六曜はどのように決まるのか?六曜の求め方(計算方法)をわかりやすく解説
結論から言うと、六曜は計算して求められます。求める上で必要な情報は旧暦のみです。
まず簡単に旧暦について説明しておきましょう。
旧暦では、お月様が新月になる日を『1日』として設定します。月の満ち欠けのサイクルは約29.5日と、1ヶ月が30日よりも短くなります。そのため、12ヶ月は約354日になり、実際の1年の日数より11日ほど短くなります。
そして約3年経つと1ヶ月近くの日数の差異が出るため、閏月(うるうづき)なるものを導入して、1年を13ヶ月とする年が19年に7回ぐらいの割合でやってきます。
旧暦の標準となる新月の日付は、毎年2月1日に国立天文台にて翌年の祝日と月の満ち欠けの標準中央値が発表されます。以下、2023年の暦要項となりますので参考までに。
一般的には、この発表をもって来年のカレンダーが作成されるイメージです。
旧暦が分かれば六曜が計算できる
さて旧暦がわかったところで、六曜はどのように計算するのか。方法はとても簡単です。
旧暦の月と日を足し算して、6で割った余りで判断します。
六曜の計算式
(旧暦の月 + 旧暦の日付)÷ 6 = 商・・・あまり
- あまり = 0 …… 大安
- あまり = 1 …… 赤口
- あまり = 2 …… 先勝
- あまり = 3 …… 友引
- あまり = 4 …… 先負
- あまり = 5 …… 仏滅
例えば、2022年9月26日は旧暦で9月1日なので、計算式は次の通りです。
( 9 + 1 ) ÷ 6 = 1 あまり 4
「あまり 4」なので、前述のリストから先負であることがわかります。
プログラムで組むなら Mod 関数を使う
Mod 関数は、あまりを求めるための関数です。プログラムを組める人なら、こちらのほうが直感的にわかりやすいかもしれません。
(旧暦の月 + 旧暦の日付) mod 6 = あまり
六曜が順番通りにならない時がある?
基本的には「大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅」の順番で進みます。
ただ一年中この順番が維持されるわけではなく、計算式の関係上 旧暦の月が変わるタイミングで順番のずれが生じます。月の途中で六曜の並びが変わるのは、このためです。六曜は旧暦ベースで求められていると把握していれば、順序が変わる仕組みも理解できると思います。
以上、旧暦から求める六曜の計算方法でした。