【Excel】列を再表示するショートカットキー Ctrl + Shift + 0 が機能しない場合の対処法

Excelには行や列を非表示にするショートカットキーがあります。これらは選択されているセルの情報に対して、行や列を非表示にするためのショートカットキーです。
| ショートカットキー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl + 9 | 選択行を非表示にする |
| Ctrl + 0 | 選択列を非表示にする |
そして更に Shift キーを加えることで、非表示となっている行や列を再表示できます。
| ショートカットキー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl + Shift + 9 | 選択行内の非表示行を再表示する |
| Ctrl + Shift + 0 | 選択列内の非表示列を再表示する |
列再表示のショートカットキーが効かない
しかし特定の環境において、選択列内の非表示列を再表示するショートカットキー Ctrl + Shift + 0 が機能しない場合があります。
該当する OS と Excel の組み合わせ
| OS | Excel |
|---|---|
| Windows 7 | Excel 2007, 2010, 2013 |
| Windows 8 | Excel 2007, 2010, 2013 |
| Windows 8.1 | Excel 2007, 2010, 2013 |
| Windows 10 | Excel 2007, 2010, 2013 |
全ての環境において事象発生確認は出来ませんでしたが、以下の環境においてショートカットキーが使えない状態が確認できました。
- Windows 7 + Excel 2013
- Windows 7 + Excel 2010
- Windows 8.1 + Excel 2013
- Windows 10 + Excel 2013
Microsoftのサポートページにも掲載があります。ただし、Windows 8 や Windows 10、また Excel 2013 には触れられていません。
Ctrl + Shift + 0 のショートカットキーを復活させる方法
Windows 7 の場合
上記サポートサイトにも記載がありますが、文字だけで分かりづらいので画面キャプチャと共に解説します。Windows 10 は少し手順が異なるので、この後紹介します。
手順 – Windows 7
キーからコントロールパネルを開きます。表示方法が「カテゴリ」となっていない場合は「カテゴリ」を選択してください。
![コントロールパネルで表示方法 [カテゴリ] を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working01.png)
続いて、メニューから [時計、言語、および地域] を選択します。
![メニューから [時計、言語、および地域] を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working02.png)
[地域と言語] の [キーボードまたは入力方法の変更] を選択します。
![[地域と言語] の [キーボードまたは入力方法の変更] を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working03.png)
地域と言語の画面で [キーボードと言語] タブを選択し、[キーボード変更] ボタンを押下。
![[キーボードと言語] タブを選択し、[キーボード変更] ボタンを押下](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working04.png)
テキストサービスと入力言語の画面で [詳細なキー設定] タブを選択し、[キーシーケンスの変更] ボタンを押下。
![[詳細なキー設定] タブを選択し、[キーシーケンスの変更] ボタンを押下](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working05.png)
キーシーケンスの変更画面で「キーボードレイアウトの切り替え」が [Ctrl + Shift(T)] になっているので [割り当てなし(O)] を選択。あとは各ウィンドウの OK ボタンで確定すれば完了です。
![「キーボードレイアウトの切り替え」で [割り当てなし(O)] を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working06.png)
Windows 10 の場合
Windows 10 は、バージョンアップによりコントロールパネル上から [言語] の項目がなくなりました。そこで設定画面から変更を行っていきます。
手順 – Windows10
左下の Windows アイコンから 設定メニューを選択。
Windows の設定から [時刻と言語] を選択。
![Windows の設定から [時刻と言語] を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working07.png)
左側のメニューから [地域と言語] をクリックし、右側の画面をスクロールして [キーボードの詳細設定] を開きます。
![[地域と言語]から[キーボードの詳細設定]を開く](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working08.png)
続いて [言語バーのオプション] を選択
![[言語バーのオプション]を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working09.png)
テキストサービスと入力言語の画面が表示されます。ここからは Windows 7 の手順と同じです。
[キーの詳細設定] タブを開き [キーシーケンスの変更] をクリック。
![[キーの詳細設定] タブを開き [キーシーケンスの変更] をクリック](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working10.png)
あとは [キーボードレイアウトの切り替え] で [割り当てなし(O)] を選択すれば完了です。
![キーボードレイアウトの切り替えで[割り当てなし]を選択](https://nj-clucker.com/wp-content/uploads/2015/06/ctrl-shift-0-not-working11.png)
Microsoft のサイトには、レジストリによる変更方法も記述があります。しかしレジストリ修正は、更新箇所を誤るとアプリが動かなくなるリスクを伴うため、素人にはおすすめできない方法です。
原因はレイアウト変更のコマンド
いつも使っているキーボードで日本語や英語以外の言語を入力する場合、そのままの設定では入力できない文字があります。そんなときにキーボードのレイアウトを変更することで、入力ができるようになります。
このレイアウト変更のコマンドが Ctrl + Shift に設定されていると、Excel 上で行や列を再表示するためのショートカットキーが効かなくなってしまうのです。
割り当てなしを選択しても問題ない?
キーボードレイアウトの切り替えが必要でなければ、このコマンドを無効化しても問題ありません。この割り当て変更は Microsoft IME 利用時に限らず、Google日本語入力や、ATOK を使っていても同様に変更されてしまうため、むしろ [割り当てなし] にしておいた方が、使い勝手が良くなるケースが多いです。
もし切り替えが必要であれば Ctrl + Shift ではなく、ほかのキー設定に変更すれば問題は解決します。
Windows も Excel も同じ Microsft の製品なので、本当はソフト側どうにか対処してもらえると助かるのですが。





