薄型・軽量で高性能 おすすめ Windows ノートパソコン3選+1!スペックの選び方も詳しく解説

在宅勤務により自宅でパソコンを使う機会が増え、ここ1年で働き方のスタイルが一気に変わりました。昨今のパソコン選びの傾向は、薄型で軽量かつ高性能なパソコンが好まれています。利用する場所に捕らわれず、手軽に持ち運べる端末に人気が集まっています。
そして最近の Windows 端末は、高性能でありながらも MacBook のような洗練されたデザイン性の高い端末が増えています。性能だけでなく、見た目で選べるのは Windows ユーザーとしては嬉しい限り。
そこで今回は、高性能かつ薄型で、持ち運びにも適したスマートなノートパソコンを紹介していきます。どの端末も、実機を触って判断したものを選りすぐっています。ぜひ、ノートパソコンを購入するための参考にしてください。
紹介するパソコンの特徴
- 携帯性を重視した小型機種(15インチ未満)
- CPU は Intel Core i5 以上を搭載
- SSD 512GB 以上を標準搭載
- メモリは 8GB 以上
- オンライン会議など快適に行える端末
- 5年以上は現役で使える機種
パソコン選びは、用途に応じたスペックを選ぶのが大切なポイントです。そのため値段で選ぶのは、あまりおすすめしません。性能を選んで、その中から安い端末を選ぶのが正しい選び方です。
ここで紹介する端末は、スペック選びに迷ってしまうような初心者の方でも、確実に快適な環境が得られるパソコンを選抜しています。その上で、コストパフォーマンスが高く、小型で持ち運びにも適している端末なので安心してください。
今回紹介するマシンを事前にチェック
まずは今回紹介する端末を、先にご覧ください。これらパソコンの細かい機能や、スペックの選び方については、このあと詳しく紹介していきます。
個人的に見た目のデザインが一番好きな、DELL の XPS 1シリーズ。中身の性能も満足度が高く、確実に所有欲を満たしてくれる端末。
ThinkPad X1 Carbon 2021年発表の最新モデルは Gen 9 のバージョンを掲げています。ThinkPad は語るまでもなく、キーボードの打ちやすさは No.1 です。資料作成やプログラミングなど、長時間タイピングする作業との相性が抜群に良い端末です。
Surface も2021年11月に Surface Pro 8 発売され、ようやく最新機種が出揃いました。
単なるパソコン紹介ではその端末の特徴しか説明できないので、どのようなマシンスペックを選ぶべきかについて、まず確認していきましょう。
パソコン選びで迷うところ
パソコン選びで重要なのは、自身の用途に合った性能を持つ機種を選ぶことです。特に注目すべきところは、CPU・メモリ・ストレージ・解像度の4点です。
性能が高いほうが優れているのは当然のことながらデメリットも存在するので、その点を踏まえて事前に説明しておきましょう。
CPU はどれを選べばよいか?
数字の大きい方が能力が高く、それぞれの特徴を簡単にまとめると次の通りです。
- Celeron
性能はスマホ以下。安物買いの銭失いに気をつけて。 - Intel Core i3 または Ryzen 3
簡単な事務作業程度であればこれで十分 - Intel Core i5 または Ryzen 5
仕事、プライベートで使える【迷ったらこれ】 - Intel Core i7 または Ryzen 7
動画編集など重い処理に欠かせない - Intel Core i9 または Ryzen 9
プロ用で高い。コスパは悪いが性能は最強
Intel Core シリーズと AMD Ryzen シリーズ、後ろの数字が同じならば、基本的に性能は同等レベル。ここはあまり難しく考える必要はありません。
「重い処理」とは、アプリを操作していると少し待ち時間が発生するような処理を指します。上位モデルになればなるほど待ち時間が短くなるので、自分がどのような作業を快適に行いたいかで選ぶべきものが変わります。
コストも考慮すると 万能なのは Core i5 or Ryzen 5 です。ある程度の重い処理にも耐えられます。僕は仕事の関係で i7 へ乗り換えましたが、以前は写真の RAW 現像や動画編集は Core i5 のマシンで行っていました。また、PC用ゲームで有名な Minecraft もグラフィックボードを搭載せず、プレイできていました。
Core i7 を使ったほうが早く処理できるメリットがある反面、消費電力が大きくなりバッテリーの持ちが悪くなります。それに加えて 発熱量も大きく、パソコン本体がほんのり熱くなります。
簡易的な作業であれば、イラストレーターやフォトショップも Core i5 (Ryzen 5) で十分作業できます。Core i7 が必要なのは、特殊な作業をする一部のユーザーに限られています。
ただし動画編集となると話は別で、エンコード処理時間は CPU 性能に大きく左右されるため i7 以上は必須!
