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金沢・和倉温泉・輪島へ二泊三日の車の旅【3日目】輪島でブルーインパルスに魅了される

更新日: 公開日:2016/06/17
金沢駅 鼓門

初日の金沢、そして2日目は酒蔵見学からの能登入りをして美湾荘に宿泊。旅路もいよいよ最終日です。3日目は完全なるノープラン。能登路を楽しむことができるのでしょうか?!

では3日目の流れをご覧ください。

【3日日】輪島方面への旅立ち

前日は酒蔵見学時に購入した日本酒を3時まで飲んでいたにも関わらず、問題なく早起きできました。朝食まで時間があったので、他の3人が起きる前に朝風呂へ。せっかく温泉宿に来たので最後までお風呂を楽しみます。早朝から風呂に入っている人は誰もおらず、貸し切り状態でした。

食事処「えん」にて朝食

美湾荘 朝食

朝食はご覧の通り。温泉たまごに出汁を入れて卵かけご飯にしたら、最高に美味しかったです。他に湯豆腐や一夜干しの魚のあぶりと、体に優しい朝食でした。一見ボリュームが多いように見えますが、たくさん皿があるだけで、量はそんなに多くはありません。

1泊2食つきで部屋も大きく、料金は1人10,000円とリーズナブルです。価格以上のサービスを受けられて、美湾荘はとても良い宿でした。

朝食を食べたら、荷物を整理して出発です。

別所岳 SA から望む景色

別所岳SA 別所岳スカイデッキ 能登ゆめてらす

最初に目指す場所は千枚田に決定。のと里山海道をひたすら北上していきます。早速、大きめのサービスエリア (別所岳 SA) に寄り道。

ここには高さ 13m の展望台「別所岳スカイデッキ能登ゆめてらす」があり、左手は能登空港から右手は和倉温泉まで、七尾湾を囲った素晴らしい景色を見ることができます。この日も快晴だったので、最高に良い気分でした。

能登ゆめてらすからの眺望

このスカイデッキのある辺りは、2007年に発生した能登半島地震の際、能登自動車道の復旧工事で用いる土砂の採取場跡地で、地震による被害そして復旧の足あとを残すべく、遊歩道とスカイデッキが整備されたそうです。

また「能登有料道路における能登半島地震復旧の歩み」として被害直後の様子から復旧完了にいたるまでの様子を示した看板が置かれています。完全に道路が崩れ落ちている様子を見ると、地震の被害が大きかったことが伺えます。

スカイデッキの利用は無料です。時期によって開放されている時間が変わり、冬期は閉鎖されます。偶然立ち寄った場所に、ここまで気持ち良い空間が広がっているなんてラッキーでした。

利用期間開放時間
3月15日 ~ 5月15日7:00 ~ 17:00
5月16日 ~ 9月15日6:00 ~ 19:00
9月16日 ~ 12月15日7:00 ~ 17:00

輪島の朝市にギリギリ到着

輪島の朝市

輪島インターを降りてしばらく走っていると、時間的に朝市に間に合うと判明したので急遽立ち寄りました。NHK 朝の連続テレビ小説「まれ」の舞台になった場所ですね。

朝市の時間は 8:00 から 12:00 まで。毎月第2・4水曜日が休みです。僕達が着いたのは 11:30 だったので、急いで駐車場に車を停めて朝市が行われている通りへ向かいます。

一部のお店では、既に片付けを始めていました。新鮮な海の幸や乾物、加工品などが売られています。自宅のお土産を買うなら、朝市で買った方がいろいろなものが安く購入できます。もっと朝早くから行ったら、活気のある市場の風景が見られたかもしれません。

輪島の朝市 後片付け

たくさんの神様が祀られる重蔵神社

輪島 重蔵神社

輪島に寄り道したついでに街並みを散策します。

大きな神社があったので立ち寄ってみると、能登地方特有の黒光りする瓦屋根に覆われた社殿が目の前に飛び込んできます。重蔵神社にはたくさんの神様が祀られており、ここを参拝するだけで全ての願い事が叶うのではないかと思うほどの社が建っています。

境内末社七社巡りについて

欲張りな人にはちょうど良いですね(笑)

海の駅 輪島

海の駅「輪島」輪島キリコ会館

歩いて行ける距離に海の駅がありました。目の前に見える大きな建物は「輪島キリコ会館」です。キリコとは能登地方のお祭りで用いられる神輿のような山車です。詳しくは公式サイトをご覧ください。

