Surface のおすすめ端末!機種の選び方を用途別に紹介!全機種レビューしてわかったベストな1台

現行の Surface シリーズは、ノートパソコンだけでも5機種。どれも同じように見えるけど、実はちょっとずつ役割が異なります。
機能・性能など、自身の用途にはどの端末が最適なのか?
全ての機種をレビューしてわかったそれぞれの機種の特徴から、最適な Surface の選び方について、わかりやすく解説していきます。
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Surface の種類は3つに分類される
Surface シリーズのノートパソコンは、大きく分けると3つの種類に分けられます。まずは簡単に紹介して、機種別に掘り下げます。
パソコンとタブレットの両方の機能を持つ機種
通常はパソコンとして使い、キーボードを折りたたむとタブレットにもなる、Surface シリーズで最も人気がある機種。この2機種はサイズだけでなく、性能も大きく異なります。
Surface Pro 9 は CPU 性能が高く、複雑な処理も難なくこなせる高性能なパソコンです。Surface Go 3 は CPU 性能が弱く、メイン機として使うにはパワー不足。値段相応に、性能にも差があります。
標準的なノートパソコン
見た目通り、スタンダードなパソコンです。13.5 インチ、15 インチのラインナップがある Surface Laptop 5 と、12.4 インチの Surface Laptop Go 2。外観はほぼ同じで、大きさが違うだけ。
Surface Laptop 5 は性能が高く、トータルバランスの良いノートパソコンです。基本性能は Surface Pro 9 と同じ。
Surface Laptop Go 2 はタッチ操作に対応していても、ペン入力に非対応です。そして Surface Laptop 5 の1ランク下の CPU を搭載したエントリー向けのモデル。それでも一般的な用途であれば、快適に使えます。
なお Surface GO 3 よりは、Surface Laptop Go 2 のほうが圧倒的に性能が高いです。そして重量は Surface Pro 9 とほぼ同じ。
Surface Laptop Go 2 や Surface Go 3 は、機能を抑えて価格も安く出せるようにしている端末です。それゆえ Laptop Go 2 は、かなりコスパの高い仕上がりになっています。
パソコンと液タブを持つグラフィック性能の高い機種
唯一の外部 GPU 搭載モデル。タブレットのようにも使えるけれど、キーボードが外れない特殊な構造をしているため液タブと表現しています。
クリエイター向けモデルとして、経験値豊富なユーザー層をターゲットにしてる機種です。大きい画面にペン型デバイスでの入力をしたり、GPU を使ったレンダリングなど、負荷の高いグラフィック処理を快適に行えるマシンです。
Surace Pro 9 に GPU のパワーを付け加えたような機種。一般向けではなく、プロ向けのハイスペックモデルです。
用途別おすすめの Surface 端末
Surface の性能を比較した表
わかりやすく一覧表にまとめました。上にあるほど高性能で、右にあるほど小型で軽量の端末になります。また「クリエイター向け」「社会人・学生向け」「ライトユーザー向け」と、わかりやすく3つのグループに分けました。
記事の後半に、機種別の詳しい機能紹介をしています。
ビジネス用途や学生におすすめの端末
- Surface Pro 9
パソコン&タブレットとして使えるのが強い。性能も高く、幅広い用途で使える万能端末。 - Surface Laptop 5
性能の高さは Surface Pro 9 同様。実はコスパが高く、バランスが良い。 - Surface Laptop Go 2
余計な機能を排除。価格を抑えた優秀な小型パソコン。
文章作成のテキストワーク、プログラミング、画像編集など、多くの人がパソコンでやりたいことが快適にできる最適な端末です。
Surface Pro 9 と Surface Laptop 5 は複雑な処理にも対処できる、最新の高性能 CPU を搭載。Surface シリーズは、この2台から選んでおけば間違いないです。
Surface Laptop Go 2 は性能が一歩劣るものの、パソコン中級者レベルまでカバーしてくれる基本性能があり、安い価格で入手できるのが最大のポイント。
