【2020冬】Surface シリーズ新商品情報!小型の Surface Laptop Go と新型 Surface Pro X が登場
2020年10月、Microsoft から Surface シリーズ新商品の発表がありました。細かい仕様面を含め、新しいの端末の特徴を詳しく紹介していきます。
発表された新製品
2020年冬に向けて登場するのは、新機種の Surface Laptop GO とマイナーアップデートした Surface Pro X です。
- Surface Laptop Go【新商品】
- 新しい Surface Pro X【マイナーアップデート】
一般販売が開始されました
2020年10月13日から販売が開始しました!
ではこれら2機種について、特徴まとめておくのでご覧ください。
新製品 Surface Laptop Go の特徴
まとめ
- ディスプレイサイズは 12.4 インチ
- これまでより大幅にベゼルが狭くなった
- メタルボディーの筐体
- アイスブルー、サンドストーン、プラチナの3色展開
- 指紋認証つき電源ボタンを採用
- タッチモニター採用
- 画面比率は他の機種と同じく 3:2
- インカメラ搭載で Web 会議も快適に行える
- 第10世代 Intel Core i5 を搭載
- 1時間で 80% の急速充電に対応
- Windows 10 Home S モード搭載
- Office Home and Business 2019 が使える
- 独自のキーボードレイアウト採用【詳しくは後述】
実機レビューしました!
公式サイトではわかりづらい細かい機能や特徴、そして実機の使用感に至るまで、初めて Surface シリーズを使う人にも分かりやすく徹底解説しています。
購入を検討されてる方は、ぜひ参考にしてください。
もう1段階画面が小さくなった
既存の Surface Pro 7 の 12.3 インチに近い 12.4 インチモニターを搭載。Laptop シリーズの中でもベゼルが更に狭くなったことで、全体の小型化を図ることができました。
小さくなっていつでもどこでも手軽に使えるのが、用途の幅を広げてくれます。
第10世代 Intel Core i5 搭載
サイズが小さくなっても、性能面は維持したままです。上位の Core i7 は選択できないものの、最新の i5 は数年前の i7 ほどの実力を持ちます。ビジネス用途なら Core i5 で快適な環境が十分得られます。
背伸びしすぎない程度に性能を抑え、ユーザーの手の届きやすい価格で提供できるのは大きな魅力です。
僕は Surface Pro の Core i5 モデルを使っています。複雑な処理を行わない限り、この CPU 性能で十分満足しています。
顔認証ではなく指紋認証が採用
歴代 Surface シリーズの便利機能であった顔認証機能が削られ、指紋認証付きの電源ボタンが採用されました。昨今の情勢から、マスク着用者が増えていることが大きく影響していると思われます。
小型端末のメリットの1つである手軽に持ち運べる点を考慮すると、外出先での利用頻度が高い端末になると想定されるので、マスクを付けたままセキュリティーロックを解除できるのが必須とも言えるでしょう。
独自のキーボード配列を採用
今回の発表で一番の驚きポイントがここ。
スペースキーの両サイドが、まるで Mac のようなレイアウトに。無変換 変換 カタカナひらがな キーがなくなり、左側に [A] 右側に [あ] が配置され、日本語入力切り替えが簡単に行えるようになります。
とは言え、万人にとって使い勝手が良いかどうか分かりません。僕はカタカナ変換時は 無変換 キーを多用するため、このキーがどのような振る舞いを見せるのか使ってみないと判断は難しいです。
ここにきて Mac に寄せてきたのは意外でした。ただ大半の人が使っていないキーを活用できるように変更してきたのは、大きなチャレンジですね。今後どう展開していくのか楽しみです。
なお発表時点では、英語配列キーボードの販売は予定していないそうです。
メモリ 4GB 容量 64GB は教育用?
最安値のモデルはメモリ・容量どちらも少なく、ビジネス用途には向いていません。一般的な用途にはメモリ 8GB が推奨されます。
幼児教育から高等教育までの期間を指す K-12 における教育目的での用途を満たす最小限の性能であるため、値段だけで選択するのは最適ではありません。
ライトなビジネス用途に最適な端末
価格を抑えつつ、ビジネスライクな作業を円滑に行える端末として必要十分なこの端末。8GB モデルであれば、Web カメラを使ったオンライン会議も快適に行なえます。
選択できる性能の幅を狭めてターゲットを絞ったことで、かなり人気の出る製品になるのではないでしょうか。急遽リモートワークの環境が必要になった人にもおすすめできる端末です。小型であるがゆえに、置き場所を選ばないのも大きなメリットです。
万能ではないですが Core i5 の CPU が支えてくれる優秀な端末です。
新しい Surface Pro X の特徴
まとめ
- CPU が Microsoft SQ2 チップセットにバージョンアップ
- 既存カラーのブラックに加えプラチナが追加
- バッテリー持続時間が最大15時間に伸びた
- 専用キーボードカラーが3色展開になった
- Visual Studio Code のアップデートによりネイティブで実行が可能に
- x64 アプリに対応予定【詳しくは後述】
主な変更は CPU 性能の向上
Surface Pro X 2020 モデルは、CPU 性能が向上したマイナーアップデートに留まっています。具体的なクロック数はわらないものの、既存の SQ1 チップセットに比べて新しい SQ2 チップセットは 5% ほど向上しているそうです。
プラチナカラーの追加は嬉しい
新たに本体のカラーバリエーションでプラチナが追加。そして筐体そのもののアップデートはありません。これまでのブラックは指紋が目立ちやすいとの評価が多かったので、ユーザーの声が届いたカラー展開だと思います。
昨今は端末の性能が大きく向上して、性能不足でパソコンを買い換える機会が大きく減ったため、既存のデザインのまま販売が継続されるのはユーザーにとっても嬉しいことです。Pro X に限らず、Surface シリーズのデザインは完成度が高いので、持っているだけで気持ちが満たされる数少ない端末だと思っています。
x64 アプリがついに解禁
CPU が Intel や AMD と異なり、ARM アーキテクチャを採用した独自のカスタムチップセットを採用しているため、同じ Windows 10 ベースであっても利用できないアプリが数多くありました。
特に 64bit (x64) 対応ソフトが利用できなかったのは、Surface Pro X を選ぶ上での大きなデメリットでした。しかし x64 アプリの実行をサポートする x64 エミュレーション機能 が年末に向けてリリース準備をしているそうで、ようやく遅れを取り戻した感があります。
スマホの延長線上にいるパソコン
SIM カードを利用して LTE 通信できる端末であり、Microsoft ストアで提供されているアプリを利用するのがメインとなる同モデルは、スマートフォンがそのままパソコンに性能アップしたものと捉えるのが一番わかりやすいと思います。
内蔵バッテリーでの長時間運用にも長けている上、インストール型アプリを使わなくてもブラウザから処理できるアプリも増えてきているので、使い方次第でベストな端末になりうるのが Surface Pro X です。
最適な Surface 端末の選び方!用途別のオススメはこれだ!
現行の Surface シリーズは、ノートパソコンが6機種。どれも同じように見えて、自分の用途にはどれが合っているのか分からない。そんな人のために、用途に合わせた Surface の選び方を次の記事で紹介しています。
全機種の実機レビューを行った上で紹介しているので、他のレビューよりも使用感をイメージしやすいと思います。是非 Microsoft Surface の機種選びの参考にしてください。