高性能で10万円以下の おすすめノートパソコン【2023年】構成の選び方も解説

更新日:
予算10万円以下で買えるノートパソコンの選び方

ビジネス用に留まらず、今や学生でもレポート等の作成に欠かせないノートパソコン。

安いパソコンから高いパソコンまで価格は様々。一体どれを買ったら良いのかわからないと、悩んでしまう方も多くいると思います。

昨今はインフレ・円安による影響で、予算10万円で選べる高性能なマシンは少なくなりつつあります。予算の都合、会計処理の都合など、様々な理由で10万円以下に抑えたいニーズにこたえるべく、10万円あれば購入できるパソコンから満足度の高いおすすめパソコンを厳選して紹介します。

また初心者でもわかりやすく、パソコンの構成選びについても解説していきます。

目次

おすすめパソコンはこれ!結論だけ知りたい方へ

細かい理由は置いといて、最終的にどのパソコンが良いのか。先におすすめパソコンをリストアップしておきます。これらの機種がおすすめポイントや、どのような特徴を持つのか詳しく知りたい方は先を読み進めてください。

10万円以下で購入できるパソコンの性能

CPU第12世代 Intel Core i3 もしくは Ryzen 5 以上
メモリ⭕ 8GB / ⭕ 16GB
ストレージ【SSD 必須】⭕ 256GB / ⭕ 512GB

機種によってメモリ 16GB や、ストレージ 512GB が選択可能。長年使うことを想定しているのであれば、容量は大きいほうが安心です。

10万円以下のパソコンで何ができる?

10万円で買えるパソコンは、一般的にスタンダードモデルと呼ばれるラインナップに属します。ビジネスの現場で、最も利用者が多いのが特徴です。ネットサーフィンやメールをしたり、Word や Excel といった事務系の処理をするには必要十分な能力を持っています。

用途可否備考
Web閲覧画面遷移、スクロールもサクサク動く
事務処理Word、Excel 等の事務作業は問題なし
プログラミング基本性能が高いので快適
動画閲覧4K の映像でも遅延なく快適に視聴可能
写真現像最新機種なら可能
動画編集動画の書き出し性能は遅い、フィルター処理は苦手
ゲームMinecraft のような軽めなゲームはプレイ可能
3Dモデリンググラフィックボード必須

高性能で10万円以下のおすすめノートパソコン

ここで紹介する端末は、全て同じような処理性能を持っています。細かい特徴の違いはありますが、外観で選んでも性能差異が出ないよう高性能な機種を複数ラインナップしました。

携帯性重視の小型モデル

昨今は携帯性に優れた 13 インチ前後の、コンパクトで軽いパソコンが人気です。場所を問わず使える機動力の高さは、小型モデルの大きな特徴。

おすすめ
DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.54kg
価格約8.9万円から
DELL の Inspiron シリーズは、ディスプレイサイズが複数展開あり。どのサイズを選んでも圧倒的なコスパ。10万円以下で購入できるラインナップの No.1 端末。
Lenovo
CPU第12世代 Intel Core i3 以上
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、有線LAN
重量約1.64kg
価格約9.7万円から
HP
CPU第12世代 Intel Core i3
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
重さ約1.42kg
価格約9.2万円から

小型とはいえ、10万円以下で買えるモデルは 14 インチがスタンダード。元々は 13 インチ液晶を搭載していた本体の大きさはそのままで、画面だけが大きくなりました。この3機種では、DELL の Inspiron 14 が群を抜いて性能が高く、今回紹介する中で唯一、第12世代 Intel Core i5 を搭載しています。(i3 より性能が上)

ただ価格を10万円以下に設定すると、どうしてもコスト高になる軽量モデルが選べないのが難点です。少しだけ予算が上乗せできるなら、重量 1kg を切った HP の超軽量モデルが選択肢に入ります。この機種は軽くて性能も抜群に良いです。

HP
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ13.3型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、3.5mmジャック
駆動時間最大12時間
重さ約957g
価格約11万円
他社と比較しても 1kg を切る軽量モデルで、圧倒的に価格が抑えた機種。ノートパソコンとして総合的なコスパの高さがずば抜けている。

パソコンを購入する上で、軽さで選ぶか画面の大きさで選ぶか迷っているなら、普段持ち運ぶかどうかを中心に選ぶと良いです。携帯するなら軽いパソコン。家の中など決まった場所で使うなら画面の大きいパソコンがおすすめ。