i9 は完全にプロ用機材。価格も一気に跳ね上がり、個人が日常的に使うマシンとしては最適ではありません。そして Core i9 搭載のノートパソコンは、値段も性能もモンスタークラスです。
今回紹介するのは、最新の Intel 第11世代 Core i シリーズ搭載のマシンを厳選。数年前に一度大幅に性能が上がって話題になったのですが、そこから更にパワーアップしているので、購入するなら中古よりも最新端末のほうが寿命が長く使えます。
世代 | CPU | コア / スレッド | 最大周波数 |
---|---|---|---|
第11世代 | Intel Core i3 | 2 / 4 | 4.1GHz |
Intel Core i5 | 4 / 8 | 4.2GHz | |
Intel Core i7 | 4 / 8 | 4.7GHz |
Core i5 の性能が4コア8スレッドになってから、前世代の Core i7 に近い能力を発揮できるようになりました。少しでも高性能を求めたいなら i7 ですが、実は i5 がかなりコストパフォーマンスが高い CPU だったりします。
Core i3 で安く済ませるより、i5 を選ぶほうが長期にわたって使えるため、パソコン買い替えのタイミングも先延ばしにできます。少しお金を掛けても Core i5 または Ryzen 5 を選んだほうが、将来的にお得なのは間違いありません。
- ネットサーフィン・事務作業なら Core i3
- 何でも適応できるのは Core i5
- Core i7 は選ぶ目的がある場合に限る
- Core i9 はプロ用
メモリは何ギガあればいい?
メモリは机の大きさをイメージするとわかりやすいです。容量が大きいと、様々なアプリやツールを同時に使っても快適に動きます。容量が小さいと、ごちゃごちゃしすぎて動作が重くなる場合があります。
Windows パソコンをまともに動かすには、最低でも 4GB 必要です。例えば、次に挙げたソフトを同時に使った場合、メモリ使用量は 4GB 近くになります。(動作は重々しい感じ)
- ブラウザ ……… 複数タブを開く
- ウイルス対策ソフト
- Excel など Office 系アプリ
- iTunes などの音楽系アプリ
- クラウド系ソフト
ブラウザのタブ数が多かったり、動画を閲覧すると必要なメモリ量は増えます。そして用意しているメモリサイズが小さすぎると、動作が一気に重くなります。
メモリ 4GB だと、かなりストレスを感じます。快適な作業環境を求めるなら、最低でも メモリ 8GB 以上 が当たり前、と思ってください。
価格を抑えるために 4GB を選択するのは、後悔する選択になります。なお昨今の薄型のノートパソコンは、メモリが直付けされています。購入後に増設できないので、ご注意を。
また動画編集等で Core i7 を必要とするような環境においては 16GB が理想です。処理が重いアプリはメモリ使用量も大きく、8GB でも足りません。メモリも目的に応じて性能をアップする必要があります。
メモリ容量は大きいほどメリットも増えます。その半面、少なすぎると残念な結果になります。ここは最低でも 8GB 以上を選ぶように意識してください。
- 快適さが不要であれば 4GB が安い
- ストレスなく利用するなら 8GB がベスト
- 重いアプリを使うなら 16GB 以上必須
ストレージ容量はどれくらい必要?
