10万円以下おすすめノートパソコン!構成の選び方も解説【2022年】

ビジネス用に留まらず、今や学生でもレポート等の作成に欠かせないノートパソコン。
安いパソコンから高いパソコンまで価格は様々。一体どれを買ったら良いのかわからないと、悩んでしまう方も多くいると思います。
今は予算10万円で、かなり高性能なマシンが入手できます。ここでは10万円あれば購入できるパソコンの中で、満足度の高いおすすめのパソコンを厳選して紹介します。また初心者でもわかりやすく、パソコンの構成の選び方についても解説していきます。
ビジネス上の会計処理の都合で10万円未満が条件であっても、最適な端末をラインナップしています。
おすすめパソコンはこれ!結論だけ知りたい方へ
細かい理由は置いといて、最終的にどのパソコンが良いのか。先におすすめパソコンをリストアップしておきます。これらの機種がおすすめポイントや、どのような特徴を持つのか詳しく知りたい方は先を読み進めてください。
10万円以下おすすめパソコンの性能
CPU | 最新の Intel Core i5 もしくは Ryzen 5 以上 |
---|---|
メモリ | 8GB or 16GB がおすすめ |
ストレージ | SSD 256GB or 512GB がおすすめ |
機種によってメモリ 16GB や、ストレージ 512GB が選択できます。長年使うのを想定しているのであれば、容量は大きいほうが安心です。
おすすめ機種一覧
ここで紹介する端末は、全て同じような処理性能を持っています。細かい特徴の違いはありますが、外観で選べるようにいくつか機種を用意しました。
携帯性重視の小型モデル【テンキーなし】
昨今は携帯性に優れた 13 インチ前後の、コンパクトで軽いパソコンが人気です。場所を問わず使える機動力の高さは、小型モデルの大きな特徴です。ここでは外観からも選びやすいよう、グレー、ブラック、ホワイトの3色を紹介します。
- キーボードでのタイピングを重視 → Lenovo
- パソコンの軽さを重視 → HP
- トータルバランスの良さ → DELL
どの端末を選んでも、性能は横並びです。10万円以下の価格帯になると、そこまで特徴的な大きな違いはありません。
小型パソコンで気になる点は画面の大きさ。
もし作業領域を増やしたい場合は、外部ディスプレイを接続すれば解決します。僕の用途では持ち運びが欠かせないためパソコンは小さく、自宅や職場では他の画面に使って利用するようにしています。
老眼など身体的な都合に配慮するなら、小型パソコンでも表示倍率を変えられるので安心してください。
大型モデル【テンキーあり】
外に持ち運ぶ必要がなければ、画面が 15 インチを超えるモデルを選ぶのもありです。重量が 2kg 前後になるため、機動性は小型モデルより劣ります。
僕の周りだけかもしれませんが、感覚的にテンキーありのモデルを使うユーザーが減っているような気がします。ノートパソコンならではのコンパクトさが重視されるのが昨今の傾向です。それでもテンキーを好む利用者もいることから、こちらも同じようにラインナップしておきます。
- 高性能&コスパの高さ → DELL
- キーボードでのタイピングを重視 → Lenovo
- 画面がタッチ操作できる → HP
ではもっと詳しく知りたい方は続きをどうぞ。
【初心者向け】パソコン構成の選び方
パソコンを選ぶ上で、最も重要なのは何に使うかです。どんな用途で使う想定をしているのか?それを踏まえた上で、最適な性能のマシンを選びます。
今回紹介するパソコンは10万円以下の条件付きであるため、ゲームや動画編集のような、高い性能を要する用途には適していません。
ゲーム用途・動画編集用には、専用の映像処理を行うグラフィックボードを搭載したパソコンが必要です。ノートパソコンだと予算20万円くらい必要です。
10万円で買えるパソコンはどのような性能か?