またこのように外部ディスプレイを接続すれば、画面の作業領域は簡単に拡張できます。僕はノートパソコンを普段から持ち運ぶため基本的に軽さ重視で、自宅や職場ではディスプレイを拡張して作業しやすい環境を作っています。

XSP13 に外部モニター接続

目が悪く小さい文字が読みづらいなど身体的な都合に配慮するなら、小型パソコンでも表示倍率を変えられるので安心してください。

画面の大きいモデル

外に持ち運ぶ必要がなければ、画面が 15 インチを超えるモデルのほうが使い勝手が良いです。外部モニターを使わずとも、ノートパソコンの画面だけで足りてしまうのもこのサイズから。ただし重量が 2kg 前後になるため、機動性は劣ります。

おすすめ
DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.87kg
価格約8.9万円から
価格で勝負になると DELL Inspiron には敵わない。16インチの大型モデルでもコスパが高い。同モデルはテンキーなし。
HP
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 光沢 1920✕1200 タッチ対応
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
重さ約1.71kg
価格約9.2万円から
Lenovo
CPU第12世代 Intel Core i3 以上
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A、USB-C、有線LAN、ヘッドホン
重さ約1.78kg
価格約9.8万円から
ビジネスユースに欠かせないPC。タイピング重視なら、圧倒的に ThinkPad に優位性あり。テンキー付きモデル。

小型モデルに続いて、このラインナップでも DELL の Inspiron シリーズがコスパの高い機種として君臨しています。各機種値上げによる調整で、コスパで選んだ場合の端末がここ1年で大きく入れ替わっています。1年前の情報ですら古い情報になるので、常に最新情報をチェックしておくのがおすすめ。

ではもっと詳しく知りたい方は続きをどうぞ。

【初心者向け】パソコン構成の選び方

パソコンの選び方

パソコンを選ぶ上で、最も重要なのは何に使うかです。どんな用途で使う想定をしているのか?それを踏まえた上で、最適な性能のマシンを選びます。

今回紹介するパソコンは10万円以下の条件付きであるため、ゲームや動画編集のような、高い性能を要する用途には適していません。

ゲーム用途・動画編集用には、専用の映像処理を行うグラフィックボードを搭載したパソコンが必要です。ノートパソコンだと予算20万円くらいが目安。

CPU はどれを選べばいい?

CPUの選び方

CPU はパソコンの頭脳です。この性能を落として安く済ませるのは、正しい選択肢ではありません。しかし予算が10万円以下だと選択肢は限られ、概ね次の5種類に候補が絞られます。

  • Intel Core i5 プロセッサー
  • Intel Core i3 プロセッサー
  • AMD Ryzen 5 プロセッサー
  • AMD Ryzen 3 プロセッサー
  • 【❌ 非推奨】Intel Celeron プロセッサー

おすすめの CPU は 第12世代以降の Intel Core i3 以上、もしくは Ryzen 5 以上 です。公式サイトで販売している現行モデルであれば、世代に関してはあまり意識しなくて大丈夫です。

最も性能が低い Celeronは、Intel の廉価版 CPU です。低価格が売りであるものの、性能もいまいち。完全なる初心者向けで、すぐに性能不足に陥ります。絶対に選んではいけない CPU です。

最近販売しているノートパソコンだと、次のような CPUが搭載しています。参考まで。

CPUコア / スレッド最大周波数
Intel Celeron2 / 23.4GHz
Intel Core i36 / 84.4GHz
Intel Core i510 / 124.4GHz
AMD Ryzen 34 / 84.1GHz
AMD Ryzen 56 / 124.4GHz
簡易解説

コア数とは CPU 内にある脳の数、スレッド数とはその脳内で同時に処理できる数、そして周波数は1コアあたりの処理速度です。もっと噛み砕くと、コア数は料理人の数で、スレッド数はガスコンロの数、そして周波数は料理を作る速度と考えると、どうすれがたくさん料理が作れるのかイメージしやすいと思います。

Intel と AMD (Ryzen) は CPU メーカーが違うだけ。性能差はほぼ同じ。ただ AMD のほうが価格が安く、コストを抑えるなら Ryzen が良いです。総合的には Intel のほうが人気で、どちらか迷ったら Intel をおすすめします。(Ryzen は省エネモデルが少ないため)

