Windows で Shift キーを5回押すと現れる「固定キー機能」を無効化する方法

固定キー機能は、昔から Windows に標準機能として搭載されています。
何かのタイミングで Shift を連打して「ピコッ」という聞き慣れない音と共に「固定キー機能を有効にしますか?」と表示され、一体何が起こったのかと戸惑ってしまう経験を持つ人も中にはいるのではないでしょうか。
固定キー機能とは、手が不自由な人にもパソコン操作が出来るように、設定を ON にすると Ctrl Alt Shift のキーを一度押すと押しっぱなしの状態となり、Ctrl + C のような指が2本必要になるコマンドも、1本の指で操作できるようになります。
スマートフォンでアルファベットの大文字を入力する時のイメージに近いです。
この固定キー機能の設定を呼び出すコマンドが「Shift キーを連続して5回入力」となります。この機能を呼び出すつもりが無くても、うっかり Shift を連打すると次のような確認画面が表示されます。
Windows にはこの他にも、拡大鏡や音声読上げなど、ユーザー補助のオプションとして存在しています。
今回はこの固定キー機能が呼び出される「Shift キー5回入力」の設定を解除して、機能が呼び出されないようにする方法を説明していきます。
固定キー機能 Shift 5回入力の設定解除
以下、Windows 10 の画面を用いて説明しますが、Windows 7 においても同様の手順となります。
最初にコントロールパネルを開いてください。Windows 7 であればスタートメニューにあります。Windows 10 の場合は、以下の記事を参考にしてください。
コントロールパネルの右上にある [表示方法] を小さなアイコンに切り替えて、「コンピューターの簡単操作センター」を開きます。
下の方まで画面をスクロールして「キーボードを使いやすくします」のリンクをクリックしてください。
更に進んで「入力しやすくします」と項目があるので、その中にある「固定キー機能の設定」をクリックをしてください。
すると、画面中央やや手前にキーボードショートカットの設定項目があります。この一番上に「Shift キーを5回押すと固定キー機能を有効にします」とあるので、このチェックボックスのチェックを外し [適用] ボタンをクリックすれば設定完了です。
実際に Shift キーを5回入力(どの状況でも良い)して、何も起こらなければ設定完了です。これで意図しない機能が唐突に設定されるようなことはなくなります。
以上、Windows で Shift キーを5回押すと現れる「固定キー機能」を無効化する方法でした。