価格帯は、一般的にスタンダードモデルと呼ばれるモデル。ビジネスの現場で最も利用者が多いのが特徴です。ネットサーフィンやメールをしたり、Word や Excel といった事務系の処理をするには必要十分な能力を持っています。
昨今は起動ディスクに SSD が採用されたパソコンも増え、それだけで平均的な起動時間が大幅に短縮されました。
- ネットサーフィン・動画閲覧 OK
- Word、Excel 等の事務用途も大丈夫
- プログラミングも可能
- 動画閲覧は問題ない
- Minecraft のような軽いゲームならプレイできる
- 起動時間が高速(ただし SSD 搭載モデルに限る)
- DVD ドライブ搭載(モデルによる)
- SD カードリーダー搭載(モデルによる)
CPU はどれを選べばいい?
CPU はパソコンの頭脳です。この性能を落として安く済ませるのは、正しい選択肢ではありません。しかし予算が10万円以下だと選択肢は限られ、概ね次の5種類に候補が絞られます。
- Intel Core i5 プロセッサー
- Intel Core i3 プロセッサー
- AMD Ryzen 5 プロセッサー
- AMD Ryzen 3 プロセッサー
- 【非推奨】Intel Celeron プロセッサー
おすすめの CPU は 最新の Intel Core i5 もしくは Ryzen 5 以上 です。なお1世代前であっても性能の著しい差はないで、公式サイトで販売している現行モデルであれば問題ありません。
この中で最も性能が低いのは Celeron です。Intel の廉価版 CPU で、低価格が売りであるものの、性能もいまいち。完全なる初心者向けで、すぐに性能不足に陥ります。
最近販売しているノートパソコンだと、次のような CPUが搭載しています。参考まで。
CPU | コア / スレッド | 最大周波数 |
---|---|---|
Intel Celeron | 2 / 2 | 3.4GHz |
Intel Core i3 | 6 / 8 | 4.4GHz |
Intel Core i5 | 10 / 12 | 4.4GHz |
AMD Ryzen 3 | 4 / 8 | 4.1GHz |
AMD Ryzen 5 | 6 / 12 | 4.4GHz |
コア数とは CPU 内にある脳の数、スレッド数とはその脳内で同時に処理できる数、そして周波数は1コアあたりの処理速度です。もっと噛み砕くと、コア数は料理人の数で、スレッド数はガスコンロの数、そして周波数は料理を作る速度と考えると、どうすれがたくさん料理が作れるのかイメージしやすいと思います。
どちらも数字が大きいほど、処理能力に長けています。つまりコア数・スレッド数が大きければ、速く処理できます。Celeron のような2コアの CPU は、もはや過去のものになりつつあります。
Celeron はコストを大幅に抑えるために採用されるので、教育用途に向けた端末(小学校などで使われるような端末)に使われたりしています。そのため一般的な用途では、選ぶべきではないのです。
Intel と AMD (Ryzen) は CPU メーカーが違うだけ。性能差はほぼ同じ。ただ AMD のほうが価格が安く、コストを抑えるなら Ryzen が良いです。しかし注意点が1つ。利用するアプリによって、推奨環境が Intel のみの場合があります。
有名なアプリであれば Ryzen でも問題なく動きます。ただ Intel のみ推奨されるケースはあっても、Ryzen のみ推奨されるケースは知る限りないので、困ったら Intel 製の CPU を選んでおくと安心です。
Core i5 や Ryzen 5 がおすすめの理由
端的に伝えると、10万円の予算で買える最も性能が高い選択肢であるため。
なお最新の Intel Core i3 モデルでも、それなりに実力値の高い能力を持っています。ただ Core i5 のコスパが高すぎるので、価格の安さだけにとらわれず、長く快適に使える i5 を選ぶほうが満足度は高いと思います。
メモリは 4GB 8GB 16GB のどれがいい?