思ったより輪島に長居してしまったので、今回はスルーです。(ちなみに入場料が掛かります)

四季折々の風景が楽しめる白米の千枚田

道の駅「千枚田ポケットパーク」白米の千枚田

輪島から海沿いに東へ車で10分の距離に、道の駅「千枚田ポケットパーク」があります。そこから国の名勝にも指定されている白米(しらよね)の千枚田が見渡せます。

段になった棚田が日本海まで続く様は絶景でした。写真では立体的に伝えられないのが残念です。もう少し稲が伸びてくれば、緑一面の階段が広がるような光景になります。

9月の稲刈りの時期には稲穂が黄金色に輝き、稲のない10月から3月まではイルミネーションが点灯。そして田植え時期となる5月には水が張られ、夕日が水面に反射して幻想的な風景が見られるそうです。

海の駅にブルーインパルスがやってきた?!

千枚田から再び朝市の方面へ車を走らせると、何やら上空で飛行機が飛んでいる模様。あまりにも往来するので何だろうと思っていたら、突然目の前に現れたのが航空自衛隊の曲技飛行隊ブルーインパルスでした。

ブルーインパルスと言えば航空自衛隊入間基地の航空祭のイメージが強く、まさか輪島で見られるとは想定外過ぎてビックリです。気付いたら夢中でシャッターを切っていました。

ブルーインパルス

ブルーインパルス

ブルーインパルス

どうやら輪島市民まつりで、輪島分屯基地開庁60周年記念行事としてブルーインパルスの展示飛行が行われるらしく、その練習を行っていたみたいです。

ブルーインパルスから噴出されるスモークが、快晴の空に見事に描かれていく様子に思わず感動してしまいました。正味20分ほどでしょうか。練習風景とは言え、華麗なアクロバット飛行を見れたのは嬉しかったです。

入間基地は山の中なので、海上を飛ぶブルーインパルスが見れたのは貴重な体験でした。

輪島の蕎麦屋「やぶ新橋」にてランチ

輪島の蕎麦屋「やぶ新橋」

曲芸飛行に見入っていたら、いつの間にか 14:00 過ぎです。流石にお腹が減ったので、近くの蕎麦屋に入りました。

入口からして小さいお店かと思ったら、中に入ってビックリ。宴会が出来るほどの大部屋もあり、2階の4人席テーブルがある小部屋へ案内されました。かなり大きな店のようです。ここで海鮮丼を注文と言いたいところなのですが、ここ2日間で魚介は十分堪能したため、空いたお腹を満たすためにカツ丼そばセットを注文です。

やぶ新橋「カツ丼そばセット」

蕎麦屋のカツ丼って本当に美味しいですよね(笑)観光客に限らず、地元の人もよく利用するお店のようです。行き当たりばったりに入った店なのに、値段も安く大当たりでした。

能登島へ上陸

さあ、ここからは東京へ戻るのみです。まだ時間もたっぷりあるので、宿の部屋から見えていた能登島を経由することにしました。

能登島は周囲長が 71.9km もあり、伊豆諸島の八丈島と同じくらいの大きさになります。能登半島のこんな場所に島があるなんて、初めて知りました。能登島の観光地で代表されるのが、ジンベイザメを見られる「のとじま水族館」です。また能登島マリンリゾートでは、船に乗ってイルカウォッチングを体験できます。

能登へ出掛けるなら、どちらも抑えておきたい観光スポットです。

今回は時間が厳しかったので、能登島を車で通過するのみです。中能登農道橋(ツインブリッジのと)より能登島入りし、そのまま車で走って能登島大橋を渡ってにて本州へ戻る。わずかな時間でしたが、橋の走行がとても気持ちよかったです。

能登島大橋

上の写真は能登島大橋です。全長 1,050m もある石川県で最も長い橋で、波打った形状が特徴です。建設当初はツインブリッジのと・能登島大橋どちらも通行料が取られていましたが、償還完了に伴い無料開放されています。

最後の買い物スポット「食祭市場」

能登 食祭市場

この日の出発地点である七尾の街へ戻ってきました。最後に訪れたのは、能登食祭市場。お土産や生鮮食品の売り場、そして食事処が集まった市場です。

買った商品をその場で焼いて食べられる浜焼きのスペースもあり、ここでも魚介を楽しめます。と言ってもお腹も満たされていたので、ここではお土産に石川県の万能調味料「とり野菜みそ」を購入。