こちらは利用者によって必要な容量が大きく変わるところ。例えば画像や音楽データ、動画を大量に保持するなら 512GB でも不足します。だからといって 1TB モデルは高額です。機種によっては最大 512GB しかありません。
大容量データが常時必要でなければ、外付けハードディスクと併用する選択肢もあります。2.5インチの持ち運びやすいサイズの HDD も多く存在するので、用途に合わせて選んでみてください。
金額の安さから 128GB を選のはおすすめしません。ネット閲覧と事務処理程度でしか使えない容量です。容量不足に陥ってハードディスクと併用しても使い勝手が悪く、ストレスの温床になりかねません。
おすすめの容量は 256GB or 512GB です。データ容量がいっぱいになった時の対処法が分からなければ、容量が大きいものを選んだほうが安心です。パソコンは使っているうちに、勝手に使用容量が増えます。迷ったら 256GB 以上で検討してみてください。
- データ保存が不要であれば 128GB でもギリギリ大丈夫
- 容量で迷ったら 256GB
- 予算に余裕があれば 512GB 以上も視野に入れて考えたい
ディスプレイはフル HD と 4K のどっちがいい?
そもそもノートパソコンを選ぶ時点で 4K の解像度が必須ではありません。4K 画面が綺麗なのは確かです。しかし液晶画面が小さいため、4K の解像度があっても実質の作業領域はフル HD と変わりません。4K の画質で確認しながら処理をしたい人は、外付けの 4K ディスプレイを使うべきです。
また 4K ディスプレイにすると、CPU 同様に消費電力が大きくなるデメリットがあります。フル HD でも画質は十分綺麗です。昨今は液晶モニターの大きさを変えず、解像度を上げて 描画の美しさ を売りにする機種も増えました。フル HD と 4K の中間である、高さ 1440px が主流に移り変わろうとしているのが現状です。
僕が感じる 4K モニターのメリットは、文字の読みやすさが向上する点です。それでも安いパソコンでない限り、フル HD の綺麗さで満足できてしまう自分もいます。
- ノートパソコンはフル HD あれば問題ない
- 高画質を求めて解像度の高いディスプレイを選んでも OK
ではこれらの情報を踏まえて、厳選したパソコンをご覧ください。
Dell XPS 13
全体的なバランスが優れた Dell XPS 13 は、デザイン面 の満足度が高い人気の機種です。
XPS 13 製品仕様
OS | Windows 10 Home / Pro (64bit) | |
---|---|---|
カラー | プラチナシルバー、フロスト(白) | プラチナシルバー |
CPU | 第11世代 Intel Core i7 | 第11世代 Intel Core i5 |
メモリ | 16GB, 32GB | 8GB, 16GB |
ストレージ | 512GB, 1TB | 256GB, 512GB |
ディスプレイ | 16 : 10 1920 x 1200 3840 x 2400 | 16 : 9 1920 x 1080 3840 x 2160 |
モニターサイズ | 13.4 インチ | 13.3 インチ |
グラフィック | Intel Iris Plus Graphics | |
無線 | Rivet Killer Wi-Fi6 AX1650 802.11ax Bluetooth 5.1 | |
サイズ | 296 mm x 199 mm × 14.8mm | 302 mm x 199 mm x 15.8 mm |
重量 | 1.27 kg | 1.23 kg |
インターフェース | Thunderbolt 4 x 2 3.5mm ヘッドホン端子 | Thunderbolt 4 x 2 USB 3.2 Gen 2 Type C x 1 3.5mm ヘッドホン端子 microSD カードリーダー |
Web カメラ | ハイビジョン対応 ※ 最大 HD (1280 x 720) 30fps | |
指紋認証センサ | あり(電源ボタンに内蔵) | |
バッテリー駆動時間 | Full HD の場合: 20時間 | |
実売価格(税込) | 15万円前後~22万円 ※ 各種オプションなしの価格です |
DELL の代表となるモデルは XPS と言わんばかりに、更なる進化を遂げました。Intel Core i7 モデルの筐体が、本体のサイズはそのままで液晶モニターが大きくなりました。画面比率は 16:10 と縦の領域が広がっています。
ベゼルいっぱいに広がった画面。もはや小型モバイルパソコンとは言えないほどの解像度を持つ最新モデル。そして大きくなったのは画面だけでなく、キーボードも左右に大きくなりました。
旧 XPS 13 がこちら。
そして最新の XPS 13 がこちら。
キーボードを限界まで大きくして、ノートパソコンらしからぬキーボードの打ちやすさを実現。パソコン本体は小型なのに、画面が大きいくキーボードも大きい。そして本体が美しい。