おすすめは Core i5 または Ryzen 5

理由を端的に伝えると、10万円の予算で買える最も性能が高い選択肢であるため。

なお第12世代以降であれば、Intel Core i3 も高い能力を持っています。旧世代の Core i5 レベルです。それでも10万円以下で Core i5 搭載モデルが購入できるなら、間違いなくそちらを選んだほうが、長く快適に使えて満足度は高いと思います。

DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.54kg
価格約8.9万円から
DELL の Inspiron シリーズは、ディスプレイサイズが複数展開あり。どのサイズを選んでも圧倒的なコスパ。10万円以下で購入できるラインナップの No.1 端末。
DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.87kg
価格約8.9万円から
価格で勝負になると DELL Inspiron には敵わない。16インチの大型モデルでもコスパが高い。同モデルはテンキーなし。

メモリは 4GB 8GB 16GB のどれがいい?

メモリ 4GB 8GB 16GB 32GB どれがいい

メモリは CPU が処理する際に、データを一時的に保存しておく領域です。作業用デスクみたいなものです。CPU の頭脳がいくら賢くても、扱えるデータの情報量が少なければ能力が発揮できません。

メモリが不足すると、パソコンの動作が一気に遅くなります。

パソコンに慣れていない人ほど、いつの間にかたくさんのアプリを立ち上げてしまうもの。最低でもメモリ 8GB を選択しましょう。メモリ 4GB は教育用モデル用で最低限の性能しかありません。用途を無視した価格を抑えるために用意された容量ゆえ、決して 4GB を選んではいけません。

パソコン経験者であれば、8GB よりも 16GB あったほうがより快適に作業できるのを実感できます。メモリは容量をケチって安いほうを選ぶべきではないパーツゆえ、容量が増やせるなら予算ギリギリまで増やしてください。文章作成などのテキストワーク中心でも、アプリを複数起動して作業するなら 16GB を推奨します。

ストレージ容量は 128GB 以外で選ぶ

ストレージ容量 128GB 256GB 512GB 1TB どれがいい

Windows 11 はインストール初期状態で 25GB 近く容量を使います。アプリをインストールしたり各種データを取り込むと、128GB はあっという間にパンパンになります。ノートパソコンの場合、ストレージ容量の最低ラインは 256GB から選ぶのをおすすめします。

特に初心者は容量不足を解消する方法もままらならないと思うので、選択できるのであれば容量は大きめなものから選びましょう。値段の安さで飛びついたら、実は SSD 128GB モデルなのはよくあるパターンです。

10万円あれば 512GB モデルが選べる機種もあります。ここで紹介している端末は、全機種 256GB 以上の SSD 搭載モデルです。

Office 付きで10万円で買える?

Microsoft Office

数年前なら、性能を落とさないと難しいと答えていました。でも今なら「セールを狙えば Office 付きも買える!」と答えます。

あくまでも、用途に合わせてパソコン性能を選んでいるので、金額が見合わないからと性能を下げるのは、いい考えではありません。DELL でも Lenovo でも HP でも、クーポン適用によって頻繁に価格が動いています。タイミングが良ければ、Office 付き端末がセール対象になることもあります。

このあとの端末紹介で、クーポン価格の確認方法やセール情報ページのリンクを掲載しているので、ぜひそちらからチェックしてください!

なお Office をずっと使い続けるなら、月額制の Microsoft 365 が個人的にはおすすめ。買い切りでないデメリットがある反面、次のようなメリットがあります。

  • 常に最新バージョンが使える
  • OneDrive の容量が 1TB 使える
  • インストールできる台数は無制限
  • 同時起動は5台まで OK

OneDrive はクラウドサービスで、Windows の「ドキュメント」や「ピクチャ」などに保存されたデータを、インターネット上で同期してくれます。無料だと 5GB しか使えず、1TB あればスマホのデータを同期したりバックアップしたりすることも可能です。

もしパソコンが壊れても、他のパソコンで OneDrive を利用すれば、同じフォルダ構成でデータが復元されます。これがクラウドの良いところ!もちろん、インターネット上からダウンロードも可能です。僕はクラウドサービスを「データ紛失保険」だと思って利用しています。

OneDrive が 1TB で、パソコン容量が 256GB でも大丈夫。ダウンロードする必要がないデータはパソコン上にダウンロードされないので、容量が圧迫される心配はありません。

個人的に最高のサービスだと思っています。

もし Word や Excel など Office アプリは不要で OneDrive の容量のみを増やしたいならば、Microsoft 365 Basic プランが年額 2,440 円で 100GB 使えるようになります。

