なぜ風邪を引いてしまうのか?原因はどこに?冬に向けた予防と対策

2015/10/19

つい先日まで半袖短パン、タオルケット一枚掛けて寝ても全然平気だったのに、急に風邪を引いてしまいました。年々体力も落ちているせいか、季節の変わり目に風邪を引く頻度が高くなっています。

さて、体調不良の原因として不動の一位である病が「風邪」ですが、正式名称は風邪症候群と呼ばれ、どの病気にも属さないウイルス性の病気として定義されています。なんとも曖昧な病ですが、どのようなメカニズムで風邪を引いてしまうのでしょうか。

風邪の原因はウイルス

風邪の症状は熱、せき、鼻づまり、のどの痛み、頭痛など様々な症状があります。風邪の原因はウイルスですと一言で片付けられてしまいますが、ウイルスの種類によってその症状も異なります。

ウイルスと湿度の関係

これらのウイルスは湿度が高い場合、空気中の水分とくっついて地面に落ちやすくなっています。逆に湿度が低い場合は、落下させる邪魔者が居ないため、ウイルスが空気中に漂う時間が長くなります。

つまり乾燥していると、それだけ空気中のウイルスと触れる機会が増えるため、風邪を引きやすいと言うことです。ただ、湿度が高いからと言って完全にウイルスがいなくなるわけではないので油断は禁物です。

ウイルスと戦って勝てば風邪を引かない

年中風邪を引いている人もいれば、全く風邪を引かない強靭な体を持った人もいます。同じ環境で過ごしていても、人によって病に掛かったり掛からなかったりします。これはその人の免疫力の強さに依存します。

ウイルスに対する強い免疫力があれば、ウイルスが体内で繁殖するのを阻止します。この免疫力とは、白血球の免疫細胞の働きによる力です。つまりウイルスを退治には白血球が活発に動いて仕事をしてくれることが欠かせないのです。

風邪のウイルスはそこかしこに居ると思ってください。弱った免疫力でも戦いに勝つこともあるので、滅多なことがないと症状として現れませんが、衣服や体についたウイルスも風邪のきっかけになりますので、あなたの知らないところで常々体はウイルスと戦っていることを念頭に置いてください。

免疫力の低下が感染を助長する

しかしながら、免疫力はいつもフルパワーで働いてくれるわけではありません。生活状況により免疫力低下をもたらします。そして低下している状態においては、ウイルスが勝り体内で繁殖して風邪を引き起こしてしまうこともあります。

疲労時には免疫力が低下します。年を取って病気に掛かりやすくなるのも、体力が無くなり疲労が蓄積しやすい体になってしまっていることが原因の一つとして挙げられます。また、暴飲暴食、寝不足によるホルモン分泌の低下や喫煙等の不摂生、メンタル面でのストレスと言った体に負荷が掛かる状態になると、免疫細胞の働きは低下します。

また季節の変わり目に風邪を引きやすいのは、寒暖差が激しいので体力の低下をもたらし免疫力へも影響します。

特に、NK細胞 (ナチュラルキラー細胞) と呼ばれるウイルス感染細胞を拒絶する働きを担う免疫細胞の能力が低下するため、感染しやすい状態に陥ってしまうのです。

自分の体のことなのに免疫力低下の状態なんて分からないと思うかもしれませんが、体の疲れが取れにくかったり、口内炎が出来やすかったり、体の不調が表に出始めたら低下している可能性が高いのでご注意ください。

乾燥はウイルスに味方する

前述で湿度との関係を記しましたが、湿度が低いと人間の体内にも影響を及ぼします。ウイルスは、喉の粘膜の働きにより、体内への侵入を阻止されることがあります。しかし乾燥により唾液の量が減り、粘膜をおおっている粘液の働きが悪くなり、細菌やウイルスがくっつきやすくなってしまうのです。