USB Type-A は2018年モデルから廃止されました。代わりに Type-A に変換できるコネクタが付属しています。SD カードスロットは旧モデルの筐体をベースにした Core i5 モデルにしか付いていません。購入の際はご注意ください。
写真が趣味な方は Raw 現像用に 4K ディスプレイを選択するのもありです。筐体のデザインの良さから、デザイナーやプロカメラマンにもよく使われている機種です。外観を含め、2020年モデルの機種を次の記事で徹底的に紹介しています。ぜひ参考にしてください。
XPS 13 のおすすめポイント
- CPU が最新の Intel 第11世代を搭載
- 最新の Wi-Fi 6 に対応
- ベゼル幅が狭くとにかく画面が大きい
- 省エネ駆動の IGZO ディスプレイが搭載
- キーボードが打ちやすい
- 3.5mm のヘッドホン端子がある
- バッテリー駆動時間が長い
- PowerShare に対応
PowerShare とはいわゆる USB から電源供給できる仕組みのことです。つまり、パソコンの電源を落とした状態でも、この USB ポートからモバイルバッテリーのようにスマートフォンを充電できます。使用頻度は低いものの、いざというときにあると便利な機能です。
これまでキーボードがやや狭苦しい印象があったものの、2020年モデルで一気に解消されました。XPS 13 の筐体ながらもキーサイズが全体的に大きくなったことで、15 インチ以上の機種と変わらないキーの打ち心地が得られるようになりました。
そもそも Dell のキーボードは打ちやすく、更にパワーアップした感じです。また、長時間のタイピングでもストレスを感じることはありません。
XPS 13 の残念なポイント
- HDMI 端子がない(別売りのアダプターが必要)
- 搭載コネクタが全て USB Type-C
外部モニター出力をするためにアダプターの購入が必要になるのは、残念なポイント。ただ、薄型ノートパソコンは USB-C 端子のみの端末が増えていると同時に、USB-C で接続できるモニターが増えてきているのも事実です。そのうちノートパソコンに HDMI ケーブルを接続しない時代が来ると思います。
XPS 13 の最新モデルは高評価
USB が Type-C のみで不便なのは確かです。それでも CPU の性能アップによる機能向上が、抜きに出たおすすめポイントです。USB 端子の必要性を感じない方であれば、次に紹介する ThinkPad よりもスマートなボディーで筐体のデザインも美しく、所有している満足感が高いのが XPS の特徴でもあります。
各部位の画像や更に詳しいスペックについては、以下の公式サイトからご確認ください。
デルの公式サイトでは同じ製品でも様々な構成で販売しています。先に絞り込み検索をしておくと、目的の端末が探しやすくなります。
販売価格は下の黒字で書かれた部分ではなく、上の枠内に書かれたクーポンコード適用価格を参照します。(結構、勘違いする人が多い!)
セール開催中!
最新の XPS13 もクーポンコードが頻繁に発行されるようになりました。オンラインサイトでは、既にクーポン情報を反映した状態で価格が表示されているので、購入金額の目処が付きやすいのが Dell のサイトの良いところです。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon
同端末の一番の特徴は、日本生産モデルが用意されている点です。山形県の米沢で生産されてる Lenovo 端末は限られているので、いくら中国メーカーとはいえ MADE IN JAPAN の製品があるのは、個人的にとても嬉しいです。
Thinkpad X1 Carbon 製品仕様
カラー | ブラック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit, Windows 10 Pro 64bit |
CPU | 第11世代 Intel Core i5 第11世代 Intel Core i7 |
メモリ | 最大 16GB |
ストレージ | 256GB, 512GB |
液晶パネル | 14 インチ IPS |
解像度 | WUXGA 1920×1200 |
グラフィック | Intel UHD Graphics |
無線 | Wi-Fi 6 互換 Bluetooth 5.0 |
サイズ | 314.5 x 221.6 x 14.9mm |
重量 | 1.13 kg |
インターフェース | Thunderbolt 4 対応 USB-C x 2 USB 3.2 Gen1 USB-A x 2 HDMI x1 音声入出力 3.5mm プラグ x 1 SIM スロット x 1 |
Web カメラ | HD (1280 x 720) Web カメラ(画素数不明) |
指紋認証センサ | あり |
バッテリー駆動時間 | 最大26時間 |
実売価格(税込) | 17万円前後~ ※ 各種オプションなしの価格です |
Lenovo で販売されているノートパソコンは、CPU やメモリ、ストレージをカスタマイズして、自身に必要な構成に仕上げることができます。場合によっては、最初に表示されていた価格より安くなるので、初期表示価格だけで判断しないのがポイント。
