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Windows 10 でプレイしているゲーム画面を録画する方法!標準ソフト Game DVR で簡単録画

更新日: 公開日:2016/09/08
Windows10搭載のゲーム画面録画ソフト Game DVR

Windows 10 には、プレイしているゲーム画面を録画できるアプリ Game DVR が入っているのをご存知でしょうか。正確には Windows アプリの Xbox の機能として提供されているもので、最初から使えるように提供されています。

細かい前置きはさておき、早速どうやって画面を録画するのか手順を説明していきましょう。

ゲーム画面を録画する手順

Xbox アプリを起動する

左下の メニューから [Xbox 本体コンパニオン] のアプリを起動します。サインインを求められたら、Microsoft アカウントを入力します。

Xboxアプリのサインイン

もしアカウントを持っていなければ、Micfosoft 公式サイトから登録しましょう。サインインすることで、高画質で録画できるようになります。

動画の録画設定

アプリを開いたら、画面左下の 設定メニューを開きます。

Xbox 本体コンパニオンの設定を開く

設定画面に移ると [一般] の項目が表示されていますが、この項目は変更点はないので、そのまま [ゲーム録画] を選択してください。

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ここからは設定項目を1つずつ説明していきます。

バックグラウンド録画の設定

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初期設定では OFF になっています。説明の都合上 ON にして各内容を表示していますが、基本的には OFF にしておきましょう。この設定により、録画の開始時に指定時間をさかのぼって、動画を記録してくれます。

つまり、時間をさかのぼるために、常に裏で録画されている状態になるので、パソコンへの負荷が非常に大きくなります。「ゲームプレイに影響がでる場合があります」と注意書きがありますが、高負荷状態になるとパソコンの動きがカクつくので、きちんとした目的がない限りは設定を切ってください。

ゲームクリップの最長時間設定

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Game DVR で録画できる最長時間を設定します。初期値は1時間です。最大で2時間まで選択することができます。

高画質で録画をすれば、1時間で 6GB ほどのファイルサイズになります。十分な空き容量があることを確認した上で、録画を開始するようにしましょう。最大の2時間を設定するなら、常に100GB 以上の空き容量があるように心がけたいところです。

キャプチャデータの保存先

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録画したゲームの動画ファイル、および Game DVR 経由でスクリーンショットを撮影した画像ファイルの格納場所になります。

保存場所を変更したいのであれば、左下の「フォルダーを開く」で該当のフォルダを開き、そのフォルダをドラッグ&ドロップで移動すれば、こちらの設定も自動的に変更されます。Windows の場合は C ドライブではなく、容量の大きい外付け HDD や、セカンドドライブ(C ドライブ以外の PC 本体にくっついているドライブ)に設定するこをおすすめします。

オーディオ録音設定

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音質は最大で 192kbps までとなっています。マイク録音の設定を ON にしておけば、ゲームのプレイ動画だけでなく、実況の音声も同時に録音することができます。ちなみに音声コーデックは AAC 固定となっています。

ビデオエンコーディングの設定

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映像の品質、解像度の設定を行います。映像の品質は 60 fps まで選択することができます。もし 60 fps が選択できない場合、Windows 10 Anniversary Update が適用されていない可能性があります。こちらは順次 Windows 10 のアップグレードとして実施されるものですが、下記サイトからアップグレードを行うことが可能です。

Windows 10 Anniversary Update

解像度を「高」にすると「ゲームプレイに影響がでる場合があります」と表示されるので、実際にゲームをプレイしながら録画してみて、動作が重いようであれば解像度を下げるようにしてください。

なお、コーデックは H.264 のみで mp4 出力されます。

Game DVR 録画仕様まとめ

ハード要件AMDAMD Radeon HD 7700 シリーズ以降
NVIDIAGeForce 600 シリーズ以降
Quadro Kxxx シリーズ以降
IntelIntel HD Graphics 4200 以降
フル HD 録画可能
録画最長時間2時間
コーデックH.264 のみ
出力形式MP4
fps最大 60 フレーム
録画対象ウィンドウ単位
音声コーデックAAC
音質設定96kbps, 128kbps, 160kbps, 198kbps
マイク入力同時録音可能
画面キャプチャ形式PNG

ハード要件については、数年前パソコンであればほぼ動きます。そこまで性能が高くなくても動くのが、Windows 10 のキャプチャ機能の良いところです。

なお録画対象はウィンドウ単位なので、複数のウィンドウをまとめてキャプチャできません。ゲーム画面を高画質で録画する場合は、画面を最大化した上で録画をスタートすれば OK です。

またエクスプローラーのウィンドウは、キャプチャー不可です。しかしブラウザや一般的なアプリの画面はキャプチャーできます。

キャプチャーされるのはウィンドウの中身のみです。ウィンドウサイズが変更されると自動的に録画が停止します。

Game DVR で録画する方法

まずは録画対象のゲームを起動してください。今回は Minecraft の体験版のプレイを試して録画を行います。

起動したゲーム画面で + g にて Xbox アプリを起動します。画面上部にバーが表示されます。

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この一番左にあるアイコンは、アバターを設定していなければ Xbox のマークとなり、クリックすると Xbox アプリのメイン画面が起動します。設定等が行える画面が起動します。真ん中のカメラアイコンでスクリーンショットを撮ることができます。また一番右のアイコンは、録画における設定を変更できます。(前述で説明した内容)

ここで 「」をクリックすれば録画がスタートしますが、わざわざこのアイコンを押下する必要はなく、 + Alt + r のショートカットキーで録画の開始、録画の終了が行えることを覚えておくと便利です。

Minecraft の場合、小さい画面では録画機能が上手く動かないようで、全画面表示して録画しました。

Game DVR 録画テスト動画

今回は 30 fps で録画テストを行いました。動画編集は AviUtl にて行っています。Game DVR で録画された動画は、VFR(可変フレームレート)となっているため、入力プラグインの設定にて CFR(固定フレームレート)への変更を行っていますが、それ以外は大きな手は加わっていません。

AviUtl の導入については下記ページを参照ください。

実際に動画を撮ってみて、想像していたよりはきちんと録画されている印象を受けました。画質も音声も概ね良好です。機会があれば 60 fps でも録画してみようと思います。(僕のパソコンのスペックで耐えられるかどうか分かりませんが…。)

Windows 10 を利用していれば誰でも簡単に録画できるので、興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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