。iPhone SE は SIM なしで、Android 端末を含めモバイルルーターに接続して利用しています。
- Android スマホ Google Pixel 3 XL【メイン】
- iPhone SE (2Gen) 【サブ】
- モバイルルーター【FUJI Wifi
】
仕事の関係で使うので仕方ないのですが、さすがに3台持ちは賢い構成とは言い難いです。
そこでモバイルルーターを解約して、iPhone 用の SIM を用意すれば、モバイルルーター代わりになるだろうと考えたのがそもそもの始まりでした。
とりあえず試してみる。
そのために契約したのが楽天モバイルです。データ使用量が 1GB 未満なら月額料金0円だし、解約金も掛からない。こんな低コストで契約できる SIM なんて楽天くらいしかありません。お試しでとりあえず契約するには、ベストな選択だと思います。
楽天モバイル契約前に抱いていた疑問
iPhone 等、持っている端末で使えるのか?
楽天モバイルで販売している機器は全て Android です。動作保証対象外ではあるものの iPhone でも利用できます。ただし古い端末は動作確認がとれていない機種もあります。
iPhone に限らず、スマートフォン・タブレットの動作確認済み端末の情報が提供されています。機種を購入せずに SIM だけ契約する場合は、事前に確認しておくと良いです。
契約にかかるお金はいくらか?
利用料金は 1GB 未満なら0円。そしてまさかの、契約事務手数料も0円です。
本当に大丈夫なの?と思わせる反面、大手は先行投資できる資金力があるから、今はシェア率を確保するための広告宣伝費として投資して、最終的に回収する見込みがあるのだと思います。この波に乗れば利用者も得をする。これぞ Win – Win のパターンです。
僕の契約においては、好きな電話番号(下4桁)を選択するための手数料 1,100 円(税込)のみ請求されました。
通信エリアはどうなってる?
楽天モバイルの仕組みは、基本的に楽天回線で通信が行われ、楽天圏外になるとパートナー回線 (au回線) を利用した通信に切り替わります。
そしてデータ通信使い放題の Rakuten UN-LIMIT V は、楽天回線エリア内でないと恩恵が受けられません。パートナー回線 (au回線) の利用には月 5GB の通信量制限があるので、自分の活動範囲と照らし合わせて、どこが通信圏内か事前に確認しておきましょう。
まだスタートしたばかりのサービスではあるものの、市街地のカバー率は高く、かなりのスピードでエリア拡大しています。(当初の予定より5年前倒しでエリアを広げているらしいです。)
通信速度は、場所や時間帯によって様々です。事前情報で判断できるものではないため、せっかくの0円で試せる今、自分の活動エリアにおける通信状態を確認できる絶好のチャンスだと思っています。
iPhone は通話アプリ Rakuten Link 非対応って聞いたけど?
確かに楽天モバイルの契約が開始された当初、iPhone では楽天モバイル専用の通話アプリ Rakuten Link が使えませんでした。このアプリを経由しないと通話料が別途掛かるので、iPhone を楽天回線で使うのはハードルが高いとされていました。
しかし2020年夏に iOS 版アプリがリリースされ、iPhone ユーザーも電話掛け放題の対象になりました。
ただ iPhone 用の Rakuten Link は、回線品質の評価がかなり低いです。電話での通話頻度が高いなら、楽天モバイルと iPhone の組み合わせは避けたほうが良いです。
契約から回線が使えるようになるまでどれくらい?
契約から2日後に使えるようになりました。僕の場合 SIM のみの契約でしたが、端末とのセット購入でもすぐに郵送されるみたいです。
なお端末とセット購入の場合、人気機種は在庫状況により納期が遅れる場合があります。
楽天モバイルを契約するぞ!
