災害対策やアウトドアに最適なモバイルバッテリー Chargi-Q mini は太陽光や手回し充電ができる!
2018年は西日本を中心とする集中豪雨の発生や、北海道地震など様々な災害がありました。
ニュースでは災害対策の事前準備など、いざ自身が巻き込まれた時にどのような対応をすべきかも多く報道されていました。そして、ようやく最近になってモバイルバッテリーの重要性ついても話題となり、災害対策グッズの1つとして認識されてきている感があります。
そこで今回、電気を使わず充電出来るモバイルバッテリー Chargi-Q mini(チャージックミニ)を紹介していきます。
なおこちらの製品は、販売元の LiberFlyer さんより提供いただきレビューを行っています。予めご了承ください。
Chargi-Q mini の製品概要
- モバイルバッテリー本体
- 充電用 micro USB ケーブル
- カラナビフック
- 保護ケース
- 取扱説明書
ソーラーパネルが表側に出ている作りなので、きちんと保護用のケースが付いているのが嬉しいですね。カラビナの使い方は、後述で説明していきます。
製品仕様
- バッテリー容量: 8,000mAh
- 重量: 320g
- サイズ: 135mm x 70mm x 3.5mm
- 入力: 5V / 1A
- 出力: 5V / 1A
- ソーラーパネル: 5~5.5V 0.4W
- 給電ポート: 2つ
- 充電方法: ソーラーパネル、手回し、USB
ソーラーパネルおよび手回し充電による充電が出来る仕組みになっているため、一般的な 8,000mAh のモバイルバッテリーよりはサイズは大きめになっています。
micro USB による充電も可能で、入出力はどちらも 5V / 1A となっています。
安心の PSE マーク付き
モバイルバッテリーの普及に伴い海外製品も増える中、バッテリーからの発火など事故も相次いで報道されています。そこで政府は、2019年2月より電気用品安全法(PSE法)の対象にモバイルバッテリーを追加することにしました。
つまり、安全基準をクリアして PSE マークを付けていないモバイルバッテリーは、これから販売できなくなる流れになります。この Chargi-Q mini は、きちんと PSE マーク認証済みの製品なので、安心して使うことができます。
製品の外観
正面にはソーラーパネルが配置され、裏面に手回し充電用のハンドルがあります。
なお太陽光で充電した場合は、10時間で満充電になります。手回しで満充電にするには途方もなく時間が掛かってしまうので、一時的な予備用に使える機能だと思ってください。
このハンドルは、ひっくり返せば持ち手が本体にはまる構造になっているため、持ち運びに邪魔になるようなことはありません。
また、プラスチック素材ではあるものの、作りはしっかりしています。
側面は micro USB の入力ポート、そして各種切り替えのスイッチになっています。通常は ON / OFF スイッチだけですが、この Chargi-Q mini のスイッチは、それに加えて LED ライトを点灯させられる3段階の構造になっているのが特徴です。
LED ライトは、短辺側の側面に配置しています。こちらには他に出力ポートが2つと、モバイルバッテリーの稼働状態を示すインジケーターが付いています。
この LED ライトは直線的に広がり、懐中電灯としても使えるほど十分な明るさがあります。
Chargi-Q mini の使用感
では実際に使ってみて感じたことをまとめておきます。
日常の持ち運びには不便な大きさ
Chargi-Q mini は、一般的な充電機能をもつ同じ容量のモバイルバッテリーと比べると、大きさは約2倍ほどあります。これは、ソーラーパネルや手回し充電といった特別な機能を持っているためです。
ゆえに、日頃から予備用バッテリーとして持ち歩くには不向きです。重量は 300g そこそこなので重くないものの、鞄に入れると場所を取ってしまいます。やはり特化した用途に向いていると思います。
ソーラーパネルで広がる可能性
日常使いには向いていないですが、このソーラーパネルのお蔭で電源が無い環境でも充電できるのは、非常に便利です。裏の手回しハンドルを使って立て掛けられるため、太陽の位置に合わせて最適な角度で充電することができます。
日差しが弱まると充電する力も弱くなるため、空っぽな状態から満充電にするのは大変です。それでも数時間放置しておくだけで、それなりの充電が行えます。
冒頭で説明したように、防災グッズとして利用するにはピッタリの製品ではないでしょうか。他にもアウトドアのような、自然環境での利用にも最適です。
バッテリー本体に付属のカラビナをつければ、このようにリュックにぶら下げて持ち歩くこともできます。外を歩いているだけで充電できる!これが太陽光発電の魅力でもあります。
実際にぶら下げて歩いてみましたが、本体がそこまで重くないので違和感はありません。ただ、カラビナを付ける本体の部分がプラスチックなので、この状態で走り回ったりすると折れてしまうのではないかといった不安材料はあります。
充電中はインジケーターのランプが赤く光ります。ソーラーパネルに当たる光が弱いと、ランプが暗くなってしまいます。きちんと赤く光るように、角度を調整してあげることがポイントになります。
バッテリー残量が分からない
モバイルバッテリーは、どれくらい使ったらどれくらい容量が減るかを意識することはありません。そのため持ち出す際に、まずバッテリー残量を確認するのですが、このモバイルバッテリーは残量を確認する機能がありません。
容量が 8,000mAh とそこそこ大きいものなので、残量が確認できない仕様なのは残念です。スイッチを ON にしたタイミングで、インジケーターの点灯で知らせるなどの仕組みがあると嬉しかったです。
急速充電には対応していない
出力の仕様は 5V / 1A です。このアンペア数が大きければ、充電速度も速くなります。一般的に急速充電を売りにしている製品は 2A 以上出力できるポートがあるので、1A は通常の充電速度だと思ってください。
日常の持ち歩きを想定していないなら、急速充電でなくても全く問題はありません。
災対用・アウトドア用には最適
この Chargi-Q mini は、モバイルバッテリーでも特殊な部類に入るものなので、特定の用途においてはその性能を遺憾なく発揮することができるでしょう。
- 太陽光で発電ができる
- 手回しで充電ができる
- LED ライトを搭載している
- 防水性能がある
登山やキャンプ等での用途においては、抜群に相性が良いのは間違いないです。我が家では車中泊で旅行する機会が多いので、夜間の利用において LED ライトが活躍してくれることを期待しています。(寝る時はそのままスマホの充電に利用)
また防災バッグの中に1つ入れておけば、困った時に太陽光発電による給電もできます。手回し充電は、あくまでもおまけ程度だと思ってください。1分間手回し充電しても、スマートフォンであれば5分程度しか充電できません。
それでも電力以外で発電する方法として、ソーラーパネル・手回しと2種類あることで、状況に応じた充電が行えるメリットがあります。
防災グッズとして1つ準備しておきませんか?
モバイルバッテリーが1台あれば、充電だけでなく明かりを照らしたり火を付けることも出来るようになります。
我が家では、かなり前から防災グッズとしてモバイルバッテリーを用意しています。なおバッテリー自体は、そのまま放置しておくと自然放電して少しずつバッテリー残量が減るため、時折充電してあげる必要がありました。
しかしこの Chargi-Q mini のように本体自身に充電機能が付いていれば、ある程度放電されていても、いざという時に充電できる安心感があります。
8,000mAh あれば、スマートフォンを2回以上フル充電できます。防災グッズとしてモバイルバッテリーを探している方にはぴったりの製品なので、興味のある方はリンク先から詳細をチェックしてみてください。
以上、太陽光と手回し充電が可能なモバイルバッテリー Liber Flyer の Chargi-Q mini のご紹介でした。