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外出先からエアコン操作できる eRemote mini で簡単にスマートホームが実現!Amazon Echo 連携で音声操作も可能

更新日: 公開日:2018/02/26
eRemote mini

外出先から家電機器を操作できたら便利なのに。

と思ったことはありませんか?

特に暑い夏の日であれば、帰宅したら涼しい部屋が待っているのは理想的です。冬場の寒い時期だって、部屋が温まっていたら嬉しいですよね。そんな便利な世の中がやってくるのは、もう少し未来の話だと思っていたら大きな間違いです。

10年前に発売されたエアコンであっても、外出先から簡単にリモコン操作ができるような便利なアイテムが存在するのです。それが今回紹介する eRemote mini です。

eRemote mini の特徴

  • リモコン情報が記憶できる
  • スマートフォンアプリから操作が可能
  • 外出先からリモコン操作が可能
  • タイマー設定できる
  • 複数機器を一度に OFF にできる機能あり
  • 手のひらサイズのコンパクトさ
  • Alexa/Google Home に対応

基本的な機能は、リモコンの赤外線を記憶して、外部アプリからリモコン操作ができるようになります。そしてネットワーク環境があれば、外出先から eRemote を経由して、家電をリモコン操作できるようになるのです。

またスマートスピーカーにも対応しているので、Alexa や Google Home と連携すれば、音声での操作が可能になります。

こんな小さな機器を導入するだけで、スマートホームが実現できるのは画期的です!

eRemote mini サイズ

eRemote mini を使うための条件

  • eRemote を設置する部屋に Wi-Fi 環境が必要です
  • eRemote を操作するための Android 端末もしくは iOS 端末が必要です

自宅にインターネットを通しているのであれば、ルーターを接続するだけで簡単に Wi-Fi 環境が構築できます。スマホアプリから設定できるので、パソコンが無くても大丈夫です。

なぜ外出先から操作できるのか?

リモート操作は、スマートフォン用の専用アプリにて行います。そして eRemote mini は、事前にアプリ上で連携しておくことで、操作対象の機器として登録されます。

あとはネットワーク上にある、命令を処理するためのサーバーを経由して、操作対象の eRemote に向けて信号が送られるようなイメージです。

外出先からeRemoteが操作できる仕組み

感覚的には Line のようなメールと仕組みは同じです。どこに向けてリモコン操作の命令をを送るのか、事前に eRemote の個体を認識しているので、間違った機器へ送られるようなことはありません。

どんな家電に使えるのか?

基本的には、リモコンで操作できる家電製品に対して利用できます。

  • エアコン
  • テレビ
  • 照明器具
  • ステレオコンポ
  • DVD プレイヤー

エアコン・テレビ・照明がメインとして考えられているようですが、赤外線学習できればどんな家電にでも使えると考えてください。

eRemote mini を導入した生活を過ごした感想【レビュー】

いくつか不満な点はあるものの、概ね満足しています。良かった点・悪かった点を含め、具体的に掘り下げていきましょう。

製品構成

eRemote mini 内容

  • 本体
  • マイクロ USB ケーブル 1.0m
  • 取扱説明書 兼 保証書

本体は常時電源接続が必要になります。電源ケーブルとしてマイクロ USB ケーブルが付属していますが、USB アダプターを別途用意しなくてはいけません。スマートフォン用のアダプターが利用できます。我が家では様々な機器を接続できる、複数ポートの付いているアダプターを利用しています。

電源ケーブルが短い

マイクロ USB ケーブルの長さが 1m しかありません。棚の上やデスクの上に機器を設置するには、短すぎる感じがします。1.5m くらいあると、もう少し取り回しが良くなるのに残念です。

障害物に要注意

eRemote はリモコンの代わりとなって動く機器です。つまり、対象の機器にリモコンの操作が届くように設置しなくてはいけません。障害物があると赤外線が届きにくくなるため、設置場所は必然的に高めの位置になり、周りには余計なものを置くことが出来ません。

エアコンだけといった限定的な使い方であれば、細かい設置場所の調整は不要ですが、テレビや照明など複数機器を利用する際は、全ての機器に赤外線が届くように設置する必要があります。部屋が広いと赤外線が届きにくくなるので、その点もご注意ください。

アプリからの初期設定が大変

eRemote用スマートフォンアプリ画面

説明書は見開きの紙切れ1枚だけです。全て専用のスマホアプリをインストールして、その指示に従って設定します。eRemote をネットワークに接続して、機器ごとにリモコンを記憶させて……とやることが沢山あります。

初期設定はそれほど難しくありませんが、エラーが出たり思い通りにリモコンが認識されなかったり、動かせるようになるまで30分近く掛かったのを覚えています。最終的には公式サイトのマニュアルを一読して、設定を終えることができました。

eRemote 設定マニュアル | Link Japan

リモコンの記録は自動と手動がある

メーカーによっては、予め登録されたリモコンの設定が利用できます。エアコンについては、大半の機器には対応しているような印象を受けました。

機器によっては、1つずつ手動で赤外線情報を登録する必要があります。その場合は、ご覧のよう直接リモコンの赤外線を eRemote に送って記憶させます。

赤外線の記憶

メーカーのリモコン情報が登録されているものは、いくつかのテストパターンを実施し、反応があるものから自動登録できます。

リモコンの自動登録 - メーカー選択

タイマー機能がとんでもなく便利

エアコンのタイマーって、設定しづらいものが多くありませんか?

