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DVD の動画を Adobe Premiere Pro で MP4 に変換する方法

更新日: 公開日:2023/02/08
DVD の動画を Adobe Premiere Pro で MP4 に変換する方法

昔の DVD データを MP4 化するために、Adobe Premiere Pro を使ってエンコードを実施しました。ネット上の情報が少なく、迷いながらも MP4 に変換できたので、わかりやすく手順をまとめておきます。

手順

  1. DVD のデータをローカルにコピー
  2. Premiere のプロジェクトを作る
  3. DVD フォルダを丸ごと読み込む
  4. VOB データをタイムラインに配置
  5. メディア書き出し

言葉ではわかりづらいので、画像つきで詳しく解説していきます。

DVD を Premire で MP4 にする方法

DVD のデータをローカルにコピーする

パソコンに DVD を読み込んだら、DVD ドライブ (D ドライブなど) を直接開きます。そこに VIDEO_TS フォルダ があるので、パソコンへ丸ごとコピーします。(AUDIO_TS フォルダがある場合は無視)

DVDドライブからVIDEO_TSフォルダを丸ごとコピーする

DVD はデータ転送速度が遅いため、直接データを参照する方法は NG です。予め DVD のデータをパソコンにコピーしておかないと、Adobe Premiere の編集作業時間が何倍にも膨れ上がります。

この DVD データのコピーが、MP4 化の作業で最も時間が掛かるところです。

Premiere のプロジェクトを作る

Adobe Premiere Pro を起動して、プロジェクトを作成します。ひとまずは何も設定を変えず、空っぽのままのプロジェクトで大丈夫です。

Adobe Premiere Pro のプロジェクトを作成

DVD フォルダを丸ごと読み込む

DVD から取り出した VIDEO_TS フォルダを、丸ごとプロジェクトへ読み込みます。次のように、フォルダごとドラッグ&ドロップすれば OK です。

PremiereプロジェクトにVIDEO_TSフォルダをドラッグ&ドロップ

途中「ファイルをインポート」の状態で止まっても、そのままにしておきます。しばらくするとプログレスバーが進み、読み込みが完了します。

ただしフォルダ丸ごと読み込むと、一部のファイルで読み込みエラーが発生します。メッセージには「サポートされていないファイル形式です。」と表示されますが、MP4 化には不要なファイルなので、エラーは無視して次へ進みます。

VIDEO_TS 読み込みエラーサポートされていないファイル形式です。

VOB データをタイムラインに配置

読み込んだ VIDEO_TS フォルダの中へ移動すると、末尾が .VOB のファイルが格納されています。これが DVD の動画データです。

この VOB ファイルを全て選択して、タイムラインへドラッグ&ドロップします。

読み込んだ VOB ファイルをタイムラインへドラッグ&ドロップ

読み込んだ VOB ファイルは、番号順に整列します。

VOB ファイルの読み込み完了

ここから先は、いつもの Premiere Pro の編集と同じです。カット編集やトランジション、字幕の追加など。編集が不要であれば、そのまま書き出し処理へ進みます。

メディア書き出し処理

編集が終わったら [ファイル] → [書き出し] → [メディア] で動画を書き出します。

デフォルトで、ソースのビデオ設定(DVD のビデオ設定)に合わせた出力が行われます。そのまま書き出し処理すれば MP4 (H.264) でエンコードされます。特に設定を変える箇所はありません。

(あとでわかりやすいように、ファイル名を変更しておくと良いです)

ファイル名を変更して初期設定のまま書き出し

[書き出し] を押したら、あとは動画のエンコード処理を待つだけ。

これで DVD データから変換した MP4 動画の完成です。

DVD から MP4 へ変換完了

以上、DVD の動画を Adobe Premiere Pro で MP4 に変換する方法でした。

逆に MP4 ファイルを DVD に書き込む場合は、フリーソフトの DVD Flick がおすすめです。古いソフトですが Windows 11 でも問題なく動作して、余計な広告も一切ありません。今でも現役で使える良いアプリです!

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