エアコンを付けっぱなしにして寝たりすると喉が痛くなりますよね?これも上記と同様に口内の乾燥による粘液の働きの悪化により、ほこり等がくっついて痛みを引き起こします。

予防として冬場に加湿が必要なのは、このような理由があるからなのです。ここでは喉を例に挙げましたが、ウイルスが体内に入るもう一つの入口である鼻の場合も同様です。

体内に入ったウイルスは繁殖する

ウイルスに感染すると体内で複製を繰り返し増殖します。それと共に風邪の諸症状が現れ始めます。抗体の強さにより症状の強弱はありますが、鼻水や痰など体内から異物を出そうとする症状が出たら完全に風邪を引いた状態となります。

ウイルスは酵素 (たんぱく質) を利用して増えるのですが、人の平熱付近で最も活動的に増えるのに対し、それ以上の熱には逆に弱くなるため、体内の発熱により活動を抑止するのです。発熱している間はウイルス活動が抑えられているので、風邪を引いてしまったら水分と糖分を補給し、体力を消耗しないように安静にするのが最も望ましいです。

風邪の予防はインフルエンザの予防と一緒

2015年度は早い時期からインフルエンザが流行し始めましたが、インフルエンザウイルスは感染力が強い凶暴なウイルスでありますが、一般的な風邪と予防策は変わりません。上記の通り感染しやすい状況は説明しましたので、その逆の状態にすることが予防策につながります。

免疫力が低下しないよう努める

栄養を摂取すること、休息をとること、そして血液の循環を良くする。大きくこの3つです。毎日適切なリズムで生活をしていれば問題ありません。きちんとご飯を食べる。規則正しい時間に睡眠をとる。疲れたら休む。適度に運動する。湯船に浸かる。

運動と言ってもトレーニングレベルではなく、若干心拍数が上がる程度の有酸素運動を指します。シャワーだけでなく湯船に浸かることが、血行を良くするだけでなく疲れも取って体を元気にしてくれるので、面倒くさがらず湯船に浸かる習慣を身につけると良いでしょう。

免疫力を高める効果のある食材として「きのこ」が良いとされています。特に椎茸は効果てきめんで、抗ガン効果も認められています。

乾燥しないように心掛ける

加湿器をつけて湿度を 50%以上に保つようにすると、ウイルスの生存率が大きく減少します。冬場のエアコンや電気ストーブ利用時は室内の湿度の低下をもたらすため、加湿器との併用が必須です。

石油ファンヒーターやガスヒーターは、熱風と同時に水蒸気も出すので湿度の低下を招くことはありません。

マスクは鼻や口の周りの湿度を保つ方法として効果があります。ウイルスは一般的なマスクの目のサイズより小さいので簡単に通過してしまいます。大事なことなのでもう一度言っておきます。

ウイルスはマスクを通過します。

マスクをしていれば被害を受けないと思っていたら大きな間違いです。本来マスクは風邪を引いた人が、咳やくしゃみによるウイルスの拡散を抑えるための道具であるため、安易に頼り過ぎるのも良くありません。

基本に戻ってうがい手洗いをしっかりしよう

家に帰ったらうがい、手洗い!

世の親が口を酸っぱくして子供に注意していることの一つですよね。これは子供だけでなく大人も実践すべき習慣です。既に外にいる時点で感染してしまっては意味がないかもしれませんが、帰宅後手に付着したウイルスが体内に取り込まれてしまう可能性は限りなく高く、またウイルス以外にも雑菌を除くために必要な行為だと思います。

一時うがいは意味がないと噂になりましたが、うがいの風邪予防効果は京都大学の研究でも「水うがいで風邪発症が4割減少」と報告されているので気になる方は一読してみてください。

健康コラム – 京都大学環境安全保健機構

まとめ

健康であるためには規則正しい生活を心掛けよう。

これに尽きます。

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気力・体力勝負なシステム業界のエンジニアを経て、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。目指すところへの道のりは険しいですが、自分が自分らしくあるために、一歩ずつ進んでいきます!

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