Windows 11 インストール直後の容量は 25GB ~ 40GB を使用。メモリ容量に応じて必要なサイズが異なる

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Windows 11 インストール直後の容量 Home と Pro で比較

Windows 11 Home および Windows 11 Pro をそれぞれ空の SSD にインストールして、初期状態の容量を調べました。

あまり知られていないと思うのですが、Windows 11 のシステムで使われる容量は、パソコンのメモリサイズによって異なります。メモリ容量が大きければ、ストレージ使用量も増えます。

ここではメモリ容量別に、ストレージ使用量を計測しました。パソコンのストレージ容量を決める際の目安として、参考にしてもらえればと思います。

最新のインストーラーを用意してクリーンインストールしても、インストール直後に Windows アップデートが実行されます。必ず実施される更新なので、ここでの初期容量は Windows アップデート実施後の容量で測定しています。

目次

インストール手順

僕が実施した手順は次の通り。

  1. USB メモリに Windows 11 のインストーラーを作成
  2. BIOS 設定で USB からブート
  3. インストール時に SSD を空にしてフォーマット
  4. クリーンインストール実行
  5. Windows アップデート適用で最新状態にする

Windows 11 のインストーラーは、公式サイトから作成できます。USB メモリや SD カードに作成可能で、8 GB 程度の容量が必要です。詳しい手順は下記ページにまとめています。

確認に利用したパソコン環境

CPU第8世代 Intel Core i7-8700K
グラフィックスGeForce GTX1070Ti
ストレージSSD 128 GB or 256 GB
メモリ8GB, 16 GB, 32 GB

メモリ容量によってストレージ使用量が変わるのを確認するため、パソコンのメモリを抜き挿しして検証しています。

Windows 11 のシステム要件については、公式サイトを参照。

ここから先に提示した容量は、2021年10月の Windows 11 リリース時点のものです。パソコンの端末やユーザー設定などに依存して、2 ~ 3 GB くらい容量が前後する可能性があります。それを踏まえた上で、参考にしてください。

Windows 11 Home の容量

メモリ 8 GB の場合

初期状態のデータ使用量は 25.8 GB でした。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

25.8 GB のうち [システムと予約済み] で 22.2 GB を利用。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

22.2 GB のうち [システムファイル] は 10.6 GB を利用。システム更新用に 6.56 GB 確保され、残りはメモリ容量に依存して確保された領域。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない10.6 GB
予約済み記録域しない6.56 GB
仮想メモリする1.89 GB
休止ファイルする3.17 GB

メモリ 16 GB の場合

初期状態のデータ使用量は 30.1 GB でした。メモリ 8 GB より 4.3 GB も使用量が増えました。これがメモリ容量による差分です。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

30.1 GB のうち [システムと予約済み] で 26.4 GB を利用。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

26.4 GB のうち [システムファイル] は 10.6 GB を利用。システム更新用に 6.56 GB 確保され、残りはメモリ容量に依存して確保された領域。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない10.6 GB (変化なし)
予約済み記録域しない6.56 GB (変化なし)
仮想メモリする2.89 GB (+1.0 GB)
休止ファイルする6.37 GB (+3.2 GB)

システムファイルと予約済み記録域の容量は変わらず。仮想メモリと休止ファイルで、容量が 4 GB ほど増えています。

メモリ 32GB の場合

初期状態のデータ使用量は 38.6 GB でした。メモリ 8 GB より 12.8 GB 増え、16 GB の時より 8.5 GB 増えました。メモリ容量が増えると、一気に 40 GB 近く消費されます。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

38.6 GB のうち [システムと予約済み] で 35 GB を利用。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

35 GB のうち [システムファイル] は 10.7 GB を利用。システム更新用に 6.56 GB 確保され、残りはメモリ容量に依存して確保された領域。

Windows 11 Home 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない10.7 GB (+0.1 GB)
予約済み記録域しない6.56 GB (変化なし)
仮想メモリする5.01 GB (+2.12 GB)
休止ファイルする12.6 GB (+6.23 GB)

システムファイルと予約済み記録域の容量はほぼ同じ。0.1 GB は差はキャッシュデータ等の影響もあるため、気にするほどではありません。メモリ依存する領域が、メモリ 16GB の時よりも更に 9 GB 以上も使われるようになりました。

