Minecraft のマルチプレイ用のサーバーを立てる方法 【Windows バッファロールーター編】

2016/09/24

PC 版 Minecraft には、1人で遊ぶためのシングルプレイと、友達同士で同じワールド内に入って遊ぶマルチプレイがあります。しかしマルチプレイで遊ぶには、皆がアクセスするためのサーバーを立てなくてはいけません。

パソコンに詳しくない人がサーバーを立てる時に、一番ネックになるのがポートの開放です。IP アドレスが分かっていれば、その端末へアクセスを試みることが出来ます。しかしポートが閉じていると、データのやり取りをすることができません。

ポートを開放することは、家の鍵を開けっ放しにしておくことと同じようなものだとイメージしてください。鍵が空いていれば、自由に出入りすることができます。Minecraft の場合、ポート番号 25565 にてマルチプレイの通信を行うため、その番号を開放するための手続きが必要になります。

ポートの開放手順は環境によって様々なので、一概に「この方法で行えば大丈夫!」といった手順がありません。

今回は、バッファローのルーターである AirStation に接続した Windows パソコンのポート開放手順を含め、マイクラのマルチプレイ用サーバーを立てる方法について説明していきます。

Minecraft マルチプレイサーバーを立てる方法

サーバー用の実行ファイルをダウンロード

まずは、Minecraft の公式サイトへアクセスし、自身のアカウントでログインを行います。

公式サイト | Minecraft

  1. Minecraft のサイトへアクセスする
  2. 自身のアカウントでログインする
  3. 右上の [メニュー] アイコンをクリック
  4. 表示されるサブメニューから [トライアル & ダウンロード] を選択

この手順で表示された画面には、右側に Minecraft のダウンロードボタンが配置していますが、そちらではなく左側の文章内に書かれている [set up your own Minecraft server] のリンクをクリックします。

サーバー用のファイルをダウンロードするページに遷移するので、下記リンクより jar ファイル(サーバーアプリの実行ファイル)をダウンロードします。なおサーバーアプリは、Minecraft 最新バージョンに対応したものしかダウンロードできないので、その点についてはご注意ください。

ダウンロードした jar ファイルの格納場所ですが任意の場所で構いません。ただ、適当な場所に置いてしまうと後で探すのが面倒になるので、元々 Minecraft をインストールしたフォルダの中に server フォルダを作成して、その中に格納しておくことをおすすめします。

C:\Program Files (x86)\Minecraft\server
もしくは
C:\Program Files\Minecraft\server

サーバー設定

ダウンロードしたファイルを格納したら、そのファイルをダブルクリックしてください。するとご覧のようにファイルが展開されます。

minecraft-multi-play-server04

ここで eula.txt のファイルを開きます。これはソフトウェアの使用許諾契約書になります。このファイルの一番最後に「eula=false」と書かれています。これは使用許諾契約書に同意しない状態となっています。このままでは、サーバー用ソフトを利用できないので「eula=true」と書き換えて、ファイルを上書き保存してください。

minecraft-multi-play-server05

書き換えが終わったら、改めてダウンロードした jar ファイルを起動します。フォルダ内のファイルが再び増えて、サーバーアプリが立ち上がります。

下記画面が表示されたら、サーバーの構築は完了です。以降、自分の端末をホストとしてマルチプレイをする場合は、この jar ファイルを起動してサーバーとしてアクセスできるようにすれば大丈夫です。

minecraft-multi-play-server06

マルチプレイを終了する場合は、立ち上げたこちらの画面を閉じれば完了です。

サーバー接続テスト

では、立ち上げたサーバーに自分自身がアクセスできるか確認しましょう。(この段階では外部からアクセスすることはできません。)

Minecraft を立ち上げ、マルチプレイを選択します。右下の [サーバー追加] を選択し、サーバー名は任意で、そしてサーバーアドレスに localhost と入力して完了ボタンをクリックします。

もし localhost で接続できない場合は、127.0.0.1 でも試してみてください。

minecraft-multi-play-server07

サーバーが登録され、画面右上にスマートフォンのアンテナのような緑のマークが表示されれば、サーバーが有効な状態になっていることを示します。緑のアイコンが表示されていない場合、下の更新ボタンをクリックしてください。

minecraft-multi-play-server08

では、立てたサーバーにきちんとアクセスできるのか、接続してみましょう。

minecraft-multi-play-server09

いきなり雪山!

