Adobe AIR は削除してしまっても良いアプリか?用途が分かっていれば答えは簡単
Windows にインストールされたソフトウェアを整理していたら、いつの間にか Adobe AIR がインストールされていました。
この Adobe AIR はランタイムライブラリと呼ばれるプログラムを実行するための環境がまとめられたものです。単純に「削除して良いか?」と問われたら、答えは Yes であり No でもあります。そもそも Adobe AIR はパソコンに予めインストールされたソフトウェアでないため、何か別のソフトを使うために一緒にインストールした可能性が高いです。もし Adobe AIR を削除してしまったら、このランタイムを使うアプリが動かなくなってしまいます。
かと言って、絶対にアンインストールしてはいけない訳ではありません。
Adobe AIR を削除するとどうなる?
実際に Adobe AIR を削除して、同ランタイムを必要とするアプリを立ち上げてみるとどうなるか確認してみましょう。まずはコントロールパネルの [プログラムと機能] からアンインストールを実行します。
アンインストール自体はすぐに完了します。では、この状態で Adobe AIR を必要とするアプリを起動します。すると、ご覧の通りエラーメッセージが表示されます。
このアプリケーションで必要な Adobe AIR のバージョンが見つかりません。
もし、このアプリを使いたいのであれば、改めて Adobe AIR をインストールし直せば大丈夫です。以下のページからダウンロードすることができます。
Adobe AIR の Adobe によるサポートは2020年末に終了し、HARMANに移管されました。ダウンロードも HARMAN のウェブサイトからになります。
要否を判断するのに一度消してしまうのも手
Adobe AIR の必要性が分かっていれば当然アンインストールすることはありませんが、何に使っているのかよく分からず、邪魔だから取り敢えず削除したいと思うこともあるでしょう。その場合は削除してしまって構いません。
もし Adobe AIR を必要とするアプリがあれば、起動時に上記のようなエラーが出るので、改めてインストールすれば良いだけです。
またアプリによっては、Adobe AIR をアンインストールしようとすると、次のように Adobe AIR で動くソフトが画面に表示されます。
表示されたアプリが普段使うものであれば、アンインストールしない方が良いです。
逆に全く使わないのであれば、Adobe AIR と共に一緒に削除してしまいましょう。ただしその場合は、事前に表示されたアプリを起動して、本当に使わないものか、きちんと確認した上でアンインストールするようにしてください。