Windows 11 Home まとめ

メモリ容量ストレージ使用容量
8 GB25.8 GB
16 GB30.1 GB
32 GB37.5 GB

このうち、メモリ容量に依存して消費されるシステム領域がこちら。

メモリ容量仮想メモリ休止ファイル
8 GB1.89 GB3.17 GB
16 GB2.89 GB6.37 GB
32 GB5.01 GB12.6 GB

休止ファイルは、メモリ容量の 40% くらいの大きさになっているのが目安。スリープ時に利用されるデータ領域です。メモリ容量が大きいと、起動できるアプリの数が必然的に増えるため、スリープ時の退避領域として休止ファイルが大きくなります。

Windows 11 Pro の容量

メモリ 8 GB の場合

初期状態のデータ使用量は 27.4 GB でした。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

27.4 GB のうち [システムと予約済み] で 23.6 GB を利用。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

23.6 GB のうち [システムファイル] は 9.98 GB を利用。システム更新用に 7.46 GB 確保され、残りはメモリ容量に依存して確保された領域。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ8GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない9.98 GB
予約済み記録域しない7.46 GB
仮想メモリする1.89 GB
休止ファイルする3.17 GB
システム復元しない1.16 GB

メモリ容量に依存する、仮想メモリと休止ファイルのデータ量は Home も Pro も同じです。

[システム復元] は Windows 11 Pro で初期設定されていました。Home エディションでは、システムの保護が無効になっていて、システム復元の領域が確保されていませんでした。ただし設定により、Pro エディション同様にシステム復元の領域が確保できます。

Windows 11 Home エディションにおけるシステム保護の初期設定

メモリ 16 GB の場合

初期状態のデータ使用量は 31.6 GB でした。メモリ 8 GB より使用量が 4.2 GB 増えました。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

31.6 GB のうち [システムと予約済み] で 27.8 GB を利用。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

35 GB のうち [システムファイル] は 9.98 GB を利用。システム更新用に 7.46 GB 確保。ここまでは 8GB と同じ。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ16GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない9.98 GB (変化なし)
予約済み記録域しない7.46 GB (変化なし)
仮想メモリする2.89 GB (+1.0 GB)
休止ファイルする6.37 GB (+3.2 GB)
システム復元しない1.17 GB (+0.01 GB)

メモリ 32GB の場合

初期状態のデータ使用量は 40.1 GB でした。メモリ 8 GB より使用量が 12.7 GB 増え、16 GB より 8.5 GB 増えました。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

40.1 GB のうち [システムと予約済み] で 36.4 GB を利用。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

36.4 GB のうち [システムファイル] は 9.98 GB を利用。システム更新用に 7.46 GB 確保。やはりメモリ 8 GB や 16 GB の場合と変わらず。

Windows 11 Pro 初期状態のデータ容量【メモリ32GB】

データ種類メモリ依存データ容量
システムファイルしない9.98 GB
予約済み記録域しない7.46 GB
仮想メモリする5.01 GB (+2.12 GB)
休止ファイルする12.7 GB (+6.33 GB)
システム復元しない1.19 GB (+0.02 GB)

Windows 11 Pro まとめ

メモリ容量ストレージ使用容量
8 GB27.4 GB
16 GB31.6 GB
32 GB40.1 GB

このうち、メモリ容量に依存して消費されるシステム領域がこちら。

メモリ容量仮想メモリ休止ファイル
8 GB1.89 GB3.17 GB
16 GB2.89 GB6.37 GB
32 GB5.01 GB12.7 GB

メモリ容量に依存する領域は、Home エディションと Pro エディションでほぼ同じです。

エディション別の初期容量まとめ

メモリ容量ストレージ使用容量
Windows 11 HomeWindows 11 Pro
8 GB25.8 GB27.4 GB
16 GB30.1 GB31.6 GB
32 GB37.5 GB40.1 GB

前述の通り Windows 11 Pro は、システム復元領域として 1.2 GB ほどの領域を消費しています。もし Home エディション側でも同じようにシステム復元の設定をした場合、ストレージ使用容量はほぼ同じになります。

必要なストレージ容量を計算するには Home エディションを利用する場合であっても、この表にある Windows 11 Pro の初期容量を参考にするのが良いと思います。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

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