おすすめパソコン構成

予算10万円以下おすすめパソコン構成

では上記の内容を踏まえて、予算10万円以下で購入できるおすすめの構成をご覧ください。

CPU第12世代 Intel Core i3 以上
もしくは
Ryzen 5 (5000番台) 以上
メモリ8GB 以上
ストレージSSD 256GB 以上 (512GB 推奨)

ディスプレイの出力用端子や USB 端子の有無については、そこまで意識しなくても大丈夫です。このように手軽に機能拡張できるハブも存在するので、必要になったら揃えれば OK です。

あとはデザインやキーボード配列を確認して、自分好みのものを見つけてください!それでは、おすすめノートパソコンを1台ずつ詳しく紹介していきます!

10万円以下おすすめノートパソコン【小型モデル】

DELL Inspiron 14

Dell Inspiron 14

Intel Core i5 モデルに絞り込むと、実売価格は 約76,000円(税込・送料込) から。メモリ増設、ストレージ容量アップしても10万円で収まります。表示価格と別に、クーポン適用価格が掲載されています。

デルの公式サイトでは、同じ製品でも様々な構成で販売しています。先に絞り込み検索をしておくと、目的の端末を探しやすくなります。

DELL 製品の絞り込み検索

いろいろなメーカーのパソコンを見すぎて、あれこれ迷ってしまうくらいなら、黙って DELL を選んでおけば大丈夫。そう言える数少ない端末の1つ。それが DELL の Inspiron シリーズです。

コンパクトながらもフルサイズの HDMI ポートを兼ね備え、USB-C 端子はもちろん USB-A 端子も2つ搭載しているバランスの良さを評価できます。メディアファイルを編集するユーザーにとっては、SD カードリーダー搭載している点も評価できるポイントです。

構成次第ではメモリ 16GB / ストレージ 512GB モデルが10万円で購入できる、唯一無二の機種。2022年度の値上げに耐え抜いて存在する高コスパ端末です。

DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.54kg
価格約8.9万円から
DELL の Inspiron シリーズは、ディスプレイサイズが複数展開あり。どのサイズを選んでも圧倒的なコスパ。10万円以下で購入できるラインナップの No.1 端末。

やや重量はあるものの、それ以外はマイナス要素が見つからない、全てにおいて満遍なく合格点を持つ機種です。迷ったら DELL の Inspiron、これで決まり!

Lenovo ThinkPad E14 Gen 4

Lenovo ThinkPad E14

第12世代 Core i3 / SSD 256GB モデルの実売価格は 約97,000円(税込・送料込) から。リンク先に大きく書かれている価格が、既に割引が適用された価格です。

DELL の Inspiron よりも CPU 性能はやや劣ります。ThinkPad シリーズは日本の大和研究所を拠点に開発が行われていた機種であり、他のシリーズと使いやすさが全く異なります。Lenovo なら IdeaPad や ThinkBook シリーズなど、安く購入できるモデルがあるものの、使いやすさは ThinkPad が No.1 です。

長時間タイピングしても疲れにくいように考慮されたキーボード。この ThinkPad を超える快適なタイピング環境は存在しないくらい、ノートパソコン界では王者に君臨する機種です。Lenovo を買うなら ThinkPad 以外買ってはいけないと言いたいくらい。ThinkPad シリーズはビジネス用途の最適解です。

予算が許すなら ThinkPad の上位モデル (X1 シリーズ) を推奨したいくらい。

Lenovo
CPU第12世代 Intel Core i3 以上
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、有線LAN
重量約1.64kg
価格約9.7万円から

こちらの製品は、クーポンを適用でかなり安く購入できます。公式サイトはクーポンを反映した価格がわかりやすく表示されているのが Lenovo の良いところです。

なお Lenovo は頻繁に機種を入れ替えてセールを行っています。他の ThinkPad シリーズでも、10万円以下で購入できるなら間違いなくお買い得です。ぜひセール情報もチェックしてみてください!

