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Minecraft軽量化MOD OptiFine 導入方法【1.20.1 対応 / 1.20.4 プレビュー版対応】

更新日:
Minecraft Optifine 導入手順

Minecraft の動作を軽くするための MOD、OptiFine のインストール方法を紹介します。この OptiFine の持つ機能は2つ。

軽量化と影 MOD (シェダーパック) が使えるようになる機能です。

MOD とは

Modification の略。簡単に伝えるなら改造データです。ただ OptiFine は描画データの読み込み処理を変える機能を持つ MOD であり、セーブデータには影響を与えないので安心して利用できます。

OptiFine の導入方法【2つ】

Minecraft に Mod を入れる方法は2種類あります。

  • Minecraft に直接 OptiFine を追加する
  • Forge を使って OptiFine を追加する

Forge とは複数の MOD を一元管理できるツールです。OptiFine 以外にも複数の MOD を利用する場合は、先に Forge の導入をおすすめします。OptiFine を直接追加するより手間は掛かりますが、MOD の管理をしやすくなります。

Forge の導入手順は、次のページを参考にしてください。

軽量化目的であれば OptiFine 単体の導入がおすすめ

前述の Forge を使う場合、MOD のデータ以外に Forge 本体のデータを読み込みが発生します。影響として Minecraft の起動時間が遅くなり、メモリ消費量が増えます。

パソコンの性能が低いと、Forge の導入だけで動作が重くなります。これでは OptiFine を入れる意味がないので、目的に合わせて追加方法を検討してください。

  • パソコン性能が低い → 直接 OptiFine を追加
  • パソコン性能が高い → Forge 経由で OptiFine を追加

では OptiFine を利用する手順を説明していきます。

Minecraft 1.20.4 版の対応について

1.20.4 版は、プレビュー版(非推奨)までの公開。動作はしますが、バグが残っている可能性があるというもの。

開発の進捗状況は OptiFine 公式ツイッター から確認できます。

OptiFine をダウンロードする

2024年3月8日現在、バージョン 1.20.1 まで対応。実際に Minecraft でプレイするバージョンに合わせてダウンロード、ならびにインストールしてください。

[+ Preview versions] は、バグが解消されていないプレビュー版です。これはリリースされる前のバージョンで、バグを含んでいる可能性があります。通常は動作が安定して動く、リリース版をダウンロードして利用します。

OptiFine ダウンロードのバージョンを選択【プレビューあり】

下の [Show all versions] を選択すると、旧バージョン向けのファイルが表示されます。

[DOWNLOAD] ボタンをクリックすると、最初に広告ページへ飛ばされます。画面下に公式ページに見せかけた広告が表示され、右上に秒数のカウントダウンが表われます。

このカウンターが0になると [←| Skip] と表示が変わるので、[←| Skip] をクリックしてページ遷移します。

そのまま5秒待って広告をスキップする

このページでダウンロードファイルを保存するダイアログが出ても、決して保存してはダメ。そのファイルを実行すると、ウイルスに感染する可能性があります。もし間違ってダウンロードしたら、すぐ削除しましょう。

広告ページから遷移すると、改めて OptiFine のページへ戻ります。そしてダウンロード用リンクからファイルを任意の場所に保存すれば、データの準備は完了です。

OptiFineダウンロードリンクの表示

一部、画像のバージョンが古いですが、手順は同じです。

Forge に OptiFine を導入する方法

まずは、既に Forge を導入している場合から紹介します。事前準備が済んでいるので、すぐに OptiFine が導入できます。

  1. Forge で利用しているプロファイルのフォルダを開く
  2. mod フォルダにダウンロードした jar ファイルを格納する

これだけです。

Forgeプロファイルの起動により作成されたデータ

あとは Minecraft を再起動すれば、ビデオ設定の項目に OptiFine の独自機能が追加されています。

導入する OptiFine と Forge のバージョンを合わせる必要があります。バージョンが合っていないと、正しく動作しません。

Minecraft に直接 OptiFine を追加する方法

続いて OptiFine を単体で導入する手順です。

OptiFine をインストールする

ダウンロードした jar ファイルをダブルクリックで開きます。次のような画面が表示されたら [Install] ボタンをクリック。

OptiFine インストール開始

作業はたったこれだけ。

もし、この画面が表示されなかった場合、Java がパソコンに入っていない可能性があります。その場合は下記ページを参考に、Java のランタイムをインストールしてから改めて試してください。

問題がなければ、インストール作業は終了です。最後に成功のメッセージが表示されます。

OptiFineインストール完了メッセージ

インストール時にエラーが出る場合

OptiFineインストールエラー

インストール時にこのようなエラーが出た場合、何も入れていないバニラの状態で対象のバージョンを1度プレイしてください。ワールドを選択するオープニング画面まで開けば OK です。