【学生必見】Surface は学割で購入が可能です。幼稚園から大学院、教職員、保護者まで、対象者が幅広いです。
クリエイター向けにおすすめの端末
- Surface Laptop Studio
RTX3050Ti により動画編集やイラスト制作も快適に扱える。 - Surface Pro 9
CPU 性能が高くなりエンコード処理は快適になった。
Photoshop や Illustrator などAdobe 系のアプリを使うなら、システム要件として GPU 性能が求められます。また動画・画像編集では、フィルター処理の速度が GPU 性能に依存します。
Surface Laptop Studio は初めての1台として買う機種でないので、今のパソコンに不足している性能を求めて購入する方が多いと思います。GPU が搭載していて、タッチ操作・ペン入力にも対応している端末としては非常に優秀な1台です。
単に動画の書き出しであれば、CPU 性能が高ければ処理できるので、Surface Pro 9 でも処理できてしまいます。複雑なものでなければイラストも作成できるし、Adobe のソフトも使えます。僕は Surface Pro 9 で写真現像やイラレ作業をしています。
もし Surface Pro 9 を選ぶなら Core i7 のメモリ 16GB 構成で、ギリギリ対応できるレベル。本当に万能な端末です。
パソコン初心者・初めての1台におすすめの端末
- Surface Laptop Go 2
Laptop 5 の機能縮小モデル。基本性能は高い。Office 付きで安く買える。 - Surface Go 3
CPUは弱い。でもOfficeも付いて安く買える。
経験が少ない状態で動作の遅い安いパソコンを使っていると、パソコンが嫌いになってしまうので、誰が使っても心地よく使えるレベルの性能は最低限ほしいです。
本当は Surface Laptop Go 2 以上をおすすめしたいです。
ただ Word や Excel を勉強する機会を作りたい、でも最初の1歩を安く抑えたい、と Office 付きで格安なパソコンを求めるなら Surface Go 3 の安さは破格です。
エントリー機というのは何年も使えるような性能ではないので、数年に渡ってパソコンの技術を向上させたいなら、ランクを上げたパソコンを選ぶのをおすすめしたいです。
サブ機として補助的に使えるおすすめの端末
- Surface Go 3
携帯専用機。外出先で軽作業ができれば良いレベルで使える最適解。 - Surface Pro 9
高性能デスクトップ端末の最強のサブ機として使える
Surface Go 3 は最高に軽くて小さい、タブレットにもなるパソコンです。性能が低くおすすめしにくい端末ですが、適材適所で使えるのは確かです。重い作業はできなくても、テキスト作業は問題ありません。サブ機というのが位置付けとして最適です。
僕はメインをデスクトップ環境 (GPU 搭載)、セカンドマシンとして Surface Pro 9 を使っています。外出先・出張先でも重い作業をするため、どうしても Surface Go 3 では性能が足りず。デスクトップ作業時は、ペン入力専用マシンとしても役立っています。
Surface Pro 9 は2台目のマシンとして使っても超優秀。
機種別に Surface の機能を詳しく紹介
万能モデルの Surface Pro 9【おすすめ】
Surface で圧倒的な人気を誇る Surface Pro シリーズ。使い勝手の幅が広く、様々なユーザーから支持を得ている端末です。僕も Pro シリーズを5年間使い続け、今は Surface Pro 9 を使っています。
Surface Pro 9 は、ノートパソコンでありながらタブレットとしても使える端末です。本体は薄く携帯性は抜群。1台で2役をこなす最強のパソコンです。
僕は外出時の快適なパソコン環境を求めて、この機種を利用しています。そしてデスクでの作業時は、別のデスクトップ端末を使いながら Surface を手書きできるサブ機として常備しています。
ネットサーフィンや動画視聴などは、タブレットモードで利用する機会が多いです。このようにキーボードが使えない状態にすると、スマホのように画面から文字入力できます。
CPU は性能が著しく向上した Intel 第12世代 Core i シリーズを搭載。Adobe のアプリもバリバリ動くし、動画編集もできます。カメラはフル HD、マイクはデュアルシステムで音質がよく、ビデオ会議などリモートワークも難なくこなせる、高性能な端末に仕上がっています。
