【レビュー】CHOETECH 自転車ホルダーは 360° 自由に回転!自由雲台の形状で好きな角度で固定できる
自転車に乗りながら地図のナビシステムを確認するにはどうしたら良いでしょうか?音声だけを頼りに進みますか?直接スマートフォンの画面をチェックしますか?
2015年6月の改正道路交通法により、自転車乗車時の取締が厳しくなっています。片手運転や走行中のながらスマホは罰則の対象となるため、自転車に乗りながら片手でスマートフォンをいじるのも NG となります。
3年間で違反を2回以上犯すと、安全講習の受講(5,700円)が義務づけられます。更に、通知から3ヶ月間応じない場合、5万円以下の罰金刑が下されます。
そこで、より安全に自転車に乗りながらナビシステム等を使うために必要になるのが、自転車ホルダーです。ロードバイクユーザーであれば定番のアイテムですが、日常的に自転車で移動する人にとっては持っていると便利な商品であることは間違いありません。
そこで紹介するのが、CHOETECH(チョーッテック)のバイクホルダー H006 です。
こちらの製品は既に販売が終了しているようなので OEM としての供給元が同じと思われる、別メーカーのリンクを掲載しておきます。
こちら CHOETECH 社からのサンプル提供によりレビューを書いておりますので、予めご了承ください。
CHOETECH 自転車ホルダー H006 の概要
- 本体(スマホホルダー部)
- 本体(自転車ロック部)
- パイプロック用の補助ゴム
- 取扱説明書(英語)
残念ながら説明書は英語のみです。取り付け方は写真付きなので問題ありませんが、注意書き等も英語表記しかないのが残念な点です。写真の右下にあるゴムは、取り付けるパイプが細い場合に、間へ挟み込んで利用します。
製品仕様
- 対応スマホサイズ: 3.8cm ~ 9.5cm
- 取付可能口径: 2.0cm ~ 3.5cm
- 重量: 135g
取付可能なパイプ口径サイズは、一般的な自転車であれば難なく取り付けることができます。2.0cm は1円玉の直径なので、そのサイズを目安にしていただければと思います。
利用できるスマートフォンは、昨今のサイズが大きい機種であっても対応しています。例えば iPhone 7 Plus や Xperia XZ、Galaxy S7 Edge でも問題なく使えます。
本体の取付け方法
本体の溝に合わせてスライドすることで、簡単に本体を組み立てることができます。硬くしっかりと固定されるというより、溝が噛み合うようなイメージです。
分解するのは、横の出っ張り部分を押し込むだけです。一度付けたらバラバラにするのが大変な自転車ホルダーもあるので、未使用時にコンパクトに収納しやすい作りになっています。
自転車側のパイプをホールドする部分には、付属の補助ゴムを挟むことで細めのパイプにも対応できます。本格的なロードバイクではない、日常的に乗るような自転車の場合、パイプ径が細いものが多いため、このゴムを使わないと緩すぎてきちんと固定することができません。
単に挟むだけなので、取り外し時の紛失には気を付けてください。
あとはパイプに取り付けてネジを締め上げれば、自転車への固定は完了です。
あとはスマートフォンを挟み、四隅のゴムをスマホ本体に引っ掛けて角度を調整します。マルチアングルに対応しているのが特徴で、微調整しながら好みの位置に合わせることが可能です。
CHOETECH 自転車ホルダー H006 の使用感
スマートフォンを装着した状態の写真から分かるように、四隅のゴムはかなり伸びる構造になっています。写真の例で載せている機種は Xperia XZ です。かなり大きめな機種ではあるものの、難なく付けることができました。
ゴムの引っ張る力は強めです。スマホ本体へ掛かる負荷が若干気になりますが、余計な遊びはなく本体がしなるような心配はありません。がっちりとホールドされているので、荒れた道を走っても引っ掛けたゴムが外れることはありませんでした。
また、本体が触れる部分はゴムで覆われているため、自転車ホルダーがスマートフォンを傷つけることもありません。
写真には載せていませんが、本体カバーを付けた状態でも難なく装着できます。ただ、手帳型だとゴムがずれてしまう可能性が高いのでご注意ください。
360° 自由に回転するボール式の固定方法が良い
自転車ホルダーによっては、パイプの付ける位置で角度を調整したり、回転する領域が8段階程度に分かれているものがあります。しかしこの CHOETECH の自転車ホルダーは、カメラの自由雲台のように、首の部分が丸いボール型になっています。そのため、パイプ装着後に角度を調整したり、360° 好きな位置で固定させることができます。
このボール部分はプラスチック素材なので、使い始めた頃はちょっと固めです。一度固定する位置を決めたら角度調整は頻繁に行うわけではないので、気になるほどではありません。
状況に合わせてスマートフォンを縦で使ったり横で使ったり変える人にとっては、このボール型の固定機構による利便性をより実感できるでしょう。
機種によってはボタンに干渉する
Xperia の場合、ご覧の通りサイドの電源ポタンとカメラボタンが固定器具と干渉してしまいます。これは自転車ホルダー全般的にあり得る話です。横から挟み込むことで本体を固定する安定感が増すため、ある程度のボタン干渉は否めません。
ただこれらのボタンが塞がることで、誤動作することはありませんでした。画像の左側にあるカメラボタン側のゴムは、位置を調整することで干渉を避けることができます。(上記写真は説明のために、わざとボタンの上にゴムが重なるようにしています。)
電源ボタンは重なってしまうものの、Xperia XZ はダブルタップでロック解除できる仕組みが用意されているため、電源ボタンが押せない・押しにくい状態であっても困ることはありません。これは装着する機種によって状況は変わりますが、上手く中心位置をずらすことで解消できるのではないかと思います。
総評
走行中の安定性、角度調整の使い勝手の良さ、コンパクトに収納できる点は評価できます。ゴムが伸びて固定する能力が落ちたら交換時期ですが、ゴムだけでなく本体ごと取り替える必要性が生じます。それでも1,000円以下とかなり格安なので、丸ごと交換するのも金額的には痛手ではありません。
ゴム自体かなり丈夫で、2週間ほど使ってみてもゴムが伸びた感じもなく快適に利用できています。
ボタン干渉は人によって気になる点でしょう。ただしそれ以外のマイナス要素は特にありません。僕の場合は、本体を直接操作するよりも、ナビ設定をして音声を聞きながら必要なタイミングで画面を見る程度だったので、使用感は快適でした。
日常的に自転車で移動する機会が多い人にとっては、自転車ホルダーは必須のアイテムです。使っていくうちに自分に合ったスタイルが見つかるので、興味がある方は是非リンクから参照してみてください。
冒頭で説明した通り CHOETECH の製品は販売が終わっているようなので、ほぼ同じ作りである下記製品も併せてチェックしてみてください。
以上、CHOETECH(チョーテック)の自転車ホルダー H006 のレビューでした。