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山本昌 50歳での現役最終登板、引退は寂しいけど、お疲れさまでした!【最終登板全投球掲載】

更新日: 公開日:2015/10/07

とうとうこの日がやってきてしまいました。32年間のプロ野球現役生活から退く山本昌の最終登板の日です。セ・リーグ最終戦となる中日・広島戦@マツダスタジアムは、奇しくも広島と阪神が同率三位で、広島が勝てばクライマックスシリーズ進出を掛けた大事な試合。

今シーズンの初登板 2015年8月9日のヤクルト戦では、左手人さし指を突き指し 22球で降板となってしまいました。完璧な状態に戻れるのであれば、おそらく現役引退は避けられたのかもしれませんが、50歳を迎えた山本昌にとっては完全に限界点に達していたのでしょう。

広島の先発はマエケンこと前田健太。広島にとっては絶対に勝たなくてはいけない大事な試合です。中日も消化試合だからと言って手を抜くわけにはいきません。しかし、先発の山本昌の状態は良くありません。ナゴヤドームでの最後の練習を終えたあと、山本昌はこう言ったそうです。

「阪神、広島の関係者には迷惑を掛けるが、最後なのでご容赦していただきたい。」

球界のレジェンドの最終登板を批判する人は誰もいないでしょう。中日ファンならずとも、レギュラーシーズンでの最終登板を目に焼き付けておきたい想いはあるのではないでしょうか。

先発で登板するものの、対戦打者は一人限定です。ホームランを打たれなければ点数は入りません。「50歳の先発投手」として、今後語り継がれるであろう伝説の記録を打ち立てて、現役を終えるのです。

山本昌 現役最終登板 全投球

[打者] 丸佳浩 (左)

投球数球種球速結果カウント
1スライダー115km/hワンバウンド
→ ボール
B: 1
S: 0
O: 0
2スライダー116km/hボールB: 2
S: 0
O: 0
3スライダー117km/h二塁ゴロB: 0
S: 0
O: 1

わずか三球でしたが、二塁ゴロに打ち取り、歴代最年長の50歳1ヶ月26日による最後の先発マウンドを後にしました。当初は10月1日先発予定でしたが、雨天延期になり10月7日の試合となりました。これも記録を伸ばすため、回復期間を一日でも伸ばすための強運がもたらした結果でしょう。

球速なんてどうでもいいです。泣いても笑っても最終戦にマウンドに立っている姿をファンは求めているのですから。

僕が幼い頃から、ゲームの中では山本昌が一番マウンドに立っている回数が多い投手でした。スライダー、シンカー(スクリュー)、シュート、カーブ。切れ味のある変化球に何度も助けられました。(笑) 年を追うごとにゲームの中でも能力値が下がってくるため悲しくなることもありましたが、もう 2016年以降は選ぶことも出来なくなってしまうのですね。

それでも良いです。また昔のソフトを取り出して、いつまでも山本昌に投げてもらいますから!実況パワフルプロ野球一作目 (1993年のデータ) の山本昌はハンパないんだから!!!

生涯成績 219勝 背番号34 を貫いた 50歳の左腕は、本当にいつまでも語り継がれる伝説の投手となるでしょう。山本昌選手、本当にお疲れさまでした。

山本昌 通算成績

投手通算成績

登板勝利敗北セーブホールド完投
5812191655079
完封勝利無四球勝率打者投球回安打
3010.570138623348.23226
本塁打四球死球三振暴投ボーク
341866692310461
失点自責点防御率
139412853.45

打者通算成績

試合打席打数得点安打二塁打
5911209979501348
三塁打本塁打塁打打点盗塁盗塁刺
001425702
犠打犠飛四球死球三振併殺打
153275039921
打率長打率出塁率
.137.145.198

各種記録

タイトル/表彰/記録達成年
最多勝1993年、1994年、1997年
最優秀防御率1993年
最多奪三振1997年
沢村賞1994年
ノーヒットノーラン2006年9月16日 41歳で達成 NPB最年長記録

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