またペン型デバイスのスリムペン2があれば、Surface Pro 9 をノート代わりにも使えます。僕はアイデアをまとめるときに、手書き入力しています。キーボード入力では手間のかかる好きな場所に自由に書けるメリットがあり、想像力を刺激するには最適だと感じています。
この専用のペンは、キーボードの内側に収納して充電できる機能を持っています。マグネットでくっついて、カバンの中で落下するような心配もありません。
Surface Pro 9 とキーボードの間に収納するようなイメージです。
今の時代はタッチ操作するインターフェースに慣れている人が多いため、スマホの延長にあるような端末でパソコンとしても機能する Surface Pro 9 は、多くの利用者にとって使いやすい端末になると思います。
初めてパソコンを購入する初心者をはじめ、熟練度の高いユーザーに至るまで、社会人・学生問わず幅広いユーザー層におすすめしたい1台です。価格帯はやや高めではありますが、僕自身5年間使い続けてきて、価格相応に機能は充実していると実感しています。
おすすめ構成は Core i5 / i7 のメモリ 8GB 以上 (理想は 16GB)、ストレージ 256GB 以上のモデルです。
メモリ8GB / 16GB / 32GB
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
Microsoft 公式ストアでは、現在 Surface Pro 9 とキーボードの同時購入で アクセサリー品(キーボード含む)や延長保証の加入がすべて 20% OFF になるキャンペーンを実施中!
Surface Pro 9 に最適なユーザー
- 移動を伴うビジネス用パソコンとして
- 日々パソコンを持ち歩く学生向けに
- パソコン・タブレットを1台で運用したい人
- ペンを使って絵や文字を書く人
- Microsoft Office が必要な人
- テキストワーク全般
- プログラマー
- 写真現像
- 画像編集
- 動画編集 (Core i7 推奨)
ビジネスでの用途はもちろんのこと、大学生にも一番おすすめしたいのが、この Surface Pro 9 です。
Surface Pro 9 の実機レビュー
次の記事を一読すれば、初めて Surface Pro 9 に触れるユーザーでも、機能が一通り理解できるように詳しい機能紹介をレビュー形式で行っています。ぜひ機種選びの参考にしてください。
- 軽くて薄くて持ち運びやすい
- Intel 第12世代 CPU 搭載でパソコンの使用感は快適
- ペン入力対応のタブレットとしても活用できる
- Office 2021 のライセンス付属
- SSD へのアクセス(交換)が簡単になった
- 専用のペン型デバイスも使いやすい
- ただしキーボード・ペンは別売り
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メモリ8GB / 16GB / 32GB
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
スタンダードなノートパソコン Surface Laptop 5
Surface Laptop 5 は標準的なノートパソコンで、画面の大きさが違う 13.5 インチと、15 インチのモデルが用意されています。
どちらも第12世代 Intel Core i シリーズを搭載。CPU 性能は Surface Pro 9 と同じです。画面タッチ操作、ペン型デバイスでの文字入力も可能ですが、画面の繊細さやカメラ性能などは Surface Pro 9 に劣ります。
タブレットは不要で、純粋にノートパソコンを求めているなら、Surface Laptop 5 はかなりコスパの高い端末です。画面サイズの違いで2つのモデルが用意されていますが、選択できるメモリやストレージ容量に違いがあります。
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
重さ1.27kg
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB
重さ1.56kg
Surface Laptop 5 は画面がペタっと倒れないため、画面がタッチ操作可能であってもペンでの入力には適していません。指で操作する簡単な操作であれば、全く問題ありません。