機種によってはリモコンに時計機能がないため、30分単位での ON・OFF 指示しかできなかったり、細かい時刻設定ができたとしても、何度もリモコンのボタンを押すのが面倒です。

でも eRemote の専用アプリを使えば、時間指定が簡単になるだけでなく、エアコンの細かい設定や繰り返しのタイマーを仕掛けることもできるようになります。

タイマー設定

毎朝、仕事を出る時間になったらエアコンを勝手に消すように設定することも可能です。同様に、起床30分前に常にエアコンを ON にすることだって簡単に実現できます。

外出先から操作できるのが最も便利な機能

外出先からの具体的な操作例を挙げると、その便利さを理解いただけると思います。

  • 帰宅時間に合わせて事前にエアコンが付けられる
  • 部屋に入る前に照明を点けられる
  • エアコンを切って出掛けたか不安な時に OFF の操作ができる

女性の一人暮らしであれば、帰りが遅くなった場合に、帰宅前に照明を点けたりテレビから音が出るようにしておく等、セキュリティー面を意識した使い方もできるでしょう。

シーン登録により複数の機器を一斉に操作できる

複数の機器の操作を1つの「シーン」と呼ばれるグループでまとめることが出来ます。

例えば、寝る前に全ての機器を一気に OFF にするような設定も出来るのです。ただ、照明も同時に消えてしまうと、足元が危なかったりします。そんな時は、シーン設定で 照明の OFF だけ10秒遅らせる といったタイムラグを仕掛けられるので安心してください。

でも、わざわざスマホアプリを立ち上げるのは便利と言い難いので、スマートスピーカーと連携して音声操作できるようにすれば、かなり便利になります。シーン設定でなくても、声で照明をつけたり消したりできるようになると、もう元の生活には戻れなくなります。(笑)

スマートスピーカーからの操作は ON・OFF にしか対応していない

音声操作できるようにするために eRemote の導入を検討している場合は要注意です。声でエアコンの温度やテレビのチャンネルを変更することはできません。

現在、弊社eRemoteは家電の電源ON/OFFのみサポートしています(照明については、明るさ調整も対応)。
Amazon社が提供する開発スキルには、標準スマートホームスキルとカスタムスキルがあります。現時点、TVのチャンネル変更やエアコンの温度調整を行うためには、カスタムスキルを利用する必要がありますが、弊社では標準スマートホームスキルを採用致しました。

僕自身、Alexa との連携を視野に入れていたので、細かい操作が出来ないのは残念でなりません。でも、エアコンの設定は頻繁に変えるものでもないし、テレビはリモコンで操作した方がチャンネル切り替えが速いので、対応していなくて困ったようなことは今のところありません。

万能ではないけどあると便利

設定するのは面倒でしたが、自分が思っていた以上に eRemote 経由で操作していました。家の中ではスマートスピーカーの Amazon Alexa と連携して、声で操作する機会がほとんどです。ON・OFF だけの操作であっても、リモコンを探す手間が不要であるため、習慣的に声で操作してしまうようになります。

音声操作以外にも、外出先からの操作はもちろん、定期タイマーも複数仕掛けているので、eRemote mini の機能はかなり使いこなせているのではないでしょうか。

Wi-Fi ネットワーク環境があれば、すぐにスマートホームが実現します。冬場は部屋が寒くて我慢できることはあっても、夏場は帰宅時に部屋が涼しいとそれだけで幸せですよね。エアコン操作のためだけに買う価値は十分にあるので、気になる方は下記リンクから詳細をご確認ください。

eRemote と eRemote mini の違いは温度センサー

ここで紹介した機種は eRemote mini で、ネットワーク経由での赤外線リモコン操作の機能だけを持っています。この eRemote シリーズ、上位機種になると温度センサーが付いています。また USB アダプターも付属しています。違いはこの2点のみです。

温度を確認してエアコンを操作するようなケースにおいては、上位機種のほうが使い勝手が良いでしょう。特に室内でペットを飼っている人には、こちらの機種のほうが人気があります。

温度センサーを利用するイメージが浮かばなかったら eRemote mini で十分です。Amazon のレビューは Alexa との連携に関することが原因で、低評価を付けられているようですが、外出先からの操作といった観点では、満足度の高いアイテムです。

久し振りに買ってよかったと実感しているので、ぜひ eRemote シリーズを使ってみてください!

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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