HP Pavilion 14-dv

HP Pavilion 14

第12世代 Intel Core i3 / SSD 256GB モデルの販売価格は 92,000円(税込・送料込) から。

HP のスタンダードモデル Pavilion シリーズの1台。HP は価格改定による大幅値上げが行われたため、1年前よりもお得感が損なわれてしまったのが残念なところ。

スピーカーに Bang & Olufsen を採用している点は HP のこだわりポイント。主な性能は ThinkPad E14 と同等レベル。アルミニウム合金で仕上げたメタルボディーから漂う高級感は、所有欲も満たしてくれる1台。

HP
CPU第12世代 Intel Core i3
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
重さ約1.42kg
価格約9.2万円から

もし1万円、予算を追加できるなら、重量 1kg を切った HP の超軽量モデルをおすすめしたいです。この1万円の差で、著しく性能が高いパソコンが入手できます。予算オーバーになりますが、超軽量モデルのパソコンが11万円で手に入ってしまうのは破格です。ぜひ、検討してみてください。

HP
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ13.3型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、3.5mmジャック
駆動時間最大12時間
重さ約957g
価格約11万円
他社と比較しても 1kg を切る軽量モデルで、圧倒的に価格が抑えた機種。ノートパソコンとして総合的なコスパの高さがずば抜けている。

HP はキャンペーンの種類が豊富です。狙い目は、金~日に開催される週末限定セールです。

持ち運びに適した端末の紹介はここまで。続いて、自宅や職場など決まった場所での用途に合った、大型のノートパソコンを紹介します。

10万円以下おすすめノートパソコン【大型モデル】

15インチ以上のラインナップからチョイス。DELL はテンキーレス、Lenovo と HP はテンキー付きモデルになります。

DELL Inspiron 16

DELL Inspiron 16

Intel Core i5 モデルに絞り込むと、実売価格は 約84,000円(税込・送料込) から。メモリ増設、ストレージ容量アップしても10万円で収まります。表示価格と別に、クーポン適用価格が掲載されています。

価格も性能も Inspiron 14 と同等。画面サイズが2インチ大きくなっても、値段は変わらず。携帯性を重視するか、画面の見やすさを重視するかの2択。ユーザーにとっては選びやすいと思います。

こちらもメモリ 16GB もしくはストレージ 512GB に拡張しても、10万円で収まる機種です。パソコンを持ち運ばないのであれば、画面は大きい方を選んだほうが使いやすいです。このモデルはテンキーがないため、数値入力の多い事務作業においては Lenovo や HP の機種のほうが扱いやすいです。

DELL
CPU第12世代 Intel Core i5
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.87kg
価格約8.9万円から
価格で勝負になると DELL Inspiron には敵わない。16インチの大型モデルでもコスパが高い。同モデルはテンキーなし。

DELL のノートパソコンも、どの機種を使ってもキーボードは打ちやすいです。僕がシステムエンジニア時代によく使っていたのは、この Inspiron シリーズです。CPU が古い旧型モデルですが。)長時間の利用においてもストレスがなく、使いやすさは抜群です。

ディスプレイは非光沢で、ビジネス向き。現状ここまで高性能なマシンが10万円以下で買えるのは、もはや奇跡です。

もし更に安い機種を求めているなら、Inspiron 15 の Ryzen モデルもおすすめです。性能は紹介した Inspiron 16 や Inspiron 14 より劣るものの、標準クラスの性能を持って6万円台から買える機種です。

Dell Inspiron 15 5155

Inspiron 15 は細かく実機レビューも行っています。こちらもぜひ参考にしてください。

DELL
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.68kg
価格約7.1万円から

HP Pavilion 15-eh

HP Pavillion 15

Ryzen 5 5000 シリーズ / SSD 512GB モデルの販売価格は 98,000円(税込・送料込) から。

Pavilion 15 の最大の特徴は、液晶モニターがタッチ操作できる仕様です。予算10万円で、タッチ操作できる液晶がついたパソコンの代表とも言える機種です。

直感的に操作できるタッチディスプレイは、パソコン初心者にもおすすめできる機能です。一度画面のタッチ操作に慣れると、その利便性はクセになります。ただし液晶は光沢液晶になります。(スマホも光沢画面なのでタッチ操作が快適にできる)

今回紹介した機種で、この HP Pavilion 15-eh は唯一の光沢液晶です。

HP
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 光沢 1920✕1200 タッチ対応
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
重さ約1.71kg
価格約9.2万円から

セール狙いで購入するなら、金~日に開催される週末限定セールがおすすめ。紹介した機種以外でも10万円付近までセール価格が落ちている機種は、おすすめできる端末です。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 4

Lenovo ThinkPad E15

第12世代 Core i3 / SSD 256GB モデルの実売価格は 約98,000円(税込・送料込) から。リンク先に大きく書かれている価格が、既に割引が適用された価格です。

