初めてでも簡単にできる!車のワイパー交換方法
車のワイパーの効きが悪く水はけ効果が弱い、ワイパーのゴムが裂けてしまった。
これらの症状はワイパーの寿命を意味し、すぐに交換をした方が良い状況です。ゴムが避けた状態は物理的に目に見えるので、明らかに交換が必要なのは分かりますが、他にもゴムにヒビが入っているような状態も交換の目安となります。
ワイパーゴムの交換時期の目安
- ワイパーのゴムが裂けている
- ワイパーのゴムにヒビが入っている
- 水はけの効きが悪くなったとき
- ワイパーのゴムに癖がついて丸まったとき
ワイパーの交換用ゴムさえ購入してしまえば、換える方法はとても簡単です。初めての人でもコツさえつかんでしまえば、難なく交換できるでしょう。ただ交換用ゴムを購入しても、きちんとした交換の仕方に関する記載が無いため、最初は戸惑うかもしれません。
今回はワイパー交換に不安がある方でも自信をもって交換に挑めるよう、手順を追って説明していきます。
ワイパーの交換時期はどれくらいか?
目安としては1年と言われていますが、2年以上使っていても大丈夫だったりします。炎天下や雨ざらしにされることでゴム自体は劣化していくので、車を運転する頻度が低くても、ある一定時期がくると交換が必要になったりもします。
前述の交換時期の目安を参考に、ワイパーの機能面で気になったら交換する方が合理的です。
ワイパーのゴムは消耗品なので、長く使うメリットは何もありません。また状態をチェックするのが面倒であれば、法定点検のタイミングで一新するなど、特定のタイミングで換える習慣を付けておくと良いでしょう。
ワイパー用ゴムを購入しよう
車種によってフロントウィンドウのサイズが違うので、ワイパーの長さもそれぞれ異なります。またワイパーの形状も違うため、きちんと車種に合ったものを買う必要があります。
ちなみに交換する箇所は、ゴムのみとブレード(ゴムを支える金属の部分)ごと交換するパターンがあります。基本的にゴムだけ取り替えます。あまりブレードを交換する話は聞きませんが、ゴムを換えても効果が改善しなかったり、ブレードの塗装が剥げてウィンドウを抑える反動が悪くなった際は交換を検討してください。
ワイパー用ゴムはどこで買える?
手っ取り早いのはオートバックス等のカー用品ショップへ行くことです。売り場にはたくさんの種類が並んでいるので、自分の車種に合う型番を探すのに一苦労ですが、店員を捕まえて車種と年式を伝えればそれに応じた商品を選んでくれます。
他にもドン・キホーテのような大型店もカー用品を扱っているので、ワイパー用ゴムも置いてあることが多いです。
安く済ませたいのであればネットで買うのが一番良いです。例えば僕が交換用に購入したものは、水弾きに強い「SOFT99 のガラコワイパー」ですが、型番は SOFT99 の公式サイトから検索し、適合する番号が検索できます。
検索条件はご覧の通りです。ゴム交換のみする予定であれば、ブレードを選ばないように気をつけてください。また情報として年式が必要になるので、把握していない方は予め調べておくようにしましょう。
商品は「パワー撥水」と「グラファイト」が選べます。前者の方が値段が高いですが、撥水ガラスコーティング剤であるガラコの効果をそのまま得られるのでおすすめです。
うちの車の場合、運転席側が No.132 助手席側が No.101 が該当しました。基本的に換えゴムは1本しか入っていないため、運転席側と助手席側でそれぞれ購入する必要があります。また、片方だけ交換するのは良くないので、必ず両方同時に交換するようにしましょう。
値段はゴムの長さにより異なります。「ガラコワイパー パワー撥水 (型番)」で検索すれば、目的のワイパーゴムが見つかると思います。
ワイパーのゴムを交換してみよう
それでは実際にワイパー用ゴムを交換する方法について説明していきます。交換の際に必要なものは次の通りです。
- 運転席側のワイパー用ゴム
- 助手席側のワイパー用ゴム
