単6電池はどこに売ってる?日本の規格に無いため購入は海外メーカーの製品になる

Surface ペンや VAIO のスタイラス、KOKUYO のブギーボードなど、タブレット用のペン型デバイスで採用されている「単6形」の乾電池。実はパナソニックや東芝など、国内のメーカーでは生産されていません。その理由はタイトルの通り、日本の乾電池は規格上「単5形」までしか存在しないのです。
まずは乾電池のサイズを比べた画像をご覧ください。数字が大きくなれば乾電池が小さくなるイメージですが、単6形だけ仲間はずれのような感じがします。
サイズ感は、単4形よりも直径・高さ共に 2mm ほど小さいです。単6形はアメリカの規格で「AAAA」と定義されています。(単3が「AA」単4が「AAA」です。)
日本で単6形の規格が無いにも関わらず「単6形」と記されているのは一般的な呼称であり、1~5 まで番号が埋まっているので便宜的に「単6」と呼ばれるようになったと思われます。
単6形の乾電池はどこで買える?
まず単3・単4電池のような需要がないので、コンビニでは売っていません。
また大型の家電量販でも、購入できるか難しいかもしれません。しかも店頭で購入すると、1本あたり 150 円近くします。その上、名前を知らない海外メーカーの電池であるため、品質の良し悪しが分かりません。
単6電池を安く買う方法
結論から伝えると、大手ネット通販 Amazon のオリジナルブランド「Amazon Basic」の単6電池を購入するのが最も手軽です。
- 4本パックより8本パックが断然お得
- 1本あたり100円前後
- 品質は問題なし
ただし利用頻度の高い電池ではないため、一度在庫切れになってしまうと復活するまで時間が掛かるのが難点です。Amazon ベーシックの代替として僕が購入しているのがこちら。
Amazon だけでなく、楽天や Yahoo ショッピングでも購入できます。
9V 電池を分解するは危険
9V 電池とは、上部にプラス極とマイナス極が出っ張っている長方形の乾電池です。この 9V 電池にはいくつか規格が存在するのですが、その中で「6LR61」の規格で作られたものは、内部に単6電池が6本で構成されていることがあります。
100円ショップのダイソーにも、この規格の 9V 電池が販売されていますが、決して分解しようなんて考えないでください。素人的な考えで分解すると危険な目に遭います。
- 分解時に内部の電池を傷つけて、液が飛び出すリスク
- その液による化学やけどのリスク
- 目に飛んだ時の角膜損傷のリスク
- 分解された電池はプラス極の出っ張りが無い
- しかも1本あたりの電池性能は微妙
ネットの情報を見て興味があっても、絶対に分解はやめてください。
充電式の単6電池ってあるの?
海外製の製品であれば、充電できるニッケル水素電池が販売されています。なお単6形に対応した充電器も必要です。メーカーによっては、単4形充電器で単6形も充電できるようです。
ただわざわざ充電用アダプターとセットで購入するより、アルカリ電池を使ったほうがコストは抑えられます。もし購入するなら、以下の組み合わせがレビュー評価も高いです。
充電式の電池は、出力が 1.2V とアルカリ電池の 1.5V よりも小さいです。電圧が足りないと機器が動かないため、利用する機器がアルカリ電池推奨か予め確認しておきましょう。不明であれば、充電式ではなくアルカリ電池を使うほうが安全です。
これら製品の使用感については、リンク先のレビューが参考になるので、あわせてご覧ください。
まとめ
- 値段と品質で選ぶなら Amazon Basic がおすすめ
- 9V 電池の分解は危険が伴う
- 充電式を買うなら利用製品の仕様を確認