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VR ゴーグルが面白い!初めての360° 動画を体験。CHOETECH VR レビュー

更新日: 公開日:2017/03/16

2016年の PlayStation VR の発売から、一気にバーチャルリアリティーが市場に広がりました。それはゲームの世界に留まらず 360° 撮影できるカメラの機種も増えたことで、楽しみ方も多種多様になっています。

この VR の映像を楽しむには、モーションセンサーが必要になります。でもこのセンサー、スマートフォンにも付いているので、専用ゴーグルがあれば簡単に VR を体験することができます。

そこで紹介するのが CHOETECH(チョーテック)のスマートフォン用 3D VR ゴーグルです。これがあれば簡単にバーチャルリアリティーの世界へ足を踏み入れることができるのです。

こちら、CHOETECH 社によりサンプル提供を受けてのレビューとなりますので、予めご了承ください。

CHOETECH 3D VR ゴーグルの概要

製品構成

  • VR ゴーグル本体
  • EVAゴムパッド
  • レンズ布
  • 説明書

ゴーグルのレンズは柔らかい布で拭かないと表面が傷ついてしまうので、専用の布が付属しているのは嬉しい点です。素材はメガネ拭きと同じです。ゴムパッドの用途については、後述します。

説明書は全て英語で記されています。操作は難しくないので、読まなくても差し支えありませんが、日本語の説明書も用意して欲しいですね。

仕様

  • レンズ: 非球面42mmレンズ(三菱製)
  • 素材: ABS+樹脂レンズ
  • ピント調整: あり
  • 対応サイズ: 3.5 ~ 6インチ液晶
  • 重さ: 385g

レンズは三菱製です。樹脂レンズなので、一般的なメガネのレンズと同じような素材になります。重量は 400g 近くありますが、実際に頭に装着して重いと感じることはありませんでした。

バーチャルリアリティーを体験する

この VR ゴーグルを使えば、YouTube のバーチャルリアリティー動画を楽しむことができます。事前準備としてスマートフォンに YouTube アプリのインストールが必要になるので、下記リンクからダウンロードしてください。

YouTube の動画の場合、VR に対応した映像に限りバーチャルリアリティーを体験することができます。YouTube 公式のバーチャルリアリティー動画を集めたチャンネルもあるので、そちらのリンクを掲載しておきます。

YouTube で VR 動画を見る方法

まずは YouTube アプリを起動して、上記のチャンネルから見たい動画を選びます。そして全画面表示にして横持ちで閲覧できるようにします。この時点で既に 360° の動画として閲覧できるので、スマートフォン本体を傾ければ画面が動きます。

画面をタップすると右下に VR ゴーグルのアイコンが表示されるので、そちらをタップします。(このアイコン表示が VR に対応した映像であることを表します。)

すると画面が左右2画面に分割されて表示されます。この状態でゴーグルを使えば、3D の映像と共にバーチャルリアリティーの世界を体験することができます。

左右の画面がちょっとずれていますよね。これは左目で左側の画面を、右目で右側の画面を見ることで、3D のような感じで映像を捉えることができるようになるのです。

CHOETECH 3D VR ゴーグルで VR を体験

それでは CHOETECH のゴーグルを実際に使ってみましょう。映像は先程の YouTube チャンネルから選びます。その前にスマートフォンをゴーグル本体に装着します。

3D VR ゴーグルのセッティング

まずはフロント部を開いて、スマートフォンを装着します。上下から挟み込む機構になっているので、サイズに関係なく利用できます。なお、液晶画面のサイズは 3.5 ~ 6インチまでが対応範囲なので、お気をつけください。

もしスマホを挟んだ状態でボタンが当たってしまうようであれば、付属のゴムパッドを本体側に付けて調整します。元々ゴムパッドが3箇所ついているので、それに合わせて付けると良いでしょう。中央の位置の合わせ方は、画面上の中央線と下側のゴムパッドの位置を合わせるようにしましょう。ゴーグルを掛けながら位置調整できるので、あまり細かく合わせなくても大丈夫です。

続いて頭にはめるバンド部分の調整です。左右それぞれに1箇所ずつ、そして頭頂部を覆うバンドに2箇所にベルクロ(マジックテープ)で調節できる仕組みになっているので、頭の大きさに合わせてサイズを変えましょう。

続いてピント調整です。ここからはゴーグルを掛けて動画を再生した状態で行ってください。ゴーグルの上部に焦点距離瞳孔距離の調節ネジがあるので、そちらをクルクル回して綺麗に見える位置に合わせます。

焦点距離の調整は、回しても見た目が拡大・縮小するだけでピント合わせのような感じはありませんでした。瞳孔距離は自身の目の位置にピッタリ一致すると、ブレが無くなります。僕の場合は、どちらも回しきった限界の状態でちょうど良い具合になりました。

調整が終われば、あとは映像を楽しむだけです!

