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iPhone 8 や iPhone X はお風呂に入りながら使えるのか?

更新日: 公開日:2016/09/11

疑問

iPhone 8 や iPhone X をお風呂に入りながら使うことはできますか?

回答

防水性能の規格上は、お風呂に入りながら使用できます。ただし、高温多湿が電子機器に与えるダメージは大きいため、防水性能が早く劣化する可能性があります。

目次

iPhone の防水性能はどれくらいか?

iPhone 7 以降の機種は、防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えています。iPhone XR までと第2世代の iPhone SE は防水規格が IP67 です。iPhone XS 以降は防水規格が IP68 です。

iPhone の場合はこのように定義されています。

IP規格防水性能
IP67水深1mの場所に30分間沈めても水が浸入しない
IP68水深2m以上の場所に30分間沈めても水が浸入しない

なお、ほこりを防ぐ防塵(ぼうじん)性能は最上位クラス。ほこりが内部に入るようなことはありません。

スマホの防水仕様の規格について詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

iPhone 8 や iPhone X はお風呂で使える?

水深 1m に 30 分沈めるテストに合格しているので、お風呂で使っても問題ないレベルです。しかし、この防水性能がずっと維持されるわけではなく、使い続けると経年劣化により性能が落ちます。

性能がどれくらい落ち込むかは、個々の使用状況によって異なります。1年お風呂で使い続けたらダメになってしまう人もいれば、3年間使ってもダイジョブな場合もあります。

Apple は完全防水宣言をしていない

Apple の仕様では、防沫(ぼうまつ)性能、耐水性能と記載があります。

防沫性能とは、雨や弾いた水に触れても大丈夫であることを示し、耐水性能とは、水をこぼしたり、一時的に大量の水にふれても大丈夫であることを示しています。規格上は水に沈めるテストに合格しているものの、Apple として水に沈めて大丈夫だと説明していません

性能上は水中でも撮影が出来るレベルではありますが、防水機能が劣化していない状態に限る話だと思った方が無難です。

液体が原因で壊れたら保証対象外になるので注意

Apple の公式サイトには、次のような注釈があります。

防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。

一番最後の記述「水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。」に注目。濡れて壊れたら保証しないと明記しています。Apple は保証しないので、お風呂で使うなら自己責任ということです。

風呂場での最大の敵は湯気

お風呂の湯気の正体は液体です。水蒸気は気体ですが、湯気は違います。気体は目に見えませんが、液体は目に見えます。湯気が白く見えるのが液体である証拠。

つまり上記の注釈に従うと、お風呂場で iPhone を使って湯船に沈めていないのに壊れてしまっても、それは湯気による損傷、つまり液体による損傷として保証の対象外になります。半身浴のように、湯船の蓋を半分閉めて直接 iPhone に湯気が当たらないようにしても、お風呂場は湯気で充満しています。お風呂で iPhone を使うなら、そのようなリスクも踏まえて使うしかありません。

お風呂で充電しながら使っちゃダメ!

これ、絶対にやってはいけないことです。

ライトニングケーブルの端子が濡れた状態で充電をすると、iPhone が壊れてます。場合によっては基板がショートして、電源すら入らなくなります。入浴中だけでなく、お風呂で iPhone を使った場合は、お風呂上がりですぐに充電するのも NG です。本体をタオルで拭いたから大丈夫と思っていても、ライトニングの端子が濡れていたら故障の原因につながります。

そして最後に、濡れた状態をドライヤーで乾かすのも NG です!精密機械へ高熱をあてることも故障の原因の1つです。お風呂で使う場合は、これらの「やってはいけないこと」を把握しておくことも大切です。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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