Surface Pro 9 と比べると機能的な見劣りはあるものの、それは価格の差だと理解いただければと思います。普通のノートパソコンとして評価するなら、非常にバランスの優れた端末です。
こちらも学生・社会人問わず、快適な作業環境を得られる機種の1つです。
Surface Pro 9 とどちらが良いのか迷うのであれば、価格ではなく自分がどのように使いたいのか、用途で選ぶようにしてください。タブレットとして使いたいのか、ペン型デバイスを使いたいのか。機能としての必要性で判断すると良いです。
個人的な感想としては、Surface Laptop シリーズの筐体の美しさは、Surface シリーズ No.1 だと思っています。洗練された外観のデザインが所有欲を満たしてくれて、使っていても気持ちいいマシンです。
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
重さ1.27kg
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB
重さ1.56kg
Surface Laptop 5 に最適な用途
携帯性を重視するなら 13.5 インチ、性能重視なら 15 インチを推奨します。
13.5 インチモデルは、プラチナのカラーのみ Alcantara 素材が用いられ、その他はメタル素材になりました。このアップデートを待ち望んでいたユーザーはかなり多くいるのではないでしょうか。
ちなみに画面が小さくても、外部ディスプレイを利用すれば簡単に作業領域を広くできます。持ち運んで利用する機会が多いなら、無理して 15 インチを選ぶより、軽いモデルを選んだほうが正解だと思います。
Intel 第12世代 CPU は性能の向上が素晴らしく、ごく普通の使い方をするなら Core i5 モデルで十分です。ただ動画編集など、CPU 負荷のかかるような処理を行う場合は Core i7 の方がストレスなく作業できます。
- Microsoft Office をつかった作業
- テキストワーク全般
- プログラミング
- 写真現像
- 画像編集
- 動画編集 (Core i7 推奨)
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
重さ1.27kg
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB
重さ1.56kg
もう少し価格を抑えつつ、機能がしっかりしているノートパソコンを求めているならば、 CPU の世代は1つ古くなり Core i5 モデルになりますが、次に紹介する 12.4 インチの Surface Laptop Go 2 も選択肢に入ります。
Surface Laptop シリーズの実機レビュー
実際の使用感はレビュー記事を参考にしてください。
- 美しいアルミボディーの筐体
- 画面サイズの選択肢がある
- Intel 第12世代 CPU 搭載でパソコンの使用感は快適
- タッチパネルに対応
- 際立った特徴は無いが誰もが使いやすい
- Surface Pro 9 よりトータルの価格は安い
コスパ最強 Surface Laptop Go 2【おすすめ】
簡潔に伝えると、Surface Laptop 4 の機能を削ぎ落としたミニモデルです。
初めての1台として購入する学生向けの端末としても最適であり、ビジネス利用においても快適に使える、幅広いユーザー層をカバーしたのが、Surface Laptop Go 2 です。
12.4 インチの小型サイズながらも、第11世代の Intel Core i5(万能な CPU) を搭載。そして 価格が安く抑えられている おかげで、手軽に使えるノートパソコンとして、Surface Pro シリーズに次ぐ人気のある1台です。
画面はタッチパネルですが、専用のペン型デバイスは使えない仕様です。Surface ペンを使いたい場合は、他の機種を選択するしかありません。またカメラは搭載していますが顔認証の機能はなく、指紋認証できる唯一の機種です。
Surface Laptop Go 2 に最適な用途
Surface シリーズで唯一、電源ボタンに 指紋認証 を搭載。マスク状態でも、生体認証できます。小型で携帯性が高いだけでなく、パソコンの性能を必要とする Web 会議も問題なくこなせます。リモートワーク用にも使える万能さは、もっと評価されて良い点だと思っています。
- 外出先での利用(重量1.1kg)
