種類が多い USB の規格・コネクターの形状を一覧化してみた

一概に USB と言っても、その形状は様々です。

一般的には長方形の形をした Type-A が最も普及しており、マウスやキーボード、USB メモリや外付けハードディスク等、パソコンと接続する為に利用されています。Android のスマートフォンを充電する時に利用する端子も USB の仲間です。

USB にはどのような種類があるのか、一覧にまとめたので参照ください。

USB の規格・コネクター形状一覧

コネクター形状規格/利用用途
USB 2.0 Type-A
マウスやキーボード等、パソコンとの接続時に用いられる端子。この Type-A が最も普及している規格である。USB 2.0 の最大転送速度は 480Mbps となる。
USB 3.0 Type-A
USB 2.0 と形状は同じであるが、3.0 用のピンが別に5本付いているのが特徴。3.0 にバージョンアップしたことで、転送速度が最大 5Gbps となった。
端子が青く色が付いているのが USB 3.0 の特徴。オス側、メス側のどちらも彩色がされている。
USB 2.0 Type-B
Type-B は外部機器側に接続するための端子として定義されている。プリンターや外付け HDD の接続端子として用いられることが多い。
USB 3.0 Type-B
USB 2.0 Type-B と形状が異なるが、互換性があるため 2.0 の端子を接続することができる。無理矢理拡張した感じが何とも言えない。
Type-A 同様 USB 3.0 の証である青い配色が施されている。
mini USB 2.0 Type-A
元々デジカメ用に作られた同規格。しかし抜き挿しの耐久性に欠陥があり、Type-B が作られた経緯がある。現状、採用されている機器は皆無といっても良い。
mini USB 2.0 Type-B
コンパクトデジカメやデジタル一眼レフの本体側で、用いられる機会が多い。しかし、micro USB が作られたことにより、次第にシフトしている。
micro USB 2.0 Type-A
micro USB はモバイル端末用に開発された規格。しかし micro USB Type-B が先に普及してしまい、Type-A の出番が無くなってしまった悲しい過去をもつ規格である。
micro USB 2.0 Type-B
Android スマートフォンで利用されている統一規格。USB 経由で充電を行うようなポータブル機器に用いられることが多い。
micro USB 3.0 Type-B
ポータブル用の外付け HDD 等で用いられる。データの高速転送が必要、かつ全体のサイズをコンパクトにしたい時に採用されているケースが多い。ただし、micro USB に限っては、USB 3.0 であっても青色の彩色が施されていない。
不可思議な形状をしているのは、micro USB 2.0 Type-B のケーブルが使えるよう、互換性を保つためである。
USB 3.1 Type-C
普及率は低いが、MacBook で採用されたことにより、今後の普及が期待されている規格。 USB 接続時に悩ませる挿す方向を確認する必要がなく、どちらの向きでも利用できるのが特徴。
USB 3.1 対応により、最大 10Gbps の転送が可能になる。

USB の Type-A と Type-B の違いって何?

定義上は Type-A がホストへ接続する規格Type-B がクライアントへ接続する規格です。つまり簡単に言うと、パソコンに接続するのが Type-A で、外部機器に接続するのが Type-B となります。

USB ケーブルは基本的に Type-A と Type-B が対になっています。Android 用の充電ケーブルもアダプター側が Type-A で、スマホやタブレット側が Type-B になっていますよね。どうせなら同じ規格にしてくれれば良いのにと思ってしまうところですが、USB の仕様上、どちらがホストでどちらがクライアントなのか明確にしておかなければいけないのです。

細かく書くと難しい話になってしまうので、興味のある方は以下のページを参照ください。

連載:IT因縁話「USBのコネクタはなぜ2種類ずつあるのか」|APPREVIEW

USB の Type-C が様々な問題を解決!

接続する機器や挿入方向に依存しない

ホストが Type-A、クライアントが Type-B、では Type-C は?

この新しく登場した Type-C は、これまでの USB の常識を覆す秀逸な規格となっています。なんと、Type-C はホスト・クライアント関係なく、どちらにも利用することができるのです。

これまでの USB は挿入向きが決まっていたので、上下どちらに挿せば良いか、手探りで接続するのが難しかったのですが、USB Type-C は挿入方向が上下どちらでも対応する仕様になったので、使い勝手も大幅に向上しています。

これでようやく、接続端子の形状の違いによる使い勝手の悪さに終止符を打つのではないかと言われています。ただ 2016 年現在、まだ搭載されている機器が少なく、MacBook で採用されたのを皮切りに、順次採用されていくのではないかと思われます。

ちなみに最新の MacBook は、Type-C の端子が1つしか付いておらず、電源もそこから取る仕様になっています。シンプルでカッコ良いのは確かですが、利便性の面ではマイナス要素だらけです。

転送速度と給電能力が向上

USB Type-C は単に使い勝手が良くなっただけでなく、規格が USB 3.1 と、更なるバージョンアップを遂げています。バージョンアップによるメリットとしては、転送速度の向上が挙げられます。デジカメやスマホで写真を撮っても、1枚あたり 10MB を超えるような高画質で撮影できます。データの大容量化に伴い、より速い転送速度が求められています。

規格最大転送速度給電能力 (5V)
USB 2.0480 Mbps500 mA
USB 3.05 Gbps900 mA
USB 3.110 Gbps1000 mA

USB 2.0 から USB 3.0 になり、転送速度が概ね10倍になりました。そして更に USB 3.1 で倍になり、USB 2.0 と比較すると転送速度が 20 倍も向上したことが分かります。

また、USB 給電によるアンペア数も大きくなりました。例えばスマートフォンを充電した場合、通常の AC アダプターで給電すると 1000 mA で充電されるため、USB 2.0 では給電能力が低く充電に時間が掛かりましたが、USB 3.1 で接続すれば、いつもと遜色ない時間で充電が可能になります。

給電力がアップすると、今まで AC アダプターが必要だった外付け HDD 等の機器も、 USB のバスパワーで賄える製品が出てくるかもしれません。それくらい Type-C は魅力的な規格なのです。

USB 3.1 Type-C の普及は時間の問題

既存の接続機器の問題もあるので、USB 2.0 ならびに USB 3.0 の Type-A Type-B の形状が廃れることは無いと思いますが、何も問題なければ Type-C が USB の標準に成り代わる日が必ず訪れるでしょう。

5年先、10年先になるか分かりませんが、今のうちに Type-C について知っておくと、今後の製品選びも幅が広がってくるでしょう。

以上、各種 USB の規格に関する話でした。

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気力・体力勝負なシステム業界のエンジニアを経て、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。目指すところへの道のりは険しいですが、自分が自分らしくあるために、一歩ずつ進んでいきます!

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