Android で Suica やPASMO、ICOCA 等の交通系 IC カードの残高確認ができるアプリ「ICカードリーダー」
電車やバスの出発時刻に合わせて家を出たのはいいものの、IC カードの残高が不足していて、急いでチャージをする事態に陥ることってありませんか?
バスであれば乗ってからチャージが出来るので問題にはなりませんが、電車の場合は券売機が混んでいて電車に乗り遅れてしまう可能性もあります。事前に残高を確認できれば、足りない時には少し早めに出発するといった対応を取ることができます。
Android には IC カードを読み取るための NFC の機能が付いています。この読み取り機能を利用できるアプリを介せば、一般的な交通系 IC カードの残高等の情報を確認することができます。
そこで紹介するアプリが「IC カードリーダー by マネーフォワード」です。
ICカードリーダー by マネーフォワード
対応している IC カード
2020年7月現在、対応している交通系 IC カードは、以下の通り。
Suica / りんかいSuica / モノレールSuica / PASMO / ICOCA / ICOCA(SHIKOKU) / ICOCA(KEIHAN) / TOICA / nimoca / でんでんnimoca / SUGOCA / mono SUGOCA / manaca / PiTaPa / Kitaca / はやかけん / SAPICA / icsca / PASPY / IruCa / NORUCA / CI-CA / NicoPa / 嵐電 / hanica / くまもんのICカード / ですか / ICい~カード / ICa / passca / ecomyca / ナイスパス / nanaco / WAON / Edy / OKICA
それでは実際に使い方を見ていきましょう。
IC カードリーダーの使い方
まずアプリを立ち上げてください。NFC の機能が無効化されていると、起動時に次のようなメッセージが表示されます。
これではアプリを利用することができません。まずは NFC を有効化しましょう。
NFC を有効化する方法
XPERIA の場合、画面上部からスワイプして呼び出せるクイック設定ツール内に NFC の項目があります。そちらをタップすれば NFC の機能が ON の状態になります。
このような簡易設定できる機種でない場合、Android の設定メニューから NFC 機能を有効化することができます。設定画面から次のように進んでください。
[設定] → [その他の設定] → [NFC / おサイフケータイ設定]
すると次のような画面が表示されるので、一番上のロックを除いた以降の2項目のスイッチを ON にしてください。
- Reader / Writer, P2P
- Android ビーム
NFC が有効化になると、画面上部に NFC のアイコンが表示されるようになります。これで事前準備は完了です。
IC カードリーダーで情報を読み取ってみよう
NFC が設定されているので、改めてアプリを立ち上げてもエラーになることはありません。スマホの背面に IC カードを読み取る場所があるので、そちらに対象の IC カードをタッチしてください。環境により数秒掛かる場合もあります。
実際に PASMO をタッチした結果がこちらです。画面上部に残高が表示され一目で確認できます。また、何月何日にどこから乗ってどこで降りたか、きちんと分かるようになっています。そしてチャージ履歴についても確認することができます。
普段は駅の券売機で履歴を出力しないと見られない情報ですが、このアプリを使えば簡単に閲覧できるようになります。続いて Suica をタッチした場合の画面をご覧ください。
PASMO の場合と同様に確認できます。画面上部の背景色がカードのテーマカラーと同じ色味になっているので、とても分かり易いですね。前述に記した各 IC カードに対応しているので、これで事前に残高確認をしておけば、駅について残高不足で慌てることもなくなります。
日常的に IC カードで公共交通機関を利用している人は、利用の度に残高を目にするので、あまり役立たないアプリかもしれませんが、月に数回しか利用しない人にとっては、とっても便利なアプリであることは間違いないでしょう。
家計簿を付けている方も、情報を一気に見ることができるので、月末にまとめて確認すれば効率良くデータを転記することができるのではないでしょうか。
以上、交通系 IC カードの利用履歴を確認できる Android アプリの紹介でした。