喜多方ラーメンの名店「まこと食堂」で味わう本場の味!最後まで堪能できる味に人気の秘密がある?!
ラーメンは本場で食べる味が一番美味しい!と言いながらも、なかなかご当地ラーメンを食べる機会がなく、ようやく本場の喜多方ラーメンを食べるチャンスが巡ってきました。せっかく東京から福島まで足を伸ばしたのだから、有名店で食したい!ということで行ってきたお店が「まこと食堂」です。
ラーメン通には言わずと知れた名店で、とんこつベースに醤油味なら「まこと食堂」、塩味なら「坂内(ばんない)食堂」と人気を二分するお店の1つです。
喜多方の街には数多くのラーメン店が立ち並びますが、それぞれのお店が「喜多方のれん会」もしくは「喜多方老麺会」のどちらかの団体に属しています。喜多方ラーメンマップを見ると、どちらの団体が発行したものかにより掲載しているラーメン店も異なります。
まこと食堂は「喜多方のれん会」に、そして坂内食堂は「喜多方老麺会」に所属しています。そのため、同じラーメンマップ上に載っていないことがあるのでご注意ください。
【喜多方ラーメン】まこと食堂
お店の外観はご覧の通り、一軒家を改築したような作りになっています。のれんには漢字で「滿古登」と書かれています。これは大和仮名で「まこと」と読みます。
入口が2箇所あるので迷ってしまいますが、ひとまず左側から入ってください。テーブル席が満卓の場合、右側から入り直して座敷の席へ案内されます。お店の中は古き良き日本家屋そのものです。田舎のおばあちゃんちを彷彿させる作りに、懐かしい思い出が蘇ります。
僕が訪れたのは平日の13時ちょっと前です。お昼時だったので店内は混雑していたものの、ちょうどよく席が空いていたので並ぶことなく席に着くことができました。
まこと食堂のメニュー
ラーメンは650円とかなり安い価格設定になっています。福島と言えば会津のソースカツ丼も有名なので、メニューのラインナップにも加えられています。せっかくなので、中華そばとソースカツ丼のライスなし皿盛りを注文しました。
箸が止まらないあっさりしたラーメンスープ
- 麺は中太平打ちのちぢれ麺
- スープは豚骨・煮干しだしのあっさり醤油味
あっさりなのにしっかりとした味わいで、モッチリとした食感のちぢれ麺にバランス良く絡むスープが何とも言えません。これといった特徴はないものの、際立ったクセもなく、だしの味が堪能できるシンプルな味わいです。かと言って物足りなさがあるわけでもなく、こんなにスッキリしたスープなのに、いつまでも飽きがこない味に関心してしまいました。
ほんのり浮かぶ油も味を整えるための役割を担っており、くどさや重さを感じることも全くありません。
10年ほど前に福島駅で喜多方ラーメンを食べたときにはあまり美味しい印象を受けなかったのですが、お店が違えば味も大きく違うものだと実感させられました。
やみつきになる味というより、一口すすったらもっと食べたくなる衝動に駆られる味で、一度食べ始めたら箸が止まらなくなってしまいます。これが喜多方ラーメンの醍醐味なのかもしれませんね。
ソースカツがこれまた美味い
ライスなしを注文したのに間違えてライスに盛ってしまったとのことで、サービスしてもらったソースカツ丼。この分厚い豚ロースにしっかりと染み込んだソースを目にしただけで、食べる前から「美味しい」が口からこぼれ落ちそうな気持ちになりました。
濃厚で甘さと辛さが絶妙にシンクロしたソース。この味はなかなか東京では味わえません。なお、ソースカツ丼を注文するとラーメン鉢に入れられたスープが付いてきます。こちらは喜多方ラーメンのスープそのものです。
ラーメンスープがあっさり系なので、コテコテのソースカツとの調和がとれて美味しくいただくことができました。ご覧の通り量が多いので、ラーメンとソースカツ丼を一緒に頼むのはあまりおすすめできません。(笑)
おみやげも販売している
まこと食堂ではお土産用のラーメンも販売しています。(奥に箱が積まれているのがお土産用です。)5食入りで1,200円、そして2食入りで500円とお手頃価格なので、喜多方ラーメンを買って帰るつもりであれば、こちらでの購入がおすすめです。
これはネットで知った情報ですが、ラーメン丼に「大当たり」と書かれていたら、このお土産用のラーメンがもらえるそうです。僕は残念ながら当たりませんでしたが、このようなサービスを実施していることも覚えておくと良いでしょう。
まこと食堂までのアクセス
住所 | 福島県喜多方市字小田付道下7116 |
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地図 | Google マップ |
営業時間 | 7:30~15:00 (スープなくなり次第終了) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業/翌日休み) |
駐車場 | 有 |
アクセス | JR喜多方駅から徒歩18分 磐越自動車道 会津若松インターから車で25分 |
人気店なので週末は朝から混雑しています。開店前から行列ができていることもあるようです。テーブル18席 座敷40席と比較的大きいお店なので、混んでいても長時間待つようなことはありません。ご飯時をうまく外せば、比較的短い時間でお店に入れると思います。
まこと食堂の無料駐車場はどこ?
お店の前の通りを挟んだ反対側に、まこと食堂専用の無料駐車場があります。しかし停められても5、6台が精一杯の小さな駐車場であるため、平日でも常に満車状態です。
まこと食堂の駐車場に停められなかった場合、ご覧のように有料駐車場へ停める必要があります。お店まで若干距離があるので、運にまかせて一度お店の前まで行ってみましょう!
朝ラー文化にも納得の味
喜多方市は朝食からラーメンを食べて体を温める「朝ラー」の文化が根づいています。朝からラーメンなんて体が受け付けないと思ってしまいますが、ここまで淡麗なスープであれば、朝ごはんとしてラーメンを食べるのも合点がいきます。
この「まこと食堂」もそうですが、7時台から開店しているラーメン店が多く、旅先の朝ごはんとして喜多方ラーメンを食べてみるのも良いのではないでしょうか。
早朝から開店しているため、昼過ぎにはスープがなくなって閉店するお店も多いです。
朝から地元の食文化を味わえる機会はなかなかありません。旅の途中であれば、朝早くから行動することで充実した一日になるでしょう。福島は餃子も有名ですが、ここはぜひ朝ラーにチャレンジしてみてください!
以上、喜多方ラーメンの名店「まこと食堂」の紹介でした。