VR で見る映像はすごい!

ただの YouTube の動画なのに、自分が動けばそれに合わせて画面も動くので、その場所にいるような疑似体験、まさにバーチャルリアリティーの世界を堪能することができます。

単にスマートフォンで動画を見るよりも迫力があります。PlayStation VR のような高性能なゴーグルではないので、雰囲気を楽しむ程度のものと考えてください。動画の画質はスマートフォンの性能や動画の FPS 値に依るので、高性能な機種でない限りは、映像の滑らかさに少し違和感が残るかもしれません。

それでも 360° の仮想現実の動画を楽しむには十分でした。3D 感はあまり感じることはできませんでしたが、スマホだけでここまで VR を体験できたのは嬉しいですね。あまりにも楽しかったので、夢中になって小一時間ほど動画を見続けてしまいました。

総評

それでは CHOETECH の 3D VR ゴーグルの使用感について、説明していきます。

良い点・評価できる点

  • メガネを付けたまま装着できる
  • ピント調整の機構がある
  • バンドサイズが調整できる
  • 長時間使っても痛くならない

僕はメガネを掛けているので、このような類のものはメガネ OK が前提で作られていないと困ります。こちらの製品は、レンズ面が当たることなく使うことができました。

ただ、メガネのままゴーグルを掛けると、メガネのフレームが圧迫される感じになるので、ゴーグルを掛けたままメガネの位置を少し前にずらすように調整が必要でした。(僕の顔が大きいせいかもしれませんが。)

ピントやバンドでサイズを調整できる機構があると、人を問わず利用できるので良いですね。中にはダンボール製の VR ゴーグルもありますが、それとは雲泥の差です。

ゴーグルが顔に触れる面と、バンドの頭頂部・後頭部にクッション性の素材が用いられているので、長時間使っても大丈夫です。ただ VR 映像はスマートフォン側の処理能力が必要とされるので、それなりに発熱します。ゴーグルに通気口が付いていますが、本体のロゴが付いた場所が取り外せるので、熱くなりすぎた場合はそのパネルを外して利用すると良いでしょう。

悪い点・改善点

  • メガネに対する左右の圧迫感がある
  • 鼻の凹み部分が深すぎて光が入る

メガネを掛けたままゴーグルを付けると、左右が押さえつけられる感覚になります。僕のメガネフレームに厚みがあるのも要因の1つですが、もうちょっとだけ幅を大きくして欲しいと感じてしまいました。

そして一番気になった点が、鼻の部分の作りです。画像を見ていただくとわかりますが、こんなに鼻が高い人がいるのか?と思うほど深めに設計されています。そのため装着時に、この鼻の部分から光が思いっきり入ってきてしまいます。

ここから外が見えるので、安全面を考慮した設計なのかもしれません。しかし VR の世界に浸るのであれば余計な光は不要なので、個人的に残念だった点として挙げさせていただきます。

しっかりとした作りは値段と釣り合わない?!

本体はしっかりしてした作りで、使っているうちに壊れそうだと感じる部位も全くありません。この製品の販売価格に対する品質を考えると、かなりお買い得なアイテムではないかと思います。

中にはヘッドホン機能が付いた VR ゴーグルもありますが、中途半端な音質なのが難点なので、個人的には CHOETECH の VR ゴーグルのように、自前のイヤホンやヘッドホンが使える作りのほうが好みです。

ちょっと前までは特殊な機械がないと体験できない VR の世界でしたが、ここまで身近な存在になったことで、自宅での楽しみがまた1つ増えたような気がします。360° の映像はゴーグルが無くても見れますが、迫力もなくなってしまいます。

仮想現実と呼ばれるだけあって、現実と離れた世界を疑似体験するのが VR の楽しみ方です。ゴーグル1つで別世界へ旅立つことができるので、興味がある方は是非リンク先を参照してみてください。

以上、CHOETECH(チョーテッテク)3D VR ゴーグルの紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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