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大安だけじゃない縁起の良い日!天赦日、一粒万倍日、巳の日、寅の日

更新日: 公開日:2016/01/16

結婚式を挙げるなら大安吉日!宝くじを買うなら大安吉日!

六曜の「大安」は誰もが知る縁起が良い日の代表格です。しかし日本に伝わる暦の中で、縁起の良いとされる日が他にもあるのをご存知でしょうか。大安は毎月4日~6日くらいの頻度で巡ってきますが、それよりもレアな吉日もあります。

  • 天赦日(てんしゃにち)
  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
  • 巳の日(みのひ)
  • 寅の日(とらのひ)

ざっと見てご存知なものはありましたか?もしかすると「一粒万倍日」は宝くじ売り場に「大安吉日」と同じように札が掛けられていることがあるので、もしかしたら字面は見覚えがある方がいるかもしれませんね。しかもこれらの吉日が重なりあう日は、より縁起の良い運気の上がる日となりますので、これを機に知らなかった縁起の良い日を覚えておきましょう。

そもそも大安って?

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大安が縁起の良い日とされる理由

大安は良い日とされる理由をご存知でしょうか?

六曜と呼ばれる大安、友引、仏滅、先勝、先負、赤口は、元々は陰陽道から生まれたもので、その日の吉凶を判断するためのものです。俗に言う「お日柄」がこの六曜に該当するのです。結婚式の挨拶の冒頭で定型句のように「本日はお日柄もよく……」と言いますよね。大安はまさにお日柄の良い日そのものなのです。

大安は「大いに安し」の意味を持ち、六曜の中で1番の吉日とされます。終日万事において良い、つまり吉であり、物事が成功する日とされています。陰陽道における気が安定している状態となります。ラッキーデーと言うよりは真っさら状態から始めるのに調度良い日なので、結婚式や内閣の組閣など、スタートを切るイベント事が行われるわけです。

大安以外の縁起が良いとされている日

天赦日(てんしゃにち)

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“てんしゃび” と呼ばれることもあるこの日は、暦の上で1番縁起がいいとされる日です。年によって異なりますが、年間5、6日しかない大変貴重な日です。「百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日」の意味を持ちます。百の神に許されるなんてとんでもない日ですね。

天赦日は次のようなルールで決められています。

立春から立夏の前日戊寅(つちのえとら)の日
立夏から立秋の前日甲午(きのえうま)の日
立秋から立冬の前日戊申(つちのえさる)の日
立冬から立春の前日甲子(きのえね)の日

2017年・2018年の立春、立夏、立秋、立冬の日付はこちらのページを参照してください。

天赦日は年間の日数も少ないことから、大安よりも物事を始めるのに適した最高の吉日とされています。結婚や入籍はもちろんのこと、開業や引っ越しにも最適な日となります。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

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名前の通り一粒が万倍に膨れ上がる意味を持つ一粒万倍日。元々は種籾が大きな稲穂に育つ様を表したもので、まいた種が大きく育つのを願い、種まきに適した日と言われています。少ないものが大きくなって返ってくることから、こちらも物事を始めるのに良い日とされ、お金を出すことも吉とされています。

宝くじ売り場に「一粒万倍日」が掲げられているのもこれで納得です。1,000円が万倍になれば1,000万円です。縁起にあやかって万倍に膨れ上がってくれることを期待してしまいますね。

吉日として紹介していますが、全てが良い事とは限りません。一粒万倍日に決して行ってはいけないことがあります。それは借金です。借りたお金が万倍になってしまったら、たまったものじゃありません。お金だけでなく物を借りるのも NG です。みなさん、お気をつけください。

巳の日(みのひ)

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巳は蛇のことです。蛇には財を育てる力があります。とは言えここで指す蛇は道端にいるような普通の蛇ではなく、赤い目をした白蛇です。白蛇は金運の女神、七福神の紅一点である弁財天の遣いと言われています。

そしてこの巳の日に白蛇へお願いごとをすることで、弁財天へ願いが伝わると言い伝えられています。

巳の日は12日に一度やってきます。弁天様の縁日が行われる縁起の良い日であり、更に60日周期でやってくる己巳(つちのとみ)の日が、最も縁起が良い吉日とされています。年間6日、または7日しかないこの日に金運に関わる行動をすると、願いが叶うかもしれません。

財布を購入する日として、巳の日を選ぶのもありです。ただし使いはじめるのは次に紹介する寅の日が良いです。

寅の日(とらのひ)

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こちらも日の干支に関わるものです。寅は「千里の道を駆け巡り、また一瞬で戻って来る」動物です。出したものが戻ってくることから、寅の日に旅行や漁へ出ると、安全に戻ってくると言われています。

また、財布から出て行ったお金も一瞬にして戻ってくると解釈され、このことから財布を使いはじめるのに相応しい日とも言われています。こんな理想的なことが現実になれば嬉しい限りですね。

逆に戻ってきてしまっては困ることは、行わないようにしましょう。例えば結婚。嫁に出て行ったのに戻ってきてしまうのは、親も望んでいることではありません。また葬儀も死者が戻ってきてしまうので避けたいところですね。

吉日となる日付は一体いつ?

吉日は大安だけじゃありません。どうしても結婚式を大安に挙げたかったけどダメだった場合など、実はもっとレアな縁起の良い日もあることを把握しておけば、選択肢としても幅が広がるのではないでしょうか。

仏滅のような日と重なってしまうと吉日としての効果が落ちてしまうとも言われていますが、気の持ちようなところもあるので、あくまで参考程度に考えていただければと思います。最後に、各年の吉日を一覧化したカレンダーを掲載したページを紹介しますので、あなたにとって幸運となる日を探してみてください。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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