PC 版 Minecraft のマルチプレイ用サーバーのセーブデータを複数保持する方法
Java 版 Minecraft でマルチプレイを行う場合、セーブデータはサーバーを立てたユーザーのパソコンに全て格納されます。
シングルプレイであれば、メニューから新しいワールドを作成することができます。しかしマルチプレイの場合、メニュー上からワールドの新規作成・追加・削除ができません。これは仕様上、Minecraft のゲームを実行するためのアプリと、サーバーとして動くアプリが別になっているのが原因です。
サーバーを立てたら、そこで生成されるワールドは1つだけ。そのためマルチプレイ用のデータは、1つしか持てないように思われがちです。しかしサーバーデータの管理方法によって、複数のデータを保有できます。
つまり、一緒にプレイする友達によって、ワールドを切り替えることも可能になります。
マルチプレイ用のワールドデータを複数持つ方法
サーバー管理用フォルダを複数作成する
結論を言ってしまうと、起動するサーバーの実行ファイルである server.jar をフォルダ分けして管理するだけです。
つまり作成済みのマルチプレイ用データが入っているフォルダから、server.jar とソフトウェア使用許諾契約書の役割を担う eula.txt をコピーして、別のフォルダに入れれば、もう1つ別のワールドが作成できるということです。
これで、フォルダ毎に別々のワールドが生成されます。例えばフォルダ1にある server.jar を起動すれば、フォルダ1の中に保存されたワールドを使ってプレイできます。フォルダ2、フォルダ3も同様です。
つまり起動するサーバーを切り替えることで、複数のワールドが保持できるようになる仕組みなのです。
ここで紹介している内容は、同じパソコン内に複数のサーバーを立てる方法ではありません。あくまでも PC 内で立ち上げるサーバーは1つです。
この方法だと、パソコンの容量が許す限り、いくつでもワールドを生成できます。そして起動する server.jar ファイルを変えることで、友達ごとにプレイするワールドを分けることも簡単にできます。