実売価格は Lenovo のサイトで発行されているクーポンを適用した場合の価格です。
クーポンは購入画面に表示されます。どこかのページから取得する必要はありません。最新機種であっても最大で 30% 以上の割引が適用される場合があるのが、公式サイトの良いところ。
通常は実売価格20万円前後である同製品。クーポンを利用すれば、ハイスペックなマシンも格安になります。
Thinkpad X1 Carbon のおすすめポイント
- Made in Japan モデルがある
- ベゼル幅が狭い
- バッテリー駆動時間が長い
- Powered USB に対応
- Windows 10 Pro が選べる
- キーボードが打ちやすい(ストローク 2mm)
- トラックポイントが付いている
- クリックパッド・トラックパッドが静か
- 薄型でも丈夫な素材を使っている
- フルサイズの HDMI 出力端子つき
- 液晶画面が大きい
Powerd USB とは、パソコンのバッテリーが切れていても外部から給電できる仕組みです。例えばスマートフォンをモバイルバッテリーのように接続して、パソコンを充電することも可能です。
ThinkPad の開発は日本の大和研究所(旧 日本 IBM 大和事業所)で行われております。これは IBM の時代から続くもので、母体は中国メーカーに移ったものの ThinkPad の品質が信頼できる唯一無二の理由です。当時から ThinkPad のキーボードの打ちやすさには定評があり、その使い勝手は今も受け継がれています。
キーボードの真ん中に付いている赤いトラックポイントも ThinkPad ならではの仕様。僕は長年 ThinkPad を使っているので、このトラックポイントがあれば、マウスやタッチパッドが無くても快適に作業ができます。好き嫌いが別れるポイントですが、これが一番便利です。
そして最も特徴的なのが、静音のタッチパッド。
X1 Carbon は タッチパッド・トラックパッドの静音化 が断トツに優れています。特許技術により、静かになっただけでなくバタつきも抑えられています。押し込み時にカチカチ音がしないのに、ちゃんと押し込んだ感じがある。このために ThinkPad を選ぶのも、ありだと思うほど。
またタイピングの質にこだわるのであれば、ThinkPad は最強と言わざるを得ません。これは長年システムエンジニアとしてプログラミングを書いてきた僕が、今でも気持ちよくタイピングできる No.1 の機種だと評価しています。
Thinkpad X1 Carbon の残念なポイント
- マイクロ SD カードスロットがない
- カラーバリエーションがない
- 購入時のカスタマイズが素人には難しい
もし僕が「おすすめのノートパソコンを教えて」と問われ、その利用用途がビジネス色の強いものであれば、間違いなく ThinkPad X1 Carbon を薦めます。
ただ Lenovo の直販サイトで購入する場合、ある程度の知識があっても迷うくらいカスタマイズ項目が多いです。そこで初心者にも分かりやすいように、カスタマイズ項目に関して次のページで詳しく解説しているので参考にしてください。
敷居の高いカスタマイズも、どこに注目しておけば良いか把握すれば、難しいことは何もありません。クーポン割引きを適用すれば、ThinkPad シリーズはかなり高スペックなマシンを安く手に入れられます。プライベートでの利用においても、おすすめできるパソコンです。
Lenovo の場合、最安値モデルが選択肢にありません。ベースのモデルを選択してカスタマイズで機能を落とすことで、表示価格よりも安い値段で構成できます。
突っ込みどころの少ない優秀な端末
この ThinkPad X1 Carbon は毎年少しずつ改良が加えられ、もはや筐体としては完成形に近い状態にあります。
そもそも ThinkPad シリーズは、パソコン本体が丈夫にできているのが特徴の1つであり、そこにカーボン素材を採用して更に軽さを手に入れた同製品。それでもバージョンアップにより少しずつながら軽量化が図られ、モバイル端末としても魅力的なマシンに仕上がりました。
ただエンジニア観点での評価ポイントが高い端末であるものの、ポップさが足りないところは否めません(笑)
その他 ThinkPad X1 Carbon に関する詳しい情報は、以下の公式サイトからご確認ください。
Lenovo では紹介した ThinkPad X1 Carbon だけでなく、毎週セール情報が更新されています。期間によってセール対象端末が異なりますが、かなり格安で買えるのがポイントです。Lenovo 端末に興味がある方は、下記リンクからどうぞ。
Microsoft Surface Laptop 4
Surface シリーズの最新モデル Surface Laptop 4 は、とにかく筐体が美しいです。XPS のように Macbook に寄せたデザインではなく、見てるだけでも惚れ惚れするようなスタイリッシュさが魅力の1つでもあります。
13.5 インチと 15 インチのから選択できるだけでなく、CPU に Intel Core i シリーズと AMD Ryzen シリーズが選択できるようになりました。ラインナップが増えて、幅広いユーザー層に対応できる端末に仕上がっています。今回は軽さ重視で選んでいるので 13.5 インチ版を紹介していきます。