メモリは CPU が処理する際に、データを一時的に保存しておく領域です。作業用デスクみたいなものです。CPU の頭脳がいくら賢くても、扱えるデータの情報量が少なければ能力が発揮できません。
インターネットで調べ物をするだけなら、4GB でギリギリ足ります。使い終わったらアプリを閉じる。見終わった Web ページは閉じる。たくさんアプリを起動しなければ、それなりに快適です。しかしいつの間にかたくさんアプリを起動して、どんどん重くなるのは初心者あるあるです。
メモリが不足すると、パソコンの動作が一気に遅くなります。
パソコンに慣れていない人ほど、いつの間にかたくさんのアプリを立ち上げてしまうもの。それなら最初から、メモリ 8GB を選んだほうが快適です。そして価格が抑えられた、教育用の安い端末でしか見かけないほど、最近は 4GB モデルが廃れてきています。
なおノートパソコンでも、メモリ 16GB 以上を搭載できます。ただし10万円では予算不足になる可能性が高いです。
僕のデスクトップ端末は、動画編集や写真現像といったパワーの必要なアプリを使うため 32GB の大容量メモリを積んでいます。一方、外出先で使うサブのノートパソコンは、文章作成などのテキストワーク中心のため 8GB のメモリで抑えています。
DVD ドライブは必要か?
必要性を問う時点で不要 です。昨今はアプリを CD や DVD からインストールする機会は減り、インターネット経由で行うのが一般的になりました。
将来的に使うか分からなければ、必要になった時に USB 接続する外付けドライブを買うのはどうでしょうか。USB 3.0 に対応したものでも、3,000円弱で購入できます。
光学ドライブが付いていなければ、それだけ本体の重量が軽くなります。ぜひ自分の目的に合わせて、構成選びをしてください。
SSD とハードディスクなら SSD 一択!
次のうち、最もパソコンの速度向上が見込めるものはどれでしょうか?
- CPU を最新のものにする
- メモリの容量を大幅に増やす
- ストレージをハードディスクから SSD に変える
正解は3番です。
古いパソコンですら、ハードディスク (HDD) から SSD に載せ替えるだけで、Windows の起動速度だけでなく、データ読み込み速度も飛躍的に向上します。SSD に比べると、HDD の読み込み速度は圧倒的に遅いのです。
いくら良い CPU を使っていても、HDD が原因で動作が遅くなるのは勿体ないです。
今は搭載して当たり前とされるパーツです。値段に踊らされて、うっかり HDD モデルを選ばないよう気をつけてください。(ここで紹介しているパソコンは全て高速な SSD モデルです)
SSD は 1GB あたりの単価が HDD よりも高く、大容量になると高額になるデメリットがあるものの、処理時間を大幅に短縮するメリットを得られます。どうしても大容量のデータを保存する必要があるなら、外付け HDD を利用するのも1つの手段です。
ちなみに SSD なら容量は 256GB 以上がおすすめ。Windows 11 だけでも 25GB 近く容量を使います。128GB は非推奨です。(特に初心者。)ちょっと大きいデータを利用したら、すぐに容量がいっぱいになります。外付けディスクを使っても、頻繁に空き容量を確認するのは面倒です。
最近は 128GB モデルが少なくなって、256GB もしくは 512GB が主流になっています。それでも稀に 128GB モデルが混ざっているので要注意です。
ここで紹介している端末は、256GB 以上の SSD が搭載されたモデルです。
Office ライセンス付きで10万円で買える?
数年前なら、性能を落とさないと難しいと答えていました。でも今なら「セールを狙えば Office 付きも買える!」と答えます。
あくまでも、用途に合わせてパソコン性能を選んでいるので、金額が見合わないからと性能を下げるのは、いい考えではありません。DELL でも Lenovo でも HP でも、クーポン適用によって頻繁に価格が動いています。タイミングが良ければ、Office 付き端末がセール対象になることもあります。
このあとの端末紹介で、クーポン価格の確認方法やセール情報ページのリンクを掲載しているので、ぜひそちらからチェックしてください!