- 事務作業(外部モニター利用推奨)
- プログラミング
- テキストワーク全般
- 学生向けパソコンとしても最適
余計な機能はいらない。ノートパソコンとして快適に使えて、携帯性に優れている端末を求めている。そんなユーザーにおすすめしたい1台です。
メモリ 4GB は仕事用途では性能不足。8GB モデルでかつ容量 256GB を選択するのがおすすめ。
メモリ4GB、8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
Surface Laptop Go 2 の実機レビュー
総合評価は Surface Pro 9 の次におすすめできる端末。用途によってはメインとして使えるコスパの高いマシンです。
- コンパクトで軽く携帯性に優れる
- 指紋認証が搭載
- Core i5 搭載で通常利用には十分な性能
- Surface ペンは使えない
将来どのようなパソコンが必要になるかわからないと悩んでいるユーザーにとって、最初の1台として選ぶにも最適な端末です。基本性能は高く、価格は安く。これが Surface Laptop Go 2 最大の魅力と言えるでしょう。
外部モニターに接続すれば、小型のパソコンも大きな作業領域を得られます。僕がノートパソコンを使うときは、基本的にこのスタイル。作業領域が広いと本当に快適です。
また出張の際に、Surface Laptop Go 2 を持参して使ってみました。結論、めっちゃ使いやすい。ノートパソコンとして使うなら、Surface Pro 9 よりも使い勝手は良いです。
実際に使ってみた様子を、次の記事にまとめています。
エントリー向け Surface Go 3
キーボード付きで 777g の超軽量で、携帯性は抜群。唯一のデメリットは、CPU 性能が他の端末と比べて劣っている点。子供向けのエントリーモデルとしても利用されます。
用途に合っていないと、性能不足にストレスを抱えることになります。Office 付きなのに安く買えて手軽に使える Windows パソコンである反面、ネットサーフィンや事務作業など軽度の作業しかできない端末です。
でも圧倒的な軽さは、他の機種にないアドバンテージです。僕にとっては仕事で使う持ち運び専用サブ機として、これ以上ない最適解だと思っています。
Surface Go 3 に最適な用途
エントリー機である以上、用途は限られます。その事実を踏まえて、Surface Go 3 ではここまで出来るよ!というのをまとめておきます。
- テキストワーク全般
- 事務作業(外部モニター利用推奨)
- 小型タブレットとしての活用
- 教育機関用
CPU が性能不足だと、処理に時間が掛かったり、複数アプリを利用すると動作が遅くなることもあります。大きい Excel ファイルを利用する程度なら、問題なく動きます。
画像データを編集するような、メディア系の作業には向いていないのでご注意ください。
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
LTE SIM スロットあり
なお Core i3 搭載モデルは、SIM カードが利用できる LTE モデルです。法人用ではありますが、一般ユーザーもサイトから購入できます。
選択するなら容量 128GB でメモリ 8GB モデル一択です。64GB の機種は教育機関用モデルとして、K-12 における用途を満たす最小限の性能です。そして最新の Windows 11 を動かすのに、メモリ 4GB はさすがに弱すぎます。
ここは値段で選ばず、なぜ安いモデルが存在するのかを理解した上で、128GB モデルをぜひ選んで欲しいです。(これ、結構切実なお話です)
Surface Go 3 の実機レビュー
Surface Go 3 の購買層は、価格を抑えたノートパソコンが欲しい人と、タブレット端末としても使えるサブ端末を求めている人で分かれています。
メインで使うには CPU 性能が弱いため、仕事が学業でバリバリ使うのは最適ではありません。もう少し予算を出せるなら、Surface Laptop Go 2 を選択したほうが圧倒的に満足できます。それでも Office 2021 が標準インストールされているように、事務作業程度なら必要十分な端末です。
一方でサブ機として利用する Surface Go 3 は、期待以上の働きをしてくれます。小型の本体サイズや圧倒的な軽さをもつ魅力から、本当は性能の高い CPU を搭載したモデルも欲しいくらいです!