Surface Laptop 4 製品仕様
カラー | Alcantara: アイスブルー、プラチナ メタル: サンドストーン、マットブラック |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 4680U 第11世代 Intel Core i5-1135G7 第11世代 Intel Core i7-1185G7 |
メモリ | 8GB, 16GB, 32GB |
ストレージ | 256GB, 512GB, 1TB |
液晶パネル | 13.5 インチ PixelSense ディスプレイ(タッチディスプレイ) |
解像度 | 2256 x 1504 (縦横比 3:2) |
グラフィック | AMD Ryzen 5 AMD Radeon グラフィックス Intel Core i7 Intel Iris Xe グラフィックス |
無線 | Wi-Fi 6 (802.11ax) 互換 Bluetooth 5.0 |
サイズ | 308 mm x 223 mm x 14.5 mm |
重量 | Alcantara: 1,265g メタル: 1,288g |
インターフェース | USB-A x 1 USB-C x 1 Surface Connect x 1 音声入出力 3.5mm プラグ x 1 |
Web カメラ | HD (1280 x 720) Web カメラ(画素数不明) |
指紋認証センサ | なし |
バッテリー駆動時間 | 最大19時間 |
実売価格(税込) | 128,480円 ~ 293,480円 |
パームレストには、布のような化学繊維である Alcantara 素材(カーボンニュートラル)と、メタル素材がラインナップしています。
Surface Laptop シリーズのおすすめポイント
- Ryzen 搭載モデルのコスパが高い
- USB-C で給電、外部モニター出力が可能
- 急速充電機能があり1時間で80%チャージ
- キーボードが打ちやすい
- バッテリー駆動時間が長い
- Office Home & Business 2019 のライセンス付き
- デザイン性に優れ所有欲を満たす
液晶モニターの解像度は 2256 x 1504 で 3:2 の比率。ワイドモニターから縦が 20% ほど伸びた感じ。使い慣れると、縦に作業領域が増えるのが便利だと実感します。ビジネス用途においては、Surface シリーズがかなり使いやすいと思います。
また Surface シリーズは、Office が付属しているのもポイント。Word や Excel そして PowerPoint も付いています。仕事用にはもちろん、学生にもぴったりの1台です。
キーボードの周りに用いられているスエード調の人工皮革。これは Alcantara(アルカンターラ)と呼ばれる素材で出来ています。高級自動車の内装などで使われている素材で、スエードのような手触りを実現しながらも手入れがほとんど不要なメリットがあります。この素材は Surface Pro 用のキーボードにも採用されています。
肌触りは良く、サラサラした優しい感じがします。一般的なノートパソコンと異なる材質を用いているので、慣れるまでは違和感があるかもしれません。キーボード自体はとてもタイピングがしやすいです。
メタル素材のパームレストは、一瞬 Macbook じゃないかと思わせるほど美しい仕上がりになっています。ここは好みが完全に別れるところではないでしょうか。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。Surface Laptop 4 について細かくレビューしています。また比較対象となる Surface Pro シリーズとの違いについても触れています。
Surface Laptop の残念なポイント
- USB コネクタが少ない
- Office なしのモデルがない
ここ最近の機種は USB-C しか付いていない機種もあるので、USB-A と USB-C がそれぞれ1ポートずつあるのは助かります。しかもこの USB-C 端子は、外部モニター出力や Surface 本体への給電も対応しています。このようにケーブル1本接続するだけで、アダプターに接続することなく外部モニター出力が可能です。
総合的に使いやすく、万人におすすめできる高評価の端末です。
Surface Pro 8
ノートパソコンとして紹介する中に Surface Pro を入れるのか迷いました。しかし性能は Surface Laptop と同じで、薄さはどんなノートパソコンにも負けない、携帯性に優れたこの端末を外すわけにはいきません。2021年に販売が開始された、今回紹介する端末のなかで一番新しいモデルです。
公式サイトでは、Surface Pro 8 の予約とセットで 新しい Pro キーボードやスリムペンを同時購入すると 20%OFF になるキャンペーンを実施中。販売早々のキャンペーンをお見逃しなく!