なんとも残念なリスポーン地となってしまいました。シングルプレイ同様、マルチプレイもワールド生成はランダムになります。

ひとまず接続できたので、次に進みましょう。

外部からのアクセスを許可する

サーバーを立てることは出来ました。しかしこの状態では、外部から友達がアクセスすることはできません。冒頭で記したように、ポート番号を開放する手続きをとることで、本当のマルチプレイができるようになります。

今回はバッファローのルーターにアクセスし、ポート開放の手続きを行っていきます。

以下の手順は設定を間違えると、インターネットにつながらなくなるリスクがあります。不要な項目の変更は行わず、自分の力で元に戻せることを前提に、自己責任で行ってください。

ルーターにアクセスする

ブラウザを開きルーターへアクセスします。バッファローのルーターであれば、以下の URL のどちらかでアクセスできると思います。

アクセスすると認証画面が表示されます。特に何も設定していないのであれば、ユーザー名「root」パスワードなしで認証されるはずです。

minecraft-multi-play-server10

これらの情報は、ルーターに貼ってあるシールに記載があるので、そちらを参考にしてください。

minecraft-multi-play-server11

もし上記アドレスからアクセスできない場合、ルーターのアドレスが変更されている可能性があります。その場合は、バッファローから提供されているソフトを導入することで、アクセスできるようになるかもしれません。下記ページを参考に試してみてください。

バッファローの Wi-FI ルーター AirStation にブラウザからアクセスできなくなった場合の対処法
バッファローのルーターにブラウザからアクセスするためのアドレスは、本体背面に次のように記されています。特に何も変更していなければ、次のどちらかの UR...

なお、ここから先の手順は機種によって画面イメージが異なる場合がありますので、予めご了承ください。

自身の端末のローカル IP アドレスを固定する

通常、ルーターに接続された端末は、プライベート IP アドレスと呼ばれるローカル環境に特化した IP アドレスが割り当てられます。192.168 で始まるもの、172.16 で始まるものが該当します。

このプライベート IP アドレスは、機器に接続した順に自動的に割り当てられます。しかし、ポートを開放するには IP アドレスと紐付けてが必要になります。自動的にアドレスが変更されては、頻繁にポート開放手続きを行わなくてはいけません。

そこで、ルーターとパソコン側で設定することで、IP アドレスを固定してしまいます。では、設定状況を確認しましょう。

メニュー [Internet/Lan] → [LAN] へアクセスし、割当 IP アドレスを確認してください。僕の環境では、192.168.11.2 から 64 台までが許容されているので、最大で 192.168.11.65 まで割り振られます。サブネットマスクの設定に拠るのですが、通常は末尾の数字が順繰りに設定される仕組みになっています。

minecraft-multi-play-server12

自宅で使うのであれば多くても 10 台を超えることは無いので、少し多く見積もって 192.168.11.30 辺りで設定することにしましょう。③の許容台数は書き換えることができるので、必要に応じて数字を大きくしてください。(ただし、極端に大きな数字を入力しないように。)

続いてメニュー [Internet/Lan] → [DHCPリース] へアクセスします。画面下に現在アクセスしている端末の IP アドレスが表示され (*) で表現されています。状態が自動設定になっていると、IP アドレスがアクセスした端末順に自動割当となるため、[手動設定に変更] をクリックして固定の IP アドレスを設定するようにします。

minecraft-multi-play-server13

一度画面がリフレッシュされます。手動切替に変更した端末に [修正] メニューが表示されるようになるので、そちらを選択します。

minecraft-multi-play-server14

該当端末の編集画面になります。MAC アドレスは端末を識別するコードなので、絶対に修正しないでください。ここでは、IP アドレスの末尾の数字を 30 に固定して保存します。

minecraft-multi-play-server15

続いて Windows 側の設定です。

ネットワークの接続画面を開きます。コントロールパネルを開きます。右上の表示方法で [カテゴリ] を選択し、[ネットワークの状態とタスクの表示] を開きます。

minecraft-multi-play-server16

もし Windows 10 でコントロールパネルの開き方が分からない方は、以下のページを参照してください。

Windows 10 コントロールパネルを表示する方法
Windows 10 になって、コントロールパネルはどこへいってしまったのか?使い慣れた Windows 7 からアップデートして、スタートメニューの構成も変...

