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【レビュー】超小型でパソコンも充電できる Type-C アダプター!RAVPower RP-PC112 は新素材 GaN を採用した 61W のパワフルなやつ

更新日: 公開日:2019/08/23
超小型61W USB Type-C アダプター RP-PC112

ここ最近、ハイパワーなアダプターが一気に小型化しているのをご存知でしょうか。

ノートパソコンのように高い電力が必要な場合、出力ワット数を上げるためにどうしても大きくなってしまう傾向にあります。パワーが大きいと発熱量も上がるため、なかなか小型化できない事情がありました。

しかしこれまで使っていたシリコン (Si) から、新素材である窒化ガリウム (GaN) を採用することで、アダプターの発熱や大型化の問題を一気に解決できるようになったのです。

そこで今回は 61W とハイパワーでありながらも、手のひらに収まる程の大きさしかない RAVPoer の USB Type-C 対応アダプターをご紹介します。

なお同レビューは RAVPower の提供により行っております。予めご了承ください。

RAVPower RP-PC112 製品概要

RAVPower RP-PC112

製品仕様

  • 入力: AC 100V – 240V / 1.5A
  • 出力: 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A, 20.3V/3A
  • 最大出力: 61W
  • サイズ: 50mm x 50mm x 32.2mm
  • 重さ: 105g
  • メーカー保証: 18ヶ月
  • USB Power Delivery 対応

240V まで入力が対応しているので、日本だけでなく海外でも利用することができます。

とにかく小さい

手のひらに乗せてみた

USB Type-C に対応したアダプターの中でも最小クラスのサイズ。プラグは折りたたみ式なので、とてもコンパクトなのが印象的です。手に持ってもこの程度の大きさなのに 61W もの高出力に対応しているから驚きです。

アダプターは大きいのが当たり前だと思っていたので、技術進化の凄さには関心させられます。

ノートパソコン用のアダプターとして最適

昨今はノートパソコンの充電コネクタに USB Type-C が採用されるケースが増えています。しかし高出力になると、まだアダプターのサイズが大きいものばかり。でも 61W ものパワーがある RAVPower のアダプターは、ノートパソコンの充電用アダプターとしても使えます。

例えば Macbook Pro 用の 61W アダプターと比べてみると、そのサイズの差は一目瞭然です。

Macbook Pro 用アダプターとのサイズ比較

RAVPower のアダプターのほうが 70% ほど小さく、重さは半分程度。日常的にノートパソコンを持ち歩く人にとっては、荷物がコンパクトになるのは嬉しいポイントです。

サイズが小さいと取り回しも楽になるので、純正品から買い換える価値は十分にあります。

61W の出力で充電できる機器の一例

  • スマートフォン全般
  • Type-C 給電のノートパソコン
  • MacBook Pro
  • Surface Pro 7
  • iPad Pro
  • Nintendo Switch

Nintendo Switch の標準アダプターは 39W なので、こちらも持ち運び用のアダプターとして利用できます。付属のアダプターはテレビ出力用のドックにつなげっぱなしなので、持ち出し用として使うのもありです。

Nintendo Switfch にも使える

実際に使ってみた感想

小さいは正義だ

元々ある程度の大きさがあるものが小さくなって不便になることは何1つありません。利便性の面では、持ち運びが楽になったのは最大のメリットです。

標準アダプターは重さもあるので、バッテリーが1日もつなら持っていくのを躊躇う場面でも、100g 程度であればそんなことも気になりません。無駄な選択が減るといった点でも、大いに貢献してくれています。

もはや今後発売する全てのノートパソコンのアダプターは、GaN 素材を採用してくれないかと思ってしまうほど、この小ささに魅了されました。

45W タイプのモデルと比べてみる

以前、同社の GaN 素材を採用した 45W のアダプターをレビューしました。こちらは薄さが特徴的で、個人的にはこちらもかなり気に入って使っています。

今回紹介した製品と、画像で見比べてみてください。

RP-PC112 と RP-PC104 の比較

右側の RP-PC104 は薄さに特徴があるアダプターです。今回紹介した製品と比べると画像では大きく見えますが、厚さは半分の 1.6cm、大きさも長辺が 8cm ほどです。薄さのおかげで、カバンの内ポケットに綺麗に収まります。

また最大出力 45W なので、ノートパソコンの機種によっては充電できません。

どっちが良いかは、正直判断が難しいです。45W モデルのほうが 25g 軽いものの、61W のパワーが必要となれば RP-PC112 一択になります。こればかりは、自身が普段使っているガジェット機器に合わせて、必要な容量のアダプターを用意するのが賢い選択方法だと思います。

贅沢な要望

多くの機器で USB Type-C が採用されるようになったものの、まだ microUSB で充電が必要な機器も多くあります。このアダプターは Type-C の端子が1つだけしかありません。欲を言えば Type-A の端子も欲しいと思ってしまうのが、僕の悪い癖です。

端子部分

いくら GaN 素材を使っているとは言え、端子を複数にしたらアダプターが大きくなるのは必至です。元々そのような使い方をする高出力タイプのアダプターはないので、実はそこまで需要がないのかもしれませんね。

総評

近い将来、全ての充電ポートが USB Type-C になるのは容易に推測されます。その中には、高出力なアダプターが必要となる機器も存在します。

61W もの出力があるこの製品が1台あれば、ほぼ全ての機器を充電できます。特に Type-C 給電のノートパソコンを持っている人であれば、間違いなく【買い】のアイテムではないでしょうか。5cm しかない超小型のアダプターで、パソコンまで給電できてしまうのって、それだけでもワクワクしちゃいます。

ハイパワーで様々な充電をカバーできる RAVPower の RP-PC112。大きいアダプターにストレスを感じている方にはピッタリの商品です。興味のある方は、ぜひ製品リンクから詳細を確認してみてください!

カラーバリエーションは紹介した黒と白の2色が用意されています。

以上、RAVPoer の Type-C 対応、超小型で高出力な充電用アダプター RP-PC112 のご紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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