Surface Pro 8 製品仕様
カラー | プラチナ、マットブラック |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | 第11世代 Intel Core i5 第11世代 Intel Core i7 |
メモリ | 8GB, 16GB, 32GB |
ストレージ | 128GB, 256GB, 512GB, 1TB |
液晶パネル | 13 インチ PixelSense ディスプレイ(タッチディスプレイ) |
解像度 | 2880 × 1920 (267 PPI) (縦横比 3:2) |
グラフィック | Intel Iris Plus Graphics |
無線 | Wi-Fi 6 (802.11ax) 互換 Bluetooth 5.1 |
サイズ | 287mm x 208mm x 9.3mm |
重量 | 891g |
インターフェース | Thunderbolt 4 USB-C x 2 3.5 mm ヘッドホン端子 充電用端子 Surface タイプカバー用ポート |
Web カメラ | FHD (1080p) Web カメラ(画素数不明) |
指紋認証センサ | なし |
バッテリー駆動時間 | 最長16時間 |
実売価格(税込) | 148,280円~325,380円 |
CPU は Core i シリーズ最新の第11世代を搭載。ディスプレイは Surface Laptop よりも小さいのに、解像度は Surface Pro 8 が上。ペン入力で細かい部分を正確に表現できるのが Surface Pro シリーズの特徴です。
ここまで性能が高いのに軽さが 900g 未満なのは、キーボードが付いていないため。Pro キーボードを付けると 重量は約1,200g ほど。厚さは 15mm 程度で、カバンに入れても邪魔にならない薄さが特徴。
Surface Pro のおすすめポイント
- 軽くて持ち運びが便利
- 急速充電対応で充電時間が短い
- 電車の中で立ってても使える
- 薄くて場所を取らない
- 画面をタッチ操作できる
- USB-C が付いている
- 急速充電機能があり1時間で80%チャージ
- キーボードが打ちやすい
- バッテリー駆動時間が長い
- Office 2021 Home & Business のライセンス付き
Surface Laptop との最大の違いはタブレットとして使える点です。中身はノートパソコンゆえ、タブレットとしての性能は最高クラス。本体を手に持って操作できるため、利用場所の制限がなくいつでもどこでも使えるのが特徴です。
Surface Pro 8 にはジャイロセンサーや加速度センサー、磁力計といったモバイル端末ならではの機能も付属。タブレット的な使い方をするかどうか、持ち運びの利便性を重視するのかが、この端末を選ぶポイントになります。
なお最新モデルの実機レビューを早速行いました。この記事を読めば機能が一通り理解できるように、使用感と共に機能紹介しています。渾身のレビュー記事になっているので、ぜひご覧ください。
Surface Pro の残念なポイント
- USB-A コネクタがない
- micro SD カードリダーが廃止された
- キーボードやペンの周辺機器が高い
- スタンド式のため設置に奥行きが必要
- Office なしのモデルがない
Thunderbolt 4 搭載の USB-C 端子が2つ。USB-A 端子はありません。また過去モデルにあった microSD カードリーダーも廃止。キーボードは別売りで、値段はやや高いです。でもキーボードがないと Surface Pro 本来の性能が活かせません。
それでも僕は Surface Pro シリーズを4年近く使っている、ガチのユーザーです。外出時のサブ端末ではありますが、圧倒的に携帯性に優れているのを実感しています。仕事用で持ち歩いて使うには最高のマシンです。
公式サイトでは、Surface Pro 8 のとセットで キーボードやスリムペンを同時購入すると 20%OFF になるキャンペーンを実施しています。
結局どれがおすすめなの?