楽天モバイル回線は、既に持っている端末 iPhone SE 用に契約するので、スマホ本体は購入せず今回は SIM だけの新規契約を行います。なお MNP の場合でも同じ手順での契約になります。
次世代の SIM 規格である eSIM を契約
SIM の形態には、これまでの SIM カードを挿入する方式と、スマホ内に既に組み込まれている eSIM を利用する方式が選択できます。
eSIM を使うと、アプリや QR コードを介して、簡単に携帯電話情報を書き換えられます。これまでの物理的な SIM カードが不要になるので、海外旅行時の SIM 切り替え等も簡単に行えるのが特徴です。
iPhone であれば2018年発売の iPhone XS や iPhone XR 以降の端末が eSIM に対応しています。
eSIM を選択する場合、契約前に利用予定の機種が eSIM に対応しているか要チェック!そして eSIM 設定には Wi-Fi 等のインターネット環境が必要です。
楽天モバイルでは、自社端末の Rakuten Big が eSIM に対応しています。手続きや設定のしやすさから、楽天モバイルでは今後 eSIM を推していくみたいです。
契約の流れ
それでは僕が行った契約手続きの流れを、画像とともに紹介していきます。
料金プランの選択
楽天モバイルのトップページから新規契約へ進み、料金プラン Rakuten UN-LIMIT V を選択。(料金プランは一択でした)
通話サービスと SIM タイプの選択
通話サービスを確認して、必要に応じてオプションを追加。ただしオプション料金は、1年間利用料0円のキャンペーンの対象外です。SIM タイプは nano SIM が初期選択。今回は eSIM を契約します。
端末とセットで契約を結ぶ場合、このあと製品選択に進みます。SIM のみの契約であれば、このまま申し込み手続きに進みます。
本人確認書類のアップロード
本人確認のため、運転免許証やマイナンバーカードの画像を撮影して送信します。パスポートの場合は、公共料金の領収書等をセットで撮影しなくてはいけません。なお、配送物受取時に本人確認する手段もあるようですが、面倒なのでここで済ませてしまいます。
電話番号の選択
ここで新規電話番号の割り当て方法を選択します。楽天モバイル側で予め用意された3つの電話番号から選択すれば0円です。下4桁に好きな番号を指定した上で電話番号を決める場合は、手数料が税込み1,100円掛かります。せっかくなので、下4桁の番号を指定する契約で進めます。
なおナンバーポータビリティーによる他社からの乗り換えであれば、MNP を選択して進みます。
[他の候補を見る] をタップすれば、前半4桁の候補を他のものに変えられます。何度かタップしていると同じ番号が出てくるので、候補の番号を逃しても大丈夫です。
申込みの確定
最後にお届け希望日と、料金の支払い方法を選択すれば完了です。あとは回線の開通手続きに必要な書類の到着を待つのみです。
物理的な SIM カードが不要な eSIM の契約であっても、郵送物が送られてくるまで回線は利用できません。設定に必要な QR コードが送られてくるので、それを使ってようやく回線が利用できるようになります。
スタートガイドが届きました
予定通り、契約手続きから2日で eSIM をアクティベートするための書類が届きました。この冊子の裏面にある QR コードを使って、回線の開通処理を行っていきます。
なお iPhone への eSIM 設定手順については、次の記事にまとめました。この冊子を読めば分かる内容ですが、Android 版と混在して書かれているので読みづらいです。iPhone 用に特化した手順でまとめて解説も加えているので、本家の手順より分かりやすくなっていると思います。
iPhone 用に楽天モバイルの契約を検討している方は、参考にしてください。
最後に。
楽天モバイルは、回線エリアがもっと広がって、他のキャリアに負けないような人口カバー率に達して、ようやくメイン端末になり得る回線だと思っています。現時点では1年間利用料金0円のキャンペーンをうまく利用して、僕のようにモバイルルーターの代わりに使うのも1つの方法だと思います。
この作戦がうまくいけば、メイン回線の通信料金が抑えられます。あとは使ってからの判断になりますが、最終的にメイン端末の回線 (docomo) を楽天モバイルに乗り換えて、スマホ代が格安になるのを期待しています。
こればかりは他人の結果を見て判断できるものではなく、自分の活動範囲における楽天モバイルの有効性をテストするのが大切だと考えています。月のデータ使用量が 1GB 未満であれば利用料金0円なので、この記事を参考にしているあなたも、自分の生活圏で楽天モバイルが使えるのかどうか、試してみてはいかがでしょうか。
実施しているキャンペーンによっては、端末とセットで契約しても総支払額よりキャッシュバックポイントの方が多いケースもあります。ここまでサービスされると混乱してしまいますが、どう考えても契約したほうが得なんですよね。。
最後に長々と書いてしまいましたが「とりあえず試してみる」チャンスがある今、ポイント還元キャンペーンで実質利益が出てしまう今、契約してみる価値は十分にあると思います。ダメだったらすぐに解約(手数料は0円)すればいい話なので。
最低限、楽天モバイルの通信エリアでないと全く使い物にならないので、そこだけ確認漏れがないようにしておいてください!
以上、楽天モバイルについて契約前に抱いていた疑問のまとめと、実際に eSIM を新規契約した一連の流れについてでした。