増設したハードディスクが Windows 10 で認識されない場合の対処法
新しいハードディスクを買ってパソコンに増設したのに、Windows 上に新しいドライブとして認識されていない?!SATA ケーブルは正しく接続されている。電源ケーブルもきちんと接続している。それなのに、どうして認識されないのか。
この症状は、接続方法に問題があるわけではありません。Windows 10 の仕様通りです。
新しく増設したハードディスク (HDD) は、Windows 側で認識されていないのではなく、追加ディスクとしてマウントする設定を行わなくてはいけません。
現状
パソコン本体に新しいハードディスクは増設済み。しかしドライブとしては認識していない。
今回増設したドライブはこちら。6TB あって1万円程度で買える最高なやつ。既に利用している 3TB のハードディスクも、同じ Western Degital の製品です。
Windows 10 で新しい HDD を認識させる方法
コンピューターの管理を開く
画面左下 アイコンを右クリックして [コンピューターの管理] を開きます。
エクスプローラーの左になるナビゲーションメニューの [PC] を右クリックして [管理] を選択しても開けます
ディクスの管理を開く
左側にある一覧から [記憶域] → [ディスクの管理] を選択。
ディスクの初期化を実施
新しくハードディスクを追加していると、ディスクの初期化を促すダイアログが表示されます。画面の指示に従って、初期化を実行します。設定内容を変更する必要はありません。パーティションスタイルの MBR と GPT は、通常 GPT を選択します。
MBR マスターブートレコード
Windows 10 よりもっと古いバージョンの Windows で利用する場合に選択。ただし上限は 2TB のハードディスクまで。2TB 以上の HDD を使っていても 2TB までしか認識されない。
GPR GUID パーティションテーブル
Windows 10 で使うならこちらを選択。2TB 以上の大容量ハードディスクにも対応。
新しいドライブとして割り当てる
ディスクの初期化が終わると、新しい「未割り当て」領域のハードディスクが表示されます。
これが追加したハードディスクです。
この未割り当てのハードディスクを右クリック。メニューから [新しいシンプルボリューム] を選択して、ドライブとしに認識させる設定を行います。
ウィザードが立ち上がり、画面の指示に従って進みます。
ドライブの文字を割り当てます。よくわからなければ、予め選択されたものを利用すれば大丈夫です。あとで変更できますが、通常は一度決めたら変える機会はほぼありません。
フォーマットを実施します。ここも初期設定のままで問題ありません。ボリュームラベルは、ディスクの名前のようなものです。HDD6TB のように、わかりやすい名前をつけておくと便利です。この名前もあとで変えられます。
フォーマット方法は、クイックフォーマットで問題ありません。通常のフォーマットだと、半日くらい掛かってしまいます。HDD の大容量化に伴い、通常用途においてはクイックフォーマットが一般的になっています。
フォーマットは数秒で終わります。ウィザード完了画面を閉じたら、新しいハードディスクが利用できる状態になります。
結果
ご覧のように、増設したハードディスクが認識されました。
ボリューム名を変える場合は、右クリックして [名前の変更] から行えます。
以上、増設したハードディスクが Windows 10 で認識されない場合の対処法でした。