石川県へ旅行へ行ってお土産に困ったらこれ!めっちゃおすすめです。とり野菜みそベースで作る鍋は絶品ですよ。

【おまけ】通りすがりの高岡大仏

高岡大仏

氷見方面から北陸自動車道へ乗るためしばらく下道を走ります。まもなく IC というところで高岡の地名が見えました。もしかしたら高岡大仏が近いのではないかと調べると、目と鼻の先にあるではないですか。

差点の目の前に突如現れる高岡大仏。こんな街の中に大仏が建っていると少し違和感を覚えます。せっかくなので寄りたかったのですが、無料駐車場は閉まっていて近くにコインパーキングが全くありません。しばらく辺りをぐるぐる周るも駐車スペースが見つからず断念しました。

もう少し近くで見たかったな~。

名立谷浜 SA の雪室熟成黄金豚タレカツ丼

この旅行最後の食事は、北陸自動車道の上越ジャンクション手前にある名立谷浜サービスエリアで食べました。既に新潟県に入ったので石川旅行と全く関係ありませんが、僕がイチオシする食材があるので是非とも紹介させてください。

越乃黄金豚(こしのこがねぶた)ってご存じですか?新潟県北部の岩船・胎内で育てられた最高級の豚肉です。余談ですが、隣の村上市は新潟のブランド牛である村上牛を育てています。

これまで高速道路上でいろいろと食べてきましたが、関越自動車道の塩沢石打 SA で販売されている越乃黄金豚のフランクフルトは、僕の一番のお気に入りです。もう、フランクフルトとしての次元が違い過ぎるほど美味しい一品です。

で、その最高に美味い越乃黄金豚を雪室(ゆきむろ)、つまり雪を使った貯蔵庫でエージングさせた熟成肉があり雪室熟成黄金豚と呼ばれています。ちなみに冬期に降った雪を大量に貯蔵しているので、秋口まで雪が溶けずに残っているそうです。

そんな大好きな豚肉を使ったメニューが名立谷浜サービスエリアにありました。雪室熟成黄金豚タレカツ丼、お値段なんと780円。何も知らずに、ただのタレカツ丼と思って食べるのは勿体ないほど激ウマな一品です。

名立谷浜 SA「雪室熟成黄金豚タレカツ丼」

肉質は柔らかく甘みが凝縮された究極のブタ肉。もう食べる前から美味しいのです。最後の最後で好物にありつけて幸せでした。

最終日まとめ

これで旅行記はおしまいです。最後に改めて3日目の流れをおさらいします。

時刻イベント
7:30起床 → 朝風呂へ
8:30食事処「えん」にて朝食
9:30チェックアウト
10:40別所岳サービスエリアで休憩
11:30輪島の朝市を散策
12:00神様いっぱい重蔵神社
12:40白米の千枚田を見学
13:30ブルーインパルスに遭遇
14:30やぶ新橋にてランチタイム
15:30能登島上陸
16:30能登 食祭市場でお土産購入
18:30車でぐるぐる高岡大仏
20:30雪室熟成黄金豚を美味しくいただく
25:00帰宅

交通費と宿代は1人3万円

東京からの、のべ走行距離は 1,200km です。費用は2泊分の宿代、高速代にガソリン代、その他諸々含め、1人あたり3万円程度で済みました。車で移動する場合、人数がいると交通費が安上がりになるのがポイントです。

一番恵まれていたのは、3日間続いた快晴です。天気が良いとそれだけで気分も高揚します。全体的に計画性のある旅行ではなかったものの、どこへ行っても素晴らしくて満足度の高い楽しい旅行でした。

以上、3回に分けてお送りした金沢・和倉・輪島旅行記、長々とお付き合いいただきありがとうございます。ブログに載せた画像はのべ60枚と、歴代最多枚数となりました。金沢、輪島方面へお出かけの際は参考にしていただければと思います。

さ、次はどこへ旅に出ようかな。

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このブログの運営者

NJ

東京在住の個人事業主。まとまった仕事が片付くと妻と日本中を旅しているので、その記録を残しているブログです。移動手段は車がメイン。本州であれば車中泊しながら温泉に入ったり、あちこちの神社・仏閣巡りをしています。

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