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軽くて小さくコスパ最高の SD カードリーダー!5年使っても現役機材の Transcend の RDF5

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Transcend の SD カードリーダー RDF5

何度もデータ書き込みや抜き差しする SD カードは、使い続けると劣化するので消耗品として考えられています。一方 SD カードリーダーも使い続けると経年劣化で壊れるので、僕の中では数年に1度購入する消耗品に位置づけられています。

ただ Transcend の RDF5 を購入してからは買い替えがストップして、かれこれ5年以上使い続けています。USB3.0 接続の UHS-I 対応している SD カードリーダーの中では、コストパフォーマンス最強クラスに成り上がりました。

プロ用機材と比べると見劣りする性能はあるものの、数万円する SD カードを使わない限りここで紹介する RDF5 は十分おすすめできる製品です。

Tanscend RDF5 SD カードリーダー

製品仕様

  • サイズ ……… 56mm × 24mm × 8.9mm
  • 重量 ………… 12g(実測値)
  • USB 2.0 / USB 3.0 対応
  • UHS-I 対応
  • 動作環境温度 … 0°C ~ 70°C
  • 動作電圧 ……… 5V
  • SD カード / microSD カード対応

RDF5 の使用感

手軽に持ち運べるコンパクトさ

読み込めるのは SD カードおよびマイクロ SD カードのみ。そのためコンパクトなサイズに仕上がっているのが特徴です。ボールペンの長さの半分以下なので、持ち運びの利便性が高いのも気に入ってるポイントです。

ボールペンと大きさを比較

外装はプラスチック素材で、安っぽさは否めません。かしそのお陰で 12g の軽量化が実現できています。

microSD カードをそのまま挿入できる

カード挿入口は SD カード用とマイクロ SD カード用の口がそれぞれ用意されています。アダプターを使わず microSD カードが挿せるのは専用リーダーならではの利点です。

microSD カードと SD カードがそれぞれ挿せる

カードスロットは2口あっても、2枚同時には読み込めません。複数枚同時読み込みが必要であれば、もっと高価なリーダーが必要になります。

SD カード挿入時に LED ライトが点灯

USB接続時のLEDランプの点灯状態

リーダーをパソコンに接続して SD カードが読み込まれると、常にブルーの LED ライトが点灯します。SD カードを抜くと消えるので、カードがきちんと挿さっているか確認できるようになっています。

microSD カードはサイズが小さくリーダーにきちんと挿さったのか分かりづらいので、LED で判断できる機能があるのは嬉しいポイントです。

【性能チェック】転送速度を測定

コスパが高いといってもきちんと性能が出ないことには評価できません。僕がメインで使っているこちらのマイクロ SD カードで性能を確認してみました。

製品仕様
  • UHS Class 1 仕様
  • 最大読出速度: 100MB/s
  • 最大書込速度: 90MB/s

Crystal Disk Mark を利用して測定した結果は次の通りです。

Crystal Disk Mark 測定結果

  • 読込み速度 93.26 MB/秒
  • 書き込み速度 85.83 MB/秒

最大速度と比べても誤差の範囲です。ここまで数字が出せれば SD カードが持つ本来の性能を活かせるリーダーだと言えるでしょう。

発熱に注意

高速データ転送時はリーダー本体がかなり熱くなります。処理性能が上がると熱を持つのは、精密機器の仕様上避けられません。高価なモデルでさえも発熱するので、そういうものだと思ってください。

感覚的にはここまで発熱する機器は数年で劣化による故障が起こるのですが、この Transcend の SD カードリーダーに関しては、5年を超えても現役で使えています。もちろん使用頻度によっても変わりますが、そもそも保証期間が2年間あるので、その間は安心して使えます。

使い方によっても機器の寿命は延びます。使い終わったらパソコンから抜くだけでも、発熱時間を抑えられます。

総評

写真を取るたびに 50GB を超える大量の画像データをパソコンに移動させるので、転送速度が安定していてるのは絶対条件です。最初はなんとなく値段の安さで選んだ同製品ですが、既に何年にも渡って文句なく使っているので、もうしばらくはお世話になると思います。

これで実売価格が1,000円未満なのは、実にいい買い物ができました。最新モデルではないものの、何年にも渡って売れ続けている製品です。プロ用フルサイズ一眼レフでの撮影や 4K 動画を撮らない限り UHS-I クラスの SD カードが一般用として最上位クラスになるので、この SD カードリーダーはまだまだ最前線で活躍してくれます。

ここまで安ければ、自宅用と持ち運び用の2台運用も手軽にできます。壊れたときの予備用にもなるので、高性能なのに安いのは本当に助かります。お気に入りではないものの、買ってよかったものなのは確かなので、SD カードリーダーを探している人は是非リンクから詳細をご覧になってください。

以上、Transcend の SD カードリーダー RDF5 の紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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