T-FAL の電気ケトルを水洗いしてしまった場合の対応方法
コーヒーやお茶を飲むために、ちょっとした時間でお湯が沸く電気ケトル。台所に置いてると、外側が結構汚れてしまうんですよね。あまりにもベタベタが気になって無意識で丸洗いしてしまい、ゆすいでいる時にふと気付きました。
電気ケトルって水洗いしちゃいけないんじゃないか?
電気ケトルは電化製品です。通電することで電気抵抗により発熱してお湯を沸かす仕組みになっています。電気を通すものを水洗いしてはいけないのは、半ば常識のような知識です。
内側は電気を通す部分に液体が触れないため洗っても問題ないのですが、外側は底の部分(土台と合体する部分)が通電するため、水に濡らしてしまうと感電の恐れや、電気回路がショートして使い物にならなくなることがあります。
もう既に洗ってしまったのでずぶ濡れ状態でした。ただこうなってしまっても、焦らなければちゃんと復活します!
もし電気ケトルを丸ごと水洗いしてしまった場合
とにかく乾くのを待つ
一般的な電化製品に言えるので覚えておいてください。水に濡らしてはいけないものを濡らしてしまった場合 ① 完全に水気が無くなるまで乾かす ② その間は電気を通さない この2つを守るのが重要になります。
ただしコンデンサの影響で電源を抜いても電流が流れるので、水に濡れた瞬間に一発でショートする可能性もあり得ます。
基本的に電化製品は濡れたら使えなくなると考えておくべきです。しかし防水対応でない精密機械であるスマホを水没した時もひたすら乾かしたら復活したので、状況によっては助かることがあるのも事実です。
最低でも3日~1週間は放置
電気ケトルを丸洗いしてしまったら、まず外側の水気を拭き取ります。そして本体を軽く振って、奥まで入ってしまった水分を可能な限り取り除きます。あとは放置して自然乾燥を待つのみです。
完全に水気が取れていない状態で電気を通してしまうと、ショートするリスクがあるので、乾燥は気長に待つようにしましょう。環境にもよりますが、早ければ2、3日で乾きます。できれば1週間くらいはそのままにしておきたいところです。
電気回路がやられていなければ、乾いた後で復活してくれると思います。
電気ケトルの正しいお手入れ方法
最後に電気ケトルのお手入れ方法について学んでおきましょう。
本体外側のお手入れ
- お手入れ時は必ず電源プラグを抜く
- 柔らかい布で拭く
- 頑固な汚れは濡らした布に中性洗剤を含ませてこすり、そのあとで拭き取る
- 研磨剤や漂白剤は使用しない
フィルターの洗浄
- フィルターをケトルから引き抜いて水洗いをする
- 乾燥後、ケトルへ戻す
本体内側のお手入れ
- 水でよくすすぎ、乾いたふきんでしっかり拭く
- ステンレス部分は傷が付くほどの強い力でこすらない
- 汚れが落ちにくい場合は、クエン酸を使う
クエン酸による洗浄方法は次の通りです。電気ケトル専用のクエン酸も売られているので、そちらを利用するのも1つの手です。
- 水を最大量まで入れて、その中にクエン酸 (約15g/L) を入れてかき混ぜる
- ふたを閉めて沸騰させ、スイッチが切れたらそのまま一時間放置する
- お湯を捨てて水で十分すすぐ
- クエン酸の臭いが気になるようであれば、水だけ入れて再び沸騰させてお湯を捨てる
これらのお手入れ方法は、電気ケトルの説明書にもきちんと明記されています。上記の内容は T-FAL のものなので、他のメーカーは手入れ方法が異なると思われます。必ず説明書を確認の上、正しい方法で掃除するようにしましょう。