グラフィック処理に長けた Surface Laptop Studio
Surface ノートパソコンで、専用グラフィックボードが搭載された唯一のモデルである Surface Laptop Studio。これまでデザインが全くイケてなかった Surface Book シリーズから一新されました。
動画編集や写真現像、イラスト制作など、クリエイター向けモデルとして、負荷の掛かる処理を得意とする最上位機種になります。
Surface Laptop シリーズなので、普通のノートパソコンとして使えるのはもちろん、ディスプレイが変形してタブレットとして使えるのが最大の特徴です。
例えるなら、Surface Pro シリーズにグラフィックボードが搭載し、ありとあらゆるクリエイター系アプリが快適に使えるようになった最強のパソコンです。
Surface Laptop Studio に最適な用途
グラフィックボードは RTX 3050 Ti を搭載。4K 動画編集のような負荷の高い処理に強い、プロ向けマシンとして活躍するのはもちろん、3D モデリングやゲーミング用マシンとしても存分に性能を発揮してくれます。
- 動画編集 (Premiere Pro, DaVinci Resolve)
- イラスト制作 (CLIP STUDIO PAINT)
- 写真現像 (Lightroom, Capture One, Luminar)
- 画像編集 (Photoshop, Illustrator)
- 3D モデリング (Blender)
- ゲーム (FPS 系も問題なし)
- Web 会議 (Zoom, Teams)
Surface Laptop Studio の実機レビュー
グラフィックボード搭載で Surface スリムペンが使えるため、プロのイラスト制作などにも対応できる同モデル。120Hz のリフレッシュレートにより、ペン入力からの素早いレスポンスにも対応。
クリエイターモデルとしてここまで万能な機種は、間違いなく Surface Laptop Studio が唯一無二の存在になります。
- 動画・写真などメディア系のデータ編集が快適
- ノート PC や液晶ペンタブレットとして使える
- ペン型デバイスとの相性が抜群
- Thunderbolt 4 が2ポート搭載
- タイピングしやすいキーボード
こちらは、かなり画像多めで機能を紹介しています。もっと深く掘り下げて機能を知りたい方は、レビュー記事から詳細をご覧ください。
Surface Pro 9【5G モデル】 はマニア向け端末
Surface Laptop シリーズや Pro シリーズとの違いは、CPU が ARM 版であること。Apple の M1 チップのように、Microsoft オリジナルの Arm アーキテクチャーである Microsoft SQ3 を搭載しています。
この SoC が登場した頃は、Windows ストアにあるアプリしか使えなかったのですが、今は x64 エミュレーション機能 に対応して、通常の 64bit 版アプリも使えるようになりました。
ただ Apple 社の M1・M2 チップ搭載 Macbook が強すぎて、Microsoft SQ シリーズの物足りなさが際立ってしまったのが残念なところ。それでも ARM 版 CPU は省エネで発熱しにくく、内蔵バッテリーでの駆動時間が長いのは大きな魅力の1つです。
CPU が一般的な Intel や AMD 製ではないため、パソコン初心者には不向きな端末です。また SIM スロットを搭載し、5G 通信が可能です。
Surface Pro 9 5G モデルに最適な用途
ほぼ Intel 版と同等のことができます。しかし性能は Intel 以下。Microsoft SQ3 搭載により特殊な AI 機能な提供されるなど、表向きはビジネス向け端末としていますが、かなりニッチな需要だと思っています。
5G モデルを使うには、ARM 版 CPU 搭載の特色を理解していないと、この端末が持つ本来の性能を活かしきれないと思います。
- Surface Pro 9 と同等の用途に対応
- ARM 版は省エネのためバッテリー駆動時間が長い
- 性能は Intel 版以下
- 一部使えないアプリも報告されている
用途別おすすめ構成はこれだ!