スペックを比較すると、基本的に どれもほぼ同じです。あとはタッチ性能の要否や、指紋認証の必要性など、ユーザーの利用環境に合わせて必要な端末を選択するのが望ましいです。
Excel やパワーポイント等の Office アプリを使いたいなら、Surface シリーズが価格面で圧倒的に有利です。使いやすさの面では、ここで紹介した端末は全ておすすめできるので、あとはデザインの好みで選択してはいかがでしょうか。
冒頭で説明した、自分にとって必要なパソコン性能の決め方に基づいて、一般的におすすめできるスペックを列挙しておきます。
【推奨】迷ったらこの構成がおすすめ
- OS …… Windows 10 Home
- CPU …… 第10世代 Core i5 以上
- メモリ ……… 8GB 以上
- ストレージ …… 256GB 以上
- ディスプレイ …… フル HD (1920 x 1080) 以上
ここで紹介したパソコンは、購入時に自身でスペックを選べるメリットがあります。先々後悔しないためにも、必要な箇所のスペックをきちんとアップしてあげることで、長期に渡って使える端末にパワーアップさせることも可能です。
ちなみに CPU について伝えておくと、最新の Intel Core i シリーズであれば i5 でも i7 でも基本的にできることは一緒です。性能差は 10% 程度。もしコストパフォーマンスを優先するなら Core i5 を、少しでも処理時間を短縮したいなら i7 を選ぶと良いです。
Core i7 は時間をお金で買うようなイメージ。僕は仕事用に使っているメインパソコンは Core i7 を採用して、サブのパソコンには i5 搭載モデルを購入しています。
今回紹介したパソコンまとめ
DELL は常にクーポン適用価格をチェックすること!i7 のモデルが15万円切っていたら間違いなくお買い得。ここまでしっかりした作りで、この値段は破格です。
X1 Carbon は構成を変更することで、最初の表示価格よりも安く抑えられます。旧モデルが安く買えるなら、わざわざ新型である必要性はありません。長く伝える端末、それが ThinkPad X1 Carbon です。
公式の Microsoft ストアでは、期間限定のセールや周辺機器が 20%OFF になるまとめ買いキャンペーンを実施しています。ぜひこちらも確認してください。
デザイン面での所有欲を満たしたいなら XPS13 を推したいです。そしてビジネス用途での使い勝手から選ぶなら、ThinkPad X1 Carbon が評価できる端末です。名前の通りカーボン素材を用いてタフさが自慢の ThinkPad のほうが、持ち運びに適しています。
外部機器と接続する端子が少なくて良ければ、構造がシンプルかつ画面が 3:2 と使いやすい Surface Laptop や Suface Pro もおすすめ。特に Surface Pro 8 はタブレットとしても使えるのが魅力です。
ここで紹介したパソコンは、トータル評価が高い機種を厳選して紹介しています。パソコンの使用目的は人それぞれ異なるので、最後は外観が好みの機種を選んだほうが所有欲を満たされると思います。
予算10万円以内に抑えたい場合
ビジネス用途において、経費の関係上10万円未満で済ませたい方に向けて、類似の構成で安く入手できるマシンも別途まとめています。ただ、ここで紹介したようなデザイン性、使い勝手の良さは若干劣ります。
ここまで薄型でなくても良い、キーボードの打ちやすさへのこだわりも強くない。でも性能は妥協したくない方は、こちらのページを参考にしてください。
パソコンは高い買い物なので、様々なメーカーの製品を比較して自分に合ったものを選びましょう。今回は小型で持ち運びに便利な、高性能端末を選りすぐって紹介させていただきました。このように比較することで見えてくる部分もたくさんあると思うので、ノートパソコン選びの参考にしていただければ幸いです。
以上、薄くて軽い おすすめの Windows ノートパソコンの紹介でした。