REALFORCE と FILCO ウッドリストレストの高さを合わせる方法
長時間のタイピング作業でも疲れづらい REALFORCE のキーボード。僕が使用しているのは変荷重タイプで、小指でタイプする外側のキーが軽くなっています。またキーが反応する深さが変えられる ASP 機能を搭載していて、初期設定の 3mm の深さから 2.2mm そして 1.5mm と浅いタイピングでも反応するように変更できます。
これで大幅に改善されたタイピング環境。しかし REALFORCE はキーボードの高さがあるので、腕ごとデスクに載せてタイピングする際に使いづらさを少し感じていました。その問題を解消すべく購入した製品がこちら。
木製のリストレストです。僕の REALFORCE はテンキーレスモデルなので 36cm の M サイズがぴったりでした。
メーカーの違いにより生じる問題点
高さ合わない問題
Filco のウッドリストレストは同社のキーボード Majestouch に向けて作られている商品です。そのためメーカーの異なる REALFORCE に合った調整がなされていません。
そのまま使おうとすると、リストレスト側が高くなりすぎてしまいます。
REALFORCE の機種は R2TLA-JPV-IV です
この Filco のリストレストには、厚さ 4mm の滑り止めクッションが付属しています。最初から貼られているのではなく、自分で裏面に貼り付けて使用します。実はこのクッションを付ける前のほうが高さのバランスが良かったので、剥がして運用するのが一番しっくりくるのかもしれないと思うほどでした。
裏面の滑り止めクッションは必須
いろいろ試してみたところ、クッションシートを剥がすのは得策ではありませんでした。
- 裏面が滑る
- 天然木なので若干の歪みがある
そもそもオイルを塗ったただの木ですから、滑り止めがなければ滑るのは当然です。また歪みに関しては、4つ角に別のゴム足を付けたら一箇所浮いてしまったので、付属の滑り止めクッションはリストレストに欠かせないものだと判断しました。
4点で支えると歪みの影響を受けるけど、付属のシートは2面で支えるような仕組みなので、微細は歪みは吸収してくれます。
高さを合わせるための工夫
リストレスト側で高さを調整するのは難しそうなので、REALFORCE 側の高さを変える方法で対応することにします。
REALFORCE 側の調整が必要な高さを調べる
ダンボールを挟んで位置を調整して、リストレストに合う高さを調べます。ちょうど 4mm が適した高さだったので、やはり滑り止めクッションがない状態が最適なのかもしれません。ただ REALFORCE の足を畳んだ状態では 3.5mm の高さ調整が適していました。
最適なアイテム PU クッション
そこで用意したのが、ポリウレタンのクッション材。近所のホームセンターで購入しました。直径 12.6mm の厚さ 3.5mm です。
ネットショップでも買えますが 100 個入りとか、やたら量が入っています。稀に高さ表記が怪しい商品もあるので、注意してください。
REALFORCE の高さを調節
クッション材を REALFORDCE の裏面に貼り付けます。付けるのは手前側の2箇所のみ。3.5mm なのでなかなかの厚みがあります。
簡単に貼り直せるので、少しの位置ずれは気にしなくて大丈夫です。
高さ調整後
PU クッションを貼った後がこちら。キーボードの脚を立てても畳んでも良い感じです。
高さ調整前と比べると、その違いは一目瞭然。
これで REALFORCE のタイピング環境が大きく改善しました!
高さが合えば使い勝手も向上
リストレストはそもそも手首の角度を真っ直ぐにするために用いられるものです。適切な高さで利用すればキーがタイピングしやすくなるのはもちろん、疲れにくくなるメリットもあります。
僕の場合、腱鞘炎対策で購入しました。リストレストを使うようになってから手首への負荷は大きく軽減されたので、買って大正解だったのは間違いありません。中には柔らかい素材の製品もありますが、個人的には天然木のこの硬さが好みです。
Filco の Wood リストレストは安いものではないので、REALFORCE との組み合わせで高さが合わずに困っている人は、ポリウレタン素材の脚で高さ調整してみてください!