なお Office をずっと使い続けるなら、月額制の Microsoft 365 が個人的にはおすすめ。買い切りでないデメリットがある反面、次のようなメリットがあります。
- 常に最新バージョンが使える
- OneDrive の容量が 1TB 使える
- インストールできる台数は無制限
- 同時起動は5台まで OK
OneDrive はクラウドサービスで、Windows の「ドキュメント」や「ピクチャ」などに保存されたデータを、インターネット上で同期してくれます。無料だと 5GB しか使えず、1TB あればスマホのデータを同期したりバックアップしたりすることも可能です。
もしパソコンが壊れても、他のパソコンで OneDrive を利用すれば、同じフォルダ構成でデータが復元されます。これがクラウドの良いところ!もちろん、インターネット上からダウンロードも可能です。僕はクラウドサービスを「データ紛失保険」だと思って利用しています。
OneDrive が 1TB で、パソコン容量が 256GB でも大丈夫。ダウンロードする必要がないデータはパソコン上にダウンロードされないので、容量が圧迫される心配はありません。
個人的に最高のサービスだと思っています。
もし Office アプリは不要だけど、OneDrive の容量を増やして使ってみたいと思ったら、月額 224 円で 100GB 使えるようになります。こちらも合わせて確認ください。
おすすめパソコン構成
では上記の内容を踏まえて、予算10万円以下で購入できるおすすめの構成をご覧ください。
CPU | 最新の Intel Core i5 以上 もしくは Ryzen 5 (3000番台 or 5000番台) 以上 |
---|---|
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | SSD 256GB 以上 (512GB 推奨) |
光学ドライブ | 不要(必要に応じて用意) |
ディスプレイの出力用端子や USB 端子の有無については、そこまで意識しなくても大丈夫です。手軽に機能拡張できるケーブルもたくさんあるので、必要になったらそれを使えば良いのです。
あとはデザインやキーボード配列を確認して、自分好みのものを見つけてください!それでは、おすすめノートパソコンを1台ずつ詳しく紹介していきます!
10万円以下おすすめノートパソコン・テンキーなし
以下で紹介するパソコンは、公式サイトのオンラインストアへのリンクを貼っています。
Amazon や楽天などの外部サイトで販売されているケースもありますが、公式サイトでは割引セールが行われることもあり、外部の販売店よりも安く購入できるのが一般的です。またサポート面を考えると、公式が一番手厚いサービスを提供しています。
まずはノートパソコンとしての機動性がもある、テンキーのない持ち運びが可能なノートパソコンから紹介しましょう!
昨今は自宅でなくても簡単にインターネット回線が使えるので、テンキーレスの持ち歩いて使えるパソコンのほうが人気です。
Lenovo ThinkPad E14 Gen 4
Ryzen 5 で SSD 256GB モデルの実売価格は 約87,000円(税込・送料込) から。リンク先に大きく書かれている価格が、既に割引が適用された価格です。
性能は後述の HP や Dell とほぼ変わらず。パソコンとして最も使いやすい Lenovo の端末。
モニターのベゼル幅が狭く、ディスプレイが大きく見えるのが特徴。Lenovo の中でも、ThinkPad シリーズはビジネス用途の最適解だと思います。キーの打ちやすさ、本体の丈夫さ、端子類が豊富であること、180°開く画面の扱いやすさ等、使ってすぐに良さを実感できるメリットがあります。
唯一のデメリットは、重量 1.5kg 超えであること。14 インチの画面の大きさゆえ、トレードオフで受け入れられるかが購入のポイントになると思います。
ただ ThinkPad のキーの打ちやすさは秀逸なので、タイピングし続けるような作業に使うなら、絶対におすすめしたい端末です。価格も安く、コストパフォーマンスは抜群です。
主な仕様
- 打ちやすいキーボード
- CPU Ryzen 5 5000 番台 搭載
- メモリ 8GB or 16GB 搭載
- 256GB or 512GB SSD 搭載
- 14 インチ フルハイビジョン
- USB ポート3つ、うち1つが Type-C
- HDMI 出力端子あり
- USB-C モニター出力可能
- 有線 LAN 接続可能
- イヤホンジャックあり
こちらの製品は、クーポンを適用でかなり安く購入できます。公式サイトはクーポンを反映した価格がわかりやすく表示されているのが Lenovo の良いところです。
なお Lenovo は頻繁に機種を入れ替えてセールを行っています。他の ThinkPad シリーズでも、10万円以下で購入できるなら、間違いなくお買い得なので、まずはセール情報のページを要チェックです!