必要なファイルが勝手にダウンロードされるので、あとは前述の手順でインストールすればエラーは出なくなります。

OptiFine 用のプロファイルを作る

MOD を利用する場合、これまでのプロファイルを利用しないのが一般的です。

OptiFine の効果はデータの読み込み方法を変えるだけなので、同じプロファイルを使っても構わないのですが、バグでデータが破損するリスクを回避するため、別のプロファイルを作る方向で説明を進めます。

OptiFine インストール後に Minecraft を立ち上げ、[起動構成] を開くと、プロファイルに OptiFine が追加されています。そちらをクリックして編集画面へ遷移します。

Minecraft起動構成からOptiFineのプロファイルを選択

起動構成の編集画面を開いたら、次の2箇所を変更します。

  • 名前 → わかりやすい名前に変更
  • ゲームディレクトリ → 任意のフォルダを指定(存在しないフォルダでも良い)

名前は任意で構いません。OptiFine を導入しているのが分かるようにしておくと、管理が楽になります。ゲームディレクトリも、バージョン名の入ったフォルダを作ると判別しやすいです。

Minecraft OptiFineのプロファイル設定

なおゲームディレクトリで [参照] ボタンを押すとフォルダーの参照ウィンドウが表示され、スクロールすると Roaming フォルダ下の .minecraft が選択されています。

フォルダは好きな場所に作っていいですが、後で格納場所がわからなくなるのを避けるために、僕は次のような手順でフォルダを作っています。

  1. Roaming フォルダを選択
  2. 左下の [新しいフォルダーの作成] をクリック
  3. OptiFine のバージョンが分かるような名前をつける
  4. 作成したフォルダを選択して [OK] をクリック

OptiFine用の新規フォルダを作成

参考として、僕の場合は .minecraft_OptiFine1.16.5 のようにバージョンがわかる名前にしています

あとは右下の [保存] ボタンを押しれば、OptiFine 専用プロファイルが出来上がります。

ビックリマークが出てきた理由

ゲームディレクトリを初期のものから変更すると、次のメッセージが画面に表示されます。

Some mods might require the installation to be located in the .minecraft folder. To use the .minecraft game directory, click here.

MOD によっては、初期ディレクトリ .minecraft を設定しないと使えないと書かれています。多くのケースにおいて問題が起こることはないので、僕は管理のしやすさから別フォルダを利用しています。

また起動構成を変更した状態でプレイすると、次のような安全保障に関する警告メッセージが表示されます。これは 1.16.4 以降に導入されたもので、MOD を使うと安全保障の機能が使えないことを示唆しています。そもそも MOD は改造データであるため、承知の上でプレイしてください。

MOD の危険性を示唆する警告

OptiFine は危険性のない MOD ですから、安心してください。

起動後の言語設定はリセットされます。トップ画面の地球儀アイコンから、日本語を設定しなおしましょう。

そして [設定] → [ビデオ設定] を開き、左下に OptiFine の文字が出れば導入成功です。

OptiFine導入後の画面表示

セーブデータを移行する

OptiFine 用のプロファイルに設定した ゲームディレクトリ のフォルダを表示すると、次のようにフォルダが作成されます。

セーブデータ格納先/影MODシェダー格納先

それでは元々遊んでいたワールドのデータを、こちらのフォルダへ移行(コピー)しましょう。もし最初からワールドを作り直すなら、この手順は省いて構いません。

これまで遊んでいたプロファイルにある [saves] フォルダにあるデータをコピーし、新しいプロファイルの [saves] フォルダへ移してください。

Minecraft セーブデータのコピー

Windows の場合、以下の内容をコピー&ペーストしてアクセスすれば、OptiFine 導入前のデータを開けます。

%appdata%\.minecraft

セーブデータのファイルは、移動ではなくコピーが鉄則。バグなどでセーブデータが破損した場合、バックアップがないと修復できません。少なくとも OptiFine 導入前の状態に戻せるように、以前のデータはバックアップとして残しておきましょう。

さあ、これで設定完了です!OptiFine を導入した Minecraft をプレイできます!

これで影 MOD も入れられる

OptiFine があればシェーダーパックと呼ばれる影 MOD が導入できます。ただし一般的にシェーダーは動作が重くなります。パソコンのスペック、特にグラフィックの処理性能が要求されます。

そのなかでも軽くて動作が重くなりにくい KUDA SHADERS は、別の記事で導入方法をまとめています。人気のあるシェダーパックなので、ぜひこちらも参考にしてください。

OptiFine を導入しただけでは改善しない

最後に、OptiFine は導入しただけでは軽量化されません。[設定] メニューの [ビデオ設定] にある項目を調整して軽量化します。

各設定項目に値の説明が表示されるので、低負荷となるように内容を確認しながら設定します。一気に軽くするよりも、動作確認しながら少しずつ調整するのがおすすめです。

OptiFine 設定値に関する説明の表示

パソコンの性能によって、設定の加減が変わってきます。自身のパソコンの性能に合わせて最適な設定値を見つけてください。

以上、Minecraft を軽量化する MOD、OptiFine の導入手順の紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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