キーボードのタイピングしやすさは ThinkPad E14 の紹介で書いた通り。この E15 も同様です。こちらはテンキーが付いた、フルサイズのキーボードを搭載しています。事務作業など会計データ入力には、テンキー付きモデルのほうが作業効率が高いです。

メモリやストレージを自由に拡張できるものの、予算の10万円を超えてしまいます。またオプションで指紋認証も搭載可能。Lenovo を選ぶなら予算の都合をつけて、拡張するほうがメリットが高いです。

おすすめはクーポンで安くなったタイミングを見計らって、容量 512GB にアップして購入するのが狙い目です。

Lenovo
CPU第12世代 Intel Core i3 以上
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A、USB-C、有線LAN、ヘッドホン
重さ約1.78kg
価格約9.8万円から
ビジネスユースに欠かせないPC。タイピング重視なら、圧倒的に ThinkPad に優位性あり。テンキー付きモデル。

ThinkPad シリーズはセールに登場していたら間違いなく「買い」なので、ぜひこちらも確認しておくと良いです。

国内メーカーや Amazon 等のネットショップのパソコンはどうなの?

国内有名メーカーの製品は値段が高い

上記で紹介したパソコン全て海外メーカーの製品です。

国の有名メーカーである Dynabook や富士通の FMV・LIFEBOOK、そして NEC の LAVIE など、家電量販店で売られているメジャーな機種は紹介できませんでした。

理由は次の通りです。

  • おすすめ構成の機種は全て10万円以上
  • CPU 性能を落とさないと10万円以内で買えない
  • 余計なソフトがたくさん入っている

国内メーカーにおける信頼性の面は、十分評価できます。ただし予算10万円の条件をつけると、見合ったものが見つからないのが残念な点です。

どうしても国内メーカーで選びたいのであれば、予算は15万円くらい用意してください。そうすれば CPU 性能がちゃんとした機種で、ストレージ 256GB 以上、メモリ 8GB 以上のモデルが候補に入ります。

上記で紹介したマシンは、普通に使っていれば5年以上は余裕で使えるほどの性能を持ったパソコンです。ある程度年数が経って買い替えを検討するなら、性能を落とさず安く買えるものを選ぶほうが賢い買い方ではないかと僕自身は思っています。

Amazon や楽天の安いパソコンを買ってはいけない

Amazon や楽天で探すと、5万円くらいで購入できるパソコンもたくさん売られています。その大半は5年くらい前に最前線のマシンだったものが多く、少なくともどれもおすすめできる機種ではありません。

安いパソコンの特徴

  • CPU の性能が悪い
  • HDD なので起動が遅い
  • データの読み込みが遅い
  • 複数アプリを起動すると動作が重くなる
  • 液晶モニターが見づらい
  • そもそも Windows じゃない

安い理由は、性能が低いパソコンであるため。どうしてもパソコンは欲しいけど、可能な限り安く買いたいのであれば、6万円台で買える Inspiron 15 を選んでください。5万円の激安パソコンよりも、何倍も高性能なマシンが手に入ります。

DELL
CPURyzen 5 5000 シリーズ
メモリ8GB
ストレージ512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、SDカードリーダー
重さ約1.68kg
価格約7.1万円から

普通は値段が倍になっても性能は倍になりません。でも予5万円で売られているパソコンは、10万円のパソコンの半分以下の性能です。値段に踊らされてゴミパソコンを選ばないように気をつけてください!

まとめ

パソコンはスマートフォンと違って、2~3年で買い換えるものではありません。昨今のパソコンは性能が著しく上がったので、5年以上は快適に使えます。性能が著しく向上した最新の 第12世代 の Intel Core i シリーズ や Ryzen 5 5000 シリーズを選択することで、長きに渡って使えるパソコンになります。

10万円前後のパソコンは総じてコスパが高い

上記で主に紹介したノートパソコンは、予算10万円の中でも、かなりコスパの良いマシンです。一昔前なら、20万円近くするような性能を持ったパソコンばかり。どれを選んでも良い買い物になると思います。

パソコンは高額商品ゆえ、金額的に安く済ませたい気持ちは僕も同じです。それでも「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」といった言葉があるように、安いから買うのではなく、欲しい性能だから買う!という意識で探せば、自ずと必要なパソコンが見つけられると思うので頑張ってください。

以上、予算10万円以下で買えるノートパソコンの選び方から、おすすめパソコンの紹介でした。

\ この記事をシェアする /

当サイトは Microsoft アフィリエイトプログラムを利用して報酬を得ています

このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

プロフィール詳細