【最軽量】HP Pavilion Aero 13-be
Ryzen 5 で SSD 256GB モデルの販売価格は 99,000円(税込・送料込) から。(ただしキャンペーン販売時における価格の場合)
HP のスタンダードモデル Pavilion シリーズから、重量 957g と Aero の名をほしいままにした軽さが特徴である1台。ディスプレイが 16:10 と少し縦に長く、作業領域が少し多いのも特徴。
本体はマグネシウム合金で剛性は高く、スピーカーは Bang & Olufsen 搭載と完璧な仕上がり。携帯性に優れている点が、圧倒的な快適さを与えてくれる1台です。
主な仕様
- 重量 957g の軽さ
- CPU 最新の AMD Ryzen 5 搭載
- メモリ 8GB 搭載
- 256GB or 512GB SSD を搭載
- 13.3 インチのフルハイビジョン
- 指紋認証を搭載している
- USB ポート3つ、うち1つが Type-C
- HDMI 出力端子あり
- イヤホンジャックあり
HP はキャンペーンの種類が豊富です。個人的には、金~日に開催される週末限定セールが狙いどころだと思っています。またテレワーク用にパソコンを探している方にぴったりな、特集ページも組まれています。←結構参考になります。
DELL Inspiron 14
メモリ 8GB モデルに絞り込むと、実売価格は 約81,000円(税込・送料込) くらい。表示価格と別に、クーポン適用価格が掲載されています。
デルの公式サイトでは、同じ製品でも様々な構成で販売しています。先に絞り込み検索をしておくと、目的の端末を探しやすくなります。
いろいろなメーカーのパソコンを見すぎて、あれこれ迷ってしまうくらいなら、黙って DELL を選んでおけば大丈夫。そう言える数少ない端末の1つ。それが DELL の Inspiron シリーズです。
DELL のパソコンはデザインが良いです。安っぽさがなく、持っているだけでも所有欲を満たしてくれる端末が多いです。
コンパクトながらもフルサイズの HDMI ポートを兼ね備え、USB-C 端子はもちろん USB-A 端子も2つ搭載しているバランスの良さを評価できます。
主な仕様
- CPU 第12世代 Intel Core i5-1235U 搭載
- CPU に AMD も選択可能(安く購入できる)
- メモリ 8GB 搭載
- 256GB or 512GB SSD 搭載
- 14 インチのフルハイビジョン
- USB ポート3つ、うち2つが USB-C
- microSD カードリーダー搭載
- HDMI 出力端子あり
- 重さ 1.5 kg
CPU は最先端の第12世代 Intel Core i シリーズ搭載。テンキーなしモデルの3機種の中では、実は最も高性能。
この機種もやや重さはありますが、それ以外は使っててもマイナス要素が見つからない、全てにおいて満遍なく合格点を持つ端末です。
持ち運びに適した端末の紹介はここまで!続いて自宅や職場に置きっぱなしにして使うような、大型のノートパソコンを紹介します。
10万円以下おすすめノートパソコン・テンキーあり
続いてテンキー付きの大型ディスプレイが搭載されたモデルを紹介します。こちらは重量があるモデルゆえ、携帯性は劣ります。
DELL Inspiron 15
販売価格は Ryzen 5 モデルで約 72,000 円から。そして上位の Ryzen 7 モデルは、クーポン適用で 約98,000円 で買えてしまう端末です。
高性能、高スペック、高コスパで選ぶなら、テンキーレスモデルよりもこのモデル。ストレージ容量も 512GB と大きく、初心者から中級者まで網羅できる万能な端末!