画面を進むと左上に [アダプターの設定と変更] のメニューがあるので、そちらをクリックします。すると接続しているネットワークのアイコンが表示されています。環境によって複数表示されていることがあります。その中で現在接続しているものを選び、右クリックで [プロパティ] を開きます。

minecraft-multi-play-server17

イーサネットのプロパティとして多くの項目が表示されています。その中にある [インターネットプロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)] をダブルクリックしてください。

minecraft-multi-play-server18

これでようやく IP アドレスを手動設定する画面にたどり着きました。もしここで IP アドレスを自動的に取得する設定になっていない場合、既に誰かの手で IP アドレスが固定値に設定されています。この項目は自動的に設定されるものではありません。

下手にアドレスを変更してしまうと、インターネットにつながらなくなることも有り得るので、固定 IP 設定済みの場合はそのアドレスを使うようにしてください。

ここで設定する各種値は、メニュー [Internet/Lan] → [LAN] へアクセスした時に表示される画面(前述の①②③と振っている画面)の値を利用しますので、そちらを改めて確認してください。

[次のIPアドレスを使う] を選択し、IP アドレスは末尾が 30 になるように指定します。サブネットマスクは LAN 側 IP アドレスに記載のあった情報を転記します。デフォルトゲートウェイ、および優先 DNS サーバーには、LAN 側 IP アドレスを指定します。

minecraft-multi-play-server19

設定したら OK ボタンを押下してください。イーサネットのプロパティも OK ボタンで閉じて構いません。

これで IP アドレスが固定化されるので、一度 Windows を再起動しましょう。併せてルーターも再起動してください。(再起動しておかないと、この後の手順でルーターにアクセスできません。)

マインクラフト用ポート番号を開放する

続いてポート番号に穴を開けます。改めてブラウザからルーターへアクセスします。

メニュー [ゲーム&アプリ] → [ポート変換] へ移動します。ここではポート変換の新規追加を行います。基本的に編集(操作)が必要な項目を枠で囲いました。

minecraft-multi-play-server20

グループ名は任意で結構ですが、分かり易いように Minecraft と名前を付けています。プロトコルのポート番号は 25565 です。LAN 側 IP アドレスは自動的に入力されているので、自分が前項の手順で設定したものと同じであることを確認し、新規追加を行ってください。

ポート開放状況と IP アドレスの確認

最後に、設定したポートが無事開放されているか、そして友達があなたの端末にアクセスするための IP アドレスを確認しましょう。

まず Minecraft のサーバーを立ち上げます。最初の方の手順で記した jar ファイルを起動してください。その上で、以下の更新ボタンをクリックしてください。

あなたの IP アドレスは 107.22.126.144 です。
ポート 25565 は開放されていません。

ここでポートが無事開放していれば設定完了です。もし開放されていなければ、何かしら手順での不備等がありますので修正を行ってください。もし手順通りに行って、ポートが開放できない場合は、別の要因があることが考えられます。その場合の対応策は、こちらから申し上げることはできません。

ここで表示された IP アドレスは友達に教えてください。マルチプレイを行う際に、サーバーアドレスに入力する IP アドレスとなります。

自分の立てたサーバーでマルチプレイをしてみよう

設定はこれで完了です。では実際にマルチプレイを行う手順を振り返ります。

ホスト(サーバーを立てた人)は、サーバー用の jar ファイルを起動してから Minecraft を立ち上げます。マルチプレイを選択し、サーバーアドレスに localhost もしくは 127.0.0.1 と入力して、自身のサーバー内にあるマルチプレイ用のワールドへ接続します。

続いて、ホストのサーバーへアクセスする友達は、マルチプレイを選択したら接続先の IP アドレスを入力して接続します。

これで複数人が同じ Minecraft のワールド上でプレイすることができるようになります。ちなみに、ホストのユーザーがワールド内に居なくても、サーバーが立ち上がっていれば友達は自由に出入りすることができます。

マルチプレイを行うまでの手順はかなり大変ですが、これで皆と協力プレイができるので、より一層マインクラフトが楽しくなることは間違いありません!

このブログの運営者

気力・体力勝負なシステム業界のエンジニアを経て、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。目指すところへの道のりは険しいですが、自分が自分らしくあるために、一歩ずつ進んでいきます!

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