【レビュー】これは便利!電源プラグ付き PD 対応 5000mAh モバイルバッテリー RAVPower RP-PB122
モバイルバッテリーには、次のようなタイプの製品があります。
- 持ち運びに便利なコンパクトタイプ
- 容量重視の大型タイプ
- プラグ付きの充電可能タイプ
使いやすさは人それぞれ。バッテリー自体を頻繁に充電するならコンパクトタイプ、充電が面倒なら大容量タイプと好みも違います。以前紹介した RAVPower の筒型・軽量の小型バッテリーは、持ち運び用として最適で、スマホ1回分の充電に丁度良いモデルでした。
毎日のようにモバイルバッテリーに頼らなければいけない人であれば、いつの間にかモバイルバッテリーの残量が無くなって困ったなんて経験もあるのではないでしょうか。
そこで今回紹介するのが、充電のストレスを極力減らし、バッテリー切れになっても充電できる【電源プラグ付き】のモバイルバッテリーです。
RAVPower RP-PB122 製品概要
製品仕様
- 容量 5,000mAh / 18Wh
- 端子 USB Type-A 出力・USB Type-C 入出力
- AC 入力 100 – 240V / 0.5A
- PD 入力 5V / 2A, 9V / 2A MAX 18W
- QC 出力 5V / 3A, 9V / 2A, 12V / 1.5A
- PD 出力 5V / 3A, 9V / 2A, 12V / 1.5A
- 重量 213g (実測値)
- サイズ 77 x 77 x 32mm
- 保証期間 最大30ヶ月
AC とは電源プラグによる入力。PD は USB Type-C 端子からの入出力、QC は USB Type-A 端子からの出力を表しています。AC 入力が 240V まで対応しているため、海外でも利用できます!
製品内容
- バッテリー本体
- 充電用 microUSB ケーブル
- 収納ポーチ
- 取扱説明書(日本語対応)
- ユーザーガイド
USB Type-C 対応のケーブルは付属していません。
製品の特徴
折りたたみ式の充電プラグ付き
この製品の最大の特徴は、本体にプラグが一体となっている点です。つまり充電用のアダプターが無くても、製品単体でバッテリーが充電できます。
しかも電源プラグ接続時はモバイルバッテリー本体の充電だけでなく、アダプターの役割も担っています。バッテリー残量が無ければ、コンセント接続で充電できてしまう一石二鳥のアイテムなのです。
- アダプターを用意する必要がない
- コンセントがあればすぐに充電できる
待望のプラグ付き PD 対応の製品
プラグ付きのモバイルバッテリーは、一時期ガジェット好きの中で便利アイテムとして話題になりました。しかし出力端子が USB Type-A のみで、僕自身は購入まで至りませんでした。
そして遂に、このプラグ付きタイプの製品にも Type-C が採用される時代がやってきました!正に、僕が待ち望んでいた製品そのものです。欲しいと思っていてもこれまで無かったわけですから、これだけでも十分評価できる製品です。
以前に紹介した窒化ガリウム対応のアダプターもそうですが、RAVPower はこれから主流になるものをいち早く供給してくれるメーカーの1つなので、企業的にも注目度は高いです。
出力性能は期待通り良好
スマートフォンの充電端子が USB Type-C の場合、Power Delivery 用の端子に接続して充電すれば急速充電が行えます。このバッテリーは Quick Charge 3.0 にも対応しているので、端末が対応していれば Type A 側の端子でも素早く充電ができます。
僕の持っている Pixel 3 XL であれば、両端が Type-C のケーブルで接続することで、急速充電が行われるようになります。
モバイルバッテリーを利用するタイミングは、バッテリー残量がギリギリで、急いで充電したいケースが多いと思います。そんな時こそ Type-C での急速充電です。
microUSB 時代と比べても明らかに充電速度が速く、もうそんなに充電できたの?と最初は驚きました。この速さに慣れてしまったら、旧式のモバイルバッテリーは使えなくなるほどです。
これからモバイルバッテリーを新調する方は、USB Type-C の PD (Power Delivery) 対応の製品を選んだほうが、確実に利便性は高いでしょう。
接続機器にも依りますが、2台同時充電をしても急速充電は維持されていました。
携帯用ポーチの使い勝手が良い
この製品に限ったことではありませんが、RAVPower のモバイルバッテリーにはポーチがセットで付いてきます。
最初はポーチなんか要らないと思っていたのですが、充電用ケーブルが一緒に入る丁度いいサイズ感なので、丸裸で持ち運ぶよりポーチに入れたほうが意外と便利だったりします。カバンの中でぶつかっても傷つきにくい、ベロア調の素材でできていて、作りもしっかりしています。
あると便利なバッテリーインジケーター
25% 刻みの4段階表示で、バッテリー残量が確認できるボタンも付いています。いつでも残量が確認できるのは、個人的にかなり重要視しているポイントです。
持ち出す前に残量確認。帰宅したら残量確認。本体の充電タイミングを図る目安として頻繁にチェックするので、あると嬉しい機能だったりします。
想像よりも少し大きく少し重い
本体サイズは 8cm 四方で、厚さが 3cm ほど。重量は 200g を少し超えるため、大型スマートフォンと同じくらいの重さがあります。
これでバッテリー容量は 5,000mAh なので、サイズ感はやや大きい印象を受けます。プラグから充電できるので容量は必要十分ですが、もう少しコンパクトだと嬉しいですね。
それでもプラグ接続の機能を持つことで、安全性や堅牢性 (丈夫さ) もしっかりしていないといけないので、この大きさになってしまうのは致し方ないかもしれません。
以前紹介した筒型の小型バッテリーは 130g 程度です。充電機能が必要なければ、こちらも選択肢として考えてみてください。(Type-C 端子が無いので、その点だけ要注意。)
感想まとめ
僕自身はスマートフォンに限らず、モバイル Wi-Fi、タブレットやカメラ (GoPro 他) など、充電を要する機器を常に持ち歩いています。そのためモバイルバッテリーも、欠かせないアイテムとなっています。
一緒にアダプターを持ち歩く機会も多かったので、プラグ付きのモバイルバッテリーがあるだけで荷物が1つ減ったのは大きなメリットだと感じています。
最後にメリット・デメリットをまとめておくので、購入の際の参考にしてください。
実際に使って感じたメリット・デメリット
- USB Type-C PD 対応の急速充電が便利
- ケーブルごと入るポーチが使いやすい
- 充電アダプター不要で荷物が減った
- コンセント充電できる安心感
- RAVPower のデザインが好き
- 5,000mAh モバイルバッテリーとしてはサイズが大きい
機能面では全く不満はありません。それよりも繰り返しになりますが、電源プラグ付きで USB Type-C の PD に対応した製品は、今のところ RAVPower の同製品くらいです。
性能面でも十分に評価できるので、Type-C で急速充電を利用している人には満足できる製品ではないかと思います。興味のある方は、ぜひ製品リンクから詳細をご覧ください。
以上、RAVPower の軽量でコンパクトな筒型モバイルバッテリー RP-PB122 のご紹介でした。