15.6 インチディスプレイのテンキー付きで、重量は 1.7 kg です。日常的な持ち運びには適していませんが、ビジネス用途など据え置き型ノートパソコンとして、非常に優秀な端末です。
主な仕様
- CPU Ryzen 7 5825U 搭載
- メモリ 8GB 搭載
- SSD は 512GB が標準
- 15.6 インチのフルハイビジョン
- ベゼル幅が狭く画面が大きく綺麗
- USB ポート3つ、1つは万能な USB-C 端子
- SD カードリーダー搭載
- HDMI 出力端子あり
- DVD マルチドライブ搭載なし
外部ディスプレイには HDMI 出力、もしくは USB-C 端子による出力も可能。
DELL のノートパソコンは、どの端末もキーボードが打ちやすいです。僕がシステムエンジニア時代によく使っていたのが、この Inspiron 15 シリーズです。(CPU が古い旧型モデルですが。)長時間の利用においてもストレスがなく、使いやすさは抜群です。
ディスプレイは非光沢で、ビジネス向き。Ryzen 7 は Intel Core i7 と肩を並べる CPU ゆえ、ここまで高性能なマシンが10万円以下で買えるのは、もはや奇跡です。
また細かい部分でも性能がしっかりしている同端末。
次のページで、かなり細かく実機をレビューしています。もし Inspiron 15 の購入を検討されているなら、参考になるのは間違いないと思います。ぜひご覧ください。
Lenovo ThinkPad E15
Ryzen 5、SSD 256GB モデルの販売価格は 約95,000円(税込・送料込) から。まだ旧モデルも販売しているので、安く買える Gen 3 を選ぶのも悪くないです。
Lenovo の中でも人気がある ThinkPad シリーズ。純粋に次の2点がおすすめポイントです。
- キーボードが打ちやすい【一番おすすめ】
- ボディーに強度があり耐久面で優れている
キーボードの打ちやすさは、他のメーカーや Lenovo の IdeaPad シリーズと比べても、飛び抜けて優れています。キーの打ちやすさを重視するなら全力で ThinkPad シリーズをおすすめします。
またメモリやストレージ容量を簡単にカスタマイズできるのも、良いところ。クーポンで安くなったタイミングを見計らって、容量 512GB にアップして購入するのが狙い目です。
主な仕様
- CPU Ryzen 5 5625U 搭載【カスタム選択】
- メモリ 8GB 以上カスタム可
- SSD 256GB or 512GB
- 15.6 インチのフルハイビジョン
- USB ポート4つ、うち1つが USB-C
- HDMI 出力端子あり
- 有線 LAN ポートあり
Lenovo 端末は、自分で構成を選択するカスタマイズをした上で購入するのが一般的です。この端末もカスタムできる項目が多いため、是非こちらの構成で検討してみてください。
- OS: Windows 11 Home
- CPU: Ryzen 5 5625U
- メモリ: 8GB 以上
- ストレージ: SSD 256GB 以上 (512GB がおすすめ)
ThinkPad シリーズはセールに登場していたら間違いなく「買い」なので、ぜひこちらも確認しておくと良いです。
HP Pavillion 15-eh
販売価格は Ryzen 5、SSD 512GB モデルで 約86,000円(税込・送料込) から。Ofiice は同時購入で最大 40% OFF です。
機能面は Lenovo の E15 と同等です。15.6 インチモデルのテンキー付きで、重量は 1.71 kg です。
Pavilion 15 は、液晶モニターがタッチ操作できるのがポイント。感覚的に画面を触って操作したい、エントリーユーザーにも最適な端末です。一度使い始めると、画面タッチ操作の利便性はクセになります。
主な仕様
- CPU Ryzen 5 5500U 搭載
- メモリ 8GB or 16GB 搭載
- 512GB SSD 搭載
- 15.6 インチのフルハイビジョン
- 画面タッチ操作に対応
- USB ポート3つ、うち1つが Type-C
- microSD カードリーダー搭載
- HDMI 出力端子あり
ディスプレイには IPS を採用。色表現がとても綺麗です。また視野角が広いのも特徴で、ディスプレイをどの角度にしても見やすいのがポイントです。
画像処理など、色合いのチェックをするなら IPS 液晶は不可欠です。ここまで液晶性能が長けていると、本当に10万円以下で買えるのが凄いと思ってしまうほど。
国内メーカーや Amazon 等のネットショップのパソコンはどうなの?