ビジネス用途・学生向け・Web ミーティング
- CPU: Intel Core i5
- メモリ: 8GB or 16GB
- ストレージ: 256GB ~ 512GB
Surface のラインナップにおいて、エントリー機の Surface Go 3 を除けば、どの端末でも概ね快適に使えます。
最新の Intel 第12世代 CPU は、とにかく性能の向上が著しいです。搭載している Surface Pro 9 や Surface Laptop 5 であれば、Core i5 モデルであっても歴代モデルの Core i7 よりも基本性能が高いです。この2機種であれば、Core i7 でなくても高性能を体感できます。
用途的に CPU 負荷の掛かる処理(例えば動画エンコードなど)を行う機会が多ければ Core i7 のほうが処理時間は圧倒的に短いです。
メモリは 8GB で十分ですが、複数のアプリを同時に開いて使うなら 16GB 推奨です。Adobe 系のソフトは、すぐにメモリを消費してしまうため、僕の使っている Surface Pro 9 は Core i7 のメモリ 16GB モデルを選択しています。
ストレージは 256GB 以上が推奨。512GB あれば安心です。
予算的に都合が付けられるなら、Surface Pro 9 のメモリ 16GB が最もおすすめしたいモデルです。
Surface Pro 9 の購入にあたり1点注意点があります。一部のメモリ 16GB モデル、ストレージ 512GB モデルは、Microsoft ストア限定の構成です。一般の小売店では販売していないのでご注意ください。
メモリ8GB / 16GB / 32GB
ストレージ128GB / 256GB / 512GB / 1TB
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
メモリ8GB / 16GB (Microsoftストアのみ販売)
ストレージ256GB / 512GB (Microsoftストアのみ販売)
重さ0.88kg / キーボード込で 1.18kg
タブレット機能が必要でなければ、Surface laptop 5 が最適です。強力な CPU 性能がありながらも、価格がおさえられた機種です。画面サイズは、持ち運ぶ機会の有無で判断すれば良いでしょう。
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
重さ1.27kg
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB
重さ1.56kg
最新の高性能マシンでなくていいから、簡単に使えて携帯性に富んだパ安く買えるソコンを求めるなら、Surface Laptop Go 2 がおすすめ。Surface laptop 5 のミニ版に位置付けられる機種です。
メモリ4GB、8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
メモリ8GB
ストレージ128GB、256GB
携帯性も重視したいけど広い作業領域を求める人には、外部モニターを併用すると便利です。Surface シリーズの CPU は内蔵グラフィックでもそこそこパワーがあり、4K モニターを接続しても快適に利用できます。
メディア編集・ゲーム用途
- CPU: Intel Core i7
- グラフィック: RTX 3050 Ti (Core i7 モデル)
- メモリ: 32GB
- ストレージ: 512GB or 1TB
Surface Laptop Studio の RTX3050Ti 搭載の最上位モデル一択です。なお CPU が Core i5 モデルは、グラフィックボードを搭載していないので要注意。
Surface Laptop Studio はペン型デバイスとも相性がよく、Adobe 系のアプリも難なく動く性能を持つことから、クリエイティブな使い方に適しています。性能的にゲームも快適に行なえますが、ゲーム用に特化した要素はありません。
メディア系の編集をするなら、ストレージは 1TB が基本です。ただ大容量モデルは価格が高すぎるので、価格を抑えた 512GB モデルを選択して、USB 接続の外部 SSD を利用するのは「あり」です。
正規の Microsoft ストアで買うメリット
単純に値段で選ぶなら、外部のネットショップを利用したほうが安く買える場合が多いです。一方で、オフィシャルサイトから購入すると次のようなメリットを得られます。
- 独自の購入キャンペーン を実施
- 全国送料無料。購入額の条件なし。
- 60日間返品無料。
- 60日間の最低価格保証あり。
- 90日間の無償テクニカルサポート
Surface を使ってみてイメージと違ったなどあれば、60日以内なら無料で返品ができます。そこそこ使った上でも返品を受け付けてくれる のは、公式でしか提供できないサービスです。また購入後60日以内に価格が変動した場合、その価格を払い戻してくれます。
テクニカルサポートに至っては、90日間無償対応です。パソコンの設定に詳しくなくても、安心して初期設定できます。詳細は下記ページをご覧ください。
学割も幅広い範囲で用意されています。購入方法、対象機種については次の記事でまとめています。
Surface 全機種レビュー記事まとめ
僕自身、Surface シリーズを使い続けて5年が経ちます。普段パソコン作業で生計を立てている身としては、Surface Pro の薄さとずば抜けた携帯性が、僕の仕事環境を改善する大きな一歩になってくれました。
用途に応じて適正な端末を選べば、間違いなく高い満足度を得られるのが Surface シリーズの魅力です。最後に改めて各端末のレビュー記事のリンクを掲載しておきます。気になる端末があったら、是非こちらの記事も参考にしてください。