- はさみ or カッターナイフ
- 軍手(絶対に手が汚れるので)
古いワイパーゴムを外す
作業はワイパーを立てた状態から行います。僕は素手で行ってしまったのですが、ゴムの表面に加工されたグラファイトが手について真っ黒になってしまいます。鉛筆の芯を直に触ると同じことなので、作業する際は軍手をして行うと良いでしょう。
余談ですがワイパーのゴムは拭いてはいけません。表面に付いているグラファイトが落ちてワイパー性能が悪くなってしまいますので。拭いても拭いても延々と黒いものが付くのはこれが原因です。
ワイパーのゴムは金属部分の爪に引っ掛けて固定されているので、まずはそちらを外します。先が出っ張っている方から引っ張り出すようなイメージです。通常、立てた際に下側にストッパーがきていると思います。
長年使っているとワイパーのゴムが硬くなって、この爪から外すのに一苦労するかもしれません。勢いよく引っ張ったら壊れてしまうのではないかと思うくらい抜きにくいので、引っ張るのが大変なようであれば反対側から押してあげると楽に外せます。
最初の爪のストッパー部分が外れたら、後はそのまま引っ張ればゴムの部分を外すことができます。立てたままでは抜けないので途中倒しながら抜きましたが、そもそもブレードを外して交換した方が結果的に楽に交換できると思います。
ブレードから抜くと、ご覧の通りゴムと両サイドに噛んでいる金属プレートが外れます。ワイパーゴムはそのまま処分してしまいますが、金属プレートはそのまま使うので捨てないように気をつけてください。
新しいワイパーを取り付ける
買ってきたワイパー用ゴムを取り出します。両端を見て出っ張っている方を確認してください。
先ほど外した金属プレートを換えゴムの溝に合わせてはめ込みます。何本も溝が入っているので、一瞬どこにはめ込めばいいのか悩みますが、ストッパーが付いている方の端が閉じているので、その溝に合わせて外側に丸みが出るようにプレートをはめます。
金属プレート自体カーブを描いているため、溝に合わせてもすぐに外れてしまいます。片側ずつやると難しいので、両サイドから一気にプレートをはめ込めば上手くいくと思います。
金属プレートに溝が付いていますが、あまり向きは気にしませんでした。最後に端っこに隙間が出来ないようにプレートの位置を調整すれば終了です。
ストッパーの反対側を見るとゴムがはみ出していると思います。こちらは余計な部分になるので、ハサミもしくはカッターナイフで切除してください。ワイパーに付けてからカットしても良いですが、予め切っておいた方がはめ込みやすいです。
後はワイパー側の爪に沿って、金属プレート用の溝の隣にある溝をはめ込んでいけば完成です。何箇所か噛ませる爪があるので、はめ忘れがないように注意してください。
最後にストッパー側の爪をきちんとはめ込んでください。中途半端な状態だとワイパーの遠心力で外れてしまうので、奥までしっかりはめることが重要です。
これにてワイパー用ゴムの交換完了です!
カットした側は、ご覧の通りブレードにぴったり合うサイズに仕上がっています。
最後に交換したゴムの部分を引っ張ってみて、全ての爪にきちんと引っ掛かっているか確認しましょう。一ヶ所でも掛け漏れがあるとワイパーが正しく機能しないので、チェックは忘れずに行いましょう。
これらの手順は運転手側のワイパー用ゴム交換方法ですが、助手席側も同様の手順で行えます。またリアワイパーについても同じなので、上記手順をマスターすればワイパー交換も怖くありません。
手順さえ把握してしまえば、10分から15分で交換することができます。もし交換が手間だったり手が汚れるのが嫌であれば、最寄りのオートバックスやイエローハット等で購入してお願いすると良いです。工賃も無料なところから高くても500円程度で行ってくれますので。
上記の通り自分で簡単に交換することができ、ネットの方が品数も多く安上がりなので Amazon 等、一度目を通してみると良いと思います。
以上、自動車のワイパー用ゴムの交換方法でした。