国内有名メーカーの製品は値段が高い
上記で紹介したパソコン全て海外メーカーの製品です。
国の有名メーカーである Dynabook (2019年1月付で Dynabook 株式会社に名称変更) や富士通の FMV・LIFEBOOK、そして NEC の LAVIE など、家電量販店で売られているメジャーな機種は紹介できませんでした。
理由は次の通りです。
- おすすめ機種は10万円以上
- CPU 性能を落とさないと10万円以内で買えない
- デザインがいまいち
- 余計なソフトがたくさん入っている
国内メーカーにおける信頼性の面は、十分評価できます。ただし予算10万円の条件をつけると、なかなか見合ったものが見つからないのが残念な点です。
どうしても国内メーカーで選びたいのであれば、15万円くらいの予算を用意してください。そうすれば推奨する 256GB 以上の SSD や、メモリ 8GB 搭載のモデルが手に入ります。
上記で紹介したマシンは、普通に使っていれば5年以上は余裕で使えるほどの性能を持ったパソコンです。ある程度年数が経って買い替えを検討するなら、性能を落とさず安く買えるものを選ぶほうが賢い買い方ではないかと僕自身は思っています。
Amazon や楽天の安いパソコンを買ってはいけない
Amazon や楽天で探すと、5万円くらいで購入できるパソコンもたくさん売られています。その大半は5年くらい前に最前線のマシンだったものが多く、少なくともどれもおすすめできる機種ではありません。
安いパソコンの特徴
- CPU の性能が悪い
- HDD なので起動が遅い
- データの読み込みが遅い
- 複数アプリを起動すると動作が重くなる
- 液晶モニターが見づらい
- そもそも Windows じゃない
安い理由は、性能が低いパソコンであるため。どうしてもパソコンは欲しいけど、可能な限り安く買いたいのであれば、上記で紹介した機種のうち Core i3 の CPU を搭載したパソコンを選んでください。5万円の激安パソコンよりも何倍も高性能なマシンが手に入ります。
普通は値段が倍になっても性能は倍になりません。でも予算が半分の5万円になった場合、性能は半分以下になります。値段に踊らされてゴミパソコンを選ばないように気をつけてください!
まとめ
パソコンはスマートフォンと違って、2~3年で買い換えるものではありません。昨今のパソコンは性能が著しく上がったので、5年以上は快適に使えます。その快適さのポイントになっているのは SSD です!CPU 性能が悪くても SSD を搭載していれば、少なくとも動作の重いストレスからは解放されます。
それに加えて、性能が著しく向上した最新の 第10世代・第11世代 の Intel Core i シリーズ と組み合わせることで、長きに渡って高性能パソコンとして利用できます。
10万円前後のパソコンは総じてコスパが高い
上記で主に紹介したノートパソコンは、予算10万円の中でも、かなりコスパの良いマシンです。一昔前なら、20万円近くするような性能を持ったパソコンばかり。どれを選んでも良い買い物になると思います。
パソコンは高額商品ゆえ、金額的に安く済ませたい気持ちは僕も同じです。それでも「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」といった言葉があるように、安いから買うのではなく、欲しい性能だから買う!という意識で探せば、自ずと必要なパソコンが見つけられると思うので頑張ってください。
以上、予算10万円以下で買えるノートパソコンの選び方から、おすすめパソコンの紹介でした。